産業廃棄物収集・運搬委託契約書(案) (苫小牧工水発生土運搬業務委託) 収 入 印 紙 排出事業者:北海道(以下「甲」という。 )と、収集運搬業者: (以下「乙」 という。 )は、甲の事業場:苫小牧地区工業用水道第二施設(苫小牧市字柏原169番地3)から排出 される産業廃棄物の収集・運搬に関して次のとおり契約を締結する。 第1条(法の遵守) 甲及び乙は、処理業務の遂行にあたって廃棄物の処理及び清掃に関する法律その他関係法令を 遵守するものとする。 第2条 1 (乙の業務及び事業範囲) 乙の業務は別紙委託業務処理要領のとおりとし、事業範囲については以下のとおりとする。乙 はこの事業範囲を証するものとして、許可証の写しを甲に提出し、本契約書に添付する。 なお、許可事項に変更があったときは、乙は速やかにその旨を甲に通知するとともに、変更後 の許可証の写しを甲に提出し、本契約書に添付する。 ◎収集運搬に関する事業範囲 許可都道府県・政令市:北海道 許 可 の 有 効 期 限:平成 年 月 日 事 業 範 囲: 許 可 の 条 件: 許 可 番 号:第 号 2(委託する産業廃棄物の種類、数量) 甲が、乙に収集・運搬を委託する産業廃棄物の種類、予定数量及び収集・運搬単価は、次のとお りとする。 種類:汚泥(液状発生土) 予定数量:2,990m3 単価: 円/m3 3(運搬の最終目的地) 乙は、甲から委託された前項の産業廃棄物を、甲の指定する次の最終目的地に搬入する。 事 業 場 の 名 称: 北海道企業局苫小牧地区工業用水道第一施設発生土処理設備 所 在 地: 苫小牧市字高丘98番地5 4(積替保管) 乙は、甲から委託された産業廃棄物の積替えを行わない。 第3条(業務担当員) 甲は、乙の委託業務の処理について必要な連絡指導にあたる業務担当員を定め、乙に通知するもの とする。業務担当員を変更した場合も、同様とする。 第4条(業務処理責任者等) 1 乙は、委託業務の処理について業務処理責任者及び業務担当技術者(以下「業務処理責任者等」 という。 )を定め、遅滞なく甲に通知するものとする。業務処理責任者等を変更した場合も、同様 とする。 2 業務処理責任者と業務担当技術者とは、これを兼ねることができるものとする。 第5条(業務処理責任者等の変更請求等) 1 甲は、業務処理責任者等が、委託業務の処理上著しく不適当と認められるときは、その理由を付 した書面により、乙に対し、その変更を請求することができる。 2 乙は、前項の請求があったときは、その日から 10 日以内に必要な措置を講じ、その結果を甲に通 知しなければならない。 第6条(適正処理に必要な情報の提供) 1 甲は、産業廃棄物の適正な処理のために必要な以下の情報を、あらかじめ書面をもって乙に提供 しなければならない。以下の情報を具体化した「廃棄物データシート」 (環境省の「廃棄物情報の提 供に関するガイドライン」 (平成25年6月) を参照) の項目を参考に書面の作成を行うものとする。 ア 産業廃棄物の発生工程 イ 産業廃棄物の性状及び荷姿 ウ 腐敗、揮発等性状の変化に関する事項 エ 混合等により生ずる支障 オ 日本工業規格 C0950 号に規定する含有マークが付された廃製品の場合には、含有マーク表示 に関する事項 カ その他取扱いの注意事項 2 甲は、委託契約期間中、適正な処理及び事故防止並びに処理費用等の観点から、委託する産業廃 棄物の性状等の変更があった場合は、乙に対し速やかに書面をもってその変更の内容及び程度の情 報を通知する。 なお、乙の業務及び処理方法に支障を生ずるおそれのある場合の、性状等の変動幅は、製造工程 又は産業廃棄物の発生工程の変更による性状の変更や腐敗等の変化、混入物の発生等の場合であり、 甲は乙と通知する変動幅の範囲について、あらかじめ協議のうえ定めることとする。 3 甲は、委託する産業廃棄物のマニフェストの記載事項は正確にもれなく記載することとし、虚偽 又は記載漏れがある場合は、乙は委託物の引き取りを一時停止しマニフェストの記載修正を甲に求 め、修正内容を確認の上、委託物を引き取ることとする。 第7条(甲乙の責任範囲) 1 乙は、甲から委託された産業廃棄物を、その積み込み作業の開始から、第2条第3項に規定する 運搬の最終目的地における荷下ろし作業の完了まで、法令に基づき適正に処理しなければならない。 2 乙は甲に対し、前項の業務の過程において法令に違反した業務を行い、または過失によって甲又 は第三者に損害を及ぼしたときは、乙においてその損害を賠償し、甲に負担させない。 3 乙が第1項の業務の過程において、乙又は第三者に損害が発生した場合に、乙に過失がない場合 は甲において賠償し、乙に負担させない。 第8条(再委託の禁止) 乙は、甲から委託された産業廃棄物の収集・運搬業務を他人に委託してはならない。ただし、甲の 書面による承諾を得て法令の定める再委託の基準にしたがう場合は、この限りではない。 第9条(義務の譲渡等) 乙は、本契約上の義務を第三者に譲渡し、又は承継させてはならない。ただし、甲の書面による承 諾を得た場合にはこの限りではない。 第 10 条(委託業務報告) 乙は、発生土運搬伝票受払簿を添付し、当月業務終了毎に実績報告書を作成し甲に提出する。 第 11 条(業務の一時停止) 乙は、やむを得ない事由があるときは、甲の了解を得て、一時業務を停止することができる。この 場合には、乙は甲にその事由を説明し、かつ甲における影響が最小限となるよう努力する。 第 12 条(委託料及び委託料の請求・支払) 1 乙は、甲に対し、毎月 10 日までに前月において実施した委託業務の実績金額に 100 分の 8 に相当 する消費税及び地方消費税相当額を加算した金額(当該金額に1円未満の端数があるときは、その 端数金額を切り捨てた金額。 )を甲に請求するものとする。 2 甲は、前項の適法な請求を受けたときは、その日から起算して 30 日以内に乙に当該委託料を支払 うものとする。 3 甲は、その責めに帰すべき理由により前項の委託料の支払いが遅れたときは、当該未払額につき 遅延日数に応じ、年 2.8 パーセントの割合で計算して得た額の遅延利息を乙に支払うものとする。 4 委託料の支払場所は、北海道企業局企業出納員の勤務の場所とする。 第 13 条(内容の変更) 甲又は乙は、必要がある場合は委託業務の内容を変更することができる。この場合において、契約 期間を変更するとき、又は予定数量に大幅な変動が生ずるときは、甲と乙で協議の上、書面によりこ れを定めるものとする。第3条第2項の場合も同様とする。 第 14 条(機密保持) 甲、乙は、この契約に関連して、業務上知り得た相手方の機密を第三者に漏らしてはならない。当 該機密を公表する必要が生じた場合には、相手方の文書による許諾を得なければならない。 第 15 条(契約保証金) 契約保証金は、免除する。 第 16 条(契約の解除) 1 甲は、乙が次の各号のいずれかに該当したときは、この契約を解除することができる。 (1)委託業務の処理が著しく不適当であると明らかに認められるとき。 (2)その責めに帰すべき理由によりこの契約に違反したとき。 (3)第2項に規定する理由によらないで契約解除の申出をしたとき。 (4)乙が次のいずれかに該当するとき。 ア 役員等(乙が個人である場合にはその者を、乙が法人である場合にはその役員又はその支店 若しくは常時委託契約を締結する事務所の代表者をいう。以下この号において同じ。)が暴力 団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第 77 号)第2条第6号に規定する 暴力団員(以下この号において「暴力団員」という。)であると認められるとき。 イ 暴力団(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第2号に規定する暴力団を いう。以下この号において同じ。)又は暴力団員が経営に実質的に関与していると認められる とき。 ウ 役員等が、自己、自社若しくは第三者の不正の利益を図る目的又は第三者に損害を加える目 的をもって、暴力団又は暴力団員の利用等をしたと認められるとき。 エ 役員等が、暴力団又は暴力団員に対して資金等を供給し、又は便宜を供与する等直接的又は 積極的に暴力団の維持若しくは運営に協力し、又は関与していると認められるとき。 オ 役員等が、暴力団又は暴力団員と社会的に非難されるべき関係を有していると認められると き。 カ この契約に関連する契約の相手方がアからオまでのいずれかに該当することを知りながら、 当該者と契約を締結したと認められるとき。 キ 乙がアからオまでのいずれかに該当する者をこの契約に関連する契約の相手方としていた場 合(カに該当する場合を除く。)に、甲が乙に対して当該契約の解除を求め、乙がこれに従わ なかったとき。 2 乙は、甲の責めに帰すべき理由によりこの契約を履行することができないと認められるときは、 この契約を解除することができる。 第 16 条の2 甲は、この契約に関して、次の各号のいずれかに該当するときは、契約を解除することができる。 この場合において、乙は、解除により生じた損害の賠償を請求することができない。 (1)受託者が排除措置命令(私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和 22 年法律第 54 号。以下この条において「独占禁止法」という。 )第 49 条に規定する排除措置命令をいう。以 下この条において同じ。 )を受けた場合において、当該排除措置命令について行政事件訴訟法(昭 和 37 年法律第 139 号)第3条第2項に規定する処分の取消しの訴え(以下この条において「処 分の取消しの訴え」という。 )が提起されなかったとき。 (2)受託者が納付命令(独占禁止法第 62 条第1項に規定する課徴金の納付命令をいう。以下この条 において同じ。 )を受けた場合において、当該納付命令について処分の取消しの訴えが提起され なかったとき (当該納付命令が独占禁止法第 63 条第2項の規定により取り消されたときを含む。 ) 。 (3)受託者が排除措置命令又は納付命令を受けた場合において、当該排除措置命令又は当該納付命 令に係る処分の取消しの訴えが提起されたときであって当該処分の取消しの訴えを却下し、又は 棄却する判決が確定したとき。 (4)受託者以外のもの又は受託者が構成事業者である事業者団体に対して行われた排除措置命令又 は納付命令において受託者に独占禁止法に違反する行為の実行としての事業活動があったとさ れた場合において、これらの命令全てについて処分の取消しの訴えが提起されなかったとき(当 該納付命令が独占禁止法第 63 条第2項の規定により取り消されたときを含む。 )又はこれらの命 令に係る処分の取消しの訴えが提起されたときであって当該処分の取消しの訴えを却下し、若し くは棄却する判決が確定したとき。 (5)排除措置命令又は納付命令(これらの命令が受託者に対して行われたときは処分の取消しの訴 えが提起されなかった等の場合(これらの命令について処分の取消しの訴えが提起されなかった 場合(当該納付命令が独占禁止法第 63 条第2項の規定により取り消された場合を含む。 )又はこ れらの命令に係る処分の取消しの訴えが提起された場合であって当該処分の取消しの訴えを却 下し、若しくは棄却する判決が確定したときをいう。以下この号において同じ。 )における受託 者に対する命令とし、これらの命令が受託者以外のもの又は受託者が構成事業者である事業者団 体に対して行われたときは処分の取消しの訴えが提起されなかった等の場合における各名宛人 に対する命令とする。 )により、受託者に独占禁止法に違反する行為があったとされる期間及び 当該違反する行為の対象となった取引分野が示された場合において、この契約が、当該期間 (これらの命令に係る事件について、公正取引委員会が受託者に対し納付命令を行い、処分の取 消しの訴えが提起されなかった等の場合は、当該納付命令における課徴金の計算の基礎である当 該違反する行為の実行期間(独占禁止法第7条の2第1項に規定する実行期間をいう。 )を除く。 ) に入札又は北海道財務規則(昭和 45 年北海道規則第 30 号)第 165 条第1項若しくは第 165 条の 2の規定による見積書の徴取が行われたものであり、かつ、当該取引分野に該当するものである とき(当該違反する行為が、この契約に係るものでないことが明らかであるときを除く。 ) 。 (6)受託者(受託者が法人の場合にあっては、その役員又は使用人を含む。 )について、独占禁止法 第 89 条第1項、第 90 条若しくは第 95 条(独占禁止法第 89 条第1項又は第 90 条に規定する違 反行為をした場合に限る。 )に規定する刑又は刑法(明治 40 年法律第 45 号)第 96 条の6若しく は第 198 条に規定する刑が確定したとき。 第 17 条(契約解除後の措置) 契約を解除した場合に、この契約に基づいて甲から引き渡しを受けた産業廃棄物の処理が未だに 完了していないものがあるときは、乙又は甲は、次の措置を講じなければならない。 (1)乙の義務違反により甲が解除した場合 ア 乙は、解除された後も、その産業廃棄物に対する本契約に基づく乙の業務を遂行する責任は 免れないことを承知し、その残っている産業廃棄物についての収集・運搬の業務を自ら実行す るか、もしくは甲の承諾を得た上、許可を有する別の業者に自己の費用をもって行わせなけれ ばならない。 イ 乙が他の業者に委託する場合に、その業者に対する報酬を支払う資金がないときには、乙は その旨を甲に通知し、資金のないことを明確にしなければならない。 ウ 上記イの場合、甲は、当該業者に対し、差し当たり、甲の費用負担をもって、乙のもとにあ る未処理の産業廃棄物の収集・運搬を行わせるものとし、その負担した費用を、乙に対して償 還を請求することができる。 (2)甲の義務違反により乙が解除した場合 乙は甲に対し、甲の義務違反による損害の賠償を請求するとともに、乙のもとにある未処理の 産業廃棄物を、甲の費用をもって当該産業廃棄物を引き取ることを要求し、もしくは乙自ら甲方 に運搬した上、甲に対し当該運搬の費用を請求することができる。 第 18 条(損害賠償) 第 16 条第1項の規定により契約が解除されたときは、乙は、委託料の 100 分の 10 に相当する額 の賠償金を甲に支払わなければならない。 第 19 条(相殺) 甲は、乙に対して金銭債権があるときは、乙が甲に対して有する委託料請求権その他の債権と相 殺することができる。 第 20 条(協議) この契約に定めのない事項又はこの契約の各条項に関する疑義が生じたときは、関係法令にした がい、その都度甲、乙が誠意をもって協議しこれを取り決めるものとする。 第 21 条(契約期間) この契約は、契約締結の翌日から平成 29 年 11 月 30 日までとする。 この契約を証するため、本書を2通作成し、甲乙両者記名押印の上、各自その1通を保有するもの とする。 平成 年 月 日 甲 北海道 北海道公営企業管理者 下出 育生 住 所 乙 氏 名
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