資料1 認知症初期集中支援チーム員会議について 1 チーム員会議の目的 認知症初期集中支援チーム員研修資料参考 認知症初期集中支援チームの目的 (1) 本人の意思が尊重される 意思決定支援 (2) できる限り住み慣れた地域のよい環境で暮らし続ける 自立支援 ⇒チーム員がアセスメントで得てきた情報を基に,どのように意思決定支援と自立支援 を行うかを検討するのがチーム員会議 2 チーム員会議の内容 認知症初期集中支援チーム員研修テキスト抜粋 支援の対象が誰であるか(本人か,家族か)を確認する。 支援にかかわる多職種で初期集中支援計画を作成し,決定する。 メンバーの役割と支援の内容(支援の方針,内容,頻度,期間,連携方法の確認等) を確認する。 チーム員会議後の初期集中支援計画のコーディネーターを明確にする。 支援開始後の状況の変化や緊急時の連絡体制の確認を行う。 認知症の方が住む地域の民生委員や地域住民への情報提供の検討を行う。 初期集中支援計画に対して本人・家族の同意を得る(高齢者世帯の場合,決定に子 や孫の確認が必要な場合もある)。 認知症初期集中支援のゴールを定める。 次回会議(最後の会議ではモニタリング)の時期を決める。 3 チーム員会議の進行について (1 事例30分程度を目安とする) (1) 事例紹介 (10分) (2) 質疑応答 (3) 支援策の提案 (15分) (4) 支援目標,支援計画及び役割分担の検討及び決定 (5分) 4 模擬チーム員会議の実施を踏まえ検討したい事項 (1) アセスメントツールについて ・認知症初期集中支援チーム員会議資料(利用者基本情報及び高齢者実態把握票を含 む。 )において,重視すべき記載事項についての確認 ・会議での検討に当たり,事前に記載されていた方が良い内容等についての確認 (2) 会議の進め方について 時間配分等の確認 5 模擬チーム員会議検討ケース (1) A チーム ・ケース① I 氏(男性)83 歳 独居 事例提供者:中央地域包括支援センター ケース概要 認知機能低下に伴う生活障がいがある。主治医はいるが,主治医への相談等に関し ての本人拒否があり,介護認定やサービス導入につながっていないケース。 ・ケース② I 氏(女性)74 歳 独居 事例提供者:春光・春光台地域包括支援センター ケース概要 生活障がいが見られているが,医療機関への拒否,介入拒否があり,認知症か精神 疾患かの判別が困難。支援に困難性が生じているケース。 (2) B チーム ・ケース③ H 氏(男性)79 歳 高齢夫婦世帯 事例提供者:北星・旭星地域包括支援センター ケース概要 アルツハイマー型認知症の診断を受けているが,服薬・通院拒否。生活障がいがあ り,不衛生な環境及び火災の危険性がある。本人の拒否により,医療・福祉サービス の導入が困難なケース。 ・ケース④ I 氏(男性)77 歳 独居 事例提供者:神楽・西神楽地域包括支援センター ケース概要 生活障がいにより,不衛生な環境での生活であり,腹部に腫瘤のようなものがある。 キーパーソンは遠方にいるが,本人の受診拒否によりサービス導入が困難なケース。 6 模擬チーム員会議のチーム構成 区分 A チ ー ム 地域包括支援センター 中央 石田委員 豊岡 早苗委員 東旭川・千代田渡部委員 東光 今委員 春光・春光台 大泉委員 認知症サポート医 サポート医 橋本委員 認知症疾患医療 センター 旭川圭泉会病院 田端委員 鉛口委員 専門職 薬剤師 沼野委員 市 司会 秋場 書記 廣岡 新旭川・永山南北村委員 永山 B チ ー ム 髙橋委員 末広・東鷹栖 真鍋委員 北星・旭星 石丸委員 神居・江丹別 赤間委員 神楽・西神楽 半澤委員 サポート医 今本委員 鈴木委員 相川記念病院 中條委員 信野委員 は,事例提供を行う地域包括支援センター。 作業療法士 山本委員 司会 加藤 書記 岡田
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