29/1/14 <施設見学会アンケートに対する回答>(防災関連の抜粋) ○震災時は、特にトイレ問題がたいへんだと思いますが、簡単に組み立てられるトイレに驚きまし た。でも、まだまだ数が少ないと思うので、トイレ対策が今後の課題となると思います。 →今年度は要配慮者対策として、自動ラップ式トイレを全避難所に1台ずつ配備しました。 ○自分の町会は高齢者が多く、なかなか訓練への参加者も少ないのが現状ですが、地域を守る意識 をしっかり持っていきたいと思います。 →熊本地震を踏まえ、これまで実施してきた事業を見直しました。 →「防災運動会」の開催 楽しみながら防災に関心をもってもらうことを目的に、若年層から親子連れなど誰もが参 加できるイベントとして初の試みである「防災運動会」を開催しました。 →「防災キャンプ」の開催 親子を対象とした避難所宿泊体験を実施。キャンプ中は、親子でさまざまな防災体験や避 難所模擬体験ができるようなイベントを開催しました。 ○公立の中学校が災害時の対応拠点として機能する側面を持っていることを初めて知りました。そ して「自助・互助・公助」という言葉が出されましたが、例えば体育館に避難した際の全体状況 の把握、役割分担、個別ニーズの把握、緊急対応など「それは町会を主体にした自主防災組織」 とのこと。そこで、 ①町内会での防災訓練はあっても「自主防災組織」として機能しようというレベルでの検討が行 われているのだろうか。事例があったら教えていただきたい。 →熊本地震で避難所生活の課題を踏まえ、震災時に避難所を立ち上げ、避難者を受け入れら れるようになるまでの行動について学んでもらう「避難所開設訓練」の実施を積極的に推 進しています。今年度は、東十条地区や豊島地区の各避難所で実施しました。 ②自主防災組織と区はどこで連携するのだろうか、「自助・互助・公助」が個々にあるのではな く、その連携方策を編み出していく必要があると思うのだが。 →1つには、区(地区本部)のほか自主防災組織・学校・事業者などで構成する「地区防災 運営協議会」を設置し、顔の見える関係をつくることで、さらなる地域防災力の強化を 図ります。 ③地元の小さな防災拠点作りはどうなっているのだろうか。例えば障害者作業所、高齢者デイサ ービスなど。 →福祉避難所や予備避難所としての態勢を整備しています。 ④私の地元には私学の高校・専門学校などがあるが、これらの公的といえる施設は地元の災害に どう対処しようとしているのだろうか。 →都立高校や大学などは、予備避難所としての態勢を整備しています。 ⑤北区版防災手帳は発行されているのでしょうか。ハザードマップ付きで。 →今年度、新たに若年層の意識啓発もあわせて、災害時に区民や区内外にいる方が、避難場 所や避難所、帰宅困難者の一時滞在施設など区内の状況について情報発信できるよう、防 災アプリ(スマートフォン版)を配信する予定です。 ○小中学校等は区立ですから、区で管轄されていることは承知していますが、周囲には私立、国立 の施設も存在していますので、それらの施設との防災時の協力体制がどうなっているのか教えて いただきたいと思います。 →災害時における応急・復旧業務を円滑に進めるため、さまざまな団体と応援協定を結んでい ます。 →都立高校や大学などは、施設の一部を避難所(予備避難所)として利用することについて協 定書を締結しています。 ○ミルクは、今、様々な物が出回っていますが、メーカーは一種類なのでしょうか。 →通常の粉ミルクと、ミルクアレルゲン除去食品に対応した粉ミルクの2種類。製品指定はあり ません。 ○災害時の仮設電話は、今後、電話の主設備はすべて光ファイバーになるとのことですので、災害 時には、衛星電話が必要であると想定されませんでしょうか。 →衛星電話は、区役所のほか、学校を管轄する学校支援課に 10 基ほど配備しています。 ○簡易無線機は、各防災施設等に設置されていますでしょうか。 →地域振興室、学校等(避難所) 、区立保育園・児童館、警察・消防、駅、福祉施設、運動 施設などに設置しています。 ○防災FM放送を開始する予定であることを伺っていますが、すでに設置・開始されたのでしょう か。 →FM放送実施のための機材は北区の防災センターに準備をしている。災害が発生した時にはす みやかな運用ができるよう態勢を整えています。
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