平成29年2月 地区・地域の強化に向けた取組みについて −地域行政の推進(平成29∼32年度)− (案) 概要版 これまでの地域行政について ○地区・地域を取り巻く現状と課題 (1)地区住民レベルでの現状と課題 ①高齢化の進展と地域・地区活動、協働事業の担い手の高齢化 ②多様な活動団体の存在、町会・自治会との連携の必要性 (2)地域コミュニティの強化に向けた方向性 ①地域の課題解決 地区防災対策の強化/コミュニティづくり/区民参加の推進 ②行政サービスの向上 地域福祉の推進/街の整備の推進 (3)「参加と協働」の拡充 ・地域・地区住民による公共的サービスの提供等の活動の充実の必要性 ・区民集会施設等の利用拡充に向けた管理・運営等の見直しをする必要性 地区の強化に向けたまちづくりセンターの充実 ○活動団体との連携の強化 (1)地区情報連絡会の活用 (2)地域の絆ネットワーク支援事業の活用のよるネットワークの構築 (3)活動団体の活動の場の確保 (4)身近なまちづくり推進協議会等、まちづくり関連事業の見直し (5)本庁、総合支所職員による地区支援の充実 ○情報発信力の強化(ICTを活用した地区情報提供の拡充) ○平成28年度までの取組みと課題 (1)地区の強化に向けた主な取組み ①地区情報連絡会の開催 ②地区防災力の強化 ・「地区防災支援担当」の役割を明確化 ・拠点隊(まちづくりセンター)の配備職員の配置の強化 ・「防災塾」の開催と地区防災計画の作成 ③地域包括ケアの地区展開 ・平成28年7月から全地区実施 ・福祉の困りごとなど区民の様々な相談に対応し、適切な支援に結び付ける。 ・地域の人材や社会資源の開発・協働に取り組む。 ④出張所からのまちづくり機能の分離 ・出張所のまちづくり機能を分離し、27全地区にまちづくりセンターを設置(平成28年7月) (2)地域の強化に向けた主な取組み ①地域振興課の組織改正 ・地域振興課の役割と機能を整理し、地域運営、地区まちづくりを支援する機能と、高度・複雑化している窓口業 務機能を受け持つ区民課に分割、再編(平成28年7月) (3)マイナンバー(社会保障・税番号)制度の導入 ・平成27年10月:マイナンバー制度の導入、平成28年1月:個人番号カードの発行、 平成28年2月:(世田谷区)住民票の写し等のコンビニ交付開始 ・平成29年7月:情報ネットワークの自治体間連携の運用開始予定 平成29∼32年度の地区・地域の強化に向けた取組み ○取組みの視点 (1)地区の強化に向けたまちづくりセンターの充実 ・地区の強化、コミュニティの活性化 (2)地域の強化に向けた総合支所の強化・組織の見直し ・地域の強化、まちづくりセンターのバックアップ体制の強化 (3)区民利用施設の利用拡充 ・「区民との協働」、地域・地区住民の活動の場の確保 ○検討・取組みにおいて留意すべき点 (1)マイナンバー制度、総合窓口(平成29年7月設置予定) (2)地域包括ケアの地区展開 ・地区・地域のホームページの充実 ・ICTを活用した様々な地区情報のさらなる提供の検討 ○地区防災力の強化 ・「地域防災計画(平成29年修正)」に「地区防災計画」を規定 ・「地区防災計画」に基づき、地区の防災力を高める ○地域包括ケアの地区展開と身近な相談窓口の充実 (1)地区の課題解決に向けた取組み ・まちづくりセンターを三者連携の核とした地区の課題解決に向けたまちづくりの強化 (2)身近な相談の充実に向けた取組み ・「福祉の相談窓口」の機能や設備の充実 ・相談マニュアルの充実 (3)相談環境(施設、設備等)の充実に向けた取組み ・相談室の確保 ○まちづくりセンター窓口業務の充実 ・地区における窓口などの業務の検証とあり方の検討 ・自宅でパソコンを扱えない区民ためのサービスのあり方の検討 ○まちづくりセンターの施設整備 (1)平成28年度の取組み ・祖師谷改修(平成28年11月)/上馬改築(平成29年1月)/上町仮設移転(平成29年3月) (2)平成29年度以降の取組み ・平成29年度:九品仏仮設移転(9月)/等々力仮設庁舎移転(9月) ・平成30年度:上町、船橋改築予定 ・平成31年度:梅丘、代沢、松原、奥沢、九品仏改築予定、二子玉川(出張所併設)設置予定 ・平成32年度:若林改築予定 平成29年2月 地域の強化に向けた総合支所の権限の強化・組織の見直し ○総合支所の権限の強化 (1)総合支所長の権限強化 ・副支所長の補佐を受けながら、地域の事業計画の決定、予算管理、支所内の職員配置等の重要な役割 (2)副支所長の役割 ・総合支所長の補佐、実務面の総合調整機能、福祉事務所長としての役割等 ・地域包括ケアの地区展開の総合支所の推進役 ○総合窓口の導入(平成29年度) (1)窓口サービス、区民満足度の向上 (2)窓口業務の充実 ①窓口取扱業務の拡充 ②フロアマネージャーの設置 ③相談対応、所管課との連携 ④システムによる区民サービスの向上、業務支援 ⑤窓口環境の整備 区民利用施設の利用拡充 ○地区レベルでの公共施設の課題と解決策 ・老朽化による更新、維持運営に相当な費用が必要 ・地区が中心となり、空き時間を効果的に活用 ・世代別、用途別から、多世代交流、複合的な用途を目指す。 ・地区会館、区民集会所等の運用も改善 ○けやきネット改修に向けた課題 *開放時間枠の改善 ○地域包括ケアの地区展開の着実な推進 ・現在4枠の開放時間枠を、休憩時間帯の活用等により、5∼6枠に増やす方向で検討 ・策定予定の地区アセスメント等を活用し、地区における社会資源を活用・マッチングした課題解決に向けた取組み の支援 ・推進役としての副支所長のもとでの、まちづくりの視点(地域振興課)、保健・福祉的な課題の視点(保健福祉3 課)からの地区支援と、課題解決 *直前キャンセルの改善 ・早め早めのキャンセルを促し、多くの団体が利用できるようにするために、キャンセル料の導入を検討 *団体登録の改善 ・現在の自動更新は止めて、定期的に更新手続きを行う方向で検討 *施設使用料の支払方法の改善 ○「世田谷版ネウボラ」の相談支援体制の強化 (1)「世田谷版ネウボラ」とその強化 ・妊娠期から就学前までの乳幼児を育てる家庭を切れ目なく支えるための、区・医療・地域が連携して相談・支援す るネットワーク体制 (2)相談支援の強化に向けた取組み ・相談支援体制を強化し、妊娠届出をした妊婦を対象として、全員の実施を目指す。 ①相談機能の強化 ②相談窓口の周知の徹底 ③相談機能の体制強化 ○地域における総合的な児童相談行政の実現に向けて ・今後、有識者や児童相談所、児童養護施設などの関係者からの意見を得ながら、地域行政制度で培った世田谷 区の特性や取組みを活かし、移管に向けた児童相談所のあり方について検討 ・それにあわせ、子ども家庭支援センターの役割を検証する中で、本庁や総合支所の具体的な組織のあり方を検 討 ○児童館と総合支所との関わりについて ・児童相談所の移管も見据えつつ、総合支所の組織のあり方や、児童館に係る総合支所、本庁の関わりや位置づ けについて検討 ○総合支所の施設整備 (1)世田谷総合支所 ・本庁の整備に合わせ、現在の本庁敷地内に整備 ・整備にあたっては、世田谷総合支所機能の独立性や総合支所としての一体性に配慮 (2)北沢総合支所 ・北沢保健福祉センター(梅丘)の北沢総合支所内への集約(∼平成30年度当初) (3)玉川総合支所 ・改築:基本構想(平成26年)/基本設計(平成27年)/実施設計(平成28年度)/平成29年9月(仮庁舎移転) /新庁舎(平成32年度) ・利用終了後の納付書払いの扱いの改善の検討 *その他 ・操作画面 ・利用者用街頭端末機(KIOSK端末機)の機能 ・運用時間の延長(6時∼24時) ・利用(履歴等)の明細 等 ○地域コミュニティ施設の見直しの方向性 *「(仮称)地域活動団体」・「(仮称)地区活動団体」の位置づけと登録 ・当該の地域・地区住民による公共的サービスの提供等の活動をする団体 ・具体的な要件の整理 *地区会館・区民集会所・学校開放施設等の運用の一部見直し ・(仮称)地域活動団体・(仮称)地区活動団体について一部先行受付の導入 *その他の地域コミュニティ施設(けやきネット対象外施設)と各地区の運営組織等 ・各地区に運営組織として、「(仮称)○○地区コミュニティ施設運営委員会」を設置
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