平成28年度議会報告会 各地区からの意見・提案一覧(教育

平成28年度議会報告会
各地区からの意見・提案一覧(教育民生委員会関係)
項目
内容
意見・提案に対する考え方
保育園
保育料の軽減も良いが、今、保育園の再編計画が出され、逆 近年の急激な少子化や、子育て世代を取り巻く社会環境の
に子育てしにくい加賀市になろうとしている。小学校区に1 変化の他、保護者のニーズの多様化など、各地域の公立保
つの保育園を確保することを原則としてほしい。
育園は小規模化し、子どもの「社会性の育ち」を担保する
集団保育の実施が困難となってきております。
市では、保育に関する様々な課題に対応するため、子ども
たちの健やかな育ちのための環境を整備するほか、将来に
わたる「適切な公共サービスの提供」と「身の丈に合った
人口減少対策をいろいろ行っているが、山代校区の5つの保 安定的な財政運営」の両立を目指した公共施設マネジメン
育園を5年度に2つに、さらにその4年後に1つにする計画 トの観点からも改めて公立保育園の再編について検討し、
がある。それで歯止めになるのか。もっと経費が掛からない 平成28年3月に公立保育園再編基本計画を策定しており
ます。
ような工夫が必要ではないか。
保育料の軽減よりも全ての公立保育園での0歳・1歳児保育 計画では再編を進めていく中で待機児童を生むことなく、
を求める若い人が多い(0歳・1歳児保育をしていないのは 適正規模による保育園運営を行い、再編後の公立保育園は、
地域の子育て支援の拠点施設と位置付け、平成 28 年 10
加賀市だけ)。
子育て支援と保育園統合は矛盾していることが多い。近くに 月に開設した「子育てステーションかがっこネット」との
保育園がなければ、ますます三世代ファミリー同居はほど遠 連携等を進め、更なる機能の充実を図っていくとしており
保育園の数が減っている。民間もあるので仕方がない面もあ
るが、近くの市の保育園がゼロ歳児保育を行っていないの
で、利用しにくいという話を聞いた。親が働きやすい環境を
つくることが人口減少対策になるのではないか。
ます。
子育て支援、人口減少対策等の事業があるのに対し、保育園 今後も適正規模による保育園の運営や、子どもたちの健や
再編基本計画が策定されたことは真逆の計画ではないか。保 かな育ちのための環境整備の充実等を委員会としてもしっ
育園の数が減ることで、そこに住もうと思う若者はいなくな かりと注視してまいります。
るのではないか。
い。
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保育園
国・県からの政策もあると思うが、加賀市が金沢市と同じことをしてい
(つづき) ても、少子高齢化は進むと思う。第3子プレミアム応援も良いと思うが、
まず第1子を産んでもらうことが必要ではないか。働いて子どもを産
み、1年の育児休暇を経て仕事復帰を考える(2年の育児休暇をとれる
のは公務員くらいで民間ではクビになる)が、保育園は公立が2歳から、
私立のゼロ歳児は待機状態で、上の子がいる人が優先となる。この状況
で女性は結婚して子どもを産む気になれない。男性の安定した職、収入
(家族を養えるほど)も加賀のハローワークを見てもない。他県や小松市
の人からも加賀の求人はひどいと言われる。大きい企業を誘致し、女性
が子どもを産み育てやすい環境(金額面だけではなく)、保育園の延長保
育・未満児保育の充実、小さな保育園をなくすのではなく、近くに保育
園があるから嫁に来てもらえることが少子化を防ぐ一つの案だと思う。
新幹線により地域の活性化、中央公園の大型遊具はとても良いと思う。
大学・短大・専門学校をつくったら子どもたちが離れていかないのでは
ないか。【全委員会共通意見】
保育園再編基本計画について、保護者に対して決定してから説明があっ
た。先ほど話があったようにまずは未満児保育を実施して様子を見た
り、地域から保育園をなくさないために公立を法人立化にするなどを考
えてみてほしい。
先日河南地区で行われた公立保育園再編計画の説明会の内容について。
公立保育園を統合してなくしていくことは、人口減少対策や子育て支援
策と逆行しているのでは。私立保育園があるからといってそれで良いの
か。
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内容
意見・提案に対する考え方
学童
東京都とは違い、待機児童はいないが、学童保育の改善がな 市では、「加賀市子ども・子育て支援事業計画」を策定し、
されないと小学校の休み(春・夏・冬)中が大変。仕事を辞 子育て支援に関するサービスの利用状況や利用希望の把握
めなければならないのが実情。子育て支援として、保育園の などを行うためのニーズ調査を実施しており、学童クラブ
問題だけでなく、学童保育100%になるよう取り組んでほ については、全ての小学校区の児童が利用できる学童クラ
しい。
ブの充実や放課後子ども教室との連携・一体化を推進する
石川県には待機児童がいないが、放課後児童クラブには入れ としております。
ずに困っている親子がいる。保育料の件や給食費の件につい 現在、市内の放課後児童クラブは23クラブあり、保護者
ては大変ありがたいが、放課後児童クラブについても、希望 会や、社会福祉法人等が運営しております。
希望する放課後児童クラブを利用できない場合には、市と
者全員が利用できるよう対策を願いたい。
しては、意向を聞きながら最寄りの放課後児童クラブの紹
介等をする方法もあり、今後も相談を受けていくと聞いて
おります。
今後も市当局に対し実態を把握しながら必要な対応を講じ
るよう働きかけを行ってまいります。
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意見・提案に対する考え方
子育て
子どもの貧困がいると聞いた。医療費・給食費等の助成が多 市ではこれまで、人口減少の大きな要因である少子化へ
くて助かっているようだが、もっと考えていくべきと思う。
の対応として、
「保育園保育料の大幅な引き下げ」、
「こど
保育料、給食費、医療費などについて、無料化や引き下げが も医療費の窓口無料化」、「出産準備手当の給付」などを
本当に良いことなのか検証をしたらどうか。支払うことであり 行い県内でもトップクラスとなる子育て支援の充実を図
ってきていると聞いております。
がたみや納税の大切さを知ることができると思う。
第3子プレミアム応援について、子どもが少ないので、第2 そのほか平成27年度から、妊娠・子育て中の家計を支
子プレミアム応援(18 歳未満の児童2人以上)としたらどうか。 援する「子育て安心パッケージ」家計を気遣うサポート
加賀市の出生率は 1.5 人あまりと聞いているが、2 人も産ま を一層強化しているところです。
ない状態の中で3人目からの色々な援助というよりは、2 人目 今後も、市が目指す地域全体で子育てを支え環境をつく
る取り組みである「子育て安心パッケージ」等の支援制
からとしなければいけないのではないか。
度を委員会としても注視してまいります。
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意見・提案に対する考え方
高校
大学進学のため、小松方面の高校に流れている。市内高校のレ 市では、加賀市立中学校における学力向上を第一の課題
ベルアップに取り組んでほしい。それがふるさとに優秀な人材 としております。
を残す基本ではないか。人口減少が進んでいくことの不安は、 市内高校の再編や移転の前に、市内中学生の学力レベル
私たちの将来の大きな問題である。子どもたちが喜んで住みた を上げることで、市内の高校に進学する生徒の学力レベ
い市にしてほしい。
ルが上がり、高校の魅力向上につながると考えており、
高校問題。我が子も小松の高校を選んだ。加賀市に魅力がない 引き続き、市内中学生の学力向上に取り組んで行くと聞
いております。
のでは。
加賀温泉駅付近に高校を集める。生徒数の減少による統廃合、 今後、市内中学生の学力向上に対する取り組みが、市内
通いにくいことが原因で人気がない、定員割れ。(教育民生委 高校の魅力向上につながり、市内外から進学する生徒が
増えるよう、市当局に対し働きかけを行ってまいります。
員会で検討すべき)
教育
人口減少の原因は個人主義の蔓延である。教育を重視・知力
アップのため、道徳教育を推進する。
道徳教育については、加賀市は積極的に取り組んでおり、
小松教育事務所からも評価を得ていると聞いておりま
す。
教育への支援にもっと予算を割いたほうがいいのではないか。 教育予算については、校舎改築など建設事業を除いた教
育費は県内の自治体と同じレベルを維持するほか、きめ
細やかな教育、プログラミング教育、国際教育交流など
新たな取り組みをしており、近年の教育予算は増加して
いると聞いております。
今後も道徳教育の推進や、教育予算について委員会とし
て注視してまいります。
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内容
意見・提案に対する考え方
その他
超高齢化社会の対策を早期にやってほしい。
市では、住み慣れた地域でくらしつづけることができる
よう『ともに支えあう健康で豊かなまちづくり』に取組
んでいます。
町内での見守り活動。また、高齢者になっても健康で介
護を必要としないように、地域と介護保険事業者、行政
が協働し、地区会館で介護予防事業を行う「地域型元気
はつらつ塾」の実施や、身近な場所で相談が行えるよう
各地区に地域包括支援センター相談窓口(ブランチ)の
設置をすすめ、早めに相談できる体制づくりをおこなっ
ております。
その他、今後増加傾向にある認知症の早期発見のための
「ものわすれ検診」の推進、認知症サポーターの養成及
び認知症初期集中支援チームの設置をするほか、施設面
では、在宅での生活を支えるための小規模多機能型居宅
介護の施設整備を実施し、介護サービス基盤の充実を図
っているところです。
今後、当局に対し、地域と協働し、地域の特性に適した
事業、取り組み及び、支援等の充実が図られるよう委員
会として働きかけを行ってまいります。
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内容
意見・提案に対する考え方
その他
人口減少対策の一環として、病院や 加賀看護学校では、入学時及び入学後に学生生活における希望調査を行っておりま
企業などで、全寮制の若い女性の集 す。
まる寮の設置が有効ではないか。例 入学時には少数ではありますが「寮があれば入りたい」という声もあるが、入学後
えば新病院に3年制の看護学校とそ では「民間のアパートのままで良い」というように希望が変わることや、その他、
の寮を設置すべきではないか。
加賀市医療センターの新卒の看護師募集においても寮に対する問い合わせは、ほと
んどないと聞いております。
したがいまして、現在、大聖寺にあります加賀看護学校に寮の設置は難しいと考え
ておりますが、今後、加賀看護学校は、加賀市医療センターへの併設も含め、どの
ような学校にしていくのかの検討を行う必要があります。また、立地場所が変われ
ば、今より市外からの志望者が増えることも期待できるかもしれません。
今後、看護学校の学生の状況を聞きながら、看護学校の将来像について委員会とし
て注視してまいります。
その他
その他
スポーツ全般的に、記録面で子ども
大人を問わず、金沢、小松と比較す
るとやや劣ると感じる。場所の確保、
補助金による支援等の強化を願いた
市では、平成 27 年度に、加賀市スポーツ推進計画を策定し、若年層をはじめとす
るアスリートの育成に努め、激励費等の拡充を行っております。その他では、シニ
ア層への支援にも取り組んでいると聞いております。
今後、加賀市スポーツ推進計画による取り組みが、市内のアスリート育成につなが
い。
るよう、市当局に対し働きかけを行ってまいります。
教育委員会も全ての会議の傍聴を認 教育委員会会議の傍聴については、法律及び、規則の規定に従い対応をしていると
めるべき。
確認しております。
今後も、法律及び規則の規定に従い会議を傍聴することができるので、会議の日程
等のお知らせなどをしていくよう働きかけていきます。
傍聴ができる会議には、ぜひ傍聴いただきますよう、今後ともお願いいたします。
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