次世代のグローバル企業活動を支える サービスプラットフォーム

NTT グループの最新ソリューションマップ
NTT データ
Global Operation Platform
次世代のグローバル企業活動を支える
サービスプラットフォーム
NTT データが提唱する「グローバルオペレーションプラットフォーム(以下、GOP)
」は、
グローバル競争環境に打ち勝つための次世代サービスプラットフォームです。
既存の仕組み・オペレーションの
グローバル最適化を支援するとともに、Digital、クラウド、
次世代ソリューションとの融合を実現します。
グローバル競争新時代での、
業務と IT のあるべき姿を今後ともお客様にご提供し、
IT システムの導入コンサルティングから運用保守までを一気通貫でサービス提供いたします。
本稿では、その代表ソリューションである 3 つをご紹介します。
GOP から GIP に変革する
SAP ソリューションコンサルティングサービスとは
第4世代 ERP である SAP S/4 Enterprise Management
も SAP HANA DB だけで稼働します。その SAP S/4 をデジ
タルビジネスコアとして SAP は戦略的な M&A と豊富な資
金を利用した開発を継続し、さまざまなビジネスソリュー
シ ョ ン を 実 現、SOR(System Of Records) か ら SOE
(System Of Engagement)にわたっての広大なソリュー
シ ョ ン を 開 発 し、 も は や GOP で は 無 く GIP(Global
Innovation Platform)となってきています。
そこでクニエでは SAP ソリューション歴 20 年前後のコン
サルタントを中心にグローバルビジネスを支援するソリュー
ションコンサルティングサービスをメニュー化しました。
図 1 QUNIE HCP Innovation consulting の概要
1.QUNIE Quick Assessment Package
恐らく最新の ERP をグローバルで利用したいと考えてい
る企業にとって最大の不安は SAP HANA DB だろうと考え、
ハウをコンサルティングサービスとして体系立てて提供し
ています。
クニエは約 1 週間程度で、標準的なプロセス/組織設定/
マ ス タ / ト ラ ン ザ ク シ ョ ン デ ー タ を 含 ん だ「SAP Best
Practice for SAP S/4HANA」をベースに、AWS 上にお客
様専用 S/4HANA デモ環境を構築し、すぐに実機での機能
検証を開始できることで、一般的な検証と比較して約 2 ヶ
お問い合わせ先
株式会社クニエ
エンタープライズソリューショングループ
ディレクター 室井 修一
E-mail:[email protected]
月早期な導入判断が可能としました。
2.QUNIE HCP Innovation consulting service
SAP HANA Cloud Platform(以下、HCP)は、SAP のデ
ジタルイノベーション戦略の要として、IoT プラットフォー
GOP/GIP 加速に向けて
“ 繋がるプロセス” がイノベーション創出のカギ!
ムまたは拡張プラットフォームとして提供する PaaS です。
昨今、IoT や AI(人工知能)、VR(仮想現実)など、数
クニエは、三菱ふそう様のグローバルデジタルイノベー
多くの画期的なテクノロジーが次々に出現しています。こ
ションとして日本で最初にソリューションを提供した実績
のような加速するデジタル化社会に向けて、企業は最新の
から、その後も多数の企業にソリューション提供したノウ
IT 技術をどのように業務に取り入れて対応していけばいい
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ビジネスコミュニケーション 2017 Vol.54 No.3
◆ NTT データ / Global Operation Platform
のでしょうか?
今後、デジタル化の対象となる SOE の領域は、企業の強
intra-mart 上で動作する国産 ERP パッケージが
GOP のバリエーションを増やす
みも各社各様のため、パッケージに合わせることが難しい
「アジャイル開発の基盤」である intra-mart は、国内シェア
領域です。むしろ他社にはない企業の独自性や強みを、IT
No.1 ※ 1 のワークフロー/ Web 開発基盤でもあります。この
で引き出すという発想が必要です。
intra-mart を統合基盤として、基幹業務システムと情報系シス
だからこそ、この SOE 領域では最新の IT 技術を利用し
テムの一体動作を実現したのが Biz∫
(ビズインテグラル)です。
て現場初のイノベーションをたくさん生み出し、企業をさ
らに強くしていくことが重要です。それには、仕組みやツ
ールが必要となってきます。
イノベーションを引き出すツールとしては、アジャイル
での試行錯誤とそれを現場主導でできること、さらにスモ
ールスタートから全社展開へと拡張できることが求められ
ます。またクラウド対応はもちろん、既存システムとの柔
図 3 Biz ∫の概要
軟な接続性も求められます。
intra-mart は、パッケージでもスクラッチでもない、
「ア
Biz ∫は、会計・販売・購買・人事などの基幹業務アプリ
ジャイル開発の基盤」です。数百ある部品群、数万ある
ケーションを揃えた大企業向け ERP パッケージです。2011
API 群を素早く組み合わせながら、現場から創出されたイ
年の本格展開後、採用社数を着実に積み重ねており、2015
ノベーションを素早く形にし、さらにクラウドでも展開で
年度の「大手企業(年商 500 億円以上)向け ERP パッケー
きます。
ジ市場」にて単年出荷本数で第 2 位となりました※ 2。国産
パッケージながら多言語・多通貨対応を行っており、日系
企業の海外拠点での導入事例も増加中です。
基幹系 IT
・財務管理
・人事給与
・販売管理
・生産管理
情報系 IT
・グループウェア
・ワークフロー
・文書管理
・ポータル・SFA
最近では、過去に導入した外資系パッケージを継続利用
企業競争力を
左右する領域
しない意向を持つお客様のリプレース対応、大企業(特に
・ビジネス部門中心
・顧客との接点
・変化が多い
・俊敏性
年商 5,000 億円超)のグループ共通会計システムに求めら
れるマルチテナントや IFRS 等の対応、クラウド上での利用
への対応、お客様社内で投資対効果を訴求しづらい会計単
独の更改プロジェクトではなく、販売・購買管理、プロジ
ェクト原価管理等の更改を組み合わせた複数業務領域を跨
るプロジェクトへの対応など、お客様のニーズに応える形
で、採用社数を増やしています。
ビジネス促進をサポートする領域
また、既存 IT 資産やクラウドサービスとの連携を取りな
モバイル&センサー
がら、基幹業務システムの一部を入れ替えることも可能で、
Socual
&
Collaboration
グループ企業
親会社は SAP 利用・子会社各社は Biz ∫利用といった「二
層型 ERP」での活用ができることも特徴となっています。
他企業連携
顧客
図 2 intra-marat の概要
お問い合わせ先
株式会社 NTT データ イントラマート TEL:03-5549-2821
ビジネスコミュニケーション 2017 Vol.54 No.3
※ 1 出典:富士キメラ総研『ソフトウェアビジネス新市場 2015 年版
上巻』の「ワークフロー市場」分野
※ 2 出典:ミック経済研究所『基幹業務パッケージソフトの市場展
望 2016 年度版』
お問い合わせ先
株式会社 NTT データ・ビズインテグラル TEL:03-6234-1662
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