電気エネルギー貯蔵・変換デバイス 向け添加剤

テクニカルインフォメーション B-TI 2
電気エネルギー貯蔵・変換デバイス
(電池、キャパシタなど)向け添加剤
Technical Information B-TI 2
電気エネルギー貯蔵・変換デバイス(電池、キャパシタなど)向け添加剤
目 次
電気エネルギー貯蔵・変換デバイス(電池、キャパシタなど)向け製品
Page
3
リチウムイオン電池向け添加剤
Page 5
電極向け添加剤
湿潤分散剤
Page 6
LAPONITE-RD(ラポナイト-RD)
Page
10
Page 13
セラミック塗布型セパレーター向け添加剤
2
Technical Information B-TI 2
電気エネルギー貯蔵・変換デバイス向け製品
生産性改善および製品性能の向上
弊社の添加剤は物質界面の挙動に影
響 を 与 えることが で きる 革 新 的 なソ
リューションを提供します。
リチウムイオ
ン電池やスーパーキャパシタの製造工
程における粒子の分散、界面をコント
ロールする事は正確な塗工をする事と
同様に重要な工程となります。それゆ
え弊社添加剤は御社の工程に非常に
有用な物と成り得ます。弊社は電気エ
ネルギー貯蔵・変換デバイス(電池、キ
ャパシタなど)分野として、以下の領域
にソリューションを提供しています。
BYK Additives for Components
電気エネルギー貯蔵
・変換デバイス向けのBYK添加剤
and Systems in Electrochemical Energy Storage & Conversion
リチウムイオン電池
Li-Ion Batteries
Additives for
電極向け添加剤
Electrodes
Additives forィング
セパレーターコーテ
向け添加剤
Separator
Coating
スーパーキャパシタ
Supercapacitors
Additives for
電極向け添加剤
Electrodes
燃料電池
PEMFC向け添加剤
SOFC向け添加剤
図1
3
Technical Information B-TI 2
Technical Service – Close to our C
お客様へ身近なテクニカルサービス
弊社は特にリチウムイオン電池に注力
しています。アジアの お 客 様 に 近 い、
尼 崎(日本)に我々は 電 気 化 学ラボを
開設しました。このラボで弊社技術開
発およびお客様のサポートを行ってお
り、最先端の評価ができるよう、以下の
設備を有しています。
◦電極スラリーの作成
◦電極スラリーおよび塗布の物性確認
◦電極塗工およびセパレーターへの塗工
◦リチウムイオン電池の試験
アジアにおける弊社ラボ所在地
BYK Laboratories in Asia
BYK Korea,
Seoul
BYK Tongling,
Beijing
BYK Japan KK,
Amagasaki
BYK Solutions, Shanghai
BYK c/o Ellkay,
Dubai
BYK Tongling, Shanghai
BYK Tongling, Guangzhou
BYK Asia Pacific,
Pune
BYK Asia Pacific, Singapore
X BYK営業拠点国
X BYKサービスラボ
4
図2
Technical Information B-TI 2
リチウムイオン向けBYK添加剤
BYKはリチウムイオン電池の電極および
セラミック塗布型セパレーター製造用の
添加剤を供給しています。添加剤は少量
のみ使用されますが、電池製品特性、安
全性とともに製造コストを引き下げるの
に極めて有用です。
リチウムイオン電池のどこにBYK製品が使用されているかわかりますか?
Where to Find BYK Additives in Li-Ion Batteries?
電極向けのBYK添加剤
◦湿潤分散剤
◦LAPONITE-RD
活物質
カーボンブラック
(ラポナイト-RD)
集電体
電気自動車
電極
正極
セパレーター
負極
電池
セル
電極スタック
セラミック塗布型セパレーター用のBYK添加剤
◦表面調整剤
◦消泡剤
◦湿潤分散剤
セラミック粒子
多孔性高分子膜
セパレーター
図3
5
Technical Information B-TI 2
電極向け添加剤 - 湿潤分散剤
カーボンブラックの凝集体
Agglomeration of Carbon Black
導電性カーボンのディスパージョン
電池電極において、導電性確保のため
に導電性カーボン(例:カーボンブラッ
ク、カーボンナノチューブ、グラフェン)
は活物質やバインダーと混ぜ合わされ
て使用されます。
カ ー ボンブラックは 粉 末 で 凝 集 体 を
形 成(図 4)するた め、このカーボンブ
ラックおよび 活 物 質、バインダーを含
んだ電極スラリーを使用して塗工電極
を作 成 すると、体 積 抵 抗 は 大きくなり
ます(状態Ⅰ、図5)。 ゆえにこのカー
一次粒子
集合体
ボンブラック凝 集 体 がより小さなスト
(30 – 40 nm)
(100 – 300 nm)
ラクチャーへ 分 散される必 要 があり、
カーボンブラック凝集体がより小さな
ストラクチャーにまで 分 散、電 極 内 に
均 一 に分 布し、相 互 のネットワークが
構 築(状 態 Ⅲ、図 5)され れ ば、体 積 抵
抗は最小となります。
カーボンブラックの凝集体サイズと電極の体積抵抗の関係
カーボンブラックの凝集体サイズと電極の体積抵抗の関係
凝集体
(µm-size)
図4
高
電極の体積抵抗
状態 I
大きな凝集体
状態 III : 個片
状態 II
相互に結合した集合体
小
カーボンブラック凝集体サイズ
図5
6
Technical Information B-TI 2
ポリマー構造の湿潤分散剤
湿 潤 分 散 剤とは 1 つ の ポリマ ー 構 造
に2つの機能を組み合わせたものです
(図6)。ポリマーの表面官能基が粒子
表面に吸着するのに対し、親溶媒部は
溶 媒とバインダーに作 用します。それ
により固体粒子は溶媒になじみ易くな
り、分散粒子を安定化して再凝集を防
ぎます。スラリーの貯蔵安定性を確保
するための粒子間の適切な距離は湿
潤分散剤の静電反発、立体障害によっ
て維持されます(図7)。
ポリマー構造の湿潤分散剤の粒子表面への吸着および親粒子基の選定
Agglomeration of Carbon Black
NR2
R N R
+
H
-
COOH
COO
酸一塩基
作用
π-π- 作用
粒子へ配向する
親和基
ファンデルワールス力
溶媒、バインダーへの
相溶性グループ
粒子
図6
Stabilization Mechanisms of Wetting & Dispersing Additives
湿潤分散剤による安定化メカニズム
電気的反発
立体障害
図7
7
Technical Information B-TI 2
電極向け添加剤-湿潤分散剤
Agglomeration of Carbon Black
導電性カーボンペースト用湿潤分散剤
9% ケッチェンブラック溶液(NMP)
湿潤分散剤なし
湿潤分散剤あり
図10は湿潤分 散 剤有無でのL i F e P O 4
湿潤分散剤を電極に使用する理由
湿 潤 分 散 剤 は ディス パ ージョン 溶 液 (L F P)正 極 の 断 面 図(S E M)となりま
の粘度を著しく低下させることができ す。湿潤分散剤を含む方はカーボンブ
ま す。例として、図 8 は N M P に お ける ラックに 凝 集 体 は 見 受 けられ な かっ
9 w t % のケッチェンブラック溶 液とな たのに対し、湿潤分散剤を含まない方
ります。湿潤分散剤を使用していない ではカーボンブラック凝集体が観察さ
方は粘度が高いペーストとなっていま れ、導電性が悪くなっていました。
す。一方でケッチェンブラックに対して
10wt%の湿潤分散剤を添加した方は 電極製造工程において、電極スラリー
粘度の低い、貯蔵安定性の優れた液体 の固形分濃度を高めること、および混
となっています。それゆえ湿潤分散剤 練時間を短くすることはエネルギーの
は導電性カーボンの濃縮液を作成する 削 減 および 労 働コストを 低 減 させ ま
のに用いられます。また活物質とバイ す。BYKは水系、溶媒系両タイプの湿潤
ンダーを含んだ電極スラリーにおいて 分散剤を提供しております。
も効果的に粘度を下げるので、より高
い固形分濃度を達成することが出来ま
す。さらに、湿潤分散剤による安定化作
用があるので、湿潤分散剤の適用は劇
的に混練時間を短くします(図9)。
図8
カーボンブラックの凝集体サイズと電極の体積抵抗の関係
湿潤分散剤の混練時間への影響
目標の粒子サイズ
粒子径
混練時間の短縮
湿潤分散剤なし
湿潤分散剤あり
混練時間
図9
8
Technical Information B-TI 2
電気化学的特性
湿潤分散剤は電極の中で、サイクルラ
イフや負荷特性に対して不具合無く使
用 することが 出 来ます。図 1 1 は(黒 鉛
/ L F P)系で の サイクルライフ、負荷 特
性試験の結果です。ポリマー構造の湿
潤分散剤は電池のエネルギー密度が
同じになるように、湿潤分散剤添加量
0.75wt%とバインダー(PVDF)の一部
量を置き換えています(LFP 90wt%,
カーボン 5wt%, PVDF/湿潤分散剤
5wt%)。
LFP正極の断面図
(SEM)
Cross-sectional
SEM-images
of LFP-cathodes
カーボンブラック凝集体
1 µm
1 µm
湿潤分散剤なし
湿潤分散剤あり
図 10
サイクルライフおよび負荷特性試験
(グラファイ
ト/LFP)- 湿潤分散剤を正極に適用
Cycle-life and C-rate Performance
of Graphite/LFP-cells
– The Wetting & Dispersing Additive was Used in Cathode
容量[Ah]
負荷(C)
0.1
4
0.08
3
0.06
グラファイト / LFP系電池
-
1サイクル目(化成):0.1C
50サイクル:1C
負荷特性(2C,3C,4C,5C)
さらに50サイクル:1C
- 充電方法:CC/CV
- 放電方法:CC/CV
2
0.04
1
0.02
0
0
0
25
50
75
100
サイクル回数
X 含BYK添加剤
X 添加剤なし
図 11
湿潤分散剤
◦導電性カーボンペーストに適用(カーボンブラック、CNTなど)
◦スラリー中の固形分濃度増加に有用
◦混練時間の低減
◦エネルギーおよび労働コストの削減
9
Technical Information B-TI 2
電極向け添加剤 – LAPONITE-RD(ラポナイト-RD)
LAPONITE-RDとは
高純度の合成層状珪酸塩の白色粉末
です。LAPONITEはナノサイズの、ディ
スク状 の 結 晶 構 造をした 層 状 物 質で
す。
(図12)
LAPONITE-RD結晶単層のイメージ図 粉末状態および水溶液
カーボンブラッ
クの凝集体サイズと電極の体積抵抗の関係
1nm
納入形態において、結晶は静電気的
に積 み 重なる構 造をしており、隣 接す
る層 間でナトリウムイオンを共 有して
います。LAPONITEの希薄水溶液は、長
期間低粘度ディスパージョンを維持し
ます。
Na
25nm
Na
Na
Na
有機系増粘剤との相乗効果
LAPONITE-RD 単一結晶
L A P O N I T E を ポリマ ー 構 造 の 増 粘
剤 と 併 用 し た 場 合 、電 荷 を もっ た
L A P O N I T E 粒 子 は 反 対 電 荷をもつ ポ
リマ ー 構 造 の 増 粘 剤 分 子 の 部 分と静
電的相互作用を構成します。この付加
的結合メカニズムはLAPONITEとカル
ボキシメチルセルロース( C M C )との カーボンブラッ
CMCとの相乗効果
Synergistic Effect
with CMC
クの凝集体サイズと電極の体積抵抗の関係
間で相乗効果をもたらし、高い安定性
を持った水系電極スラリーとなります。
(図13)さらにこの作用は電極乾燥後
も留まり、電極接着強度の改善につな
10,000
がります。
(図16)
図 12
ゲル強 度
総増粘剤濃度:2%一定
8,000
6,000
4,000
2,000
0
100 parts LAPONITE
0 parts CMC 7M
X 実際のゲル強度
CMCとの相乗効果
50 parts LAPONITE
50 parts CMC 7M
0 parts LAPONITE
100 parts CMC 7M
図 13
X 計算上のゲル強度
Composition
of Graphite Anode Slurries
グラファイ
ト系負極スラリーの構成
CMC
CMC/LAPONITE-RD
水
1.5 g
100 g
1.2 g
0.3 g
100 g
カーボンブラック
1.7 g
1.7 g
グラファイト
SBR
94.5 g
94.5 g
2.3 g
50
2.3 g
50
CMC
LAPONITE-RD
固形分 (%)
図 14
10
Technical Information B-TI 2
Agglomeration of Carbon Black
CMCとの相乗効果による接着強度の改善
カーボンブラックの凝集体サイズと電極の体積抵抗の関係
CMCとの相乗効果による高い貯蔵安定性
/N m-1
100
接着強度
粘度
/Pa·s
CMC/LAPONITE-RD
10
1
1
+ 33 %
30
25
20
30
25
15
10
CMC
0,1
0,1
35
5
10
100
0
1000
CMC
Shear rate/s
CMC/
LAPONITE-RD
-1
図 15
電極向け添加剤としてのLAPONITE-RD
LAPONITE-RDはカルボキシメチルセル
ロース
(CMC)
、
ポリアクリル酸
(PAA)
、
ス
チレンブタジエンゴム
(SBR)
のような通
常の有機系バインダーと組み合わせて
水溶液系塗料で使用できます。
図 16
黒鉛系負極のLAPONITE-RD有無による残存容量
カーボンブラッ
クの凝集体サイズと電極の体積抵抗の関係
グラファイト/NCM-111
100
95
黒鉛系負極スラリー中のCMC量の20%
をLAPONITE-RDに置き換え
(図14)
、全
体としてLAPONITE-RDを0.3wt%にす
ることで、図17に示すようにサイクルラ
イフを明確に改善することができます。
さらに、シリコンを使 用した負極 は 充
電時にリチウムイオンが挿入され活物
質が膨らむことでかなりの機械的スト
レスがかかる事が知られていますが、
LAPONITE-RDをバインダーの強化に
用いることで、
シリコンを使用した負極
のサイクルライフを改善出来る事が証
明されています。
(図19)
90
放電容量比
85
80
+83 %
75
70
65
60
55
0
100
200
300
400
サイクル回数
X CMC/LAPONITE-RD
X CMC 電極
充放電条件
負荷:2.5mAhcm-2
充電:CCCV 4.3V,1c(カットオフ:0.1c),室温
正極:NCM-111
放電:CC 1C(カットオフ:3V),室温
図 17
容量比(負極/正極)
:1.1
LAPONITE-RDの特性
◦高純度
◦スラリー安定性の改善
◦電極接着強度の改善
◦電極濡れ性の改善
◦サイクルライフの改善
11
Technical Information B-TI 2
電極向け添加剤 – LAPONITE-RD(ラポナイト-RD)
Reinforcement of Binder Due to LAPONITE-Polymer Interaction
LAPONITE―ポリマー間での作用によるバインダーの強化
機械的ストレス
による切断
リチオ化
バインダー
(例:CMC)
増粘剤の官能基と
LAPONITE-RD間の
極性による相乗効果
バインダー/
LAPONITE
作用による
強化
リチオ化
バインダー/LAPONITE
ナノコンポジット
増粘剤(例:Na-CMC)の
ポリマー骨格
図 18
カーボンブラックの凝集体サイズと電極の体積抵抗の関係
LAPONITE-RD有無によるシリコン含有負極の残存容量
Si-C/NCM-111
6.5
容量
6
5.5
5
4.5
4
+10 %
3.5
3
2.5
0
20
40
60
80
100
120
サイクル回数
X CMC/LAPONITE-RD
X CMC 電極
充放電条件
負荷:2.6mAhcm-2
充電:CCCV 4.2V,C/2(カットオフ:C/20),室温
正極:NCM
放電:CC C/2(カットオフ:3V),室温
容量比(負極/正極)
:1.1
CMC/LAPONITE-RD: Si-C: 87 %, グラフェン: 5 %, CMC: 3.4 %, LAPONITE-RD: 0.6 %, SBR: 4 %
CMC: Si-C: 87 %, グラフェン: 5 %, CMC: 4 %, SBR: 4 %
12
図 19
Technical Information B-TI 2
セラミック塗布型セパレーター向け添加剤
塗布型セパレーター向けの製品グループ
ポリマー構造のセパレーターおよび電
極はリチウムイオン電池の安全性改善
のため、セラミック粒子の薄層を塗布
される事 が 多くなっています。弊 社 は
生 産 性 改 善 および 塗 膜 特 性を改 善 す
るた め の 界 面 間で 作 用 する添 加 剤を
供給しています。図20に示すように、表
面調整剤はセラミック塗膜とセパレー
ター界面に作用し、消泡剤は空気層と
液界面、湿潤分散剤はセラミック粒子
と液界面で作用します。
表面調整剤
これらの添加剤は、セラミック水溶液疎
水性表面の濡れ性改善、薄塗工の平滑
性確保、電解液濡れ性確保のための塗
膜の表面エネルギーの適切化を行うた
めに使用できます。シリコン系表面調
整剤で非極性であるポリジメチルシロ
キサンと親水性ポリエーテルグループ
(図18)を組み合わせることで、水系ス
ラリーの表面張力を大きく低下させま
す。これにより塗工速度、塗膜接着強度
の改善が図れます。
(図22、23、24)
シリコン系表面調整剤に加え、弊社は
シリコンフリーのアルコールアルコキ
シレート系の濡れ剤も供給しています。
塗布型セパレーターに適用される製品グループ
– 界面への作用
Product
Groups Applied in Separator Coatings
– Working at the Interfaces
表面調整剤
消泡剤
湿潤分散剤
セラミック塗工
セパレーター
図 20
シリコン系表面調整剤の構造
Structure of a Silicone Surfactant
PP表面への配向
CH3
非極性
CH3
(CH3)3Si – O – Si – O –­­ Si – O – Si – O – Si (CH3)3
CH3
セラミックに配向、
バインダーへの作用
CH3
極性
(CH2)m
CH3
ポリエーテル
図 21
濡れ剤添加による水溶液系セラミックスラリーのPPセパレーターへの濡れ性改善
Structure
of a Silicone Surfactant
濡れ剤
0.1 %
濡れ剤
0.3 %
濡れ剤
0.6 %
はじき発生
一部はじき発生
濡れている
図 22
13
Technical Information B-TI 2
セラミック塗布型セパレーター向け添加剤
濡れ剤の接着強度への影響
消泡剤
Influence of Wetting Agent on Adhesion Strength
セラミック粒 子 の 分 散 工 程 は 泡 の 形
成、安 定 化を伴うことがよくあります。
濡れ剤
濡れ剤
濡れ剤
(図25)内部にとどまった泡によるピン
0.3 %
0.6 %
0.9 %
ホールを防ぎ欠陥の無い塗膜を得るた
めにも、塗布前にセラミックディスパー
ジョンの消泡が必要となってきます。
BYKは発泡を最小限に留め消泡性の改
善に寄与するよう、タイプの異なる消泡
剤を提供しています(例:ミネラルオイ
ル系消泡剤、シリコン系消泡剤、シリコ
ンフリーポリマー構造の消泡剤)。
濡れ剤
1.2 %
接着強度改善
図 23
Influence of Wetting Agent – Composition
of Separator Coating Slurries
濡れ剤の影響 -セパレーター用コーテ
ィングスラリーの構成
1
2
3
4
ベーマイト
60.00 %
60.00 %
60.00 %
60.00 %
水
36.90 %
36.60 %
36.30 %
36.00 %
分散剤
1 %
1 %
1 %
1 %
バインダー
1.60 %
1.60 %
1.60 %
1.60 %
消泡剤
0.20 %
0.20 %
0.20 %
0.20 %
濡れ剤
0.30 %
0.60 %
0.90 %
1.20 %
図 24
セラミックスラリーの消泡
Defoaming of Ceramic Slurries
消泡剤なし
消泡剤あり
図 25
14
Technical Information B-TI 2
湿潤分散剤
BYKのポリマー構造湿潤分散剤は液中
で固体粒子の均質で精細な分散に寄与
し、長期貯蔵性をもたらします。
タイプ別湿潤分散剤でのセラミックスラリー
Ceramic Slurries with Different Types of Wetting & Dispersing Additives
分散剤は粒子表面に作用し、静電反発
や立体障害により適切な粒子間距離を
保たせることで凝集しないように抑制
します。いくつかの系では、分散粒子間
の関係は粒子沈降を防いだりなど、有
利に働きます。
凝集をコントロールする湿潤分散剤は
3Dネットワークをディスパージョン中で
形成し、粒子沈降を防ぎます(図27)。
有 機 分 子 でリンクされ た 粒 子 は セラ
ミック塗膜の機械的柔軟性を増加させ
ます。
(図26)
コントロール凝集タイプ
脱凝集タイプ
アンモニウムアクリレートタイプ
図 26
コントロールされた凝集
Controlled Flocculation
図 27
15
Technical Information B-TI 2
For more information about our
additives and instruments, as well
as our additive sample orders
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Additives:
Instruments:
BYK-Chemie GmbH
P.O. Box 100245
46462 Wesel
Germany
Tel +49 281 670-0
Fax +49 281 65735
BYK-Gardner GmbH
P.O. Box 970
82534 Geretsried
Germany
Tel +49 8171 3493-0
+49 800 427-3637
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02/2017
This issue replaces all previous versions – Printed in Japan