(デマンド型乗合タクシー)の運行方針(案) [PDFファイル/448KB]

住民説明会資料(平成 29 年 2 月 18 日・19 日)
山元町 町民バスとデマンド型乗合タクシーの運行内容について
<検討の経緯>
町民バスは,民間事業者の町内バス路線の廃止を契機として,高齢者や子どもといった「交通
弱者」の方々の町内での交通手段の確保と地域の活性化を図ることを目的に,平成11年から運
行を開始しました。
また,震災後は仮設住宅に住む方々の日常の足の確保を図ることを目的として,震災復興交付
金を活用して車両台数を増やして運行を行ってきました。
しかし,高齢化の更なる進展,新市街地の整備・JR常磐線の運転再開等,町民バスを取り巻
く環境は大きく変化し,さらに,国からの震災復興交付金による財政支援も終了する見通しであ
るため,町の限られた財源で,住民サービスを維持するために運行体系の再検討が必要となって
います。
町では,町民バス運行上の課題として,これまでに町民の皆さんからアンケート等で多くいた
だいた意見や指摘をもとに,特に解決すべき課題として次の点の解消に向けて,将来を見据えた
公共交通体系の確立について検討を行い,地域公共交通会議にて議論のうえ,町民バスと新公共
交通(デマンド型乗合タクシー)の運行方針を定めました。
① 利用者が少ない時間帯(主に日中)の運行方法
② バス停までの移動が困難な方(高齢者等)の利便性の向上
③ 新市街地整備やJR常磐線の運転再開によるバス利用者の動向を見据えた運行経路
④ 国からの震災復興交付金による財政支援が終了することを見据えた運行規模・形態の確立
<町民バスの運行方針>
町の現況(新市街地の整備や津波防災区域等)と現在の利用者層も考慮し,現行の循環線5路
線を小学校区を主とした3路線に見直し,運行時間帯を小学生の通学時間帯及び通院時間帯に絞
った運行とする。
<新公共交通(デマンド型乗合タクシー)の運行方針>
町民バス運行上の課題である利用者の少ない時間帯の運行改善及び,バス停までの移動が困難
な方の利用促進を図るために,主に通院・買い物等の時間帯(日中)にデマンド型乗合タクシー
を導入する。
-1-
<町民バスの運行内容>
○対
象
山元町に居住するもの及び山元町内の公共施設等を利用するもの
○運 行 日 月~金曜日(土曜・日曜・祝日及び12月29日から1月3日までは運休)
○運
賃
乗車区間に関わらず一般200円(震災前と同様)
※小中学生・75 歳以上の方は100円、障がい者及びその介護人はそれぞ
れの運賃の半額
※震災前と同様,回数券・定期券をご用意しております
○路線・便数 3路線,各路線5便運行(朝2便,昼1便,夕方2便)
○運 行 経 路
JR各駅,役場,小学校,病院などを経由する国道6号を中心とし,小中学
生が利用する時間帯は小学校を基本とした運行とする
※運行の詳細は,3月に全戸配布します路線図をご確認願います
<町民バス路線図>
-2-