備前市地域おこし協力隊 三石地区担当 三石地区担当 入江泰之 三石地区 過去~現在 過去~現在~未来 現在~未来 ★三石地区の最盛期( 三石地区の最盛期(1890年 1890年~1975年 ~1975年) 備前市三石地区(旧和気郡三石町)は明治中期から昭和40年代まで、地域内 の台山鉱山から採掘されるロウセキを原料に耐火煉瓦等の窯業で活況を呈し、 最盛期には定住人口 6,500 人、交流人口 12,000 人(1 日)で朝夕の通勤時 には三石駅から町内の工場に通勤する人の往来で肩がぶつかり合うほど、人で あふれかえっていました。町中には商店、銀行、映画館、ダンスホール、旅館、 割烹、料亭などの飲食店、パチンコ店が所狭しと軒を連ね、商業地域としても 大変な賑わいを見せていました。 ★三石地区の人口減少 三石地区の人口減少期 人口減少期(1975 1975年~現在) ~現在) 1970 年中期、右肩上がりで戦後から続いた高度成長に陰りが見え始めたころ、 耐火煉瓦市場に外国産の安い原料が出回りはじめ、産業構造の転換と共に大手 製造所の転出や事業所の閉鎖に拍車がかかった。(事業所移転による人口減少) また、それらに追い打ちを掛ける様に 1976 年(昭和 51 年 9 月)に発生した 台風 17 号による集中豪雨により、町の中心部を流れる河川が決壊し、多くの 住民が家屋の床上浸水などの全損被害を受け、地域外への転出を余儀なくされ る。(災害による人口減少) 地域産業の衰退と同時に発生した、自然災害により、街は一気に活気を失って いくこととなった。 ★三石地区の現在~未来 ★三石地区の現在~ 未来 2017 年現在、定住人口 2600 人、交流人口 1 日あたり数百人程度にまで減少 し、高齢化率も 40%超となっています。 また、人口減少と並行して商業の衰退がすすみ、事業者の高齢化による廃業や 商業不振により、かつての中心地である、「三石銀座」「宮前商店街」から飲食 店や商店等は潮が引くように消えて行き、日常生活を賄う外食店やスーパーは、 ほぼ消滅した状況となっています。 また、三石地区は第一次ベビーブームの団塊世代が多くを占める、年齢構成で あるため、10 年後の 2025 年頃には高齢化率 50%超による「限界集落化」 が懸念され深刻な地域課題となっております。(高齢者の買い物難民増加) これらの諸問題を踏まえて、地域コミュニティをどのように維持していくのか。 持続可能な緩和策を地域の方々と共に協議協働し、地域活性化につなげていき たい思いで下記の活動を実施しています。 主な活動内容 ① 「耕作放棄地の有効活用を考える会」における企画運営活動(事務局長) ② 三石公民館における芸術文化&福祉の推進活動 ③ 三石Mプロジェクト主催の地域活性化イベント活動 ④ 備前観光協会における観光振興活動(三石&日生地区担当) ⑤ 備前東商工会関連の商業イベントへの協力活動 ⑥ 廃店舗を活用した「地域活性化交流イベント」企画運営(三石つばめハウス) ⑦ その他、イベント、セミナー、ワークショップ等の企画&協力活動 ⑧ 地域特産物&加工品創出活動(そば、耐火最中、干し芋、干し柿 加工食品)
© Copyright 2025 ExpyDoc