第 1章 なるほど便利に使えるかも! メカニズム解明実験①: 新定番 USB タイプ C 接続 ご購入はこちら 菅原 尚伸 2.45mmピッチで 工作しやすい タイプCも 自作時代に! プラグが表でも 裏でも挿し込める 9番のラインはVBUS 信号ピンは1列で ブレッドボード でも使える 10番のラインはGND 試作・実験に最適 (b)2.54mm ピッチでブレッドボードも挿しやすい (a)表裏気にせず挿せる 写真 1 1000 円強で入手できて新定番 USB タイプ C の実験・製作に便利に使える変換基板も出てきた USB コネクタ変換基板 CK-44 ■ 問い合わせ先:サンハヤト(株) http://www.sunhayato.co.jp/ といった従来 USB 機器のコネクタを,単純にタイプ C(Type-C)化するだけでも次のようなメリットがあ ります. プラグの表裏の区別がないので接続が楽 USB 新規格タイプ C 登場 ・ (ホストの仕様にもよるが)1.5A または 3A までの ・ ● メリット 電流が使える 従来 USB 機器でバス・パワー不足を感じている筆 者は,特に後者のメリットに興味がありました. しかしこれまで筆者は,タイプ C に対応するには専 用コントローラが必要なのではと思っていました.と ころが実は専用 IC などは不要で,従来 USB 機器を簡 PC に USB 周辺機器をつなごうとして,プラグがう まく挿し込めずにイラっときた経験はみなさんあると 思います.そんなイライラを解消するため,プラグが 表でも裏でもどちらでも挿し込める新しいコネクタ “USB タイプ C”が登場しました! さらにタイプ C は,急速充電を可能にする電力供給 や,映像信号をいっしょに伝送する規格など,より便 利な機能にも対応しています. タイプ C を採用した機器はまだ登場し始めたばかり ですが,この規格は今後広く普及すると予想されてい ます. スタンダード B(Standard-B)やマイクロ B(Micro-B) A1 A2 A3 A4 A5 A6 A7 A8 TX1+ TX1− GND RX1+ RX1− D+ VBUS A9 A10 A11 A12 TX1+ TX1− CC1 D1+ D1− SBU1 RX2− RX2+ GND GND RX1+ RX1− SBU2 D2− D2+ CC2 TX2− TX2+ GND B12 B11 B10 B9 B8 B7 B6 B5 D− SBU1 B4 B3 B2 (a)表裏どちら向きにも挿せるタイプC(レセプタクル) GND GND B1 TX2+ TX2− GND RX2+ RX2− CC1 CC2 SBU2 (b)変換基板CK-44 図 1 表裏どちら向きにも挿せるタイプ C レセプタクルと USB コネクタ変換基板のピン配置を比較する 16 2017 年 4 月号
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