平成29年3月1日 健康福祉部厚生政策課 課長 柚森 直弘 内線 4010 直通 225-1410 第18回石川県バリアフリー社会推進賞の表彰式について 標記知事表彰の受賞者が決定したので、表彰式を次のとおり行います。 1 日時及び場所 日時 平成29年3月6日(月)10:30~ 場所 行政庁舎4階 特別会議室 2 受賞者 3 石川県バリアフリー社会推進賞について 石川県では、「石川県バリアフリー社会の推進に関する条例」を定めて、 お年寄りや障害のある方をはじめ、県民だれもが自らの意思により自由に 行動し、住み慣れた地域に住み続けられ、社会のあらゆる分野の活動に参 加することのできる障壁のない社会(バリアフリー社会)について、県民 一人ひとりの協力と理解により、力を合わせて実現していくことを目指し ています。 そこで、このような取組を一層深めるために、平成11年度からバリア フリー社会推進表彰制度を設け、先駆的、模範的なバリアフリー社会づく りへの取組や活動を行っている個人や団体を、 「施設部門」 「活動部門」 「福 祉用具部門」のそれぞれの部門において、表彰しています。 別紙のとおり (参考) ○表彰区分 (1)「施設部門」 お年寄りや障害のある方などが利用しやすいように配慮された、不特 定多数の人が利用する県内の公益的施設で、 「石川県バリアフリー社会の 推進に関する条例」の整備基準に適合するもの、また、特に改善に積極 的に取り組まれた公益的施設 (2)「活動部門」 お年寄りや障害のある方の自立と社会参加を支援するための地域にお けるバリアフリー社会づくりに寄与する一連の活動 (3)「福祉用具部門」 お年寄りや障害のある方の自立支援や介助者の負担軽減を図るための 創造的な作品 第18回石川県バリアフリー 社会推進賞表彰式次第 日 式 ○開 時 場 平成29年3月6日(月) 10時30分から 県庁行政庁舎4階 特別会議室 式 ○ 表彰状贈呈 施 設 部 門 : 4名 活 動 部 門 : 3名(出席2名、欠席1名) 福祉用具部門 : 10名 ○ 知事挨拶 ○閉 式 (閉式後記念撮影) 第18回石川県バリアフリー社会推進賞表彰式 出席者一覧 区分 賞 受賞施設・団体・作品 受賞者名 出席者 役職 石川トヨタ自動車株式会社 はさたに よ う じ 代表取締役社長 株式会社 山岸建築設計事務所 やまぎし たかひろ 代表取締役社長 と も よし 課長補佐 きた よしろう 代表取締役 ひらの と も あき 架谷 洋司 備考(随行など) 最優秀 石川トヨタ自動車株式会社 金沢西店 施 設 部 門 能美市 優秀 たなか 田中 外茂芳 認定こども園 能美市立大成保育園 株式会社 コスモ計画設計 最優秀 平野 友明 活 動 部 門 山岸 敬広 平野 友明 喜多 喜郎 車いす使用 随行1名、介助犬1匹 平野 友明 優秀 車いす目線から巡る七尾の旅・2015 車いす目線から巡る七尾の旅・2015 欠席 奨励 全国パーキンソン病友の会石川県支部 全国パーキンソン病友の会石川県支部 いっしょにあそぼ。どこでもテ~ブル 可長 京子 可長 京子 水洗式ポータブルトイレ 「流せるポータくん2号・3号」 株式会社 アム 新保 昌貴 リモコン安全操作器具 大北 岩 よだれ・ガード 高松 外美子 水やりとうばん 髙田 隆二 かみぷれす1号・2号 荒木 茂 あらき しげる ベッド転落予防感知装置 松本 忍 まつもと しのぶ くるっとカチットヤマハJWX-1用 株式会社 川端鉄工所 かわばた なな 起立着座動作支援装置 金沢工業大学 FMT研究所 かわい ひろゆき 様々な方の健康を維持する 「食のユニバーサルデザイン」 株式会社 大和 おおにし つとむ 大西 勉 か ちょう き ょ う こ 支部長 車いす使用 随行2名 金沢こども医療福祉センター 作業療法士 最優秀 しんぼ おおきた まさ き 専務取締役 いわ 随行1名 大北 岩 優秀 福 祉 用 具 部 門 たかまつ とみこ 高松 外美子 たかだ りゅうじ 髙田 隆二 荒木 茂 松本 忍 石川県立いしかわ特別支援学校 教諭 県立明和特別支援学校 主幹 (有)夢の里 管理者 随行1名 奨励 川端 菜那 河合 宏之 なかむら さわこ 中村 佐和子 金沢工業大学ロボティクス学科 准教授 総務、人事課 サブリーダー 随行者計・・・5名+1匹 第18回石川県バリアフリー社会推進賞 受賞者一覧 <施設部門> 受賞施設 受賞者(設置者・設計者) 最優秀賞 (1点) 石川トヨタ自動車株式会社 金沢西店 (金沢市) 設置者:石川トヨタ自動車株式会社 設計者:株式会社 山岸建築設計事務所 優秀賞 (1点) 認定こども園 能美市立大成保育園 (能美市) 設置者:能美市 設計者:株式会社 コスモ計画設計 <活動部門> 受賞団体 団体代表者 最優秀賞 (1点) 平野 友明 (金沢市) 平野 友明 優秀賞 (1点) 車いす目線から巡る七尾の旅・2015 (七尾市) 桶屋 善一 奨励賞 (1点) 全国パーキンソン病友の会石川県支部 (白山市) 大西 勉 <福祉用具部門> (区分) 最優秀賞 (2点) 優秀賞 (2点) 奨励賞 (6点) 受賞福祉用具 (一般) いっしょにあそぼ。どこでもテ~ブル (企業) 水洗式ポータブルトイレ 「流せるポータくん2号・3号」 受賞者 可長 京子(金沢こども医療福祉センター) 株式会社 アム (一般) リモコン安全操作器具 大北 岩(一般) (一般) よだれ・ガード 高松 外美子(一般) (一般) 水やりとうばん 髙田 隆二(いしかわ特別支援学校) (一般) かみぷれす1号・2号 荒木 茂(いしかわ特別支援学校) (一般) ベッド転落予防感知装置 松本 忍(グループホーム夢の里 すみよし) (企業) くるっとカチットヤマハJWX-1用 株式会社 川端鉄工所 (企業) 起立着座動作支援装置 金沢工業大学 FMT研究所 (企業) 様々な方の健康を維持する 「食のユニバーサルデザイン」 株式会社 大和 受賞者の概要 施設部門 <最優秀賞> ○石川トヨタ自動車株式会社 金沢西店(自動車ショールーム) (設置者:石川トヨタ自動車株式会社 設計者:株式会社 山岸建築設計事務所) ・エントランスにキャノピーを 設け、降雨・降雪時に濡れず に乗降できる来客駐車場と 車いす使用者用駐車場を設 置し、受付カウンターからも 容易に視認できるよう施設 配置に配慮している。 ・施設内にはベビーシートを備 えた多目的トイレの設置に 加え、授乳室や女性トイレ内 に男児用小便器等を設置し て子育てバリアフリーに配 慮しているなど、積極的で他 の企業の模範となる取り組 みが見られる。 <優秀賞> ○認定こども園 能美市立大成保育園(保育園) (設置者:能美市 設計者:株式会社 コスモ計画設計) ・0~5歳児対象の認定こど も園であり、幼児とその保 護者に対するバリアフリー 化が意識されている。建物 正面には横長にエントラン ス屋根を設けたほか、駐車 スペースには融雪装置を設 置し、冬期にも対応できる ようにしている。 ・建物内は死角なく移動でき る配置とし、廊下は幅広く 外部に面して明るくなるよ う配慮されている。 活動部門 <最優秀賞> ○平野 友明 (活動内容) ・県内全域を中心に、全国各地で介助犬の普及啓発 活動を行っており、活動を通して障害者が参加し やすい社会づくりを目指している。 ・メディア等を含めた様々な形で活動を行っている ことで、障害者の自立支援の促進に加え、補助犬 や介助犬に対する理解促進に貢献している。 ・活動開始から活動回数は年々増加しており、20 16年には石川県内だけでなく、大阪府や熊本県 など活動の場を広げている。 <優秀賞> ○車いす目線から巡る七尾の旅・2015 (活動内容) ・電動車いすにカメラを取り付けて七尾市内のバ リアフリー状況を調査・撮影し、冊子を作り配 布している。 ・車いすでも利用しやすい施設や道路を写真やコ メント付きで紹介しており、現在は七尾市内、 北陸新幹線の金沢駅、富山駅の取材・写真撮影 を行い、次の冊子製作に取り組んでいる。 <奨励賞> ○全国パーキンソン病友の会石川県支部 (活動内容) ・パーキンソン病の患者と家族の相互支援・親睦 や、地域との交流を目的として設立。 ・パーキンソン病の理解促進と、患者を含む誰も が住みやすい地域(社会福祉の向上)を目指し、 普及啓発活動を行っている。 福祉用具部門(一般) <最優秀賞> ○いっしょにあそぼ。どこでもテ~ブル(可長 京子) (作品概要) ・姿勢保持の難しい障がい児が対象。 ・バギーや座椅子など、いろんなものに取り付けができる。 ・テーブルを介助者の体に固定すると、子どもを抱っこし たままあそびを助けることができる。 ・活動に合わせて教材など様々なものを保持・固定できる 工夫は独創的であり、ウレタン素材を使用しているた め、軽量でケガの恐れもない。 <優秀賞> ○リモコン安全操作器具(大北 岩) (作品概要) ・紐を引くことでエアコンのリモコンの電源スイッチを 操作できる器具。 ・操作が分かりやすいため、一般健常者、高齢者、子ど もでも幅広く利用できる。 ・自助具として既存の工夫であるが、簡単な操作でも要 介助者本人にやらせたいという思いをもとに、本人の 能力に合わせてリモコンの設置や操作紐の配置を工夫 している。 ○よだれ・ガード(高松 外美子) (作品概要) ・よだれ・ガードを介助者が身につけることで、介助者 が要介護者や子どもを抱き上げる場合に服へのよだれ の付着を防ぐことができる。 ・首もとがゴムになっているため、着脱も容易に行える。 ・よだれガードとしてだけでなく、サイズを工夫するこ とで授乳マントとしても使えるため汎用性が高く、独 創性もある。 <奨励賞> ○水やりとうばん(髙田 隆二) (作品概要) ・市販の灯油ポンプを外部スイッチで操作できるよう改造。 ・麻痺等で手の動きに制限のある人が植物に水をやる活動を 支援する。 ・外部スイッチを押すと灯油ポンプが作動し、ポリタンク内 の水がホース先端のジョウロ部分から出る。 ・使用者の動かせる体の部位に合わせて、スイッチの種類や 位置を変更・調整することができる。 ○かみぷれす 1 号・2 号(荒木 茂) (作品概要) ・指先の力が弱いまたは不器用な方のための紙折器として、対象 者の手の機能に応じた握りタイプと差し込みタイプを作成。 ・折り目の確認と軽量化を図り、透明のプラスチックやアクリル 板を用いている。 ・材料も手に入れやすく、製作も簡単なため実用性が高い。 ○ベッド転落予防感知装置(松本 忍) (作品概要) ・ベッドのマットレスを一部切り取ってセンサーを設置し、 位置ずれや離床にセンサーが反応することで、職員の迅 速な対応が可能になっている。 ・センサーは飲食店で利用されている業務用呼び出しベル で作成しているため、市販のものより安価に作成できる。 ・センサーの設置によって、転落や転倒を予防し頸部骨折 の発生がないことなどの効果も確認されている。 福祉用具部門(企業) <最優秀賞> ○水洗式ポータブルトイレ「流せるポータくん2号・3号」 (株式会社 アム) (作品概要) ・ボタンスイッチを押して自動水洗できる移動可能なポー タブルトイレ。 ・後片付けが不要、臭いが抑えられるといった効果があり、 要介護者、介護者ともに負担の軽減ができる。 ・勾配を考慮した埋め込み等の工事が必要ないため、ベッ ドサイドなど場所を選ばず設置が可能で設置施工費用も 安く抑えられる。 ・異物を流しても容易に取り出せるため、家庭でも扱いや すい。 家具調で高さ調整可能な 2 号 <奨励賞> ○くるっとカチットヤマハJWX-1用 (川端鉄工所 株式会社) (作品概要) ・車いすフレームに取り付け、ボールジョイントで角度調 整することで、操作位置を上下左右自在に調整できる。 ・電動車いす製作後でも後付けで取り付けでき、上下高さ 調整部の固定バンドの向きを90度単位で変えられるた め、車いすからの出っ張りを最小限に抑えられる。 樹脂製で洗浄便座仕様も選べる 3 号 福祉用具部門(企業) <奨励賞> ○起立着座動作支援装置(金沢工業大学FMT研究所) (作品概要) ・体幹や足の筋力低下により立ち上がりや着座が不安な方 の起立着座動作を補助する。 ・大がかりな設置工事が必要ないため、一般の家庭や施設 などの比較的狭い空間で利用できる。 ・筋肉の活動量の計測を行い、大腿部の押し上げ方を工夫 することで、立ち上がりやすい効果を引き出している。 ・現状は研究用の試作品であるため過度な構造となってい るが、対象者や使い方を整理することで、よりシンプル でコンパクトな構造になることが期待される。 ○様々な方の健康を維持する「食のユニバーサルデザイン」 (株式会社 大和) (作品概要) ・高齢者から嚥下困難者、糖尿病、腎臓病、透析治療中 の患者まで様々な症例に合わせて、栄養価の高いメニ ューがよく考えられている。 ・国内農家と全量買取契約をすることで多品種少量生産 ながらも低価格帯での提供を実現し、個々の症状に合 わせた食事を一食から宅配している。 ・買い物に行けない高齢者が増え、在宅介護者の負担軽 減も求められるなか、豊富なメニューを様々な症例に 合わせて低価格で提供している。
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