導入事例 奈良市 総合政策部 奈良ブランド推進課様

事例カタログ パブリックリレーションズ BPO サービス
奈良市 総合政策部 奈良ブランド推進課 様
「奈良を LOVE で LIVE 」共感を得るプロモーションで移住・定住促進
ホームページをハブに、市民の多様な暮らしを紹介する映像や、
町の魅力を探るイベントを通して、シビックプライドを育てる
適用商品
パブリックリレーションズBPOサービス
課 題
効 果
■
引っ越しを考えている人に奈良市を選んでもらう
■
共感を生み出す事業ブランディング
■
奈良市の良さを市内外の人に知ってもらうホームページ
の開設や、イベントの開催
「奈良をLOVEでLIVE 」をコンセプトにした情報発信や
イベントの開催
■
奈良市様では、2015 年秋、移住・定住促進を目的としたホームページ「なら、
らぶ、りぶ 奈良市に住もう」を開設。
「奈良を LOVE
で LIVE 」をコンセプトに、ホームページをハブとして、移住・定住に関する情報提供の他、市民が登場する映像の制作・配信、
大阪や京都でのイベント開催などで共感を生み出すプロモーションを展開。
導入の背景
事業着手前の課題はどのようなことでしたか?
2014 年から担当セクションを設置、人口動態の分析をしたところ、近隣
市町村への流出及び近隣市町村からの流入が多く、プラスマイナスすると
転出超過であることがわかりました。市町村合併のあった 2005 年には
約 37 万 3 千人だった人口が、最新のデータでは約 36 万人ほどになって
い ます。そこで 人 口 規 模 が 同 等 で ある他 の 自 治 体 の 事 例 なども 調 べ
ながら、関西圏の子育て世帯をターゲットにした定住促進を行っていく
という方針を立てました(吉村様)。
ライフステージが変化する節目の際に、大阪でも京都でも神戸でもない、
奈良市を選んでもらうにはどうすれば良いかを考えて動き始めました。その
ために必 要なのは、奈 良 市 の 良さを市 内 外 の 人に知ってもらうホーム
ページの開設や、イベントの開催だと考えたのです。
事業委託先として富士通エフ・オー・エムを採択をされた
理由は何でしょうか?
ターゲット設定から事業内容、求める効果への筋道がわかりやすかった
ことです。
また「奈良市を愛して住む」=「なら、らぶ、りぶ」
、そんな地域愛を
そうした課題を踏まえ、定住促進事業で目指されたことは?
持った人を増やそうというメッセージがキャッチーで、非常に明快でした。
出 来あがってきたサイトのデザインも、丸 み のある柔らかい 感じが
簡単に言えば、引っ越しを考えている人に奈良市を選んでもらうことです。 ユーザーである子育て世代にぴったりでした。
統計を取ると、20 ∼ 30 代の女性が就職や結婚を機に市外へ流出する
ケースが多かったのです。そこで、結婚したり、子どもが生まれたり、その
お客様プロフィール
子どもが進学したり、就職したり、親を介護する必要が生まれたりといった、
奈良市
面
積 276.94km2
人
所
市
口 358,338人(推計人口 H29.1.1)
在
地 奈良市二条大路南一丁目1番1号
長 仲川 げん
ホ ー ム ペ ー ジ http://www.city.nara.lg.jp/
奈良市 総合政策部
奈良ブランド推進課
課長 吉村 啓信 様
奈良市 総合政策部
奈良ブランド推進課
河嶋 千都 様
奈良市 総合政策部
奈良ブランド推進課
河邑 友美 様
NPOならそら 代表 山本 あつし 様
事例カタログ パブリックリレーションズ BPO サービス
共感を軸にしたプロモーション活動を実施していこうと思わ
れたのは何故ですか ?
奈良市の魅力は数多くあります。例えば、豊かな自然や文化遺産がすぐ
身近にある、
これまでさほど大きな災害に見舞われたことがない、教育環境が
整っている、
アクセスが良く大阪や京都に通勤・通学しやすい・・・など。
そして何より、こうした環境に由来する
「あたりまえな暮らし」の多様さこそ
が価値であり、それを市民の方々が直接語りかけてくれることが共感を生み、
移住・定住の促進に繋がると考えたのです。市民をはじめ奈良市を愛する
18 人の方々のインタビュー動画も、大阪や京都で 2 回ずつ開催した、地域で
活躍する人のお話を伺いながら地域の食を楽しんでいただくトークイベント
や、奈良市街地で開催したまち歩きイベントもすべて、この考えに基づくもの
です
(山本様)。
担当営業の声
奈良市様の移住定住促進プロジェクト活動では、市の抱える課題である
人口流出に対し、シビックプライドの醸成を目指した活動を展開させて
いただきました。奈良市の魅力を地域の人や食を通じて少しでも多くの方
に知ってもらうことで、奈良を好きになってもらえればうれしいです。
地方創生活動は全国で展開されていますが、地域ごとの資産を活かした
活動を実施するために、地域や行政の方と連携が重要だと感じています。
奈良市ブランド推進課様、地域の方など多くのプロジェクト関係者との
協働関係を紡ぐことで微力ながら市の活性化に、
貢献できたと感じています。
富士通エフ・オー・エム株式会社
地域ビジネス本部 関西営業部
片岡 小百合
今後の展望
今後はどのように展開していきたいとお考えですか?
奈良市ならではの、観光の分野とタイアップした移住・定住促進事業
を展開したいと考えています。奈良市の大きな強みは、観光都市であると
いうこと。修学旅行などで一度は訪れたことがあるという方も多いはず
ですし、その経験が移住・定住に繋がると考えてもおかしくはありません。
そうした隠れた可能性を生かすため、これからは世界遺 産などの 観光
だけではなく、豊富に遺された里山や町家など、
その他多様な
「普通の奈良」
に触れる観光コンテンツを開発することも大切だと考えています
(河嶋様)
。
■ なら、
らぶ、りぶ Web サイト
■ イベントチラシ
事業を実施されるにあたり配慮されたことはありますか ?
市民の方々のインタビュー動画を見たり、イベントに参加した人が、
奈良市での具体的な暮らしをイメージした時に、それを支える制度や施策
についても知ることができるというような、欲しい時に欲しい情報にリーチ
できる仕組みづくりを意識しました。また「共感」という数値に置き換え
にくい 情 報 を 今 後 の 事 業 に い か せるよう、定 性 調 査 の 考 え 方 を 取り
入れたアンケートを制作、
イベント参加者を対象に実施しました。
富士通エフ・オー・エムとのパートナーシップについて何か
ご意見などはありますか?
■ イベント開催
(奈良町あるき)
例えばメールのやり取りや、情報や課題の整理など、一つ一つのことに
情熱を持って丁寧に対応していただいたおかげで、毎回会議がスムーズに
進みました。また、インタビュー動画制作やイベント開催など、今回の事業
は様々な方々のご協力なくしてはで きな かったので すが、そ のご 縁を
紡いでくださったのは富 士通エフ・オー・エム様でした。私たちの取り
組みが、一過性の点ではなく、今後もずっと続く線になる、そんな取組を
実 施いただきました(河邑様)。
富士通エフ・オー・エム株式会社
お問い合せ
東京都港区海岸 1-16-1 ニューピア竹芝サウスタワー 14F
http://www.fujitsu.com/jp/group/fom/
※記載内容は2017年2月現在のものです。
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