国立大学法人の基盤的経費の充実(国立大学法人運営費交付金等) 参考資料2 国立大学法人評価委員会 総会(第 56 回)H29.3.2 《平成29年度予算案》 ○国立大学法人運営費交付金等:10,970億円(対前年度:25億円増) 【国立大学法人運営費交付金:10,925億円、国立大学法人機能強化促進費:45億円(新規)】 ○国立大学法人国際競争力強化事業 :10億円(新規) ・国立大学法人が我が国の人材養成・学術研究の中核として、継続的・安定的に教育研究活動を実施できるよう、基盤的経費である国立大学 法人運営費交付金等については、対前年度25億円の増額。 ・そのほか、大学改革を先導する「指定国立大学法人」が世界最高水準の教育研究を展開するために必要なスタートアップを支援するため、 新たに10億円を確保。 平成29年度予算案の主な事項 各大学の強み・特色をいかした機能強化 ○3つの重点支援の枠組み 110億円(新規分) 【組織整備の例】 ※国立大学法人運営費交付金、国立大学法人機能強化促進費(45億円(新規)) ・各大学の機能強化構想に対し評価に基づく メリハリある重点支援 ・運営費交付金による支援に加え、意欲的な 取組を支援する「国立大学機能強化促進費」 を創設。 ・さらに、学部の改組・新設等の組織整備に 対する重点支援を実施。 次代の科学技術イノベーションを担う人材育成・知の基盤強化 ○国立大学の国際競争力の強化 ※国立大学法人国際競争力強化事業 10億円(新規) ・大学改革を先導する「指定国立大学法人」が、世界最高水準の教育研究を展開 するために必要なスタートアップ経費を支援し、国際競争力を抜本的に強化。 ○数理・データサイエンス教育の強化 ※国立大学法人運営費交付金 6億円(新規) ・全学的な数理及びデータサイエンス教育を実施 するとともに、全国へ普及・展開する拠点形成 を支援することで、数理やデータサイエンスを ツールとして活用し新産業創出や企業の経営力 ・競争力強化に貢献する人材を育成。 ※「基幹経費化」の仕組みの導入 ※国立大学法人運営費交付金 ・優れた実績のある機能強化の取組について、評価に基づき、機能 強化経費から基幹経費へ移し替える仕組みを導入(平成29年度: 53億円)し、各大学の優れた取組を継続的・安定的に推進すると ともに、大学の運営基盤を強化。 《基幹経費化のイメージ》 意欲と能力ある学生の修学機会の確保 ○授業料減免等の充実 ※国立大学法人運営費交付金 333億円(+13億円増) ・意欲と能力ある学生が経済状況にかかわらず修学の機会が得られ るよう、授業料免除枠を拡大。 【国立大学の授業料減免等の予算額の推移】 (億円) 400 ◆免除対象人数:対前年度0.2万人増 平成28年度 平成29年度 約5.9万人 → 約6.1万人 (学部・修士) 約5.4万人 → 約5.6万人 (博士) 約0.6万人 → 約0.6万人 (万人) 7.0 6.1万人 6.0 333億円 300 5.0 3.4万人 4.0 175億円 3.0 200 100 2.0 1.0 0 0.0 国立大学法人運営費交付金等予算額の推移 12,214 18年度 ▲230億円減 (▲1.9%) ▲118億円減 (▲1.0%) 11,813 20年度 ▲110億円減 (▲0.9%) 11,695 21年度 11,585 22年度 ▲58億円減 (▲0.5%) ▲162億円減 (▲1.4%) 11,528 23年度 27年度 ▲171億円減 (▲1.4%) 12,043 19年度 26年度 ▲103億円減 (▲0.8%) 12,317 17年度 25年度 ▲98億円減 (▲0.8%) 12,415 16年度 24年度 (単位:億円) ▲574億円減 (▲5.1%) 11,366 331億円増 (3.1%) 10,792 11,123 ▲177億円減 (▲1.6%) 10,945 28年度 10,945 29年度 予定額 10,970 ▲1,470億円 ※平成29年度予定額には、国立大学法人機能強化促進費(45億円)を含む。 対前年度25億円増
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