ルクセンブルク大公国 政治・社会情勢(2016年12月) <ポイント> 【外政】 ●ベッテル首相及びアセルボーン外相が,ブリュッセルで開催された EU 欧州理事会,総務理事会, 外務理事会に参加し,移民政策,トルコ,アフリカに関する協議を行った。 【社会・大公宮】 ●アンリ大公殿下の次男であるフェリックス王子とクレア妃の間に第二子の男児リアム王子が誕生 されたと公表。 1 外交・EU 2日 ベッテル首相は,ブリュッセルで開催された欧州の通信大臣会合に出席し,2017年6月15日 に予定されている欧州諸国内のローミング料金の撤廃に向けて期待を寄せている旨述べた。 4日 アセルボーン外相は,ソマルーガ・スイス司法・警察担当連邦参事会員の招待によりトゥーンで行 われたスイス-EU関係の会談に参加し,移民や人の自由移動に関する協議を行った。 5日 アセルボーン外相は,ロンドンにてジョンソン英国外相,デービス EU 離脱相らと会談し,通信メ ディア,科学・研究,サイバーセキュリティ等の経済分野に関する二国間協定,英国の EU 離脱, 国際情勢等ついて協議を行った。 5~6日 ベッテル首相は,ミッシェル白首相及びルッテ蘭首相と共にチュニジアを訪問し,セブシ大統領と チュニジアの民主化移行,治安,雇用創出支援について協議した。 6日 アセルボーン外相は,ブリュッセルで開催された北大西洋条約機構(NATO)外相会議に参加し, ケリー米国務長官参加の下,前回の首脳会合にて採択されたワルシャワ宣言の決議に関して協議す ると共に,加盟国が一丸となって協力する必要性を再確認した。 7日 ベッテル首相は,オランド仏大統領の招待により Open Government Partnership(OGP)の会合に 参加した。本枠組みは全世界 70 カ国が参加し透明性,反汚職,市民との対話を促進するもの。 7~8日 アセルボーン外相は,独国のハンブルグで開催された第23回欧州安全保障協力機構(OSCE)の 外相理事会に参加し,ウクライナ危機及び難民に関して協議を行った。 9日 アセルボーン外相は,ブリュッセルで開催された EU 司法・内務理事会の「移民」に関する協議に 参加し,移民の現状や保護に関する改革について話し合いがもたれた。 12日 アセルボーン外相は,ブリュッセルで開催された EU 外務理事会に参加し,2017年秋に開催さ れる EU-アフリカ間サミットに関して協議を行った。 13日 アセルボーン外相は,ブリュッセルで開催された EU 総務理事会に参加し,主に EU とトルコに関 する事項について協議した。 15日 ベッテル首相は,ブリュッセルで開催された EU 欧州理事会に参加し,移民,治安,経済,若者の 失業対策及びトルコを含む外政について協議を行った。 17~19日 アセルボーン外相は,ベネルクス諸国の外相と共にヨルダンとイラクを訪問し,治安及び中東 の政治情勢に関する協議を行った。 20日 アセルボーン外相は,カイロで開催された第5回 EU-アラブ諸国同盟の外相会合に参加し,主に シリア,リビア,イラクに関する情勢について協議した。 21日 シュナイダー協力・人道支援大臣は,ルクセンブルク大学とラオス国立大学間の法律,経済・金融 分野における協定に署名し,教授や研究者の能力向上や修士・博士課程の学生交流を目指す。 2 社会・大公宮 6日 アンリ大公殿下の次男であるフェリックス王子とクレア妃の間に第二子の男児リアム王子が誕生 されたと大公宮が公表。 24日 アンリ大公殿下が,TV 放送を通じて国民向けのクリスマス・メッセージを発出し,欧州及び世界 の政治・経済に関する危機に触れながら団結する重要性を訴えた。
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