特記仕様書

平成28年度
橋梁等長寿命化点検調査業務委託(その2)
特記仕様書
第1章
第1条
総則
適用
本特記仕様書は、那覇市が発注する「平成 28 年度 橋梁等長寿命化点検調査業務委託(そ
の2)」に適用する。
第2条
業務目的
本業務の目的は、平成26年7月に道路法施行規則において5年に1回の頻度で近接目視
により点検を行う事が定められたので、那覇市が管理する道路構造物(橋梁)を近接目視に
よる点検を行う業務である。
第3条
調査対象道路構造物
調査対象は那覇市が管理する橋梁46橋、大型ボックス、おもろまち交通広場(自由通路)
を対象とする。(別添:対象リスト参照)
第4条
適用基準等
本業務の実施に対しては、本特記仕様書によるほか、下記の基準等に基づき実施するもの
とする。
1.橋梁定期点検要領(平成 26 年 6 月 国土交通省)
2.道路橋定期点検要領(平成 26 年 6 月
国土交通省)
3.その他関係法令・規則・通達等
第5条
疑義
本特記仕様書および関係法令、諸規則等に定めていない事項、あるいは疑義が生じた場合
は、発注者(以下「甲」という。)と受託者(以下「乙」という。)はその都度協議し、甲の
指示に従い業務を遂行するものとする。
第6条
提出書類
乙は、本業務着手に先立ち、速やかに、甲に次に書類を提出し承認を受けるものとする。
・着手届
・技術者経歴書(管理技術者、担当技術者、照査技術者)
・業務計画書等
・業務工程表
管理技術者・照査技術者について
乙は、管理技術者及び照査技術者をもって、相当の経験を有する技術者を配置しなけれ
ばならない。
管理技術者は契約図書等に基づいて業務の技術上の管理を行う者とし、乙は、本業務に
おける管理技術者を定めて甲に通知する。本業務の履行に当たっては、管理技術者、照査
技術者のいずれかはRCCM(鋼構造およびコンクリート、道路のいずれか)の資格を有
する技術者とする。
第7条
打合わせ
1.乙は、業務実施前および業務期間中は、甲との打合せを随時実施し、業務品質におい
て重要な点については緊密な連絡を保つこと。
2.乙は、業務打合せの記録簿を 2 部作成し、甲・乙が各 1 部ずつ保管するものとする。
第8条
関係機関との手続き
乙は、本業務遂行のために関係機関との協議を要する場合については、必要な資料を
作成するとともに、甲より要請があった場合には同席するものとする。
乙は、現地での調査あるいは調査上で民地に立ち入る必要が生じる場合には、事前に
甲に身分証の発行申請を行い、現地作業の際にはこれを携帯し、身分証の提示を求められ
た際に提示し地域住民への理解を求めること。
また、業務完了時にはこれを甲に返却しなければならない。
第9条
履行期限および納入場所
1.本業務の履行期限は、契約締結日の翌日から平成29年6月30日迄とする。
2.本業務の納品場所は、那覇市建設管理部道路管理課とする。
第10条 貸与資料
1.本業務において、甲より乙に貸与するものは次のとおりとする。
・那覇市管内橋梁位置図
1式
・那覇市管理橋梁点検カルテ(長寿命化修繕計画策定用)
1式
・その他必要となる資料
1式
:
2.資料の貸与にあたり、乙は、甲に名称および期間等を記載した借用書を提出するこ
ととする。
第11条 成果品の瑕疵
本業務の調査不足や成果品の不備により計画策定に支障をきたす場合は、乙の責任に
おいて計画策定に必要な再調査を実施しその成果を納入するものとする。
第12条 その他
本業務に関する事項については機密を厳守し、無断で第三者に漏らしたり、利用した
りしてはならない。
第2章
業務概要
第13条 橋梁点検調査
準備(資料収集・事前調査・調査計画)、現場調査(橋梁定期点検要領に準じる)を行う。
第14条 カルテ作成
点検結果を基にカルテ作成(データ整理、図面等)を行う。
第15条 橋梁の健全度データの分析
本業務の点検データをまとめる。
点検データ(施工年代、構造形式、損傷内容、損傷ランク等)を基に、道路橋の長寿命
化修繕計画で評価する損傷度(健全度)のデータ分析を行う。
第3章
委託数量
第16条 調査業務
1.準備(資料収集・事前調査・調査計画)
1式
2.現地調査
1式
第17条 設計業務
1.橋梁の点検データまとめ
1式
2.橋梁の健全度データ分析
1式
3.大型カルバートの点検データまとめ
1式
4.大型カルバートの建全度データ分析
1式
5.おもろまち交通広場(自由通路)点検データまとめ
1式
6.おもろまち交通広場(自由通路)健全度データ分析
1式
6.設計協議
3回
第4章
成果品
第19条 成果品
1.本業務で納入するデータの記録仕様は、今後の調査および長寿命化修繕計画に
利用しやすい形態で調査結果を橋梁ごとに整理し作成するものとする。
2.本業務の成果品は、以下の通りとし、電子データは甲・乙協議のうえ電子記憶媒体
のフォーマットを決定するものとする。
(1)報告書(印刷製本)
: 2部
(2)概要版(印刷製本)
: 2部
(3)公表資料
: 2部
(4)電子データ(報告書・概要版等)
: 1式
(5)その他協議により必要と認められたもの
: 1式