大阪市の自転車対策について再度意見。

2017年2月27日
大阪市
副市長
田中
建設局長
永井
監理部
清剛
殿
文博
眞田
殿
泰則
殿
大阪市を洗濯する市民の会
黒田
茂穂
http://www.sentaku-osaka.jp/
大阪市の自転車対策について再度意見。
市民主体の施策運営に!
当会では過去に度々建設局に足を運び、市の自転車駐輪対策は駐輪場を充分に確保す
ることで繁華街(特に梅田など)を利用する際の市民や観光目的の旅行者などの利便性
を図り、従来通り無料で駐輪できるようにすることを提案してきた。
2月20日建設消防委員会において、放置自転車に関する請願が議題に揚げられた。
高校生がアルバイト先に駐輪場の整備がないために自転車を撤去されたことから、無料
の駐輪場の整備を求めるものだ。過去を振り返りながら再度意見を述べたい。
大阪市の自転車対策は駐輪場を整えることなく、一部の市民が自転車の撤去を求めた
ことからか、自転車利用者側の市民の声に耳を傾けることもせず、自転車撤去事務と称
して、市民の財産である自転車を勝手に撤去・処分してきている。撤去の被害にあった
市民は、非常に不便な場所にある自転車保管所(市公営所所管だが、ここは嘗て市内約
10カ所あり多数の市の職員が就労している)に、2,500円もの返還料を支払って
自分の自転車を取戻さなければ、市が市民の財産を勝手に処分できるという、市民不在
の施策運営を続けて今日に至る。
20日の建設消防委員会で、市駐輪場の指定管理者からの納付金が8億6,700万
円、保管料が3億3,200万円ある、と市の答弁があったが、更に指定管理業者が利
益を得ていることを考えても、大阪市では自転車を利用することで、市民はかなりの駐
輪場料金を負担していることとなる。
市は駐輪対策としての駐輪場有料化は受益者負担としたと、事あるごとに述べている
が、建設局職員数は未だに2,000人を超えることからも、職員の職場確保や、外郭
団体として駐輪整備会社を設立するなど、職員に都合のよい施策を続けていることが伺
える。
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過去にこの大阪市の放置自転車の撤去施策は、もともと一部の市民からの要望で施策
構築したと聞いているが、平成24年制定の大阪市職員基本条例・第2章職員の倫理規
範・2に、「職員は、市民全体の奉仕者であり、市民の一部に対してのみの奉仕者では
ないことを自覚して、公正に職務を執行し、・・・・」とあり、建設局職員は市民の公
僕として広く、公平に自転車利用者の意見を求めることなく、一部の市民の意見だけを
取上げて、職員の権益を守る市民不在の施策運営を行ってきた。
橋下前市長が制定した大阪市職員基本条例は、この建設局の自転車対策のように、一
部の市民の意見だけを取上げて職員に都合のよい施策運営を行うことを防止するもの
だ。税は市民の為に有効に使う事が原則であり、間違っても職員の都合などを優先して
はいけないからだ。
大阪市国保加入率は政令指定市の中で最も高く(約3割)、所得が200万円以下は
約85%、300万円以下だと93%にもなる、と、平成28年度大阪市国民健康保険
運営協議会で説明があった、が、大阪市の自転車利用者には冒頭の請願書提出の高校生
を含め、交通費を節約しようとする市民が多いと推測される。
市は駐輪場有料化に受益者負担を市民に強いようとするが、大阪市在住者に所得の低
い市民が多いのであれば、局を超えてこういった実態を把握し、大阪市特有の課題を念
頭に置いて、市民のニーズに沿った施策運営を構築することは市政運営をする立場の責
務ではないのか?
駐輪場周辺には、駐輪機に空きがあっても、その周辺に自転車を放置している事例が
多々見受けられ、100円の駐輪費用でも節約したい人が少なくないことは明らかだ。
この建設消防委員会で、共産党のこはら委員は、「無料駐輪場が少ない上に駐輪場は
不足している。自転車利用者にとって無料駐輪場を増設する必要がある。自転車は世界
的にエコな乗り物として利用促進を目指している、大阪市も同様の観点での自転車対策
をするべき。
」と求めたが、当会でも過去に何度も同様の意見書を出している。
再度述べるが、自転車は環境に配慮されたエコな乗り物として、世界的に利用促進が
図られているのは周知の事実だ。大阪市は率先して市民のニーズとして、自転車をもっ
と利用しやすい環境を整え、市民に喜ばれる施策運営に務めるべきだ。
大阪市建設局は、誰の為に、何の為に施策運営をするのかをよく考え、市民の利便性
向上を最優先に、全ての駐輪場を無償とするべきことを再度申し入れたい!
以上
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