適切な社会保障の財源確保に向けて 七十歳以上の高額療養費の見直 囲の縮小をはかろう とするさまざまな動 きもあるが、阻止し なければいけない。 一方、税制改正で は、消費税の問題に 護報酬の改定率が決定するダブ て平成三十年度の診療報酬と介 今年は、年末の予算編成におい 導 入 は す る べ き で な い と 主 張 し、 ついても検討されたが、拙速な 受診した際の定額負担の導入に っている。 れ一歩前進したと思 経常経費(A) 100,507,300 政治活動費(B) 962,233,964 (人件費、備品消耗品費等) ・組織活動費 161,806,279 ・選挙関係費 1,000,000 のように挨拶した。 支 出 いる。いつあっても大丈夫であ 1,977,997,277 合計 (二面に続く) だくようお願いしたい」 るよう連盟の活動を強めていた 日医連執行委員会(1月17日) ついては与党税制改 正大綱における書き ぶりが、医療に係る 消費税のあり方につ い て、『一 〇 % に 引 き上げられるまでに 結 論 を 得 る』 、 とな り税率引き上げ時ま でにやれることはや るという意図が明確 に書き込まれたもの と理解している。ま し、 入院時の光熱費の患者負担、 た、持ち分ありから ル改定を控えている。その財源 な ん と か 止 め る こ と が で き た。 があるのではないかと言われて 持ち分なしの医療法 師連盟副委員長の司会でスター 確保は厳しい状況であると認識 財政再建の立場から保険給付範 高額薬剤の市場拡大再算定等の ト。 しているが、我々が望む国民の 人の承継問題は、非 「非 常 に 寒 い な か、 日 医 連 執 ための医療・介護が行えるよう 課税措置が盛り込ま 行委員会にご出席いただき感謝 な環境をつくっていきたいと考 762,794,990 さらに、かかりつけ医以外を 申し上げる。昨年の参議院議員 えている。そのためには中央と ・寄付交付金 て い く こ と は 最 も 重 要 で あ る。 制度改正を行うことになった。 選挙で自見はなこ参与が二十一 2,290,202 執行委員会は、今村聡日本医 万五百六十二票を獲得し初当選 地方で医政活動をさらに強力に 収 入 はじめに横倉義武委員長が次 できたこと、選挙区でも日医連 展開していくことが非常に重要 億円と見積もっていたが、財務 期間収支計算書(平成27年4月1日~平成28年3月31日) (単位:円) 本年はどこかで衆議院総選挙 推薦の候補者の多くが当選でき 診療報酬の改定率は予算編成過 省はそれを五千億円程度に収め 973,840,691 繰越金 1,977,997,277 合計(支出計+剰余金) となるので、ご協力をお願い申 程で決まり、税制についても政 るべしということになり、さま 403,502 その他の収入 915,256,013 剰余金 たことは全国の先生方のご支援 昨年末に、平成二十九年度予 治で決着する。医療と政治は不 ざ ま な 工 夫、 制 度 改 正 を 行 い、 1,749,084 寄付金 1,062,741,264 支出計(A+B) し上げる。 わが国は税収が伸び悩むな 算案を決める際、厚生労働省は 可分な関係にあることから、望 五千億円に収めることができ ・調査研究費 日医連執行委員会で挨拶する横倉義武委員長 によるものと感謝する。 か、歳出に占める医療費の割合 ましい医療政策を実現するため た。千四百億円を埋めるために、 0 特別会費 34,342,493 ・機関誌発行その他事業費 日本医師連盟は、1月17日、日医会館で執行 委員会を開催した。「平成27年度収支決算」「平 成29年度負担金基準額」について審議を行い、 全会一致で承認および決定した。 1,002,004,000 負担金 0 負担金未収入金 は 年 々 増 加 傾 向 に あ る。 ま た、 社会保障費の自然増を六千四百 には積極的に医政活動を展開し 平成27年度日本医師連盟収支決算報告書(別表) [平成 11 年 7 月 30 日第三種郵便物認可[ ]偶数月の 25 日発行] 日 本 医 師 連 盟 ニ ュ ー ス (1) 第 103 号 平成 29 年 2 月 25 日 2017/2/25 (Sat.) 第 103 号 東京都文京区本駒込5-73-3 駒 込 S Kビル1 F 〒113-0021 : 03-3947-7815 TEL: : 03-3947-2662 FAX: E-mail: [email protected] 日医連 執行委員会開催 (一面より) よ う な 日 々 を 送 っ て お り ま す。 厚生労働委員会では、三人いる 命しております。委員長の立場 より参議院厚生労働委員長を拝 方のおかげで二十一万を超える 昨年の参議院議員選挙では先生 在、羽生田先生が委員長、そし ることは通常ないのですが、現 新 年 お め で と う ご ざ い ま す。 に二人厚生労働委員会に所属す させていただいております。本 部会に羽生田先生とともに出席 た。また、自民党では厚生労働 ターで質問させていただきまし 挨拶 あけましておめでとうござい 上、私は委員会において意見を て私も委員として所属させてい 年は平成三十年度の医療、介護 自見はなこ参議院議員 ます。昨年は自見はなこ先生を 票で当選させていただき、あり ただいております。これは、先 の報酬改定を控えた大事な年と 挨拶 当選させていただきありがとう 述べることができず、与野党わ がとうございました。現在、厚 生方のおかげで医療系の自民党 羽生田俊参議院議員 行った。その際平成二十七年度 任者が 収支内容の説明と報告を ございました。現在自見はなこ け隔てなく公平な委員会運営を 生労働委員会に所属させていた なります。この一月から十二月 医療系の新人議員のトップバッ においても負担 議員とともに参議院厚生労働委 行うことにもっぱら努めており 比例議員のなかでトップの票で 金の未収金は発 員会に所属させていただいてお ま す。 私 が 意 見 を 言 え な い 分、 だいております。同じ団体(日 平成二十七年度日医連収支決 生せず、過年度 ります。日医連ニュースでもご 平成二十七年度収支決算について 算については、川島龍一会計責 負担金が引き続 で、そして横倉委員長にも入っ に向け、羽生田先生と二人三脚 ていただきトライアングルの体 当選できたことが大きかったよ うです。厚生労 制で進んで参ります。 本医師連盟)出身の議員が同時 働委員会に所属 自見はなこ議員にしっかり発言 していただい ている状況で ご ざ い ま す。 今後もどうぞ ご支援を賜り ますようお願 いいたしま できたのも先生 報告いたしましたが、昨年九月 日医連 常任執行委員会 き「0」である ことが報告さ れ、関係者の協 力に感謝の言葉 を述べた。 これを受け小 山田雍会計監督 羽生田俊参議院議員 挨拶 す。 日医連 常任執行委員会(1月17日) 者より「本日、平 成二十七年度収 支決算について、 会計監督者三名 で会計監査を行 った結果、適正 と議員生活のは おかげであった 方の一票一票の 義を十分にかみしめて頑張って して国会に送っていただいた意 にしたいと存じます。組織代表と 今年は自分の足場を固める年 日本医師会館で日医連常任執行 された日医連執行委員会で審議 承認された議案はそののち開催 日 本 医 師 連 盟 は 一 月 十 七 日、 議を行い、 全会一致で承認した。 開催された。新年会には自民党 同 新 年 会 が 執 行 委 員 会 終 了 後、 日本医師会・日本医師連盟合 だきますようお願いいたします。 委 員 会 を 開 催 し た。「平 成 二 十 出席し祝辞をのべた。 関係の議員の多くが来賓として 師の国会議員、衆参の厚生労働 幹事長代理ら幹部をはじめ、医 民党総務会長、望月義夫自民党 の高村正彦副総裁、細田博之自 された。 研修医一年目の しました。 今は、 参りますので、どうぞご指導いた じめに自覚いた 自見はなこ参議院議員 挨拶 七年度収支決算」 、 「平成二十九 年度負担金基準額」について審 日本医師会・日本医師連盟 合同新年会 細田博之自民党総務会長 妥当であり、帳 簿記載も的確に 処理されている ことを確認した」 内容を確認す と報告があった。 る質疑応答が行 われたのち、全 会一致で平成二 望月義夫自民党幹事長代理 十七年度収支決 算を承認した。 負担金基準額は昨年度と同額に決定 審議の結果、平成二十九年度 した。 について、今村副委員長が、 「昨 負担金基準額は原案どおり全会 平成二十九年度負担金基準額 年度と同様に一連盟会員あたり 二 万 円 と さ せ て い た だ き た く、 一致で承認され、決定した。 ご承認をお願いしたい」と提案 高村正彦自民党副総裁 収支決算案を承認する執行委員 平成 29 年 2 月 25 日 第 103 号 ( 2 ) 日 本 医 師 連 盟 ニ ュ ー ス [第三種郵便物認可] 平成 29 年 2 月 25 日 第 103 号 ( 4 ) 日 本 医 師 連 盟 ニ ュ ー ス [第三種郵便物認可] 日医連活動の記録(平成28年12月中旬~平成29年2月中旬) 2016 年 12・16(金) *医療政策について赤枝恒雄衆議院厚生労 働委員会委員(自民党)との意見交換(日 本医師会館にて) 。 12・21(水) *岸田文雄外務大臣(自民党)との医政活 動に関する意見交換。 *塩崎恭久厚生労働大臣(自民党)との医 政活動に関する意見交換。 *医療政策について勝沼栄明青年局次長(自 民党)との意見交換(日本医師会館にて)。 *上川陽子元法務大臣(自民党)との医政 活動に関する意見交換。 12・22(木) *金田勝年法務大臣(自民党)との医政活 動に関する意見交換。 *医療政策について、自見はなこ参議院厚 生労働委員会委員(自民党)への要請活動。 2017 年 1・5(木) * 医療政策について丸川珠代五輪担当大臣 (自民党)との意見交換(日本医師会館にて)。 1・11(水) *医療政策について枡屋敬悟元厚生労働副 大臣(公明党)との意見交換(日本医師会 館にて)。 1・12(木) *河村建夫元内閣官房長官(自民党)との 医政活動に関する意見交換。 に関する意見交換。 1・17(火) *日本医師連盟常任執行委員会、執行委員 2・3(金) *後藤田正純元内閣府副大臣(自民党)と 会 開催。 1・25(水) の医政活動に関する意見交換。 *自民党役員との新春懇談会(国民政治協 2・9(木) *医療政策について額賀福志郎元財務大臣 会主催)に出席。 (自民党)との意見交換(日本医師会館に *大家敏志副幹事長(自民党)との医政活 て) 。 動に関する意見交換。 *医療政策(科学技術イノベーション)に 1・27(金) ついて石原宏高内閣府副大臣(自民党)へ *寺田稔元内閣府副大臣兼復興副大臣(自 の要請活動。 民党)との医政活動に関する意見交換。 *医療政策( IT 戦略)について自見はな *「女性医療職エンパワメント推進議員連 こ参議院厚生労働委員会委員(自民党)ほ 盟」設立総会に出席。 かとの意見交換。 1・31(火) *林芳正元農林水産大臣(自民党)との医 2・11(土・祝) *岡山県医師連盟医療政策研究会に出席。 政活動に関する意見交換。 2・2(木) *高村正彦副総裁(自民党)との医政活動 (注)肩書きは、当時のものを使用。 1月27日「女性医療職エンパワメント推進議員連盟」 (左から)石原宏高内閣府副大臣、今村聡 設立総会で挨拶する横倉義武委員長(参議院議員 2月9日 副委員長(内閣府副大臣室) 会館講堂) 民党の先輩方に親身に国会運営 す。新しい学び舎に入学し、自 医のような日々を送っておりま ぎましたが、毎日が新鮮で研修 参議院議員となり七カ月が過 食店で働く 案となり飲 までは妥協 が、このま ございます 得る必要が 参議院議員自見はなこ 今、永田町で行われている論争について、 参議院議員の自見はなこ先生から、ご寄稿をいただきました や党内の政策決定現場である部 従業員や客 「たばこのない オリンピック・パラリンピック 会とはなんたるか実地で教えて の健康を守 自民党厚生労働部会で発言 ! 〜健康増進法改正に向けて ご協力を」 いただいております。羽生田俊 ることがで たばこ税が 先生が厚生労働委員長になられ 地方財源と き ま せ ん。 さて、最近の国会、永田町の なっている た厚生労働委員会もそろそろ本 状況ですが、たばこの受動喫煙 ことなど複 たばこは専 防止法である「健康増進法改正 雑な経緯も 売制度に始 案」が大きな争点になっていま ございます 格的な法案審査に入ろうとする す。二〇二〇年の東京オリンピ が、いずれ の先生方にはご地元の国会議員 なか、我々に直結する法案が十 ッ ク で は、「た ば こ の な い オ リ にしても受 の先生方にたばこの害、受動喫 まり、たば ンピック」は国際的な約束でも 動喫煙防止は徹底して行う必要 煙の害を改めてご理解いただけ 本前後審議される予定ですので ありますが、新聞報道でもご承 がございます。北京オリンピッ るよう、お話をしてくださいま こ農家の転 知のとおり、飲食店での営業な クでもリオデジャネイロオリン 緊張感をもって臨もうと思って どに影響がでることも予想され ピックでもたばこのないオリン 作の問題や ることから反対意見が相次いで すようお願い申し上げます。何 おります。 いる状態です。私も部会で発言 ピックを実現しております。 たばこについての正しい知識に し ま し た が、“健 康 講 演 会 じ ゃ でした。諸団体が精力的に反対 ついて、私は永田町で国会議員 * 次号では、羽生田俊参議院議員 健 康 被 害 が は か り 知 れ な い、 卒応援のほどよろしくお願いい のロビー活動を国会議員に行っ の先生方にご理解いただけるよ よりご寄稿をいただく予定です。 ないんだよ !”などのヤジ多数 ています。成立に持っていくに うお話をいたします。医師連盟 たします。 は三月上旬までに一定の理解を 永田町トピックス
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