目標を達成できるマネジャーが回すPDCA

#703523
目標を達成できるマネジャーが回すPDCA
Index
1 マネジャーが回すP D C A サイクル
2 正しい「P l a n 」の在り方
3 正しい「D o 」の在り方
4 正しい「C h e c k 」の在り方
5 正しい「A c t 」の在り方
6 まとめ
Business Report
1 マネジャーが回すP D C A サイクル
個人や部門(課、チームなど)単位で一定期間の目標を設定し、期間終了時にその達
成度を評価する「目標管理制度」を運用する会社が多いものです。目標管理制度に実効
性を持たせる上で、部門責任者であるマネジャーの役割が重要です。
マネジャーは部門の目標を実現するために、個人が設定する目標を修正したり、個人
の業務の進捗状況を管理することが求められます。その際、P D C A サイクルが有用です。
P D C A サイクルの基本的な概念は次の通りです。
(図表)【PDCAサイクルの基本的な概念】
サイクル
段階
行動
概要
・目標の設定や目標達成に向けた行動計画を
立案する
Plan
計画
計画の立案
Do
実施(実行)
計画の実施(実行) ・計画に従って実施(実行)する
Check
確認(検証、評価)
実施事項の確認
(検証、評価)
・計画通りに実施(実行)されているかを
確認(検証)する
・計画の達成度合いを評価する
・計画と実績との差異を確認(検証)し、
差異が生じた問題点(原因)を認識する
Act
改善(処置)
問題点(原因)の
改善(処置)
・差異を是正するための改善(処置)を行う
(出所:日本情報マート作成)
目標管理を効果的に行うために、マネジャーは部下(以下「メンバー」)に対してど
のように働き掛ければよいのでしょうか。P D C A サイクルに基づき、順番に整理してみま
しょう。
2 正しい「P l a n 」の在り方
1 )メンバーとの擦り合わせを忘れずに
メンバーが「いつまでに、何を実行するのか」を、具体的な行動計画に落とし込みま
す。その際、マネジャーは、メンバーの意思を尊重しつつ、メンバーと一緒に具体的な
目標を設定し、行動計画を立案しましょう。
マネジャーとメンバーの認識がズレていると、メンバーは一生懸命に仕事をしている
のに、マネジャーは「今、メンバーがやるべき仕事はそれではない。それが分からない
なんて困った人だ」と、ちぐはぐな状況に陥ってしまうからです。
2 )目標設定のポイント
目標は、行動の結果として実現される「状態」を表現します。そのため、「達成」か
「未達成」かで測定できるように設定しなければならず、「∼する」といった行動その
ものを目標としてはいけません。
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