(水曜日)の一般質問要旨(PDF:204KB)

平成 29 年2月焼津市議会定例会
一般質問者及び質問要旨
第4日(3月8日)
8
鈴木功治議員(質問方式
答弁を求めるもの
一問一答)
市長
1
福祉施設の安全対策について
福祉施設が職員、利用者にとって共に今後も安心安全な施設として運営していく
ために、現在の状況を市としてどのように把握・確認し指導しているか
昨年7月26日に神奈川県津久井市の福祉施設やまゆり園で、元施設職員の男が刃
物を持って利用者を襲い19名が死亡、27名が重軽傷を負うという悲惨な事件が起き
ました。わずか1時間程の間に行われたという事は、移動時間を含めて一人約一分
ごとに人を刺して廻ったということになり、想像する事も出来ない様な事件でした。
更に「障害者はいなくなってしまえばいい」と言ったことが報道され福祉関係者を
はじめ多くの人たちにショックを与えました。焼津市では、今までこの様な事例が
起きていないことは関係者が安全管理にしっかりと取り組んでいた事の結果と思い
ますが、今後とも事故、事件が起きないよう、どの様に安全対策を行うべきと考え
ているか。また、市として社会福祉法人等が運営している福祉施設の現状をどのよ
うに把握及び指導しているのか伺います。
ア 職員の安全管理に対する知識向上のための教育等について
イ 職員の福祉に対する知識・スキル向上について
ウ 非常時の行動計画について
エ 職員の生活状況や健康状況の把握について
オ 施設周辺の地域住民との関わりについて
2
飼い主のいない猫の管理について
飼い主のいない猫を保護し、地域を衛生的な環境にしていかなければならない。
猫は愛玩動物として、人々の生活の中で安らぎや癒しを与えてくれており、猫好き
な人たちにとって、愛くるしく柔らかな毛でまとわりついてくる仕草はこの上なく
幸福感を感じる事と思います。反面飼い主のいない猫は野生化し、人間生活にも悪
影響を与えています。例えば、敷地内に糞をされる、発情期の鳴き声がうるさい、
子猫を産んでこまる、番犬が猫をみかけて吠えてうるさい、放置された餌が不衛生、
等です。飼い主がしっかり敷地内や、家の中で飼育しなければなりません。飼い主
のいない猫であっても誰かが管理をしなければなりません。ボランティアで猫の世
話をしてくれている方たちがいますが、最終的には行政が責任を持たなければなら
ないと考えます。
ここで伺います。
ア 生息状況の調査は行われていますか
イ 餌やり人の状況は把握されていますか
ウ 対策の効果は出ていますか
エ 新たな対策は検討されていますか
1
9
石田江利子議員(質問方式
答弁を求めるもの
一問一答)
市長
誰もが安心して暮らせるまちづくりを目指して −福祉・健康づくりの観点から−
(1) 生活保護について
ア 現在わが国では、生活保護受給世帯が過去最多を更新し続けています。この生
活保護は、経済的に困窮する国民に対して、国や自治体が、健康で文化的な最低
限度の生活を保障する公的扶助制度で、日本では、日本国憲法第25条に規定する
理念に基づき、生活保護法第1条にあるように、国が生活に困窮するすべての国
民に対し、その困窮の程度に応じ所得と資産に関する調査を実施したうえで必要
な保護、生活費の給付を行い、最低限度の生活を保障するとともに自立を助長す
ることを目的としています。
厚生労働省の昨年11月に行われた生活保護の被保険者調査によると、生活保護
受給者は214万5,930人、世 帯 類 型 別 高 に 見 る と 、 高齢者世帯の占める割合は
51.4%、内、単身世帯が9割を占めているという結果となっています。生活保護
に頼る高齢者の貧困の、深刻化が鮮明になっています。
そこで市の生活保護の状況等について伺います。
(ア) 焼津市における生活保護受給世帯の増減、また世帯類型別世帯数、扶助費別
の占める割合について伺います
(イ) 生活保護受給者に対する市の対応について伺います
イ 厚生労働省は、2015年度の生活保護費の不正受給数が4万3,938件となり、 過
去最多を更新したとの集計結果を公表しました。前年度から917件(2.1%)増加
しましたが、1件当たりの金額は1万9千円減の38万7千円で、厚労省が把握す
る1997年度以降で最低となり、「収入調査が徹底され、早期の段階で発見される
ようになった」と分析しています。
不正受給対策の強化では、2014年7月に改正生活保護法が施行され、罰金の上
限を引き上げたほか、不正をした際の返還金にペナルティーを上乗せすることな
どが盛り込まれていますが、残念ながら不正受給数は増加の一途を辿っています。
そこで不正受給について伺います。
(ア) 焼津市での生活保護費不正受給の現状、そして不正受給の実情をどの様にお
考えか伺います
(イ) 生活保護を受けていて隠れて働くほとんどの人たちは、福祉事務所の課税調
査によってその収入を調査され発覚に至ります。これまでケースワーカーは、
事業所が毎年提出する所得申告による課税情報から、不正受給を防止してきま
した。
焼津市では、不正受給に対し、現在どのような対策を行っていますか。
また、今後の対策についてどうお考えでしょうか
(2) 引きこもりについて
誰もが安心して暮らすためには、ひきこもりの支援も重要な課題です。最近の
内閣府の調査では、学校や仕事に行かず、半年以上自宅に閉じこもっている15歳
から39歳の「引きこもり」の人が、全国で推計54万1千人いるとの結果となりま
2
した。
(ア) 現状把握するために、実態調査を行う自治体が出てきておりますが、本市で
は現在、どのようにして実態を把握していますか。また、今後、実態調査を行
う予定はありますでしょうか
(イ) ひきこもりについては、その要因が職場への不適応や就職活動の不調、人間
関係の不信、不登校等、精神障がいや発達障がいがみられる事もあり、問題は
家庭内で抱え込まれて潜在化し、外部の相談や支援に結び付きにくいという事
です。本人は勿論、家族にも精神的・経済的負担となり、長期化すればより社
会復帰が困難となります。このような方や家族への支援のあり方についても、
詳細な検討が必要だと思いますが、市のお考えを伺います
(3) 健康づくりについて
厚生労働省の発表した「平成27年度医療費の動向」によると、平成27年度の医
療費は41.5兆円となり、前 年 度 に 比 べ て 約 1.5兆 円 の 増 加 、医療費の伸び率は
3.8%となりました。高齢化が進む中、健康づくり政策により、 医療費の増加を
抑制することが必要ですが、市民一人一人の健康への意識がなくては健康づくり
政策の効果を上げることは難しいと考えます。
当市の健康意識向上につながる健康づくりに対する現在の取組みや課題、今後
の対策等について伺います。
(ア) 市では、市民の健康づくりをするために、健診等を含めてどのような課題が
あり、その課題についてどのような取り組みをされているのでしょうか
(イ) 市民の健康意識の向上のために、どのような対策が必要であるとお考えでし
ょうか
(ウ) 市民の健康意識の向上によって、医療費の抑制がどのような形で表れてくる
とお考えでしょうか
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