新人 サポーター制度はどのように した。 行われているのか、感想をお 聞きしま 職場全体で成長を見守る万全のサポート体制。 1対1の手厚い指導があるので安心して働けます。 新規採用職員は、誰もが新たな環境に 戸惑い、不安を抱くものです。台東区で は、そんな新規採用職員の不安を解消し て、いち早く職場に溶け込み、仕事をし っかりと把握して円滑に進められるよう に、先輩職員が新規採用職員を手助けす る「新人サポーター制度」を導入してい ます。 新規採用職員一人に対して、比較的年 齢の近い入区3年目から10年目程度の 先輩職員一人がサポーターとなり、じっ くり丁寧に仕事の進め方や取り組み姿 勢を指導してくれる他、 プライベートの困 りごとなどについてもアドバイスしてく れます。 また、 必要に応じて他の先輩や上 司への橋渡しをしてくれるので、職場内 の人間関係も円滑です。 入区から半年間は、新規採用職員がサ ポーターと時間をかけて話し合える “ 相 談タイム”も実施しています。 新規採用職 員が不安や疑問を抱え込むことなく、い きいき働けるように支援するのが、この 制度の狙いです。 さまざまな職場を経験できる制度が 仕事のスキル向上を促し、 成長を後押しします。 台東区は事務職を対象に、 入区後10年程度の間に3部門 (窓口部門、管理部門、事業部門)の職場を経験する、 「ジョ ブローテーション」制度を導入しています。 各部門で求められる仕事のスキルは大きく異なります。 入区後の早い時期にそのすべてを経験することによって、 多様なスキルを得られる他、高度な仕事に求められる多角 的な視点が身につきます。 ま た、常にフレッシュで活発な 組 織 が 維 持 されること も、この制度の特徴 です。 8 08-09_16120421.02a_MCS4.indd 8-9 職員みんなで女性が活躍できる職場づくり。 台東区は、リーダー役を担う女性職員の育成を目的に、 「女性リーダー育成プロジェクトチーム」を立ち上げまし た。プロジェクトチームは、 係員から管理職までの職員で構 成され、女性職員の昇進意欲の向上や女性リーダー職員の 育成を目指して議論を重ねている他、講演会や座談会を開 催したり、他の職員に向けて情報発信したりするなど、精力 的に活動しています。 教育委員会 学務課 学事係 教育委員会 学務課 学事係 小泉 寿幸さん 冨田 雅之さん 最初に教わったのは、郵便物の仕分けなどの事務 仕事や窓口対応の基本です。サポーターの冨田さん は、実際にその作業の手本を見せてくれるなど、懇切 丁寧に教えてくださいました。不安はありましたが、 疑問に思ったことを気軽に質問できたので、仕事はす ぐに覚えられました。他の先輩方にも遠慮せずに質 問できるようになったのも、冨田さんとのコミュニケ ーションによって職場に慣れたからだと思います。 仕事の進め方を教えるときは、まずは自分が対応 している姿を見せて、次に、その方法にどんな意味が あるのかを教えるようにしています。そうすることで、 仕事の進め方を正しく理解してもらえます。 私たちの課では、 「職場全体で新規採用職員を育て よう」と話し合っています。サポーター以外の先輩も 成長を大切に見守っているので、心配なことがあれば 何でも尋ねてください。 多彩な研修で新人職員の成長を後押しします。 座談会・ガイドツアー タウンウオーク 宿泊研修 内定者に対しては、まず台東区自体を 知ってもらうため、台東区ガイドツアーを 開催しています。その他、先輩職員と内定 者による座談会などを実施し、内定段階 から仕事や区への理解を深められるよう にしています。 入区2カ月後に、台東区の魅力を自ら の目と足で探して確かめるフィールドワ ーク研修が実施されます。研修はグルー プ単位で実施され、収集した情報をもと に広報紙を作成するプログラムも行わ れます。 新規採用職員にとって最大の研修と なるのが、 長野県諏訪市の台東区立少年 自然の家で実施される2泊3日の宿泊研 修です。多彩なプログラムを通じて組織 貢献力の向上を図るとともに、新規採用 職員同士の絆をさらに深めます。 9 2017/01/11 19:02
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