「雛祭り開幕」、企業支援相談員の企業探訪記 久間がゆく

~海苔の味付け加工は個人客にも大好評
原藻を買い、1枚1枚天日に
当時は、海苔漁師から海苔の
本 町 で 吉 原 商 店 と し て 創 業。
同社は昭和 年、現在の社
長の祖父・吉原清一氏が矢留
行う(株)柳川海苔本舗です。
する企業は、海苔の加工販売を
皆さん、こんにちは。企業支
援相談員の久間です。今回紹介
同社の強みは、海苔の裁断
の 豊 富 さ。 和 食 用、 洋 食 用 と
売り上げを伸ばしています。
販 売。 和 食 ブ ー ム に も 乗 り、
ルや香港など東南アジアでも
て、
日本だけでなくシンガポー
す。同社の商品は商社を通じ
年間約3600万枚にもなりま
て販売。生産量は、枚数にして
味付け海苔、ふりかけに加工し
同社は、有明海産や瀬戸内海
産の海苔を仕入れ、焼き海苔や
ら、双方の間をつなぐ存在と
とのつながりを大切にしなが
「お
同社の吉原弘史社長は、
客様はもちろん、海苔生産者
県からも依頼があるそうです。
広まり、地元だけでなく佐賀
大好評。その評判は口コミで
味付け加工は、個人客からも
量からでも注文できる海苔の
配 合 さ れ て い ま す。 ま た、 少
み、旨味が絶妙のバランスで
唐辛子などを使い、甘味と辛
レ。 原 料 は、 昆 布 や い り こ、
(株)柳川海苔本舗
干して製品にしていたそうで
い っ た 顧 客 の 要 望 に 合 わ せ、
して、製・販一体の企業を目指
す。
称し、
年に(株)柳川海苔
至市街地
海苔は、使い方に合わせ幅2
を目指したいという社長の話
海 苔 と い う 製 品 を 通 じ て、
消費者と生産者をつなぐ企業
28
コラム・企業支援相談員の企 業 探 訪 記
きゅうま
久間がゆく
人とのつながりを大切にした企業を目指す~
年に柳川海苔本舗と改
四つ切りや八つ切り、斜め切
れている自社製造の秘伝のタ
本舗として法人化。平成5年、
りなどさまざまな大きさに裁
り
田 脇 に 本 社・工 場 を 建 設・ 移
の
転し、現在に至ります。
したい」と抱負を語りました。
ミリから、髪の毛のような0・
を聞いて、全国有数の海苔の
~久間のひとこと~
5ミリの超極細まで切り分け
産地である柳川市ならではの
るそばなどに使われるきざみ
られるなど、その対応力が多
会社だと感じました。
・8
くの顧客から喜ばれています。
762)
ベンチャー支援係(☎
【問】市商工振興課企業誘致・
種 類。 また、お 茶漬 け や ざ
断しています。その切り方は
昭代第一小
昭代第二小
広報やながわ 2017.3.1
●発行 柳川市 / 〒 832 − 8601 福岡県柳川市本町 87 − 1 ☎ 0944 − 73 − 8111
●編集 総務部企画課広報広聴係(直通)☎ 0944 − 77 − 8425 FAX74 − 5520
● URL http://www.city.yanagawa.fukuoka.jp/ ● e-mail [email protected]
※この広報紙は、市公式サイトで公開しています。
行われ、柳川雛祭りさげもんめ
ぐりの開幕を告げました。
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音訳ボランティア「オルゴール」の協力で、広報紙を
音訳して CD やカセットテープに録音した「声の広報」
も発行しています。詳しくは、
市企画課広報広聴係(☎
77 − 8425)まで。
使うのは、先代から受け継が
また、味付け海苔にもこだ
わりを持っており、味付けに
32
35
【事業者情報】
●所在地=田脇 337-1
☎ 72・6522 至新田大橋
●資本金=
間
マミーズ
1050 万円
●
●代表取締役社長
■
●
柳川海苔
=吉原弘史
本舗
●従業員
西浜武
= 35 人
●
47
2
3
No.24
1 味付け加工が終わった全形海苔を機
械を使って 8 等分し(写真手前)、専
用の容器に手作業で詰めてゆく
2 工場内の棚には、個人客から依頼さ
1
れた味付け海苔の加工品が並ぶ
3 ホテルや旅館などで使われる、和紙
を使った高級感のあるパッケージ。北
海道から沖縄まで約 100 社に納入
4 平成 5 年に整備した本社と工場の
外観
No.287 平成 29 年 3 月 1 日号
77
「おひな様始祭」が 2 月 11 日
広報やながわ
広報やながわ
雛祭り開幕
March
2017
4
平成 29 年 3 月 1 日号
Public relations magazine of Yanagawa
3/1
柳川
No.287