ルフトハンザ、パイロット労使交渉で和解勧告受け入れ

2017 年 2 月 22 日
ルフトハンザ、パイロット労使交渉で和解勧告受け入れ
ルフトハンザ ドイツ航空(以下、「ルフトハンザ」)は2月15日、運航乗務員が所属する労働組
合「Vereinigung Cockpit(VC)」との労使交渉で、ギュンター・プロイガー弁護士による和解勧
告を受け入れました。和解勧告の概要は下記の通りです。
ルフトハンザ、ルフトハンザ カーゴ、ジャーマンウィングスに在籍し、グループ賃金協定が適用
されるパイロット5,400人について4段階で計8.7%程度、給与を引き上げ。2016年1月1日にさかのぼ
って2.0%、2017年1月1日時点でさらに2.3%の昇給を実施。2018年1月1日と2019年1月1日にも、給
与をそれぞれ2.4%、2.0%引き上げます。また、フルタイムの乗務員1人当たり5,000〜6,000ユーロ、
総額3,000万ユーロの追加一時金を支給。この新たな賃金協定は2019年末まで有効となります。
団体協約に関する和解勧告を受け入れたことにより、パイロットの人件費は年間約8,500万ユーロ
増加することになります。コスト増加分を補填するため、グループ賃金協定対象外の機材40機を運
用します。これらの機材を運用するための新たなプラットホームについては、今後数週間で詳細が
決定する見通しです。地上職員、並びに客室乗務員の雇用への影響はないものとみられています。
ルフトハンザ グループ取締役で、人事・法務を統括するベッティーナ・フォルケンスは次のよう
に述べています。
「ギュンター・プロイガー弁護士の和解勧告を歓迎するとともに、事態打開へ向けご尽力いただい
た氏に感謝を申し上げます。我々はコックピットのコスト削減により、さらなる成長を目指すべく
協議を開始しました。しかしながら、和解勧告の実行によりパイロットの人件費は増加することに
なります。他の団体協約で補填できない場合、機材計画の変更は避けられません。我々は現行のグ
ループ賃金協定のもとでの成長を目指し、コスト削減の道を見いだすべく、団体交渉のパートナー
と共に懸命な努力を続けていく所存です」
ルフトハンザ ドイツ航空 概要
ルフトハンザドイツ航空(以下、「ルフトハンザ」)は、アジア太平洋地域におけるゲートウェー18
都市と、世界76カ国・地域の194都市を結んでいます。ルフトハンザは主たるハブ空港であるフラン
クフルトとミュンヘンに加え、ウィーンとブリュッセル、チューリッヒにもハブ空港を置いていま
す。ルフトハンザ グループ全体の2015年の輸送旅客数は計1億770万人にのぼり、2016年冬期スケジ
ュールでは毎週9,900便以上を運航、世界101カ国・地域の計255都市を結んでいます。ルフトハンザ
は航空業界のイノベーターとして、世界最先端の技術を搭載し、燃料効率性が最も高い水準にある
機材を導入するなど、長きにわたり環境保護や持続可能性のため尽力してきました。アジア太平洋
地域を発着する長距離路線用機材には、環境に配慮した旅客機であるボーイング747-8型機、および
エアバスA380型機の2機種が含まれています。ルフトハンザは欧州の航空会社として最も多くのA380
型機を運用しており、747-8型機のローンチカスタマーでもあります。ルフトハンザ グループ全体
では、現時点で新機材214機を発注済みで、これらは2025年までの納入が予定されています。
――本件に関するお問い合わせ先――
ルフトハンザ ドイツ航空
PR担当 (井之上パブリックリレーションズ内)
担当:小笠原、妹尾、横田
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FAX:03-5269-2305
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