概要 [PDFファイル/445KB]

平 成 29年 2 月 20日 ( 月 )
愛 知 県 県 民 生 活 部 統 計 課
地 域 経 済 グ ル ー プ
担当 成田・大津 内線2357・2356
ダイヤルイン 052-954-6109
「平成28年度版 あいちの経済」を作成しました
愛知県の経済の動向を把握する資料として「平成28年版
あいちの経済」を
作成しました。
この資料は、各種統計指標を用い、愛知県経済の動向を各分野別に取りまとめ
たもので、平成4年度から毎年作成しております。
なお、資料の概要は裏面のとおりです。
1
平成 28 年度版 あいちの経済
1
概要版
愛知県経済(景気は引き続き足踏み状態)
2015 年度の愛知県経済は、円安の進行による貿易黒字拡大、原油価格下落
等による交易条件の改善に伴う企業収益の改善、設備投資の増加はみられた
ものの、生産は一進一退の状態が続いた。また、雇用・所得環境の改善はみ
られたものの、個人消費に足踏みがみられ、景気は前年に引き続いて足踏み
状態で推移した。
景気動向指数一致CI(Composite Index)の推移
130
愛知県(2010年=100)
120
110
100
全 国(2010年=100)
90
80
70
07.1
08.1
09.1
10.1
11.1
12.1
13.1
14.1
15.1
16.1
資料:内閣府「景気動向指数」、愛知県統計課「あいちの景気動向」
2
個人消費(足踏みがみられた個人消費)
2015 年の本県の個人消費は、1世帯当たりの実収入、可処分所得が前年を
上回ったものの、先行きの不透明感などの影響から、消費支出は前年を下回り、
低調に推移した。
1世帯当たり1か月間の収入と支出(全国・名古屋市)
2012年
全
国
名
古
屋
市
2013年
2014年
2015年
消費総合指数の動き(愛知県)
前年比(%)
(円)
(円)
(円)
(円)
(2014/2015)
実収入
518,506
523,589
519,761
525,669
1.1
消費支出
313,874
319,170
318,755
315,379
-1.1
非消費支出
93,501
97,457
96,221
98,398
2.3
可処分所得
425,005
426,132
423,541
427,270
0.9
実収入
474,852
598,998
510,944
550,727
7.8
資料:総務省統計局「家計調査」
消費支出
269,922
352,167
336,989
295,222
-12.4
非消費支出
78,644
122,663
110,260
103,195
-6.4
可処分所得
396,207
476,335
410,684
447,532
9.0
(2005年=100)
120.0
(%)
15.0
前年同月比
消費総合指数
115.0
消
費
総 110.0
合
指
105.0
数
10.0
5.0
0.0
100.0
-5.0
95.0
-10.0
90.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6
2014年
資料:総務省統計局「家計調査」
資料:内閣府「消費総合指数」
2
15年
16年
-15.0
前
年
(
同
月
)
比
3
物価(下落した企業物価と上昇した消費者物価)
2015 年度の物価では、企業物価(全国)は、アジア需給の悪化に伴う鉄鋼
や金属製品の下落、原油価格の下落などから3年ぶりに前年度を下回った。消
費者物価(名古屋市)は、消費税率引き上げによる押し上げ効果が一巡したも
のの、3年連続で上昇した。
消費者物価指数の推移(名古屋市)
企業物価指数の推移
(2010年=100)
140
国内企業物価
輸出物価
(%)
前年同月比
前年度比
指数
104
輸入物価
130
(2015年=100)
105
103
3.5
3.0
2.5
102
120
4.0
2.0
1.5
101
1.0
100
0.5
110
99
0.0
-0.5
98
100
-1.0
97
-1.5
96
90
09 10 11 12 13 14 15
年度
15.1 2
3
4
5
6
7
8
9 10 11 1216.1 2
3
4
5
資料:日本銀行「企業物価」
4
-2.0
09 10 11 12 13 14 15
年度
6
15.1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 1216.1 2 3 4 5 6
資料:愛知県統計課「名古屋市消費者物価指数」
生産活動(一進一退を繰り返した鉱工業生産)
2015 年の本県の生産活動は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動
減以降、回復の動きに足踏みがみられ、その後も低下傾向で推移しながら、一
進一退を繰り返したが、年後半からは輸送機械工業の新車需要の増加等により、
持ち直しの動きをみせた。
鉱工業生産指数の動き(愛知県)
(2010年=100)
120
(%)
30.0
前年(前月)比
生産指数
110
15.0
前
年
(
前
0.0
月
)
比
生
産
指 100
数
90
-15.0
12年 13 14 15
15.1 2
3
4
5
6
7
注1:月別の指数は季節調整済指数
2:年間及び対前年増減率は原指数から算出
資料:愛知県統計課「愛知県鉱工業指数」
3
8
9 10 11 12 16.1 2
3
4
5
6
5
設備投資(製造業で増加した設備投資)
2015 年度の東海地域(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)の大企業・中堅
企業の設備投資は製造業が持ち直しており前年度を上回ったものの、非製造業
は4年ぶりの減少となった。東海3県(愛知県、岐阜県、三重県)の中小企業
の設備投資は、製造業は3年ぶりに増加したが、非製造業は減少した。
東海地域及び全国における大企業・中堅企業の設備投資動向
全産業
製造業
食品
繊維
紙・パルプ
化学
石油
窯業・土石
鉄鋼
非鉄金属
一般機械
電気機械
精密機械
輸送用機械
(自動車)
その他製造業
非製造業
建設
卸売・小売
不動産
運輸
電力・ガス
(電力)
(ガス)
通信・情報
リース
サービス
その他非製造業
対前年度増減率(%)
14年度 実績
15年度 実績
東 海 全 国 東 海 全 国
9.7
6.9
11.8
4.5
5.3
5.0
20.2
8.3
-19.1
7.0 -15.4
-8.4
1.2
-3.0 -18.9
14.8
-33.6
-8.8
65.7
-2.9
-0.5
11.2
15.7
1.2
-51.5
27.2
-2.6 -20.3
34.1
5.8
0.6
12.2
-34.0
10.5 -16.8
-2.7
7.6 -13.0
28.6
29.1
-9.2
-1.9
40.4
13.2
-1.1
-2.6
39.1
33.0
8.1
0.5 -18.1
22.5
16.5
10.6
20.3
13.2
15.8
5.8
19.3
15.8
17.1
-2.4
11.4
-2.9
17.8
7.9
-1.3
2.7
78.0
31.6
-1.3 -12.4
9.7
1.0
14.6
-8.1
54.8
37.5 -24.7
4.0
20.0
6.7
-2.8
13.3
18.0
1.3
4.9
11.6
20.2
1.1
7.5
12.6
8.5
2.4
-7.3
5.9
5.4
-0.8 -22.6 -13.4
6.4
59.5
-1.2
9.2
12.9
4.9 -10.4
20.1
-37.5 -29.6 -62.8
32.5
構成比(%)
15 年 度
東 海 全 国
100.0 100.0
78.0
37.3
0.6
2.1
0.2
0.4
1.4
0.8
3.7
5.2
0.3
1.4
1.4
1.0
1.4
3.3
1.0
1.1
6.3
4.5
7.2
5.5
0.6
1.0
50.8
8.6
49.8
8.0
3.1
2.4
22.0
62.7
1.2
2.3
4.5
7.3
2.5
9.0
5.2
15.8
5.2
6.0
2.1
3.6
3.1
2.3
1.0
14.0
1.0
5.3
1.0
2.5
0.3
0.5
企業規模別設備投資動向(東海3県)
(前年度増減率%)
11年度
製造業
大企業
14
15
4.6
12
12.1
13
6.8
10.0
17.2
3.7
12.6
8.2
10.8
17.5
中堅企業
16.8
2.9
-3.9
20.3
11.7
中小企業
非製造業
-8.4
35.1
-12.0
-20.9
21.8
0.2
12.9
-15.3
6.8
10.7
大企業
中堅企業
2.9
-40.9
12.1
29.3
-18.1
13.4
5.2
17.7
8.0
58.7
中小企業
-6.9
20.0
18.4
16.8
-0.6
資料:日本銀行名古屋支店「企業短期経済観測調査結果」
注:構成比は、日本政策投資銀行東海支店「東海地域設備投資計画調査」の「2015・2016・2017
年度設備投資動向(東海地域)」、日本政策投資銀行「2015・2016・2017 年度設備投資計画
調査」の地域別設備投資動向(大企業・中堅企業)付属図表2③、⑥から算定
資料:日本政策投資銀行東海支店「東海地域設備投資計画調査」、日本政策投資銀行「2015・
2016・2017 年度設備投資計画調査」
6
公共工事(減少に転じた公共工事)
2015 年度の本県の公共工事費は、公共土木費が前年度比で2年ぶりに減少
し、公共建築費が同4年ぶりに減少し、合計でも同2年ぶりに減少した。
公共工事費(愛知県)
(億円)
(%)
15000
30.0
13500
公共土木費
12000
公共建築費
前年度比
25.0
20.0
10500
15.0
9000
10.0
7500
5.0
6000
0.0
4500
-5.0
3000
-10.0
1500
0
-15.0
11年度
12
13
14
資料:国土交通省「建設総合統計年度報」
4
15
7
住宅建設(2年ぶりに増加した住宅建設)
2015 年度の本県の住宅建設は、新設住宅着工戸数が前年度比で2年ぶりに
増加した。利用関係別の内訳では、持家、貸家、分譲住宅が前年度を上回っ
た。
新設住宅着工戸数(愛知県)
10
9
8
7
6
分譲住宅
5
給与住宅
4
3
貸家
2
1
持家
0
06年度
07
08
09
10
11
12
13
14
15
注:給与住宅とは、社宅や公務員住宅
資料:愛知県建築指導課「建築住宅着工統計」
8
雇用(改善の動きを続ける雇用情勢)
2015年の本県の雇用情勢は、前年に引き続き改善した。有効求人倍率は回復
を続け、1.56倍となった。完全失業率は前年より0.1ポイント低い2.5%と改善
した。
有効求人数・有効求職者数・有効求人倍率の推移(愛知県)
完全失業率の推移(愛知県)
(倍)
(万人)
20
有効求人数(月平均)
有効求職者数(月平均)
有効求人倍率(季調値)
18
16
2.00
6.0
1.80
5.0
前年同期差(ポイント)
1.60
前年差(ポイント)
完全失業率(%)
4.0
14
1.40
12
1.20
10
1.00
2.0
8
0.80
1.0
6
0.60
4
0.40
2
0.20
3.0
0.0
-1.0
0
0.00
08年度
09
10
11
12
13
14
-2.0
11年 12 13 14 15
15
注:新規学卒を除き、パート
資料:愛知労働局「最近の雇用情勢」
14.Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 15.Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 16.Ⅰ Ⅱ
資料:愛知県統計課「労働力調査」
5
9
企業経営(増収・増益となった企業経営)
2015 年度の東海3県の企業経営状況をみると、アジア新興国経済の減速の
影響を受けたが、円安等による収益の改善や新型車向けの生産増加等により、
大企業を中心に増収・増益となった。本県の企業倒産件数は4年連続減少した。
東海3県企業の業種別売上高・経常利益
(2015 年)
(%)
製造業
食料品
繊維
木材・木製品
紙・パルプ
化学
窯業・土石製品
鉄 鋼
非鉄金属
金属製品
はん用機械
生産用機械
電気機械
自動車
その他輸送用機械
内 需
輸 出
非製造業
建 設
不動産
物品賃貸
卸 売
小 売
運輸・郵便
情報通信
電気・ガス
対事業所サービス
対個人サービス
宿泊・飲食サービス
全 産 業
売上高
経常利益
(前年度比)
1.8
2.6
-1.0
23.5
-1.3
2.2倍
0.5
2.8
2.4
49.0
-0.2
-0.3
3.3
6.6
-9.2
-1.1
-0.4
-28.4
2.0
5.3
-2.0
-10.0
3.0
-15.1
-2.1
0.1
2.7
3.9
6.7
欠損
1.7
-
1.9
-
-2.5
46.2
1.5
14.4
-6.2
6.6
0.9
31.4
-3.1
38.7
3.1
20.9
2.5
22.1
1.1
-3.5
-10.1
4.1倍
3.2
0.3
-3.3
10.5
6.6
18.1
0.1
11.3
企業倒産の推移(愛知県)
(件)
(億円)
1500
3000
倒産件数
負債総額
(右軸)
1200
2500
2000
900
1500
600
1000
300
500
0
0
06年度
07
08
09
10
11
12
13
14
15
資料:㈱東京商工リサーチ名古屋支社「東海三県下企業倒産動向」
資料:日本銀行名古屋支店「東海3県の企業短期経済観測調査結果」
10
貿易(拡大した貿易黒字)
2015 年の県内貿易港4港(名古屋港、三河港、中部空港、衣浦港)の状況
は、輸出額は4港合計で前年比 4.6%増の 15 兆 3747 億円となり、4年連続の
増加であった。また、輸入額は4港合計で同 1.1%減の7兆 3220 億円となり、
6年ぶりの減少となった。
管内港の貿易額の推移
(兆円)
(輸出)
(兆円)
8
18
(輸入)
衣浦港
衣浦港
16
14
中部空港
12
三河港
中部空港
6
三河港
10
4
8
名古屋港
6
名古屋港
4
2
2
0
0
10
年
11
12
13
14
10 年
15
資料:名古屋税関「管内貿易概況」
6
11
12
13
14
15