授 業 DVD 視 聴 と リ フ レ ク シ ョ ン 小学校1年 算数(図を使って考えよう) ○学習課題(問題) あめが12こあります。7人に1こずつくばると,なんこのこるでしょう。 ずをかいてかんがえましょう。 ○授業の流れ ① 本時の課題を確認する。 ② ブロックで考える。 ③ 図を描く。 ④ 立式し,答えを求める。 ⑤ 本時のまとめをする。 ⑥ 本時の振り返りを行う。 ○ DVD 視 聴 か ら ( 話 題 と な っ た 内 容 ) ・ ペ ア で ブ ロ ッ ク を 操 作 し な が ら ,言 葉 を 発 し て 考 え て い る 児 童 の 姿 が 印 象 的 で し た 。 ・児童同士のペアがとても自然でした。あるベアーで女の子が男の子に12という数 字が抜けていることを指摘されました。指摘された男の子は,そのことをきちんと 受け入れ,とても満足げな表情が印象的でした。 ・書かれている文章を図であらわす前にブロックを使うところに,ゆっくり丁寧に授 業を進めている様子が見られました。 ・ブロックで考える共有の場面では,教師は児童の2つの考え方を黒板に取り出しま した。ブロックの置き方に違いはありましたが,内容的にはどちらも間違いではな い よ う に 感 じ ま し た 。し か し ,教 師 は「 問 題 文 に 出 て き た 順 に ブ ロ ッ ク を 置 く か ら , こ っ ち の 方 が 正 し い 。」 と 指 導 し ま し た 。 と て も 細 か い と こ ろ ま で 気 を 配 っ て い る なと感じました。 ○リフレクションから学んだこと 算数の文章問題を苦手にしている児童が,年齢があがるにつれて多くなります。そ れはなぜでしょうか。その理由として,言葉に書かれていることを図にあらわせない と い う こ と が あ げ ら れ ま す 。 よ く ,「 図 に 書 い て ご ら ん 。」 と 教 師 が 助 言 し ま す が , そ う 言 わ れ も で き な い 児 童 が 多 い の で す 。 そ れ が , 今 日 の DVD 視 聴 か ら 何 と な く わ かったような気がしました。それは言葉に書かれていることが児童にとってイメージ 化されないということでです。そこで図であらわせるようイメージを広げさせるため に,ブロックはとても有効であるということを感じました。ブロックを言葉を発しな がら操作しているということは,抽象的な概念を具体物を使ってイメージさせるとい うことで,そこで初めて書かれている言葉を実感しているということも感じました。 -1- 授 業 DVD 視 聴 と リ フ レ ク シ ョ ン 小学校1年 算数(図を使って考えよう) ○学習課題 -2- ○授業の流れ ・教師が課題1→課題2→課題3と与え,生徒たちはペア,グループで問題を解く。 ○ DVD 視 聴 か ら ( 話 題 と な っ た 場 面 ) ・ 教 師 は 徹 頭 徹 尾 生 徒 た ち に あ ず け て い る 姿 が 見 ら れ た 。( 余 分 な 言 葉 は な か っ た 。) ・生徒は自然にペアになり,自分たちで必要に応じて4人グループをつくっていた。 ・課題2に対して,教師が生徒たちが理解していると判断し答えの確認をしないで先 に進もうとしたところ,一人の女子生徒が「かわらない」と手を挙げていた。 ・課題3を提示し,授業は途中で終わってしまったが,休み時間になっても多くの生 徒が問題に取り組んでいた。 ○リフレクションから学んだこと 等積変化をしっかりおさえ,補助線をどのように引くかを考える問題である。課題 1~3につながりがあり,生徒が興味を引きやすい絶妙な問題であったといえる。数 学が苦手な生徒が,一人であれば簡単にあきらめてしまうのに,仲間に訊き悪戦苦闘 しながら粘り強く解く生徒たちの様子から学び合う姿を感じた。 -3-
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