経営比較分析表

経営比較分析表
大阪府 岸和田市
面積(km2)
72.68
業務名
業種名
事業名
類似団体区分
人口(人)
法適用
下水道事業
特定環境保全公共下水道
D2
199,214
資金不足比率(%)
自己資本構成比率(%)
普及率(%)
有収率(%)
1か月20m 当たり家庭料金(円)
処理区域内人口(人)
-
21.98
0.03
99.50
2,818
52
3
人口密度(人/km2)
2,740.97
2
グラフ凡例
■
2
処理区域面積(km )
0.08
処理区域内人口密度(人/km )
650.00
当該団体値(当該値)
-
類似団体平均値(平均値)
【】 平成27年度全国平均
分析欄
1. 経営の健全性・効率性
①経常収支比率(%)
②累積欠損金比率(%)
【100.36】
③流動比率(%)
④企業債残高対事業規模比率(%)
【98.78】
【58.70】
140.00
300.00
250.00
120.00
250.00
200.00
100.00
1. 経営の健全性・効率性について
200.00
2,000.00
1,800.00
1,600.00
1,400.00
1,200.00
1,000.00
800.00
600.00
400.00
200.00
0.00
150.00
80.00
150.00
60.00
100.00
100.00
40.00
20.00
50.00
0.00
0.00
【1,457.06】
50.00
0.00
H23
H24
H25
H26
H27
H23
H24
H25
H26
H27
H23
H24
H25
H26
H27
当該値
100.00
108.63
120.12
106.32
100.02
当該値
228.39
168.12
110.92
257.32
249.18
当該値
4.36
8.54
9.72
4.28
3.91
当該値
1,772.79
1,347.59
1,065.26
1,346.64
1,213.22
平均値
93.66
93.85
95.59
101.24
100.94
平均値
143.69
99.89
137.81
184.13
101.85
平均値
199.45
209.18
189.40
63.22
49.07
平均値
1,835.56
1,716.82
1,554.05
1,436.00
1,434.89
「経常損益」
H23
「累積欠損」
⑤経費回収率(%)
H25
H26
H27
「支払能力」
⑥汚水処理原価(円)
【64.73】
「債務残高」
⑦施設利用率(%)
⑧水洗化率(%)
【250.25】
160.00
400.00
140.00
350.00
120.00
300.00
100.00
250.00
80.00
200.00
60.00
150.00
40.00
100.00
20.00
50.00
0.00
H24
【40.31】
120.00
100.00
80.00
60.00
40.00
20.00
0.00
0.00
当該値
H23
100.00
H24
111.07
H25
134.43
H26
111.69
H27
94.13
当該値
H23
251.59
H24
280.71
H25
237.47
H26
281.84
H27
336.28
当該値
H23
90.69
H24
91.18
H25
105.88
H26
85.29
H27
81.37
平均値
52.89
51.73
53.01
66.56
66.22
平均値
300.52
310.47
299.39
244.29
246.72
平均値
36.80
36.67
36.20
43.58
41.35
「料金水準の適切性」
【81.28】
84.00
82.00
80.00
78.00
76.00
74.00
72.00
70.00
68.00
66.00
64.00
「費用の効率性」
当該値
H23
73.08
H24
73.08
H25
73.08
H26
73.08
H27
73.08
平均値
71.62
71.24
71.07
82.35
82.90
「施設の効率性」
特定環境保全公共下水道事業は、温泉宿泊施
設を中心とした集落の汚水処理を行う事業で、当
該施設の業務状況に左右される特性を持つ。
24年度に24%の料金改定を行ったことにより、使
用料収入が増加し、経常収支比率は100%を超え
るようになった。しかし、ここ数年は修繕費、委託料
等の費用が増加していることにから、減少傾向と
なっている。
累積欠損金比率は、26年度に地方公営企業の
会計制度改正の影響で大幅に増加したが、黒字が
縮小していることから、改善があまり進んでいな
い。
また、汚水処理原価がここ数年で増加している
が、これは修繕費等の維持管理費が増加している
ことによるものである。
費用の増加に伴い、経費回収率は低下傾向にあ
るが、類似団体と比べると高い水準を保っている。
これは、宿泊施設からの料金収入により、料金単
価が高いことによるものである。
投資の財源として借り入れた企業債の残高は
年々減少し、企業債残高対事業規模比率は低減し
ている。26年度に増加しているのは、料金収入が
減少し、事業規模が縮小したためである。
施設利用率は、宿泊施設の使用水量に大きく左
右される。25年度は水量が大幅に増加し、処理施
設の能力の余剰分も利用して処理を行ったことに
より100%を超えている。
2. 老朽化の状況について
特定環境公共下水道事業の供用開始は平成11
年であるため、耐用年数の50年を超えている管渠
はまだ発生していないことから、管渠老朽化率及
び管渠改善率は0%である。
有形固定資産減価償却率が26年度に大幅に上
昇しているが、これは地方公営企業の会計制度改
正の影響によるものである。
「使用料対象の捕捉」
2. 老朽化の状況
①有形固定資産減価償却率(%)
②管渠老朽化率(%)
③管渠改善率(%)
【22.75】
45.00
【0.03】
0.05
【0.10】
0.08
40.00
0.07
0.04
35.00
30.00
0.06
0.05
0.03
25.00
0.04
20.00
0.02
15.00
10.00
0.03
0.02
0.01
0.01
5.00
0.00
0.00
H23
H24
H25
H26
H27
当該値
16.24
18.53
20.83
38.65
42.14
平均値
7.58
6.50
6.66
22.34
22.79
「施設全体の減価償却の状況」
0.00
H23
H24
H25
H26
H27
H23
H24
H25
H26
H27
当該値
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
当該値
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
平均値
0.00
0.00
0.00
0.00
0.04
平均値
0.05
0.05
0.07
0.04
0.07
「管渠の経年化の状況」
「管渠の更新投資・老朽化対策の実施状況」
※ 「経常収支比率」、「累積欠損金比率」、「流動比率」、「有形固定資産減価償却率」及び「管渠老朽化率」については、法非適用企業では算出できないため、法適用企業のみの類似団体平均値及び全国平均を算出しています。
※ 平成23年度から平成25年度における各指標の類似団体平均値は、当時の事業数を基に算出していますが、企業債残高対事業規模比率、管渠老朽化率及び管渠改善率については、平成26年度の事業数を基に類似団体平均値を算出しています。
全体総括
24年度に料金改定を行ったことにより損益収支で
は改善しているが、過去に施設整備の財源として
借り入れた企業債の償還が負担となり、資金不足
の状況はあまり改善していない。
経営構造が変動することは、事業の特性からあ
まり見込むことができないが、供用開始から期間が
経っていないため、当面新たな投資をする必要は
ない。そのため、当初施設整備時に借り入れた企
業債の償還が順次終わっていけば資金状況が改
善する見込みである。
資金不足解消を図るとともに、既存施設の状況を
踏まえた効率的、計画的な施設管理をしていくた
め、28年度に経営戦略の策定を進めているところ
である。