(株)マーキュリアインベストメント

(株)マーキュリアインベストメント
2016年12月期決算説明会
証券コード︓7190
2017年2月24日
(ご注意)本資料に記載された事項は、資料作成時点での当社の判断であり、そ
の情報の正確性を保証するものではありません。また、今後予告なしに変更されること
があります。本資料に含まれる意⾒や予測などについては、様々な要因の変化により、
実際の業績や結果とは⼤きく異なる可能性があることをご留意下さい。
また、本資料は情報の提供のみを目的としており、当社が発⾏する有価証券及び当
社が運用するファンドへの投資勧誘を目的とするものではありません。本資料は当社
の著作物であり、著作権法により保護されており、また、本資料及び本資料の内容を、
当社の許可なく、第三者に開⽰⼜は漏洩することはできません。なお、本資料内の
数値は全て連結ベースにて表⽰しております。
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
1. 当社の概要
2. 当社の特徴
3. 2016年12月期実績
4. 配当及び業績予想の方針
5. 今後の戦略
2
Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
会社概要
会社名
株式会社マーキュリアインベストメント
事業内容
ファンド運用事業及び自己投資事業
本社所在地
東京都千代田区内幸町1-3-3
設⽴
2005年10月5日
資本⾦
8億7,575万円
上場区分
東京証券取引所市場第二部
主要株主
株式会社日本政策投資銀⾏
伊藤忠商事株式会社
あすかホールディングス株式会社
三井住友信託銀⾏株式会社
主要経営陣
代表取締役CEO
豊島 俊弘
取締役COO
石野 英也
取締役CIO
小山 潔人
執⾏役員
中井 ⻯⾺
許認可
投資助言・代理業 / 投資運用業 / 第二種⾦融商品取引業 (関東財務局⻑
(⾦商)第2511号)/宅地建物取引業/総合不動産投資顧問業
主要子会社
Spring Asset Management Limited(香港)
MIBJ Consulting (Beijing) Co., Ltd.(中国)
従業員数
3
連結38名 / 単体25名(2016年12月末時点)
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
沿革
4
2005年10月
東京都港区に株式会社日本政策投資銀⾏(DBJ)と現あすか
アセットマネジメント株式会社との合弁会社として設⽴
2005年10月
当社1号ファンドとしてあすかDBJ投資事業有限責任組合を組成
2008年10月
China Central Place(CCP)のアセットマネジメント事業を承継
2013年12月
当社子会社のSpring Asset Management Limitedが管理・
運営するSpring REITが香港証券取引所に上場
2015年5月
伊藤忠商事株式会社に対して第三者割当増資を実施
2015年12月
三井住友信託銀⾏株式会社に対して第三者割当増資を実施
2016年8月
バイアウト・承継投資戦略として、 マーキュリア日本産業成⻑⽀
援投資事業有限責任組合を組成
2016年10月
東京証券取引所市場第二部上場
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
事業内容
16/12期
営業収益
事業区分
ファンド
運用
事業
投資事業組合等のファンド組成、国内外投資家か
− 管理報酬︓ ファンドの管理運営業
らの資⾦調達
務の対価として稼得
有望な投資対象の発掘、投資実⾏
− 成功報酬︓ 投資家に対する分配
投資対象のモニタリング、投資対象の売却等による
実績や投資採算等に応じて稼得
投資回収
1,935
百万円
自己投資
事業
主に当社が管理運営を⾏うファンドに対する自己投 − GP出資の持分損益︓ ファンドにお
資の実⾏
ける持分損益取込額
当該ファンドからの持分損益、自己投資対象からの − 配当/売却益︓ 直接投資対象から
配当や自己投資対象の売却による売却益の獲得
の受取配当⾦、売却による売却益
571
百万円
マーキュリアインベストメント
・管理報酬
・成功報酬
投資対象
(事業投資・資産投資)
5
ファンド運用
事業
投
資
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
自己投資
事業
ファンド
・GP出資の持分損益
・配当/売却益
資
⾦
調
達
投資家
設⽴から現在に⾄るまでの主要経営指標推移
16年10月:
東証二部上場
営業収益/
税金等調整前当期純利益
百万円
14,15年:
金商法等への
対応
2,500
15年:
伊藤忠/SMTB
への増資
13年12月:
Spring REIT
上場
2,000
08年10月:
CCPアセマネ
事業承継
08年10月:
豊島代表取締役
就任
1,500
AUM
百万円
2,521
250,000
2,048
10年9月:
PJ Sweep組成
200,000
1,616
1,459
150,000
1,291
1,000
100,000
913
709
05年10月:
500
当社設立
741
50,000
331
133
148
06/12期
07/12期
21
-
05/12期
08/12期
09/12期
営業収益
10/12期
12/12期
税金等調整前当期純利益
※ 13/12期までは未監査
※ 16/12期のAUMは⾒込値
6
11/12期
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
13/12期
AUM
14/12期
15/12期
16/12期
1. 当社の概要
2. 当社の特徴
3. 2016年12月期実績
4. 配当及び業績予想の方針
5. 今後の戦略
7
Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
投資コンセプト/投資戦略
当社グループは、「クロスボーダー」を基本コンセプトに、国境や既成概念などの枠を
超えることで広がるビジネスチャンスに着目しています。コンセプトに合致し、成⻑が期
待できる事業や⾼い収益性が⾒込める資産に投資を⾏います。
基本投資コンセプト︓ CROSS
BORDER
事業投資
資産投資
バリュー投資戦略
8
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
キャッシュフロー
投資戦略
収益性
バイアウト・
承継
投資戦略
不動産
投資戦略
成 ⻑性
成⻑投資
戦略
2つのソリューション
Equity Solution
成⻑ステージや承継ステージに位置する企業などの
エクイティ・ホルダーとなり、経営陣と共に事業成⻑や
将来を考えて企業価値の向上を図ることで、投資家の
リターンを⾼めます。
成⻑投資/バリュー投資/バイアウト・承継投資
Cash Flow Solution
物が使用される対価として⽀払われるキャッシュ
フローに着目し、それを確実に受け取ることができる
体制を構築し、⾦融商品とすることで、投資家に
安定的なリターンを提供します。
不動産/航空機リース/インフラファンド等の
キャッシュフロー投資
• スプリング不動産投資信託 (「Spring REIT」/ 香港証券コード︓01426)
は、中国本⼟のハイグレードな収益不動産物件の所有及び投資を⾏う不動
産投資信託です。
• 成⻑投資においては、マクロトレンドが変化する中でクロスボーダーなアプローチで
(1)国や地域を越えて成⻑する企業や、(2)既成概念を破って成⻑する企業、
(3)既成要素の新たな組み合わせにより、障壁を突破して成⻑する企業等に対
する投資を⾏っております。
• 投資の過程においては、グループ会社の事業ネットワークやリソースを活用して
新たな成⻑シナリオを描くことで、投資先企業の企業価値の向上を図ります。
9
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
• Spring REITは、北京中心業務地区(CBD)という戦略的⽴地に建つ第
一級のオフィス・ビル二棟への直接投資を提供するものとしては、香港初の
REITです。
• 2015年及び2016年には、香港の経済紙「Economic Digest 」から、
“Hong Kong Outstanding Enterprises Award ”を2年連続で受賞しており
ます。
オルタナティブと伝統的資産
当社がマネージするファンドは、「オルタナティブ(代替)投資」と呼ばれ、伝統的運
用戦略と⽐べて、流動性が落ちる代わりに絶対リターンを追及します。
伝統的4資産
オルタナティブ(代替)資産
流動性 高
国内
株式
海外
株式
国内
債券
海外
債券
流動性 低
Hedge
Fund
オルタナの
代表資産
Low Return
伝統的資産化
10
クオンツ化に
伴い
1bpの争い
信頼される
マネジャーの
必要性
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
Private
Equity
人の手を掛けた
ハンズオン投資
から生ずる
⾼リターン
Structured
Finance
サブプライム
ショックの
余波から
再起せず
RealEstate
新興不動産の
再編を経て
伝統的
資産化
新興REIT
ブーム
現場⼒を
要する分野
再編・
私募REIT
多様な収益機会をもたらすネットワーク
独自のネットワークに加え、日本国内及び海外での広いネットワークを有する日本政
策投資銀⾏、伊藤忠商事及び三井住友信託銀⾏とのアライアンスにより、多くの収
益機会を捕捉することが可能です。
伊藤忠商事
⽇本政策投資銀⾏
これまでの投資経験と多様なバッ
クグラウンドを有する社内人材を通
じて、独自の強固な案件ソーシン
グルートを有する
三井住友信託銀⾏
主な協業
主な実績
11
バイアウト・承継投資
投資案件のソーシング
3号ファンドへのLP出資
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
不動産投資
主 な実績
主 な実績
1号-3号ファンドへのLP
出資の他、投資案件での
共同投資、ソーシング
海外でのファンド事業の運
営
⾦融、インフラ、環境、IT、ライフス
タイル、不動産等多様な分野への
投資プラットフォーム、投資実績を
有する
主 な協業
主 な協業
成⻑投資
バイアウト・承継投資
CCP projectへの出資
投資案件のソーシング
1. 当社の概要
2. 当社の特徴
3. 2016年12月期実績
4. 配当及び業績予想の方針
5. 今後の戦略
12
Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
2016年12月期決算ハイライト
1. 好調な業績
- 営業収益: 2,521百万円 前年⽐23.1%増
- 経常利益: 1,248百万円 前年⽐38.7%増
- ともに過去最高を更新
2. 成功報酬の獲得
- 株式会社SONOKOを対象としたファンドのEXITに成功
- 成功報酬を計上
3. 3号ファンドの⽴ち上げ
- 「マーキュリア日本産業成⻑⽀援投資事業有限責任組合」
(3号ファンド)を組成
- 既に2件の投資を実⾏済み
4. 東証第二部に上場
13
- 2016年10月17日に東京証券取引所市場第二部に上場
- 株式発⾏により新規資⾦を調達
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
連結経営成績(連結損益計算書)
営業収益は25億円(前年⽐+23.1%)、経常利益は12億円(前年⽐
+38.7%)となり、営業収益、経常利益ともに過去最⾼を更新
15/12期
16/12期
前年⽐
1,546
1,562
+16
38
373
+335
463
586
+112
合計
2,048
2,521
+473
営業原価
△169
△276
△107
販売費及び
一般管理費
△972
△965
+7
営業利益
906
1,279
+373
経常利益
900
1,248
+348
902
1,248
+346
621
854
+233
単位︓百万円
ファンド運用
(管理報酬)
ファンド運用
(成功報酬)
営
業
収
自己投資/その他
益
販
原
管
価
費
税⾦等調整前
当期純利益
親会社株主に帰属する
当期純利益
14
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
為替換算の影響により円貨建の
Spring REITの管理報酬が減
少するも、3号ファンド(マーキュリ
ア日本産業成⻑⽀援投資事業
有限責任組合)の⽴上により新
たな管理報酬を獲得
株式会社SONOKOを対象とし
たファンドでのExitにより成功報酬
を獲得
ファンド組成に伴って実⾏したセイ
ムボート自己投資における投資
資産回収の持分利益
人員増により人件費が増加する
も、前年の規程新設に伴う過年
度退職関連費用の計上がなかっ
たため、全体として販管費は減少
連結経営成績(連結損益計算書)
安定的・経常的な管理報酬(ファンド運用)にて営業原価及び販管費を賄う
成功報酬(ファンド運用)及び自己投資にてアップサイドを⾒込む
単位︓百万円
2,500
586
2,000
463
1,500
128
75
1,414
373
38
1,546
1,562
1,241
1,141
1,000
500
676
14/12期
15
15/12期
16/12期
ファンド運用(管理報酬)
ファンド運用(成功報酬)
自己投資/その他
営業原価・販管費
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
連結財政状態(連結貸借対照表)
純資産は、当期純利益9億円、上場に伴う株式発⾏9億円により18億円増加
16年12月末における純資産の総資産に占める割合は91%
単位︓百万円
16
15/12末
16/12末
現預⾦
1,589
(43%)
2,871
(51%)
営業未収⼊⾦
314(8%)
286(5%)
営業
投資有価証券
1,495
(40%)
2,080
(37%)
その他流動資産
91(2%)
172(3%)
投資有価証券
93(3%)
98(2%)
その他固定資産
118(3%)
96(2%)
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
15/12末
16/12末
流動負債
262(7%)
341(6%)
固定負債
114(3%)
149(3%)
純資産
3,323
(90%)
5,113
(91%)
連結キャッシュ・フローの状況(連結CF計算書)
現預⾦は、営業キャッシュ・フロー5億円、上場に伴う株式発⾏による財務キャッ
シュ・フロー9億円により16年12月末残⾼は29億円となる
単位︓百万円
期⾸現預⾦
15/12期
16/12期
551
1,589
3,000
15
2,500
営業活動による
キャッシュ・フロー
304
893
506
2,000
102
506
投資活動による
キャッシュ・フロー
△31
△102
1,500
2,871
1,000
17
財務活動による
キャッシュ・フロー
747
換算差額
18
△15
期末現預⾦
1,589
2,871
1,589
893
500
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
15/12末 営業CF
投資CF
財務CF 換算差額 16/12末
1. 当社の概要
2. 当社の特徴
3. 2016年12月期実績
4. 配当及び業績予想の方針
5. 今後の戦略
18
Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
配当及び業績予想の方針
•
株主還元は配当を基本とし、配当の安定性に配慮します
•
配当性向は30%程度を目安としますが、当社は成功報酬等による損益へ
の影響が比較的大きいことから、単年度損益の影響を抑制し、配当の安
定性を高めるために、当面は対象利益指標を「修正当期純利益」とします
•
「修正当期純利益」は5年平均の親会社株主に帰属する当期純利益
(13/12月期以前は未監査のため含めず)を目安とします
•
当期純利益の成長を通して、配当水準を引き上げることを目指します
•
当社が行っているファンド運用事業は、経済環境、株式市況、各国の政治
等、様々な要因に影響されます。ファンド運用事業は管理報酬と成功報酬
から構成されますが、成功報酬については当社が管理運営を行うファンド
における投資回収の金額及びタイミングにより、損益の金額及び損益の期
間帰属が影響を受け、業績予想を合理的に行うことは困難です
•
従いまして、現時点における業績予想は控え、成功報酬の確定等により対
前年比実績との大幅な差異が生じた場合には迅速に業績予想の開示を
行うことといたします
配当の方針
業績予想の
方針
19
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
1. 当社の概要
2. 当社の特徴
3. 2016年12月期実績
4. 配当及び業績予想の方針
5. 今後の戦略
20
Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
今後の戦略(1/4)
新ファンドの⽴上げ
投資戦略と投資家を結ぶファンドの開発・運用が当社の中核事業
• 17/12期にキャッシュフロー投資戦略をテーマとした航空機リース
ファンドを設⽴
• 事業用不動産ファンド(最初の案件はSpringREITにて検討
中)やインフラファンド等その他アセットクラスも検討
• 昨年⽴ち上げた「マーキュリア日本産業成⻑⽀援投資事業有限
責任組合」(3号ファンド)もファンドレイズ中
• 新ファンド⽴ち上げに伴い当社のセイムボート出資も実⾏
21
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
今後の戦略(2/4)
ファンドにおける新規投資の実⾏
投資実⾏フェーズのファンド
• 優れた製品・技術・サービス等を持つ、本邦中堅企業等に投資す
る「マーキュリア日本産業成⻑⽀援投資事業有限責任組合」
(3号ファンド)は既に2件の投資を実⾏
• 航空機リース戦略もファンドレイズの後に投資実⾏予定
22
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
今後の戦略(3/4)
成功報酬の最⼤化
EXITフェーズのファンド
• 当社設⽴時組成ファンド(1号ファンド)や⾦融危機時組成ファン
ド(PJ Sweep)は共に満期が近く、投資案件のEXITを進め、
成功報酬の最⼤化を目指す
23
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
今後の戦略(4/4)
事業内容についてのIRの充実
当社の事業内容についての投資家の理解を促進
• 当社のファンド運用事業の収益構造や、当社の投資理念、投資
戦略や具体的な取り組みについて、HPや各種セミナー等における
説明を通じて理解を一層進めたい
24
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
取り組み中の新規案件
航空機リース戦略
目的︓
主にナローボディの航空機を中古機市場から調達し、
①航空会社からのリース料(キャッシュフロー)と
②リース終了後の売却益を得ることで、
減価償却を目的としない投資家にリターンを提供する
設⽴︓
17/12期前半(予定)
想定投資家︓ ⾦融機関、年⾦等
資⾦調達額︓ 設⽴後1年間でファンドサイズ100億円獲得を目指す
その他検討中の新規組成戦略
・キャッシュフロー投資戦略に基づき、事業用不動産、インフラファンド等の安定
したキャッシュフローを投資家へ還元できるファンド組成を目指す
・事業用不動産(最初の案件は当社子会社のSAMLが運用する
SpringREITにて組み⼊れを検討、その他案件も鋭意検討中)
・再生可能エネルギー関連のファンドの組成も検討
25
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.
© Mercuria Investment Co., Ltd. All rights reserved.