新型インフルエンザの発生に備えて ノロウイルスによる食中毒・感染症を

平成29年2月22日発行
第8号(3)
新型インフルエンザの発生に備えて
平成25年4月に「新型インフルエンザ等対策特別措置法」が施行されました。区では、感染の拡大を可能な限り抑制し、区民の皆さんの生命と健康を守る
とともに、区民生活と経済活動に及ぼす影響を最小限にするため、平成26年9月に「台東区新型インフルエンザ等対策行動計画」を作成しました。
現在、行動計画に基づき、新型インフルエンザの発生時に備えた訓練を実施する等、対策を推進しています。
新型インフルエンザとは
新型インフルエンザとは、これまで人の間で流行を起こしたことのない、動
物(特に鳥類)同士で感染するインフルエンザ(鳥インフルエンザ)のウイル
ス等が人や豚の体内で変異し、新たに人から人に感染するようになったもの、
またはかつて世界的規模で流行したインフルエンザで、その後流行することな
く長期間が経過し、現在の国民が免疫を獲得していないインフルエンザです。
毎年流行を繰り返す季節性のインフルエンザと異なり、ほとんどの人が新型
インフルエンザのウイルスに対する免疫を持っていないため、ウイルスが人か
ら人へ効率よく感染し、世界的大流行(パンデミック)となるおそれがあります。
「鳥インフルエンザ」との違い
鳥インフルエンザは、アヒルやカモ等の水鳥を中心に多くの鳥類間で感染す
るもので、人に感染するリスクは低いと言われています。鳥インフルエンザの
ウイルスも感染した鳥に長く接触する等の限られた条件下で、鳥から人へ感染
することもありますが、それが人から人へと感染することは極めて稀です。
新型インフルエンザウイルスの感染経路
新型インフルエンザウイルスの感染経路も季節性インフルエンザウイルスと
同様、飛まつ感染、接触感染と考えられます。
飛まつ感染とは、感染した人の咳やくしゃみのしぶき(飛まつ)に含まれる
ウイルスを吸い込むことです。
接触感染とは、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることにより、間接的
にウイルスに接することをいいます。
感染予防策
新型インフルエンザの感染予防のため、季節性インフルエンザと同様に、手
洗い、マスク着用、咳エチケット、人混みを避けるといった基本的な感染予防
策を心がけましょう。
お問合せ:台東保健所 生活衛生課 庶務担当 3847-9401
ノロウイルスによる食中毒・感染症を予防しましょう!