保税蔵置場等検査結果(平成 27 事務年度 全国税関 ) 保税蔵置場等検査結果(平成 27 事務年度 神戸税関 ) 非 違:17件 ・管理資料収録漏れ 7件(記帳義務違反) ・管理資料登録漏れ(搬出登録漏れ)3件(記帳義務違反) ・保税台帳未記帳(m) ・誤記帳(m) ・無許可他所蔵置(m) (注)m:マニュアル台帳 指摘事項:37件 ・保税台帳の誤記等 ・蔵置管理体制等不備 ・内部監査の不備 5件(記帳義務違反) 1件(記帳義務違反) 1件(搬入停止処分) 26件 3件 5件 ・CPの不履行 3件 18 非違・指摘事項の内容 非違=法の規定に違反する行為。 (基本通達 48-1) 指摘=法の規定に違反は無いが、非違を防ぐために改善が必要なもの。 保税台帳記帳漏れ(ナックス管理蔵置場等) ○担当者が民間管理資料の収録を失念し、二重チェックも行われていなかった。 取出し台帳を整備、2名以上での確認 ○担当者が民間管理資料の収録を失念、責任者が二重チェックを行ったものの発見できなかった。 台帳を二重チェックしても意味無し。データ自体の確認が必要。 ○輸出許可済み貨物の搬出日を誤って入力した。 特に1月は年間違い多い。 ○見本持出貨物の搬出日の入力を失念した。 確認し、入力が間に合わなければ、管轄の保税部門に相談。 ○2週分まとめて収録したと思っていたが、前週の1週間分しか収録できていなかった。 管理資料の日付、中身等を確認。 ○担当者が輸出許可済み貨物の搬出登録を失念していた。 定期的に在庫確認の実施、IWS を実施し NACCS 在庫と社内システム在庫の対査。 NACCS にて配信される長期在庫貨物の確認(搬出登録漏れではないのか?) 保税台帳記帳漏れ(マニュアル管理蔵置場等) ○担当者が許可、承認番号等を誤記帳し、確認者も発見できなかった。 マニュアル特有のミス、NACCSに移行できるのなら移行を。 ○担当者が輸出貨物の搬出入台帳の作成を失念し、台帳が無いことから、確認者も台帳未作成を 発見できなかった。 確認方法を変更、先ず輸出許可書の確認を。 ○輸出許可済み貨物の搬出日の記帳を失念した。 二重チェックを。 届出漏れ(工事届、増減坪) ○保税蔵置場内の工事を行うが面積に変更が無いので工事届の提出を行わなかった。 工事等が有る場合、収容能力に変更が生じる可能性が有る場合は管轄官署の保税部門へ相談を。 (参考) ・当該保税蔵置場の貨物の収容能力を増加し、若しくは減少し、又はその改築、移転その他の工 事をしようとするときは、あらかじめその旨を税関に届出なければならない (関税法 44 条第 1 項) ・改築、移転その他の工事が行われる場合において、その工事の内容が単なる補修工事又はこれ に類するものであって、その工事による保税蔵置場の現状の変更が軽微なものであり、かつ、 それにより保税蔵置場の面積に変更がないときは、同項の届出を要しないものとする。 (関税基本通達 44-3) 19
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