「交流ストリート」に

人とまちをつなぐ「交流ストリート」に、人々の活動があふれ出す交流拠点
体育館
エントランス広場
提案の着眼点
次の3つの視点に重きをおいて提案します。
▮ まちとつながり、育み、回遊性を⾼める場
まちなか交流拠点
体育センター
・駅から近く、公園や学校や病
院、庁舎、消防と近接する本敷
地は、まちづくりの上で⾮常に
重要な場と考えます。広域的な
まちづくりを意識し、まちの回
遊性を取り込み、⼀体性を⾼め
る場とします。
琵琶湖
小学校
保育園
消防本部
店舗
盲学校
福満公園
駅
合同庁舎 保健センター
中央病院
犬上川
学術文化
福祉ゾーン 千鳥ヶ丘
公園
新都市
核ゾーン
新たな拠点から広がる交流ループ
▮ 合築のメリットを最⼤化するコミュニティ醸成の場づくり
交流の庭
お祭り広場
(芝生広場)
▮ 多様な空間を「ひとつ」に
コミュニティ
醸成の場づくり
スポーツ・
文化交流
の促進
×
時代を先取りした
ハードウェアづくり
場所の力を
引き出す
合築による
コンパクト化
サスティナブル
な施設
×
体育館 × まちなか交流拠点
スポーツ・文化の振興
魅力あるプログラム
ソフトウェア
リーダー・人材育成
ネットワークづくり
ヒューマンウェア
・体育館機能とまちなか交流拠点機能が、まちと密接につなが
りながら、ひとまとまりになることを⽬指します。
交流ストリート
まちに開かれ、みんなが集まってくる南側外観イメージ
人と人が集う まちなか交流の拠点 としての施設
・基本⽅針より、体育館に求められてき
た快適な競技環境づくりに加えて、
「コミュニティ醸成の場づくり」、
「時代を先取りしたハードウェアづく
り」を重視します。スポーツ活動と⽂
化活動のソフトウェアが、⼈材育成
のヒューマンウェアにつながり交流
のサイクルが⽣まれる、交流の核と
なる場づくりを提案します。
まちづくりの新たな核となる交流拠点を⽬指します
環境や地域の歴史・文化に配慮した施設
敷地のもつ力を引き出し、にぎわいと交流を生み出すまちづくりとしての 7 つの仕掛け
①敷地中央を南北に通り抜けるプロムナード「交流ストリート」
・まちの回遊性を取り込んだ交流ストリートが敷地中央を通り抜ける計画
とし、江⼾期に栄えた中⼭道宿場街「⿃居本宿」「⾼宮宿」のように、
両側に連なる活動スペースが⼈々を刺激し、にぎわいを⽣み出します。
・交流ストリートに⾯してトレーニング室やダンススタジオ、研修室や
コミュニティスペースを配置し、スポーツから⽂化活動まで、様々な
活動が垣間⾒え、市⺠が関⼼を⾼めるきっかけとなります。
まちなか
交流拠点
エントランス
広場
・「交流ストリート」は遺跡をテーマと
した福満公園とつながるプロムナード
としてまちの連続性を⾼めます。
緑の基本計画に沿った歴史と⾃然の緑
を結ぶ「グリーンネットワークシティ
彦根の創造」の考え⽅に倣い、豊かな
緑のオープンスペースが連続する周遊
空間とします。
体育館
まちなか交流拠点
体育館
体育館
交流ストリート
まちなか
交流拠点
見通しの良い安心安全な
見通し
見通
見
通しの
しの
通り
通り抜
通
り抜
り
抜
抜け
通り抜け
高宮宿のにぎわいイメージ
今回の提案
一般的な計画
②歩⾞分離、利⽤者動線の確保による明快なゾーニング ・ 動線計画
彦根市立
城南小学校
城南
保育園
イベント時・緊急時に
車の通り抜けが可能
駐車場
商
業
軸
校庭
校
庭
駐車場
体育館
まちなか
交流拠点
交流ストリート
福満公園
市民広場のにぎわいある、北側(駐車場)から見たイメージ
車
・駅からアクセスする⼈々は南側から、⾞利⽤者は北側から施設に
アプローチし、南北両側から施設利⽤者が訪れます。施設中央に
「エントランス広場」を設けることで、どちらからアクセスして
も、⼈々の活動が発信される「表の顔」のある構成とします。
④五感を刺激する、四季折々の変化に富んだ緑の散策路
駐車場
く
す
の
き
通
り
・敷地全体をウォー
キングコースとし、
軽運動やピクニッ
クができる広場や
ハーブ園を設け、
様々な⼈々が⽇常
的に利⽤できる場
とします。
新緑
ベニスモモ
・計画地は⼩学⽣や園児の通学路とし
て、また周辺住⺠の通り抜け道として
利⽤されてきました。今回の計画で
は、より安全に通⾏できるよう、死⾓
の無い、⽬の⾏き届く形状とし、安⼼
して利⽤できるストリートとします。
子持ち勾玉
まちなか
交流拠点
エントランス
広場
体育館
琵琶湖
蓮
駐車場
交流
ストリート
安全・安心な連携イメージ
⑦周辺への影響を最⼩化するボリューム計画と⼗分な離隔距離
今回の提案断面
嗅覚
初夏
味覚
秋花
聴覚
初夏
触覚
春花 新緑
南彦根駅
ネグンドカエデ
福満公園
店舗
(コンビニ)
離隔距離 10m以上
H
合同庁舎
駐車場
彦根市立 城南保育園
城南小学校
・敷地周辺からは10m以上の離隔距離を設けます。アリーナは競技
に必要な天井⾼さとイベント等に必要な吊物⾼さを確保しつつ、
必要最⼩限の建物⾼さに抑えた計画とし、住宅地や⼩学校、保育
園への圧迫感と⽇影による影響を最⼩にします。
視覚
新緑 紅葉
くす
のき
通り
⑥通学路として、⽬が⾏き届く安⼼安全な設え
市民広場
死角が
できる
交流ストリート
交
交流
流ス
流
ストリ
ス
・歩⾏者の通り抜けは敷
地東側、⾞の通り抜け
は敷地⻄側とし、完全
に分離します。敷地東
側は歩⾏者のみの安⼼
安全な交流スペースと
なります。
・駐⾞場は、北側に420
台、南側に36台、配置
します。
・イベント時、緊急時、
搬⼊時には、⾞は体育
館と校庭の間を南北に
通り抜けて利⽤できる
ようにします。
⑤遺跡集落をテーマとする福満公園と連続する緑とランドスケープ
③南側にも北側にも両⽅に顔がある施設配置
オガタマノキ
キンモクセイ
ユスラウメ
ササ
ネコヤナギ
・琵琶湖の波をモチーフとする形状の
外壁は、壁の向き、窓の開け⽅を⼯
夫し、近隣住宅街への視線にも配慮
したデザインとします。
一般的な計画断面
波をモチーフ
態
にした形態
内部
部
近隣住宅への
視線をカット
×
視線を抑制 外部
外装のイメージ図
福満公園
:歩行者動線
:自動車動線
まちとつながる南側鳥瞰イメージ