経営比較分析表 愛媛県 西条市 面積(km2) 509.98 業務名 業種名 事業名 類似団体区分 人口(人) 法非適用 下水道事業 公共下水道 Bd1 112,959 資金不足比率(%) 自己資本構成比率(%) 普及率(%) 有収率(%) 1か月20m 当たり家庭料金(円) 処理区域内人口(人) - 該当数値なし 53.90 69.15 1,790 60,635 3 人口密度(人/km2) 221.50 2 グラフ凡例 ■ 2 処理区域面積(km ) 16.18 処理区域内人口密度(人/km ) 3,747.53 当該団体値(当該値) - 類似団体平均値(平均値) 【】 平成26年度全国平均 分析欄 1. 経営の健全性・効率性 ①収益的収支比率(%) ②累積欠損金比率(%) 1. 経営の健全性・効率性について ③流動比率(%) ④企業債残高対事業規模比率(%) 【776.35】 40.00 1.00 0.90 0.80 0.70 0.60 0.50 0.40 0.30 0.20 0.10 0.00 39.00 38.00 37.00 36.00 35.00 34.00 当該値 H22 38.59 H23 37.92 H24 39.67 H25 36.39 H26 39.28 平均値 1.00 0.90 0.80 0.70 0.60 0.50 0.40 0.30 0.20 0.10 0.00 該当数値なし H22 H24 H25 H26 3,500.00 3,000.00 2,500.00 2,000.00 該当数値なし 1,000.00 500.00 0.00 H22 当該値 当該値 H22 3,338.28 H23 3,430.13 H24 3,294.44 H25 3,507.22 H26 3,198.68 平均値 平均値 平均値 1,206.54 1,247.20 1,189.10 1,115.11 854.16 「累積欠損」 ⑤経費回収率(%) H23 H24 H25 H26 「支払能力」 ⑥汚水処理原価(円) 【96.57】 100.00 90.00 80.00 70.00 60.00 50.00 40.00 30.00 20.00 10.00 0.00 1,500.00 当該値 「単年度の収支」 H23 4,000.00 「債務残高」 ⑦施設利用率(%) ⑧水洗化率(%) 【142.28】 【60.35】 250.00 200.00 150.00 100.00 50.00 93.00 80.00 92.00 70.00 91.00 60.00 90.00 50.00 89.00 40.00 88.00 30.00 87.00 20.00 86.00 10.00 0.00 当該値 H22 36.62 H23 36.43 H24 36.99 H25 36.30 H26 37.72 平均値 77.74 77.49 78.78 79.54 93.13 当該値 H22 167.38 H23 167.61 H24 165.06 H25 168.21 H26 167.10 平均値 199.72 201.25 199.32 199.36 167.97 「料金水準の適切性」 【94.57】 90.00 0.00 2. 老朽化の状況について 85.00 84.00 当該値 H22 77.31 H23 82.78 H24 82.81 H25 82.86 H26 80.62 当該値 H22 90.29 H23 90.59 H24 90.93 H25 91.53 H26 91.81 平均値 60.04 63.88 65.31 62.09 64.87 平均値 87.18 86.62 87.07 86.88 91.11 「費用の効率性」 「施設の効率性」 「使用料対象の捕捉」 2. 老朽化の状況 ①有形固定資産減価償却率(%) ②管渠老朽化率(%) 該当数値なし H22 H23 H24 H25 0.30 0.25 0.20 0.15 該当数値なし 0.10 0.05 H22 H23 H24 当該値 当該値 H22 0.18 H23 0.24 H24 0.09 H25 0.02 H26 0.00 平均値 平均値 平均値 0.13 0.05 0.04 0.06 0.10 「管渠の経年化の状況」 H25 H26 0.00 当該値 「施設全体の減価償却の状況」 H26 1.00 0.90 0.80 0.70 0.60 0.50 0.40 0.30 0.20 0.10 0.00 現在の管渠の老朽化状況については、管渠の耐用年数が 50年に対して、昭和50年の建設開始から40年経過してい ることから、今後は緊急を要する修繕等が発生する可能 性がある。それを回避するために長寿命化対策として、 平成25年度からアセットマネジメント業務を実施してお り、現在は管渠の健全度を調査中である。 本市における管渠の更新は、長寿命化計画に沿って実施 しており、管更生の対象は耐用年数の残りが20年で管径 600mm~800mmの幹線である。 処理場及びポンプ場の老朽化状況については、建設開始 から24年~35年が経過しており、その間修繕はもとより 建設年度の古い西条浄化センターについてはH23年度か らH24年度の間に電気及び機械設備等の改築工事を実施 し、ポンプ場においても順次改修工事を実施している。 今後更に、計画的かつ効果的に管理、建設及び更新を行 うため、管渠同様に長寿命化対策としてアセットマネジ メント業務を実施している。 ③管渠改善率(%) 【0.17】 1.00 0.90 0.80 0.70 0.60 0.50 0.40 0.30 0.20 0.10 0.00 収益的収支比率は100%が望ましいとされているの に対して、本市のH26年度決算における同比率は 39.28%と非常に低い数値である。経費回収率も 37.72%と同様である。類似団体の平均値の93.13% と比較しても大幅に低い数値であることがわかる。 原因としては、1点目に使用料単価が非常に低いこ とにより料金収入が少なく、資本費の回収にはわず かしか至ってないことから一般会計繰入金に依存し ている状態となっていることが挙げられる。使用料 単価のH25年度末の全国平均が136.10円/㎥、類似団 体の平均が131.20円/㎥に対して、本市の同単価を 処理区別で見ると、西条処理区が53.0円/㎥、東予 丹原処理区が106.0円/㎥である。2点目は近年の異 常気象の影響を受け、ポンプ場の稼働時間が伸びた ことや流入水量の増加及び浄化センターの設備増設 による動力費の増加、更に修繕料が増加傾向となっ ていることである。 企業債残高対事業規模比率については類似団体の平 均値を大幅に上回っており、これも経費回収率の低 さの一因である。 汚水処理原価は、類似団体の平均値より低く抑えら れており、これは維持管理費は増加しているが、資 本費が減少傾向となっているからである。施設利用 率については、類似団体の平均値を上回っている が、処理能力としてはまだ20%の余力がある。本市 のH26年度水洗化率の91.81%は決して低い数値では ないが、これを更に向上させることにより、施設が 十分に機能を発揮できるよう努める必要がある。 「管渠の更新投資・老朽化対策の実施状況」 ※ 法適用企業と類似団体区分が同じため、収益的収支比率の類似団体平均等を表示していません。 ※ 平成22年度から平成25年度における各指標の類似団体平均値は、当時の事業数を基に算出していますが、企業債残高対事業規模比率及び管渠改善率については、平成26年度の事業数を基に類似団体平均値を算出しています。 全体総括 経営の健全性及び効率性については、料金改定を行 い、まずは安定した収入の増加に努めなければなら ない。それに加えて、未接続世帯への訪問をし、パ ンフレットの配布や接続のメリットの説明を行うこ と及び、現在本市で実施している徴収率の向上を目 的とした夜間徴収の強化にも努めていかなければな らない。収益的収支比率や経費回収率を少しでも改 善させるために、収入の増と経費の節減努力を継続 する。また投資の平準化による借入額の抑制を行う ことによって、一般会計繰入金の減少につなげてい く。 老朽化対策については、アセットマネジメント業務 をH28年度も行い、長寿命化対策に活用する。
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