平成 29 年2月9日 発行 天童市立 天童南部小学校 校長 大谷敦司 電話 FAX 654-1750 654-1798 昨年末の『みなさんの声を教育活動に活かすためのアンケート』に対して、多数の貴重なご意見をいただき、 本当にありがとうございました。児童アンケートも合わせて、結果を集計し考察いたしましたのでお知らせいた します。 全職員一丸となって、『うつくしい子ども たくましい子ども かしこい子ども』をめざした教育活動に邁進し ていきますので、今後ともご支援とご協力をお願いいたします。 保護者アンケートの結果 A そう思う B 少しそう思う C あまり思わない D 思わない H27 お子さんは、思いやりのある児童に育っている。 う つ く し い H28 お子さんは、思いやりのある児童に育っている。 H27 学校は、体験活動や交流活動を大事にして、豊かな心を育むようにしている。 H28 学校は、子ども同士のかかわりを大切にし、思いやりのある子どもを育てよ うと努めている。 H27 お子さんは、心身ともに健康な子どもに育っている。 た く ま し い H28 お子さんは、心身ともに健康な子どもに育っている。 H27 学校は、登下校や不審者対策など、子どもの安全を考えた指導をしている。 H28 学校は、命を大切にし、健康で安全な生活ができる子どもを育てようと努め ている。 H27 お子さんは、基礎的な学力を身につけている。 か し こ い H28 お子さんは、基礎的な学力を身につけている。 H27 学校は、授業を工夫したり一人一人に応じた指導をしたりしている。 H28 学校は、毎日の授業に力を入れて児童の学力を伸ばそうと努めている。 地 域 連 携 H28 学校は、保護者や地域と連携しながら信頼される学校づくりを進めようとし ている。 H27 授業参観やPTA活動、各種おたよりなどを通して、学校の様子がわかる。 H28 授業参観やPTA活動、各種おたより、ホームページなどを通して、学校の 様子がわかる。 H27 お子さんは、楽しく元気に登校している。 H28 お子さんは、楽しく学校生活を送っていますか。 家 庭 で の 様 子 H27 家庭や地域で、お子さんはあいさつがしっかりできる。 H28 お子さんは、家庭や地域で進んであいさつをしていますか。 A B C D 59% 39% 2% 0% 58% 39% 3% 0% 60% 38% 2% 0% 55% 40% 4% 0% 67% 31% 2% 0% 65% 32% 3% 0% 54% 40% 6% 1% 64% 32% 4% 0% 42% 47% 11% 1% 43% 45% 11% 1% 47% 46% 7% 1% 58% 38% 4% 0% 54% 41% 5% 0% 52% 43% 4% 1% 57% 38% 5% 0% 71% 27% 2% 0% 69% 27% 4% 0% 25% 51% 22% 2% 32% 48% 18% 2% H27 早寝・早起きやゲームの時間を守るなど、お子さんに規則正しい生活リズムを意識 させながら生活させている。 34% 47% 17% 2% H28 お子さんに、早寝・早起きやゲームの時間を守るなど、規則正しい生活リズ ムを意識させながら生活させていますか。 40% 45% 13% 2% 7% 23% 42% 28% H27 本校のホームページを見ていますか。 10% 32% 43% 15% H28 本校のホームページを見ていますか。 -1- 児童アンケートの結果 A そう思う B 少しそう思う C あまり思わない D 思わない C D 75% 20% 4% 1% 57% 36% 5% 2% 58% 37% 5% 0% 49% 40% 9% 2% 67% 24% 8% 1% H28 楽しく元気に登校している。 70% 18% 7% 5% H28 何事もかんたんにあきらめず、最後までやり通している。 59% 31% 8% 2% 62% 29% 7% 2% 49% 37% 12% 2% 58% 32% 9% 2% 66% 26% 6% 2% H27 家族や地域の人に、きちんとあいさつできる。 H28 家族や地域の人、友達、先生にきちんとあいさつできる。 H27 約束やきまりを守って生活している。 H28 約束やきまりを守り、規則正しい生活をしている。 H27 楽しく元気に登校している。 H27 授業はわかりやすくて楽しい。 H28 授業はわかりやすく、進んで学習に取り組んでいる。 H27 わからないことがあったときは、先生や友達に質問できる。 H28 先生や友達と話をすることで、わかることが多くなっている。 A B アンケート結果から ◇子どもの安心安全を何よりも優先している 「学校は、命を大切にし、健康で安全な生活ができる子どもを育てようとしている」というアンケート項目 (保護者)について、AとBの合計が97%と高くなっています。A「そう思う」の割合が昨年度より10ポ イントも高い結果となりました。ケガや病気への丁寧な連絡・対応、登下校の指導、非常時のメール配信、南 部の日の立哨、不審者対応訓練や引き渡し訓練の実施、冬場の下校時刻の変更等、子どもの安心安全が何より も優先するという意識を高く持って取り組んできたことを、ご理解いただけた結果だと考えています。今後も、 子どもの安心安全を第一に考えた学校運営に取り組むとともに、子ども達が自分の命を守るために、自ら考え ・判断・行動できる「たくましい子」の育成に取り組んで参りますので、ご協力をよろしくお願いいたします。 ◇「あいさつの大切さ」を年間を通して呼びかけている 本校では、「うつくしい子」 を育む重点の一つに「あいさつ」を掲げ、1学期は校内のあいさつ、2学期、 3学期は高学年を核として地域でのあいさつに広めていくなど段階的・計画的に年間を通して力を入れてきま した。全校朝会での呼びかけ、職員の立哨指導・率先あいさつ、児童会での自主的なあいさつ運動、登校班長 を中心とした登校時の地域の方々へのあいさつ強化等に取り組んできました。「お子さんは、家庭や地域で進 んであいさつをしていますか」というアンケート項目(保護者)について、AとBの合計が80%と昨年度よ り4ポイント高くなりました。A「そう思う」の割合も昨年度の25%より7ポイントも高くなっています。 今年度の重点として、繰り返し繰り返し呼びかけ本気で取り組んできた成果がじわじわと広がってきているも のと考えます。 しかし、児童アンケートの結果では「家族や地域の人、友達・先生にきちんとあいさつできる」という項目 で「そう思う」の割合が昨年度の70%より13ポイントも低くなっています。これは、今までのあいさつを 振り返り、「自分ではしているつもりでも、伝わらなければあいさつとは言えない」というあいさつに対する 考え方のレベルが上がった結果と受け止めています。めざすあいさつのモデルが見えたからこそ、現状に満足 せず自分に厳しい結果になったものと考えます。毎朝子ども達の安全を見守ってくださっている交通指導員の 方々や見守り隊の方々、地域の方々から「あいさつがよくなってきている」という声が寄せられるようになっ てきています。今後も、子ども達が社会に出たときにきちんとあいさつができる「うつくしい」人間を育てる ために、重点的に取り組んでいきます。そして、高学年のあいさつが下学年に受け継がれ、「うつくしいあい さつ」が南部小の伝統となるようにしていきたいと考えています。地域の皆様・保護者の皆様のご協力をよろ しくお願いいたします。 -2- ◇すべての教育活動は授業に結実する 「学校は、毎日の授業に力を入れて児童の学力を伸ばそうと努めている」というアンケート項目(保護者) について、Aが58%、Bが38%、合計96%と高い評価をいただきました。A「そう思う」の割合が昨年 度より11ポイントも高い結果となりました。年間を通しての授業研究への取り組み、授業づくり研修の充実、 毎日の授業についての教師間での話し合い、つけたい力を明確にしたカリキュラムマネジメントへの学年統一 した取り組み、学校行事や総合的な学習の時間への取り組みの意味の問い直し…等、学校生活のほとんどを占 める授業に何よりも力を入れようと学校全体で重点的に取り組んできた成果と考えます。「先生や友達と話を することで、わかることが多くなっている」というアンケート項目(児童)でも、「そう思う」と「どちらか と言えばそう思う」を合わせると92%と高い結果になっており、自らの伸びを実感している子どもが増えて います。 しかし、「お子さんは、基礎的な学力を身につけている」というアンケート項目(保護者)については、A が43%と、他の項目に比べると割合が高いとは言えません。保護者の方々は学力の定着について、まだまだ 満足していないことがわかります。子ども達の学力のさらなる向上をめざして、毎日の授業の充実に努め「か しこい子」の育成に取り組んで参りますので、ご協力をよろしくお願いいたします。 ◇ホームページの更新に高評価=子ども達の様子がよくわかる 「本校のホームページを見ていますか」というアンケート項目(保護者)について、A「よく」とB「時々」 の合計が42%と昨年度の30%を大きく上回っています。これは、今年度こまめに活動の様子を更新してき たことで、ホームページを見る保護者の方々が増えたものと考えられます。コメントの中にも、「昨年に比べ て随時更新されており、学校の様子がよくわかる。是非継続してほしい」という意見が多くみられました。 ただし、「学年によっては更新が少なく残念だ」という意見もありました。今後も保護者の皆様へ学校・学 年・学級の様子を積極的に発信して参りますので、是非ホームページをご覧ください。 保護者の声より ※全体に関わる主なものを抜粋しています 【子どもたちの学習や生活について】 ◎毎日楽しく学校に通っていてくれて感謝している。 ◎授業だけでなく、子どもの不安等の様々なことに気を配っていただき、感謝している。 ◎先生方にたくさんほめていただき、自己肯定感が育ち自信をつけさせてもらっていることに感謝している。 ◎地域に出かける学習を今後も取り入れてほしい。 ◇子どもへの対応の仕方や言動に気を配り、平等な対応をお願いしたい。 ◇担任の先生と子どもたちの関わりをもう少し増やしていただきたい。 ⇒子どもと向き合う時間を増やし、子どもの気持ちに寄り添った指導を心がけていきます。 ◇縦割り班のトラブルがあるようなので、困ったことがあれば自分でアンケート等に書くように言っている。 ◇問題が発生したときは、授業中ではなく個別に時間外での指導も考えてほしい。 ◇集団でのいじめなどがないように十分な配慮をお願いしたい。 ⇒子ども理解に努め、早期発見・組織的な対応でいじめ等の問題を小さな芽のうちに摘んでいくよう努めま す。 ◇宿題量や指導がクラスにより違いがあるのが気になる。学年である程度統一が必要だと思う。 ◇文章を書く宿題を日々の宿題の中にも入れて、文章力を伸ばしてほしい。 ◇分からない学習についての補修等フォローをお願いしたい。 ◇分からない問題があるとき、質問しやすい環境をつくってほしい。 ⇒学年間での情報交換を密にし、一人一人に応じたきめ細やかな指導に努めていきます。 ◇アウトメディアチャレンジを年1回ではなく、数回やってほしい。 ⇒PTAとも相談させていただきながら、検討させていただきます。 【非常災害時の対応について】 ◇台風の時に他の市町村では休校もあったが、本校は短縮授業だった。登下校が心配だったので、できれば 休校にしてほしかった。 ⇒ご心配をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。様々な情報をもとに、市教委と連携をとりながら、子ども 達の安心・安全を確保できる適切な対応に努めていきます。 【保護者への情報発信について】 ◎学校のホームページが随時更新されていて、学校の様子がよくわかります。 ◇ホームページの更新が少ない学年があるので残念。 ◇自分の子どもの学校での様子をもっと知らせてほしい。 ⇒学年や学級・個の様子を積極的にお知らせできるように努力していきます。 ◇学校行事(持久走大会等)や授業参観の時間などがわかりにくい面があるので改善してほしい。 ⇒わかりやすいお知らせになるように見直していきます。 【子どもたちの安全確保について】 ◇高齢者ドライバーや登下校の交通事故のニュースが多く、交通量の多い歩道を歩いて行くので心配。保護 者や見守り隊も交えて見直す機会があればよい。 ◇通学路に関する調査等が毎年行われているが、それによって、通学路の変更等の対策がとられているのか。 ⇒現状分析を行い、市教委と連携をとりながら、必要に応じて通学路の見直しも検討していきます。 -3- ◇夕方暗くなってから自転車で移動している子が多い。学校で帰宅時刻を決めて統一してほしい。そうすれ ば子ども達に注意しやすい。 ⇒帰宅時刻については、暗くなる前に帰るよう指導していますが、様々なご家庭の実情があると思いますので、ご家 庭で安全確保できるように約束・ご指導をお願いいたします。 【その他】 ◎全ての先生が丁寧に対応してくださるので、感謝の気持ちでいっぱい。 ◇5,6年はクラス替えなしで、持ち上がりを希望する。 ⇒2月15日の授業参観後の全体会で、校長から学級編制についてもご説明します。 【家庭で力を入れていること】 ◎あいさつの習慣形成(「おはよう」「ありがとう」「さようなら」「おやすみ」) ◎思いやりの心の育成(相手の気持ちを考えた行動がとれる人に) ◎生活リズムの習慣づくり(早寝・早起き・朝ご飯) ◎主体的に行動できる力の育成(自分で考え、行動できるよう人に) ◎コミュニケーション力の育成(自分の意見や考えを伝えられる人に) ◎当たり前のことが当たり前にできる人に(人の話をしっかり聞く、時間を守る、約束したことは守る、 自分のことは自分でやる、何でも丁寧にやる、 返事をする、くつをそろえる、ゴミを拾う等) ◎勉強と遊び(ゲーム等)のメリハリ(テレビやゲームの時間が長すぎる。 宿題をやってから遊ぶ習慣づくり、 特に休日の過ごし方に気を配っている。分からない宿題は一緒にやるよう心がけている。) ◎子どもとの対話を大事に(忙しい中だが、学校であったことをできるだけ聞くようにしている)。 ◎責任を持って、最後までやり切った体験を大事に(やりきったことをほめている。家族の一員としてお 手伝いをまかせている。) ◎ 正しい生き方ができるように行為の理由を考えさせることを大事に (悪いことをしたときは、頭 ごなしにおこるのではなく、なぜ悪いことなのか理由を考えさせるようにしている。) 引き渡し訓練アンケートについて ◎よかった点 ■要改善点・意見 昨年10月29日(土)、南部小まつり後に行いました『引き渡し訓練』につきましても、保護者の皆様 より多数のご意見をいただきました。下記のように集約し、PTA三役会等でも話題にしました。今後実施し ていく上で、参考にさせていただきます。ありがとうございました。 (1)必要な訓練であり、継続して実施してほしい。 ◎昨年度はグラウンドでの訓練、今年度は体育館での引き渡し訓練と、想定される季節や状況に合わせて対応 できるようにした訓練はよかったと思う。 ◎1年生で初めての訓練でしたが、大事な訓練だと思うので、是非継続して行ってほしい。 ◎回数を重ねる毎に、引き渡しのシステムがわかり、スムーズに引き取れるようになっている。非常事態があ ってもあわてないで対応できそう。 ◎児童と保護者の人数を考えると、一方通行にすることは、安全でスムーズに引き渡すには必要。 ◎人数が多いので、地区毎に引き取り時刻の目安をつけることで、スムーズに引き取ることができたと思う。 (2)実際に大きな地震が起きた場合を想定した現実的な対応をさらに盛り込んでほしい。 ■学級や担任がすぐにわかるような表示や工夫(ポール・ビブス等)があるといいと思う。 ■職場からすぐに引き取りに行く場合には、引き渡しカードを持参することができないことも考えられる。そ の場合、子どもに誰が迎えにきたのか続柄を言ってもらうなどで対応できるようにしてもらいたい。 ■非常事態の時は、地区毎に時間を区切っての引き渡しは不可能ではないかと思う。 ■体育館から児童昇降口までの距離が長い、地震の場合はできるだけ屋内にいる時間を短くした方がよいので はないかと思う。児童も外靴を持って集合し、できるだけ近い場所から避難できるルートにするとよい。 ■メールに書いてあった社体入口がどこかわかりませんでした。 ■地震には余震がつきもの。子ども達の頭を守る頭巾のようなものが必要なのでは。 ■兄弟姉妹と乳児がいる保護者には災害時何らかの配慮があるとなおよいと思う。 ⇒次年度以降に実施する際、反映させていただきます。 ■メールがつながらない場合の引き渡しはどうなるのでしょうか。 ⇒PTA総会の資料の中に示してあります。具体的には、地区内の指定場所に貼り紙をして引き取りについての連絡 をすることになります。 ■実際に引き取る場合には、車で迎えにいくことになるのではないでしょうか。 ⇒大渋滞になりますので、災害時も引き渡しは原則として徒歩でお願いいたします。 メールがつながらない場合の避難や引き渡しの連絡方法について、保護者へ周知し、訓練していく必要がある -4-
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