岩手労働局 - 厚生労働省

Press Release
厚生労働省
岩手労働局
【照会先】
岩手労働局労働基準部健康安全課
課
長
小田 昭信
課長補佐
若月 敏幸
(電話)
019−604−3007
岩 手 労 働 局 発 表
平 成 29 年 2 月 20 日
社会福祉施設の労働災害防止について複数の施設を運営する
社会福祉法人に対して岩手労働局長から要請書を交付します
∼地域福祉関係業界全体の自主的労働災害防止の取組みにも期待∼
∼第三次産業の労働災害減少に向けて∼
く ごたに
岩手労働局(局長
久 古谷
としゆき
敏 行 )は、近年労働災害の減少が見られない第三次産業
について、複数店舗展開小売業の企業本社に続き、複数施設を運営する社会福祉法人に
対して転倒災害と腰痛災害の防止を重点とした要請書の交付を行います。
岩手労働局第 12 次労働災害防止計画目標と労働災害発生件数
岩手労働局では、平成 29 年の労働災害を、平成 24 年と比較して 15%以上減少させる
ことを目標とする「第 12 次労働災害防止計画」(略称「12 次防」)を策定し、各種労働
災害防止対策に取り組んでいますが、社会福祉施設における平成 28 年の労働災害発生件
数は、平成 29 年1月末の速報値で 86 件と、平成 24 年の 72 件と比べて増加しており、
この内約3割(24 件)が複数の施設を運営する法人等において発生しています。
社会福祉施設では、前回(1月 31 日)要請を行った小売業同様、施設ごとの安全管理
担当者の選任が義務付けられていないため、安全管理体制が十分といえず、複数の施設
を運営する法人等においては、本部主導による安全衛生管理活動を行うことが有効と考
えられます。
また、社会福祉施設における労働災害の約6割が転倒災害と腰痛災害で占められてお
り、厚生労働省において別添の要綱に基づきで全国的に展開している「STOP!転倒災害
プロジェクト」への積極的な取組みと、本年は 12 次防の最終年であり、目標の達成に向
け事業者には早期に労働災害防止に取り組んでいただきたいことから、前回の小売業の
複数店舗展開企業に続き、要請を行うこととしました。
要請書の交付
社会福祉法人
岩手県社会福祉事業団
日
時
平成 29 年2月 23 日
場
所
社会福祉法人
13 時 30 分から
岩手県社会福祉事業団
本部事務所
(岩手県盛岡市高松三丁目7番 33 号)
【※
案内図
報道取材可】