資料 3 生きものさがし2016 集計結果 1.調査概要 調査期間 平成28(2016)年6月1日~10月31日 ※生きものレポートの受付締切は11月15日(当日消印有効) 調査地域 千代田区内全域 参加対象者 どなたでも 環境改善のバロメーターとなる次の生きもの 樹林・草地:モンシロチョウ・アゲハチョウ・トカゲのなかま、ススキ 調査対象の生きもの 水辺 :トンボ・カエル・サギのなかま その他の生き物:セミのなかま(2015年から調査対象に追加) 区立幼・小・中学校(19校(園))、区内私立小中学校(15校)、児童館(7館)、図書館(5館)、環境 関連施設など 生きものさがし2016 ガイド配布先 2.集計結果 生きものさがし2016では、276名の参加者(団体を含む)から、これまでで最も多い1,249件の情報が寄せられ た。提出方法の内訳は表1の通りである。 【表1】 提出手段別集計状況 2014年 参加者数 報告数 提出方法 ハガキ 77 明治大学 (倉本研究室調査) 地球環境学習の チャレンジ集 2015年 参加者数 報告数 188 84 369 2016年 参加者数 報告数 14 49 - - 1 66 - - 163 370 215 509 - - HP投稿 18 30 25 34 23 38 Eメール 4 12 1 1 23 652 電話 - - - 1 1 276 1,249 計 99 - 230 274 840 <地球環境学習のチャレンジ集> ※「地球環境学習のチャレンジ集」は、小学生を対象とした環境学習 冊子で、2015(平成27)年から配布を開始した。※平成28年度配布 数1,945冊 3.参加者の状況 属性別参加者の状況は図1~図3の通りである。 (単位:人) 【図1】在住、在勤、在学別参加者数 2014年 2015年 2016年 (単位:人) 17 その他 27 5 15 在勤 30 36 未記入 4 6 24 42 在住 163 在学 7 70 214 3 2016年 25 21442 2 在住 25 163 2015年 在学 70 7 在勤 2 36 30 17 1 2014年 未記入 6 4 合計 99 274 276 1 その他 5 ※区内の学校名の記入があった方は在学として集計 27 区分 在住・在学、在住・在勤と書かれた方は、在住とした。 0 50 100 150 200 250 区分 2014年 2015年 2016年 (単位:人) 【図2】参加者の年齢別参加者数 5 7 2 1 24 未記入 38 19歳以下 9 24 40~50歳代 20~30歳代 23 38 2 40~50歳代 1321 20~30歳代 60歳代以上 19歳以下 合計 26 60歳代以上 26 21 38 9 99 193 13 23 38 193 224 274 224 2 24 24 276 27 5 未記入 0 2016年の特徴として、2015年と比べて在学 者の参加者が70人から214人へ増加したこと が挙げられる。そのうち、「地球環境学習の チャレンジ集」の参加者は163人から215人へ 増加していた。 一方で、在住者の参加は163人から42人へ 減少した。この要因は、チャレンジ集の生きも のさがし参加者が、生きものレポート記入の際 に「在住」よりも「在学」を優先して○をつけた ものと考えられる。 100 200 300 2 2016年 3 4 2015年 5 2014年 年齢別の参加者は、概ね過年度と同様の傾 向を示し、19歳以下が224人と最も多く、全体 の8割を占めており、チャレンジ集の影響の大 きさが顕著に現れた。 区分 2014年 2015年 2016年 【図3】在学者の学校区分別参加者数 (単位:人) 未記入 2 0 0 1 幼稚園・保育園 4 0 4 2 大学(短期・専門含) 3 14 17 小学校 157 220 3 中学校 1 24 0 4 2016年 高校生 高校生 0 0 0 5 中学校 24 2015年 大学(短期・専門含) 1 14 3 0 6 220 小学校 合計 184 157 224 2014年 17 38 4 ※記入があった方及び区内の学校名の記入があった方のみ集計 幼稚園・保育園 在学者の学校区分は、概ね過年度と同様 の傾向を示し、参加者のほとんどは小学生で あった。 一方、中学生以上の参加者がゼロであり、 特に高校生は3ヶ年を通じてゼロであった。中 学生以上への働きかけが今後の課題である。 4 未記入 2 0 50 100 150 200 250 4.生きもの情報 報告された生きものの数は図4の通りである。 【図4】見つけた生きもののなかま(種群)別3ヶ年報告数 見つけたいきもののなかま(種群)につい ては、概ね過年度と同様の傾向を示した。 例年確認数の多い「セミのなかま」及び「トン ボのなかま」については、確認数が2015年 の1.7倍程度に増加した。「セミのなかま」で はアブラゼミ、及びミンミンゼミの確認が最も 多かった。(図6)。 また、アゲハチョウのなかまやモンシロチョ ウのなかまも、それぞれ2015年の1.3倍、1.7 倍の確認数であった。 一方、「トカゲのなかま」については、全体 で最も確認数が少なく、確認数は2015年の7 割程度であった。動きが早く確認が難しい種 類ではあるが、生息環境の減少等も考えら れることから、今後の継続観察が重要であ る。 (単位:件) 30 19 42 1937 16 51 2650 トカゲのなかま サギのなかま ススキ カエルのなかま 68 68 10 モンシロチョウのな… 41 アゲハチョウのなかま トンボのなかま 2016年 88 148 84 147 2015年 270 155 34 セミのなかま 2014年 202 344 206 65 99 その他(対象種以外) 0 100 200 300 400 ※セミのなかまは、2015(平成26)年度から調査対象 【図5】見つけた生きもののなかま(種群)2016ランキ ング (単位:件) トカゲのなかま 30 サギのなかま 37 ススキ 51 カエルのなかま 68 モンシロチョウのなかま 148 アゲハチョウのなかま 202 トンボのなかま 270 セミのなかま 344 その他(対象種以外) 99 0 100 200 300 【図6】報告されたセミの種類ランキング (単位: (2016年) 件) ヒグラシ 4 クマゼミ ニイニイゼミ ツクツクボ… ミンミンゼミ アブラゼミ 不明 400 0 10 19 25 115 128 43 50 100 150 【表2】 対象種以外に報告された生きもの(「その他」で集計した生きもの) 分類群 哺乳類 生きもの アズマモグラ、アブラコウモリ、タヌキ、リスのなかま 鳥類 カワウ、ウのなかま、カイツブリ、カルガモ、ヒドリガモ、カワセミ、アオサギ、カモメのなかま、ハクチョウのな かま、シジュウカラ、ムクドリ、メジロ、ツバメのなかま 爬虫類 シマヘビ、スッポン、ミシシッピアカミミガメ 昆虫類 カマキリのなかま、カミキリムシのなかま、カブトムシのなかま、コガネムシのなかま、テントウムシのなか ま、ベニシジミ、ウラギンシジミ、ウラナミアカシジミ、シジミチョウのなかま、アカボシゴマダラ、ツマグロヒョ ウモン、ナナフシのなかま、アシナガバチ、セイヨウミツバチ、ニホンミツバチ、ハチのなかま、ミツバチのな かま、アリのなかま 土壌動物 植物 ダンゴムシのなかま、ミミズ コブクザクラ、シロバナヒガンバナ、ネジバナ、ヒガンバナ 5.生きものさがし2017 2016年度と同様の内容で実施する予定。 本格的な見直し作業は、推進プランの見直しと併せて行う。
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