経営比較分析表

経営比較分析表
山形県 鶴岡市
業務名
業種名
事業名
類似団体区分
法適用
下水道事業
特定環境保全公共下水道
D1
2
人口(人)
131,758
3
2
面積(km )
1,311.53
資金不足比率(%)
自己資本構成比率(%)
普及率(%)
有収率(%)
1か月20m 当たり家庭料金(円)
処理区域内人口(人)
-
61.23
5.83
90.29
3,812
7,624
グラフ凡例
人口密度(人/km )
100.46
2
2
処理区域面積(km )
3.79
処理区域内人口密度(人/km )
2,011.61
■
当該団体値(当該値)
-
類似団体平均値(平均値)
【】 平成27年度全国平均
分析欄
1. 経営の健全性・効率性
①経常収支比率(%)
1. 経営の健全性・効率性について
②累積欠損金比率(%)
③流動比率(%)
【100.36】
120.00
70.00
100.00
60.00
【58.70】
100.00
90.00
80.00
70.00
60.00
50.00
40.00
30.00
20.00
10.00
0.00
50.00
80.00
40.00
60.00
30.00
40.00
20.00
20.00
10.00
0.00
④企業債残高対事業規模比率(%)
【98.78】
0.00
【1,457.06】
2,000.00
1,800.00
1,600.00
1,400.00
1,200.00
1,000.00
800.00
600.00
400.00
200.00
0.00
当該値
H23
-
H24
-
H25
-
H26
-
H27
101.61
当該値
H23
-
H24
-
H25
-
H26
-
H27
19.05
当該値
H23
-
H24
-
H25
-
H26
-
H27
38.60
当該値
H23
-
H24
-
H25
-
H26
-
H27
1,787.04
平均値
-
-
-
-
99.07
平均値
-
-
-
-
64.76
平均値
-
-
-
-
88.18
平均値
-
-
-
-
1,390.86
「経常損益」
「累積欠損」
⑤経費回収率(%)
「支払能力」
⑥汚水処理原価(円)
⑦施設利用率(%)
【64.73】
140.00
「債務残高」
⑧水洗化率(%)
【250.25】
【40.31】
250.00
45.00
40.00
120.00
200.00
35.00
100.00
30.00
150.00
80.00
60.00
25.00
20.00
100.00
15.00
40.00
10.00
50.00
20.00
5.00
0.00
0.00
当該値
H23
-
H24
-
H25
-
H26
-
H27
120.74
平均値
-
-
-
-
76.85
0.00
【81.28】
100.00
90.00
80.00
70.00
60.00
50.00
40.00
30.00
20.00
10.00
0.00
2. 老朽化の状況について
当該値
H23
-
H24
-
H25
-
H26
-
H27
158.96
当該値
H23
-
H24
-
H25
-
H26
-
H27
33.10
当該値
H23
-
H24
-
H25
-
H26
-
H27
89.15
平均値
-
-
-
-
198.40
平均値
-
-
-
-
39.25
平均値
-
-
-
-
86.43
「料金水準の適切性」
「費用の効率性」
平成27年度より法適用のため、27年度のみの数
値。
①経常収支比率は平均値より高く、100%を上回っ
ており維持管理費や支払利息等の費用を使用料収入
や一般会計からの繰入金などによって賄えている状
況である。また、⑤経費回収率を見ても100%を上
回っており、汚水処理に係る費用を使用料収入で賄
えている状況であるが、今後、維持管理に係る費用
の増加や、人口減少等により下水道使用料収入の減
少等下水道事業を取り巻く環境は厳しいものとなる
ため、費用の削減等の対策が必要となる。
②累積欠損金比率は平均値より低いが発生してい
るため、なくしていく努力が必要である。
③市町村合併前に投資した資産に対する償還額が
大きいため、平均値よりも低い値となっている。
④企業債残高対事業規模比率は平均値に比べ高い
値となっており、事業規模に対する企業債残高が比
較的大きい状況である。
⑥鶴岡市は有収率が90%と高く、有収水量が多い
ため汚水処理原価は平均値を下回ってる。しかし、
減価償却費や企業債等支払利息で構成される資本費
における汚水処理費が類似団体と比べ大きいため、
対策を講じる必要がある。
⑦施設利用率を見ると平均値より低い値となって
いることから、施設が過大で実際の処理量に見合っ
ていない状況である。
⑧事業開始後40年以上で、下水道が整備されてか
ら相当年数がたっているため水洗化率は比較的高く
なっている。
「施設の効率性」
「使用料対象の捕捉」
①法適用により平成27年度より資産台帳を整備し
たため、有形固定資産減価償却率は低い値となって
いる。
②平成27年度現在法定耐用年数を超えた管渠はな
いが、いずれ将来的には耐用年数に達することか
ら、改築・更新時期を迎える管渠が増加することが
考えられる。そのため、設備の回復・予防保全のた
めの修繕や事業費の平準化を図り、計画的かつ効率
的な維持修繕・改築更新に取り組む必要がある。
③管渠改善率は平均値よりも低い値となってい
る。有形固定資産減価償却率や管渠老朽化率を見て
も緊急な改築等の必要性は低いといえる。
2. 老朽化の状況
①有形固定資産減価償却率(%)
②管渠老朽化率(%)
③管渠改善率(%)
【22.75】
30.00
25.00
20.00
15.00
10.00
5.00
0.00
当該値
H23
-
H24
-
H25
-
H26
-
H27
4.01
平均値
-
-
-
-
25.07
「施設全体の減価償却の状況」
【0.03】
1.00
0.90
0.80
0.70
0.60
0.50
0.40
0.30
0.20
0.10
0.00
【0.10】
0.09
0.08
0.07
0.06
0.05
0.04
0.03
0.02
0.01
0.00
当該値
H23
-
H24
-
H25
-
H26
-
H27
0.00
当該値
H23
-
H24
-
H25
-
H26
-
H27
0.00
平均値
-
-
-
-
0.00
平均値
-
-
-
-
0.08
「管渠の経年化の状況」
「管渠の更新投資・老朽化対策の実施状況」
※ 「経常収支比率」、「累積欠損金比率」、「流動比率」、「有形固定資産減価償却率」及び「管渠老朽化率」については、法非適用企業では算出できないため、法適用企業のみの類似団体平均値及び全国平均を算出しています。
※ 平成23年度から平成25年度における各指標の類似団体平均値は、当時の事業数を基に算出していますが、企業債残高対事業規模比率、管渠老朽化率及び管渠改善率については、平成26年度の事業数を基に類似団体平均値を算出しています。
全体総括
現在、下水道経営の収入には一般会計からの繰入
金が含まれており、繰入金を減らす努力が必要であ
る。また、今後は施設の維持管理費用や改築費用の
増加、人口減少による使用料収入の減少等が見込ま
れることを踏まえ、下水道事業を持続的に提供して
いくには、安定した下水道経営の実現が不可欠であ
る。そのためには、平成27年度に策定した「鶴岡市
汚水処理施設整備構想」により整備を進め、併せて
アセットマネジメントに取り組み、また、使用料の
適正化、長寿命化計画による施設の改築を行ってい
く必要がある。
平成27年度から下水道事業に地方公営企業法を適
用したことにより、経営状態が今まで以上に明確に
なったため、持続可能な下水道事業を目指して取り
組んでいく。