平成29年(2017 年)2月24日 防 府 市 入 札 検 査 室 平成29年3月から適用する公共工事設計労務単価及び設計業務委託等技術者単価の運用に係る特例措置について このことについて、次のとおり特例措置を適用することとしましたのでお知らせします。 1 特例措置の内容 次の対象工事または業務委託の受注者は、工事請負契約約款第51条(※注1)の定めに基づき、山口県が平成2 9年3月1日を適用基準日とする労務単価(290301 労務単価)に基づく契約に変更するための請負代金の額の変更 の協議を請求することができます。 ※注1 業務委託にあっては、業務委託契約約款(土木設計等)第47条、業務委託契約約款(建築設計・甲)第46条、業務委託 契約約款(建築設計・乙)第47条、または発注者支援業務委託契約約款第41条と読み替えます。 2 対象工事または業務委託 平成29年3月1日以降に契約を行う工事または業務委託(測量、建設コンサルタント業務、地質調査業務、補償関 係コンサルタント業務)のうち、平成29年2月28日以前に入札公告又は指名通知を行うものが対象です。(※注 2) ※注2 平成29年2月28日以前に入札公告又は指名通知を行う工事または業務委託であっても「290301 労務単価」を適用し た場合は対象外となります。 3 受注者等への説明方法 〇 契約を締結していない工事または業務委託は、契約締結前に、契約担当者が落札者に対して本特例措置に基 づいた対応が可能であることを説明します。 〇 なお、契約済みの工事または業務委託については、監督員が、工事または業務打合せ簿により、受注者に対し て、本特例措置に基づいた対応が可能であることを説明します。 4 受注者からの請求 〇協議の請求の意向がある場合は、所定の様式を添付した工事または業務打合せ簿を監督員に提出してください。 なお、様式については、防府市入札検査室のホームページに掲載しています。 〇協議については、契約を締結していない工事または業務委託は、契約締結後、原則15日以内に行ってください。 なお、契約済みの工事または業務委託については、監督員による説明から、原則15日以内(説明日を含む)に 行ってください。 5 請負代金の額の変更 変更後の請負代金の額については、次の方式により算出します。 変更後の請負金額(税抜)【千円単位】 = 変更後の請負金額(税込) 当初請負額 当初設計額 × 新労務単価により算出した設計額 = 変更後の請負金額(税抜) × (1+消費税率) 6 その他 ○別添「技能労働者への適切な賃金水準の確保に関するお願い」に留意してください。 ○議決を必要とするものは、議会承認を要件とします。 別 添 技能労働者への適切な賃金水準の確保等に関するお願い 防 府 市 防府市では、最近の労働市場の実勢価格を適切・迅速に反映するとともに、社会保険等への加入 徹底の観点から、設計労務単価について約3%引き上げることとし、例年4月の改定時期を前倒し して平成29年3月1日から適用することとしました。 ご承知のように、平成26年6月にいわゆる担い手3法の改正が行われ、品確法においては、将来 にわたる公共工事の品質確保とその中長期的な担い手の確保が基本理念として追加されたところで す。 市としましては、新労務単価の上昇が、確実に技能労働者の賃金引き上げにつながり、処遇改善 等を通じて若年層の建設業への入職が促進されることが重要と考えています。 ついては、引き続き、下記事項について適切に対応していただきますよう、お願いいたします。 記 1 自社における技能労働者への適切な水準の賃金の支払及び社会保険等への加入徹底 2 技能労働者への適切な水準の賃金及び社会保険等への加入相当額を適切に含んだ額による下請 契約の締結 3 下請企業に対する、技能労働者への適切な水準の賃金の支払要請及び社会保険等への加入指導
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