松森工場関連市民利用施設に係る今後の運営に向けた調査

松森工場関連市民利用施設に係る今後の運営に向けた調査業務委託
仕
様
書
1
委託業務名
松森工場関連市民利用施設に係る今後の運営に向けた調査業務委託
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目
的
平成 32 年4月にPFI事業が終了する松森工場関連市民利用施設(スポパーク松森)
について、現事業終了に向けて必要となる手続きの整理の支援及び現事業終了後の施設
の運営手法について調査・検討を行う。
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履行期間
着手日から平成 30 年 3 月 23 日(金)まで
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施設・現事業の概要
(1)施設の概要
松森工場のごみ焼却に伴って発生する余熱を活用し、市民の健康増進や交流、自然と
のふれあいを図ることができるサービスの提供を目的に、温水プール等の余熱利用施設
やテニスコート等の運動施設、ビオトープ等の緑地空間を有している。
名
称
スポパーク松森
住
所
仙台市泉区松森字城前 122-1
敷地面積
50,944 ㎡(敷地は市より無償貸与)
延床面積
7,774 ㎡(うち本体棟 4,671 ㎡、フットサル場 2,772 ㎡)
主な施設
温水プール、マシンジム、ジムスタジオ、温浴施設、テニスコート、
フットサル場、多目的広場、駐車場、ビオトープ
(2)現事業の概要
事業手法
事業期間
PFI事業(BOT方式)
平成 16 年 3 月~平成 32 年 4 月
(うち施設稼働期間:平成 17 年 7 月~平成 32 年 3 月)
○ 施設整備のサービス対価 [約 150 百万円×15 年]
事業者収入
○ 維持運営管理のサービス対価
[約 110 百万円×15 年]
○ 施設の利用料、民間収益施設(売店)等の収入
熱 源 等
(松森工場よ
り無償供給)
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○ 電 源(6.6kV、500kW まで)
○ 高温水(送り 130℃・戻り 80℃、15GJ/h まで)
※ 松森工場の定期点検により毎年、停電(2 日程度)及び高温水供給
停止(2 週間程度)あり
業務内容
(1)現事業終了に向けた手続きの整理の支援
以下の項目について、本市が行う検討・整理業務の助言を行う。
① 譲渡前検査の方法、項目等
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② 所有権移管等に必要な法的手続き
③ 業務引継方法
④ その他必要な事項
(2)現事業終了後の施設の運営手法の調査・検討
① 施設整備計画の検討
・大規模改修工事の要否、概算経費、時期等を検討、提案する。
(平成 29 年 8 月頃迄)
② 意向調査
・民間事業者を対象に、施設運営の参入要件、要望等の意向調査を実施するための調
査項目を検討・提案する。また、調査対象となる民間事業者の抽出、調査票の発送、
及び調査結果の整理を行う。なお、実地ヒアリングが必要であると本市が判断した場
合は、本市が行う。
・現在の施設の利用者を対象に、今後の施設運営についての要望等の意向調査の調査
項目・調査方法を検討・提案する。
なお、実際の意向調査は、提案を受けた内容を受けて本市が行う。
③ サービス内容の検討
・上記(1)①、
(2)①~②等を踏まえ、提供するサービスの内容を検討、提案する。
④ 運営手法、契約形態等の比較・検討
・想定される運営方式を幅広く抽出し、各方式の導入に係る要件、官民のリスク分担、
概算費用の算定などについて、優位性・課題等を比較・検討する。
・想定される契約形態(分割、一括等)を幅広く抽出し、優位性・課題等を比較・検
討する。
⑤ その他
・その他、検討が必要と考えられる事項を提案し、本市の了解を得て併せて検討する。
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関係法令の遵守
受注者は、契約書に定めるもののほか、業務の実施にあたり、関係する諸法令を順守
するとともに、本市の指示に従わなければならない。
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業務の実施
受注者は、本業務を実施する履行計画書を提出し、本市の承認を受けること。
また、概ね1ヵ月に1度、本市と業務打合せを行うものとし、都度、打合せの記録を
本市に提出しなければならない。
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関係機関との協議
受注者は、関係機関と協議を必要とする場合は速やかに本市に報告するとともに、協
議を行った場合はその記録を本市に提出しなければならない。
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資料の貸与
受注者は、本市から本業務の履行に必要な関係資料の貸与を受ける場合は、本市に借
用書を提出するとともに、業務終了後に速やかに返却しなければならない。
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業務担当者
受注者は、本業務の責任者(本業務の責任を担う者)及び主任担当者(本業務で中心
を担う者)を選任しなければならない。
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成果物の提出等
受注者は、業務が完了したときは、報告書を本市へ提出しなければならない。
また、本業務に基づいて作成された資料等成果物の著作権は本市に帰属する。
・冊子製本版5部
・電子データCD2枚(ファイル形式は別途指示)
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留意事項
(1)業務の改善
受注者は、本市から業務改善を指摘された場合、協議の上速やかに対処しなければ
ならない。
(2)秘密の保持
受注者は、本市から提供を受けた個人情報を含む一切の情報を第三者に漏らしては
ならない。
(3)連絡体制等
本業務の実施にあたり、常に本市担当者と連絡を密にし、業務内容に疑義が生じた
場合は,速やかに報告し、本市担当者の指示を受けること。
(4)費用の負担
本業務に関する一切の費用は、受注者の負担とする。
(5)その他
受注者は、本仕様書への記載の有無に関わらず、業務履行に必要と認められるもの
については、本市の指示に従い、誠実にこれを遂行しなければならない。
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参考(概略スケジュール)
現事業終了に向けた業務
次期運営に向けた業務
平成 29 年度
必要な手続きの整理
次期運営手法の検討
平成 30 年度
譲渡前検査、修繕範囲の確定
施設運営管理者募集・選定の準備
平成 31 年度
修繕、業務引継
施設運営管理者募集・選定
平成 32 年度
事業終了、施設譲渡
次期運営へ移行
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