(3) 隊 友 平 成 29 年(2017 年)2 月 15 日 第 横須賀港にて御遺骨の引渡式に向かう隊員 海自は12月3日から15日の間、厚生労働省が実施するソ ロモン諸島における戦没者遺骨収集事業への協力として、収 セン空軍基地の米軍部隊と事業関連地区を視察した。大臣 リコプター団、東方航空隊及び空自の支援を受け、落下傘 容された御遺骨を護衛艦「たかなみ」艦内に安置し、日本へ は、移転事業について 「沖縄の負担軽減のためにも日米が協 による降下及びヘリを使用した戦闘訓練を行い、日頃の成 送還した。3日、ソロモン諸島ガダルカナル州ホニアラ港 力して、できるだけ加速できるように取り組んでいきたい」 果を呈示して第1空挺団に対する理解と信頼を醸成した。 にて護衛艦「たかなみ」への御遺骨の引渡式が、15日、横須 「検 今年は、空自航空救難団のUH ─ 60J及び救難員が初めて参 賀港にて護衛艦「たかなみ」から厚生労働省へ御遺骨の引渡 また、米最新鋭ミサイル防衛システム『THAAD』を視察し、 加するとともに、米陸軍による展示降下も実施された。 討を推進できるようにしていきたい」 と述べた。 式が実施された。 稲田防衛大臣は1月12日から13日の間、在沖縄米海兵隊 のグアム移転の進捗状況を確認するため、グアムのアンダー 宮崎県児湯郡木城町の農場において高病原性 鳥インフルエンザの発生が確認され、速やかに 鶏を殺処分するなどの防疫処置を行う必要が あることから、第43普通科連隊(都城)は1月 24日、県知事からの 災害派遣 要請により、第 8師団司令部(北熊本)及び第5航空団(新田 原) とともに鶏の殺処分を行った。 空自及び米豪空軍共同による物資の梱包 空自は12月2日から10日の間、各機関から米空軍等に寄 付された食料品、衣料品、玩具、文具等を民間のボランティ アの協力を得ながら米豪空軍と共同で梱包し、ミクロネシ ア連邦等の離島において物料投下訓練を実施した。これは、 日米豪人道支援・災害救援活動に係る能力向上及び米豪空軍 との相互運用性の向上を図ることを目的としたものであり、 投下した資材等は住民に役立ててもらった。 ら ら か か 北 南 ら ら か か 北 南 米国派遣中の空自隊員は、昨年11月28日に 米国から受領した最新鋭の 戦闘機F ─ 35Aを用 いて、米アリゾナ州ルーク空軍基地で教育訓 練中である。同機は2017年度に第3航空団 (三 沢)に配備される予定であり、2024年までに 計42機の導入が計画されている。訓練開始に 先立ち、F ─ 35A初号機をバックに撮影した。 燃料配管補修訓練の様子 空 自 は11月29日 か ら12月 8 日 の 間、 米 空 軍アンダーセン基地において実施された「シル バーフラッグ訓練」に参加した。本訓練は、日 米の施設関連部隊が基地等における滑走路等 の運用基盤を迅速に復旧、確立できる能力強 化 (機動バリア・汚水櫓の設置、燃料配管補修、 CBRN対処等) を目的としたもの。 第1空挺団は1月8日、習志野演習場において「平成29 年降下訓練始め」を実施した。本訓練は、航空学校、第1ヘ 各部隊・地方協力本部等からのご投稿をお待ちしています。 明るい(明度の高い)写真、話題性ある写真で、サイズの大 きいものをお願いします。 県警と調整中の第4中隊長・菅原1尉 第21普通科連隊(秋田)は11月18日、駐屯地 において第4中隊50名と 秋田県警50名による 共同訓練を実施した。訓練は、不法侵入した武 装工作員により一般の警察力では治安を維持 できない事態が発生して自衛隊に治安出動が 下令されたという想定で、連携して武装工作 員の侵入を阻止・排除する要領を検証した。 護衛艦「すずつき」とSULTAN KUDARAT 鳥取県八頭郡智頭町において大雪により車両 第4護衛隊司令が指揮する護衛艦「いなづま」 数十両の立ち往生が発生したため、第8普通 (呉) と 「すずつき」 (佐世保) は1月6日、スービッ 科連隊(米子)は1月24日、県知事からの人命 ク西方海域においてフィリピン海軍のコルベット 艦SULTAN KUDARAT(PS22)と親善訓練 救助等に係る 災害派遣 要請により、第13特科 隊(日本原) 、第13戦車中隊(日本原)及び鳥取 (戦術運動、通信訓練等)を実施し、相互理解と 地本と共に、立ち往生車両の救出、避難して 友好親善の深化を促進するとともに戦術技量の いるドライバーへの食料品の輸送等を行った。 向上を図った。 空自・オーストラリア政府専用機とそのクルー 海自第25航空隊及び第73航空隊大湊航空分 遣隊は1月6日、SH ─ 60J哨戒ヘリ2機及び UH ─ 60J輸送救難ヘリ1機の3機編隊で初訓練 飛行を実施した。冬の大湊にしては珍しく降雪 のない晴天の下、大湊地方総監と第25航空隊 司令が搭乗したSH ─ 60J編隊長機以下の3機は、 基地周辺を一糸乱れぬ隊形で飛行した。 天守閣のすす払いをするレンジャー隊員 空自航空支援集団所属の特別航空輸送隊(千 歳 ) は12月20日 と21日 の 両 日、 千 歳 基 地 に おいて オーストラリアの政府専用機 を運用する オーストラリア空軍第34飛行隊と部隊間交流 を実施した。本交流を通じ、空自とオースト ラリア空軍との相互理解を促進するとともに、 信頼関係を強化した。 姫路駐屯地は12月20日、 「 第41回姫路城ク リーン作戦」に協力した。本作戦は、姫路市か らの要請に基づき、昭和51年から毎年協力し ているもの。石垣の草木を除去する石垣班、 堀に落ちた草木を収集する水上班、そして天 守閣のすす払いをするレンジャー班に編成さ れた約520名の隊員が参加した。 金城3陸曹 自衛隊と自治体の連絡調整窓口となる大阪地本員 (手前右) 大阪地本は11月22日、大阪府庁で行われた内閣官房と 大阪府が主催する平成28年度国民保護共同図上訓練に参加し た。本訓練は、内閣府をはじめ警察庁、消防庁など約30の 関係機関が府民を保護するという想定の下、相互の連携要 領等について確認を行うために実施されたもので、自衛隊 からは、連絡調整窓口としての大阪地本のほか、第3師団 及び海自・空自から総勢15名が参加した。 冬の沖縄の空にさくらを咲かすブルーインパルス 空自那覇基地は12月10日と11日、 「美ら島エアーフェスタ」 を開催した。本フェスタでは、ブルーインパルスによる展 示飛行、F ─ 15がアフターバーナーを出して飛行するナイト フライト、基地内の建物に写し出すプロジェクションマッ ピング等の新たな試み、格納庫内に設置されたステージで のコンサート等の各種ライブ、陸海空自衛隊の各種航空機 の展示等が行われ、2日間で約4万5千人を集客した。 754 号 小川西方総監とR.ランザ第1軍団長の日米統裁官 陸自は11月30日から12月13日の間、健軍駐屯地等にお いて平成28年度日米共同方面隊指揮所演習(YS ─ 71)を実施 し、日米がそれぞれの指揮系統に従い共同して作戦を実施 する場合における方面隊以下の指揮幕僚活動を演練した。 陸自からは西部方面隊、東北方面隊、陸幕、研究本部等約 5000名が、米軍からは第1軍団、第3海兵機動展開旅団、 在日米陸軍司令部等約1600名が参加した。 赤熊2陸曹 小村陸士長 鴨居2陸曹 自衛隊体育学校 の金城3陸曹は、第86回全日本ボクシン グ選手権大会(11月17日~ 20日)においてウェルター級で 優勝、小村陸士長は、第15回全日本女子ボクシング選手権 大会(12月22日~ 25日)においてライトフライ級で2連覇、 赤熊2陸曹(フリー 97㎏級)と鴨居2陸曹(フリー 65㎏級) は平成28年度全日本レスリング選手権大会(12月21日~ 23日) において優勝の成績を収めた。
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