三田市地域支援型おでかけサポート事業(社会実証実験) 実施協力地区

【市長記者会見資料】
平成 29 年 2 月 13 日
地
域
戦
略
室
交通政策課(担当:長澤)
直通:559-5058 内線:2240
三田市地域支援型おでかけサポート事業(社会実証実験)
実施協力地区の決定について
公共交通機関が脆弱な交通不便地域において、地域と連携した新たな持続的
な移動ネットワークの構築を図るため、社会実証実験に取り組む地区が決定し
ました。
今後、市、交通事業者及び地域が連携しながら、バス停までの距離があるな
ど公共交通機関利用困難な地域において、公共交通機関の利用を補完する地域
活動など交通の利便性の向上のための手法を検討していきます。
記
1
地
区
小野地区(小野・乙原・母子・永沢寺)
(小野地区ふれあい活動推進協議会)
2
今後の予定
「おでかけサポート事業」実施にむけた連携協力に関する協定を締結
(協定書参照)
① 協定者
三田市、小野地区ふれあい活動推進協議会、神姫バス㈱、三田地区タク
シー協議会
② 連携項目
交通利便性の向上、社会実証実験の実施、利用促進などの地域交通課題
の解決
③ 協定日
平成29年2月22日(水)14 時 00 分から
3
おでかけサポート事業社会実証実験の内容(市からの提案内容)
高齢者外出を支援する持続的なしくみを構築するため、路線バスを地区の
基幹交通とし、これを補完する地区内活動の体制づくりを支援する。(別添
参考資料参照)
・自
宅
⇔ 地域拠点 : 地域活動(ボランティア)による送迎
・地域拠点(※) ⇔ 目 的 地 : 公共交通機関(バス、タクシー)
※地域拠点:公民館、バス停など地域の集まれる場所
今後、提案内容をもとに、実施手法、実施に向けた体制づくり、活動ルールづ
くりなどの検討を行っていく。
「小野地区おでかけサポート事業」の連携協力に関する協定書(案)
三田市(以下「甲」という。)と小野地区ふれあい活動推進協議会(以下「乙」とい
う。)、神姫バス株式会社(以下「丙」という。)及び三田地区タクシー協議会(以下
「丁」という。)は三田市内の小野地区(以下「対象地区」という。)における交通対
策に関して、次のとおり協定を締結する。
(目的)
第1条 この協定は、甲、乙、丙及び丁が相互に情報や意見の交換に努め、包括的な
連携のもと、対象地域における誰もが暮らしやすい持続可能な交通の実現を目指す
ことを目的とする。
(協力事項)
第2条 甲、乙、丙及び丁は、前条に定める目的を達成するため、次の事項について
連携して協力する。
(1) 暮らしの交通おける利便性の向上に関する事項
(2) 社会実証実験の実施に関する事項
(3) 公共交通の利用促進に関する事項
(4) 連携による取組みが必要と認められる事項
(5) その他甲、乙、丙及び丁が協議して必要と認める事項
2 前項各号に定める事項を促進するため、必要に応じ協議を行うものとする。
(協定期間)
第3条 この協定の有効期間は、締結の日から〇○年3月31日までとする。ただし、
この協定の有効期間満了の日から起算して3箇月前までに、いずれからも終了の申
入れがない場合は、さらに1年間更新するものとし、その後も同様とする。
(協議事項)
第4条 この協定に定めのない事項又は変更を必要とする事項については、甲、乙、
丙及び丁が協議のうえ、これを決定する。
以上のとおり協定を締結したことを証するため、甲、乙、丙及び丁が署名捺印のう
え、各々1通を保管する。
平成
年
月
日
甲
三田市
乙
小野地区ふれあい活動推進協議会
丙
神姫バス株式会社
丁
三田地区タクシー協議会
(参考資料)
地域支援型おでかけサポート事業[社会実証実験]
事業スキーム提案内容
基幹交通として路線バスが運行している地域において、バス停までの距離があるなど、公共交
通機関(路線バス)の利用が困難な交通不便地域において、地域活動と連携した新たな交通ネッ
トワークの構築を図るための、社会実証実験を行う。
高齢者外出支援
相談員
外出支援補助経費
(通信経費等 事務経費)
【地区内】
【地区外】
路線バス
バス停・待合所など
地域活動
自宅
目的地
(駅、医療機関など)
乗継拠点
グループタクシー
人材育成支援
(安全運転講習会)
グループタクシー
利用助成券
乗り継ぎ拠点整備
(バスシェルター、待合所などの設置)
※グループタクシー制度
地域内の高齢者がグループを作
り一般タクシーを共同利用する場
合、あらかじめ市が発行したグル
ープタクシー利用助成券を「あい
のり」で利用することにより、1
人あたりの料金負担が軽減できる
制度。
(タクシーあいのりの奨励)
【想定される効果】
【検証事項】
 移動困難者の救済
 利用者の属性と利用形態
 路線バス離れの抑止と利用拡大(維持)
 地域活動の体制と負担
 利用者負担(一般タクシー利用)の軽減
 コーディネーターの役割と負担
 地域ボランティアの負担軽減(拘束時間、
 路線バスへの影響(利用の増減)
必要経費、事故等のリスク回避)によるボ
 グループタクシーの有効性
ランティア活動者の拡大、担い手の確保
 乗継への抵抗
 コミュニティの醸成と高齢者見守りの実現
 共助の意識醸成
 乗合タクシー、コミュニティバス運行など、
今後の展開への基礎づくり
 拠点の役割と可能性