「福島スポーツボランティア育成事業業務委託」企画提案仕様書 1 適用範囲 本仕様書は、福島県が発注を予定している「福島スポーツボランティア育成事業業務 委託」の企画提案募集及び委託する場合において適用される主要事項を示すものであり、 業務委託契約書に添付する仕様書は、受託候補者が決定したうえで協議し、別途作成す る。 2 業務の名称 「福島スポーツボランティア育成事業業務委託」 3 業務期間 平成29年4月3日(月)~平成30年3月31日(土) 4 業務場所 (1)事務局 受託者事務所とする。 (2)研修会会場 県内5地区において学習センターや体育館等の施設を予定している。具体的な施設 名については後日提示する。 実践研修及びスキルアップ研修については、県内3地区においてイベント(スポー ツ大会)会場とする。 5 業務概要 本業務は、生涯スポーツにおける「支えるスポーツ」として東京オリンピック・パラ リンピックをはじめ、事前キャンプや関連事業にスポーツボランティアとして参加するこ とは、復興へ向かう県民に生きる活力を与える絶好の機会である。また、復興の更なる加 速化につなげるためには、人と人とをつなぐスポーツボランティアの果たす役割は非常に 大きい。 このことから、スポーツボランティアで活躍する人材の確保につながる県民へのスポ ーツボランティアの周知・啓発及びボランティアの資質向上を目的とした研修会を実施す るものである。 研修内容 実施箇所(予定) 実施日 (1) 周知・啓発事業 県内各地 4~7 月 (2) 初心者研修(基本・専門) 県内5会場×3回(体育館・学習センター等) 6~10 月 初心者研修(実践) 年3回(イベント会場等) 10~11 月 (3) スキルアップ研修 年3回(イベント会場等) 11~12 月 (4) 交流研修会 年2回(学習センター等) 5 月・12 月 6 参加者想定 (1)初心者研修会 基本研修及び専門研修 1会場 60名×5会場 計300名 実践研修 1会場100名×3会場 計300名 (2)スキルアップ研修 1会場 20名×3会場 計 60名 (3)交流研修会 各回 9名×2回 計 18名 7 業務内容及び提案を求める事項 本事業における業務内容については、以下のとおりとし、提案を求める項目について は、コスト・参加人数等に留意したうえで、プロポーザル参加者毎の自由なアイディア を踏まえた提案を盛り込むものとする。 (1)研修会開催準備業務 ア 事業実施計画・運営マニュアルの作成業務 契約後、速やかに事業実施計画を作成するほか、研修会の運営に関するマニュア ルを作成する。 【提案事項1】 プロポーザル参加者においては、研修会名称とともに、企画提案時点の会場利用 図(レイアウト、動線計画)及び人員体制(受託者の責任の範囲内でボランティア の活用も可)について提案を行うものとする。 (ア) 事業実施計画及び研修会運営に関するマニュアルに盛り込むべき項目 ① カリキュラム(研修内容)の設定 ② 講師の選定と委嘱 ③ 会場利用図(レイアウト、動線計画含む) ④ 会場装飾(会場サイン計画含む) ⑤ 警備体制(駐車場) ⑥ 会場設営、撤去 ⑦ 電気、通信等設備 ⑧ 研修会プログラム実施(参加者募集、受付、タイムスケジュール等) ⑨ 人員体制 ⑩ 広報・プロモーション活動 ⑪ 緊急時対応 ⑫ 雨天時・荒天時対応 ⑬ 研修会参加者の事業効果の測定(アンケート等の実施と集約) ⑭ その他、実施にあたり必要となる事項について、委託者と協議のうえ作成 イ 研修会の周知業務 研修会内容を広く県民に知らせ、多くの県民の参加につながる周知を行う。 事前の周知活動のほかに、他イベント等のために会場周辺へ来場した県民にも本 研修会の主旨が分かるような表示を行うこと。 なお、事前の周知活動に係るポスター及びパンフレット等の印刷物を作成する場 合には、委託者が企業等と締結している包括連携協定に基づき設置する「県政情報 コーナー」を活用することも可とする。 ただし、広報媒体の設置期間は最長で6ヶ月間で、調整の結果、希望通りの店舗 や施設等に広報媒体の設置ができない場合があることに留意すること。 【提案事項2】 プロポーザル参加者においては、高い集客性及び新規ボランティアの参加が期待 できる低予算効果的な周知方法に関し提案を行うものとする。 ウ 事務局業務 参加申込の受付・情報管理、研修会参加に関する傷害保険加入手続き、研修会終 了後も含めた参加者への各種連絡事項伝達等を行う。 また、ボランティア等スタッフに対する事前研修を実施する。 【提案事項3】 プロポーザル参加者においては、特に参加者からの申込方法について、低予算で 効率的かつ情報管理の安全性が担保できる手法を提案すること。 (2)研修会開催・運営業務 以下、会場において各業務内容を行うとともに必要な機材の設置・撤去・運営に関 するスタッフの手配・管理等を行う。 ア 体育館及び学習センターロビー等 (ア)総合案内ブースの設置・運営 (イ)受付ブースの設置・運営 参加者の受付チェック、個人用記録用紙等の配付・回収、修了認定カードの配 付等を行う。 【提案事項4】 プロポーザル参加者においては、参加者が効率的に研修を受けられる方法を提案 するとともに、修了認定カード等の内容を提案するものとする。 (ウ)実践研修における救急時対応ブースの設置(またはイベント会場内医務室使用) 研修中のケガ等に対応できるようにする。 イ 体育館・学習センター等 講師・司会者用の演台、講師・事務局席のほか、参加人数に応じて机、椅子を設 置する。 ウ 体育館・学習センター周辺 研修会内容を広く県民に知らせ、多くの県民の参加につながる周知を行う。 事前の周知活動のほかに、他イベント等のために会場周辺へ来場した県民にも本 研修会の主旨が分かるような表示を行うこと。 【提案事項5】 プロポーザル参加者においては、低予算かつ集客性の高い内容を提案するものと する(例えばスポーツボランティア PR ブースなど)。 (3)研修会終了後における業務 ア 参加者へのアンケート等の実施と集約 研修会終了後に研修会についてのアンケートを実施し、参加者のスポーツボラン ティアについての意識調査を行う。 【提案事項6】 プロポーザル参加者においては、参加した県民のスポーツボランティアに対する 意識が向上するようなフィードバック手法を提案すること。 フィードバックする内容については、参加者の満足度向上に資する内容を提案す ること。 イ 新規ボランティアの継続 研修会参加者が、継続的にボランティアに参加できる仕組みへの提案をする。 ウ 実績報告書等の作成・提出 a. 研修会画像記録の作成 研修会の様子が分かる画像を撮影し、最終的に実績報告に添付し提出する。 b. 研修会参加者名簿の作成 研修会参加者名簿を作成し、実績報告に添付し提出する。 c. 実績報告書の作成 運営マニュアル、研修会参加者数に関する集計と名簿管理、参加者の意識調査 の集計、写真(各研修会14~15点、参加者の表情等複数、なお、特定の人物 に焦点を絞った写真については県の広報等で利用する可能性があることについて 被撮影者から同意を得ること)等を添付のうえ、事業終了後1ヶ月以内に2部提 出する。 8 その他 (1)受託者は、委託契約書及び仕様書に基づき、常に委託者と密接な連絡を取りながら、 その指示に従うこと。 (2)本仕様書に記載のない事項については、本県と受託者が誠意をもって協議し、法令 を遵守して実施すること。 (3)研修に係るテキスト及び修了証作成等の費用については参加者より資料代として徴 収する。
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