経営比較分析表

経営比較分析表
埼玉県 吉川市
業務名
業種名
事業名
類似団体区分
人口(人)
法適用
水道事業
末端給水事業
A4
71,048
資金不足比率(%)
自己資本構成比率(%)
普及率(%)
現在給水人口(人)
-
78.42
99.98
1か月20m 当たり家庭料金(円)
2,430
3
71,168
面積(km2)
31.66
人口密度(人/km2)
2,244.09
給水区域面積(km2)
31.62
給水人口密度(人/km2)
2,250.73
グラフ凡例
■
当該団体値(当該値)
-
類似団体平均値(平均値)
【】 平成27年度全国平均
分析欄
1. 経営の健全性・効率性
①経常収支比率(%)
②累積欠損金比率(%)
【113.56】
114.00
112.00
110.00
108.00
106.00
104.00
102.00
100.00
98.00
96.00
当該値
H23
108.20
H24
102.85
H25
104.01
H26
109.77
H27
110.84
平均値
107.68
108.24
107.80
111.96
112.69
1. 経営の健全性・効率性について
③流動比率(%)
④企業債残高対給水収益比率(%)
【0.87】
【262.74】
5.00
4.50
4.00
3.50
3.00
2.50
2.00
1.50
1.00
0.50
0.00
2,000.00
1,800.00
1,600.00
1,400.00
1,200.00
1,000.00
800.00
600.00
400.00
200.00
0.00
当該値
H23
0.00
H24
0.00
H25
0.00
H26
0.00
H27
0.00
平均値
4.67
4.46
4.39
0.41
0.54
「経常損益」
350.00
340.00
330.00
320.00
310.00
300.00
290.00
280.00
当該値
H23
562.00
H24
925.53
H25
1,726.32
H26
513.04
H27
597.97
当該値
H23
328.49
H24
326.96
H25
337.92
H26
330.30
H27
304.57
平均値
695.41
701.00
739.59
335.95
346.59
平均値
343.45
330.99
324.09
319.82
312.03
「累積欠損」
⑤料金回収率(%)
「支払能力」
⑥給水原価(円)
「債務残高」
⑦施設利用率(%)
【104.99】
⑧有収率(%)
【163.72】
120.00
250.00
100.00
200.00
【89.95】
【59.76】
70.00
98.00
60.00
96.00
94.00
50.00
80.00
【276.38】
150.00
92.00
40.00
60.00
2. 老朽化の状況について
90.00
30.00
100.00
40.00
88.00
20.00
86.00
50.00
20.00
10.00
0.00
0.00
当該値
H23
92.32
H24
89.83
H25
85.98
H26
108.02
H27
108.89
平均値
99.61
100.27
99.46
105.21
105.71
当該値
H23
181.59
H24
185.99
H25
192.64
H26
152.58
H27
150.34
平均値
169.59
169.62
171.78
162.59
162.15
「料金水準の適切性」
0.00
84.00
82.00
当該値
H23
62.06
H24
51.14
H25
50.32
H26
51.56
H27
52.41
当該値
H23
93.32
H24
95.10
H25
96.92
H26
93.94
H27
93.55
平均値
60.04
59.88
59.68
59.17
59.34
平均値
87.33
87.65
87.63
87.60
87.74
「費用の効率性」
・①経常収支比率は当該年度において、給水収益等
の「収益」で、維持管理費等の「費用」がどの程度
賄えているかを表す指標です。類似団体に比べてや
や下回っているものの、基準値である100%を超え
ており、収支は健全な水準にあると言えます。
・②累積欠損金比率については、累積欠損金(複数
年にわたり累積した損失)が無いため、適正な数値
となっております。
・③流動比率は短期的債務に対する支払能力を示す
数値です。基準値である100%を上回っており、支
払能力があることを示しています。
・④企業債残高対給水収益比率は給水収益に対する
企業債(借金)の残高を示しています。平成25年度
以降、数値が減少しておりますが、今後の水道施設
等の更新需要に伴う、借入の有無によっては数値が
増加する可能性があります。
・⑤料金回収率については100%を上回っており、
「水道料金」で「水をつくるための費用」が賄えて
いることを示しています。
・⑥給水原価については類似団体と比較して下回っ
ており、前年度と同等の水準を維持しております。
・⑦施設利用率については、類似団体と比較してや
や低い数値となっておりますが、適正な余力を持っ
た施設規模を有していると考えられます。
・⑧有収率は水道施設等を通じて配水された水が収
益に結びついているかを判断する数値です。この数
値が低いと配水管の漏水等が疑われますが、高い数
値を維持しており、適正であると言えます。
「施設の効率性」
「供給した配水量の効率性」
・①有形固定資産減価償却率は、数値が高いほど耐
用年数に近い資産(水道施設、設備等)が多いこと
を示すため、類似団体に比べて比較的新しい資産で
あることがわかりますが、今後の老朽化は避けられ
ないため、更新等について、計画的に行う必要があ
ります。
・②管路経年化率については、法定耐用年数を超え
た管路がないため、適正な数値となっております。
・③管路更新率については、平成26年度に引き続き
市街化区域内の工事が主となり、市民生活への影響
を考慮する必要があったことから、前年度と同様の
数値となっております。
2. 老朽化の状況
①有形固定資産減価償却率(%)
②管路経年化率(%)
③管路更新率(%)
【47.18】
50.00
45.00
40.00
35.00
30.00
25.00
20.00
15.00
10.00
5.00
0.00
【13.18】
【0.85】
12.00
3.00
10.00
2.50
8.00
2.00
6.00
1.50
4.00
1.00
2.00
0.50
0.00
0.00
当該値
H23
31.32
H24
32.64
H25
34.12
H26
34.52
H27
36.21
当該値
H23
0.00
H24
0.00
H25
0.00
H26
0.00
H27
0.00
当該値
H23
2.41
H24
0.98
H25
1.59
H26
0.40
H27
0.45
平均値
37.71
38.69
39.65
45.25
46.27
平均値
7.67
8.40
9.71
10.71
10.93
平均値
0.84
0.78
0.83
0.72
0.71
「施設全体の減価償却の状況」
「管路の経年化の状況」
「管路の更新投資の実施状況」
※ 平成23年度から平成25年度における各指標の類似団体平均値は、当時の事業数を基に算出していますが、管路経年化率及び管路更新率については、平成26年度の事業数を基に類似団体平均値を算出しています。
全体総括
各指標から総合的に判断すると、吉川市水道事業は
現在のところ、おおむね安定した効率的な経営状況
にあると言えます。
しかしながら、今後は料金収入の減少が見込まれる
一方で、法定耐用年数を迎え、老朽化する施設や設
備の更新費用等の大幅な増加は避けられません。
このような状況の中、安定した効率的な経営状況を
維持するためには、さらなる現状の分析、将来にわ
たる財政計画、投資計画を明確化するなど、これま
で以上に計画的かつ効率的な事業運営を行う必要が
あります。