金融市場ウィークリー

金融市場ウィークリー
2017 年 2 月 17 日号
[経済・金融市場動向]
◆ 金融市場見通し・内外経済指標
米大統領の減税策公表までは、金融市場は様子見姿
勢が続く。日米金利はもみ合い、ドルは上値が重く、
日本株は為替市場をにらみ神経質な展開に
[トピックス]
◆ 2016・17・18年度内外経済見通し
世界経済は、ITサイクルの改善、中国輸入の持ち
直しなどを背景に循環的な回復にあり、米国の財政
拡張策も加わる中で、拡大基調は当面続く見通し
◆ 日米経済対話では貿易摩擦再燃となるのか?
日米首脳会談は無難に終わったが、設置に合意され
た日米経済対話では自動車貿易等が議論される見込
み。貿易摩擦再燃の可能性に要警戒
✣[目次]✣
今週の注目チャート ···················································· 1
Ⅰ.経済・金融市場動向 ················································ 3
金融市場見通し·································································· 3
金融市場レビュー ································································ 4
内外経済指標の解説と予測 ························································ 5
Ⅱ.トピックス ························································ 8
2016・17・18年度内外経済見通し ·················································· 8
日米経済対話では貿易摩擦再燃となるのか? ······································· 10
Ⅲ.参考資料 ························································· 12
今週・来週の主要経済指標 ······················································· 12
月次・四半期のスケジュール ····················································· 14
今週の金融市場の動き ··························································· 17
最新リポート一覧 ······························································· 18
〰〰 マーケット時流潮流 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰
米「国境調整税」のインパクト
調査本部本部長代理 長谷川克之
BATの3文字に米国の市場、そして企業関係者が戦々恐々としている。国境調整税(Border
Adjustment Tax)
、すなわち、トランプ大統領・共和党が輸出促進策として、また減税策の財源とし
て検討している「輸出は免税、輸入は課税」する仕組みのことである。法人税の課税ベースを仕向地
(財やサービスの消費地)で捉え、同時にキャッシュフローを課税対象とすることが議論されている。
まず、世界最大の消費地・米国を中心としたグローバルなサプライチェーンへの影響が懸念される。
国籍や業種を問わず、これまで構築したネットワークを見直す必要も生じてこよう。原材料、中間財、
製品等の輸入価格が上昇し、マクロ的にも物価や個人消費に悪影響を及ぼすことも考えられる。当社
試算によれば、日系自動車メーカーへの影響だけでも1兆円程度の負担増になるものと見られる。
また、グローバルな貿易摩擦の懸念もある。直接税の国境調整は輸出補助金或いは輸入制裁金に当
たり、WTO(世界貿易機関)の協定違反となる公算が大きい。既に欧州勢は、米国がBATを導入
した際にはWTOに提訴する構えだ。米国が開き直り、WTOを脱退するシナリオもない訳ではない。
加えて、マネーフローへの影響も無視できない。米国は社債発行額が年 1.5 兆ドルを超える世界最
大の債券市場である。キャッシュフロー法人税がBATと一体的に導入されれば、税額計算上、支払
利子は控除されなくなる。米国の債券市場関係者の中には支払利子の節税メリットがなくなり、米国
での起債の魅力が減じることを懸念する向きもある。節税メリットがなくなれば、企業にとっての最
適資本構成も変わってくるものと考えられ、資金調達行動に影響が及ぶことは必至だ。
BAT導入は実務面でも相当な困難さ、煩雑さを伴うものであり、一筋縄ではいかないだろう。し
かし、そのインパクトの大きさに鑑み、BAT導入を巡る議論の行方を注視する必要がある。
〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 17 日号)
~今週の注目チャート~
【 日本国債:イールドカーブ 】
超長期債利回りの上昇傾向が続く
(%)
▲
▲
▲
▲
1.2
1.1
1.0
0.9
0.8
0.7
0.6
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
0.0
0.1
0.2
0.3
0.4
2月16日
10年債(0.095%)
9月20日
(9月会合直前)
7月8日時点
(イールドカーブの極端な低下時)
1年
2年
3年
5年
7年
10年
15年
20年
30年
40年
(資料)Bloombergよりみずほ総合研究所作成
【解説】日本の 10 年国債利回りが 3 日の日銀による指値オペ後 0.1%近傍で推移する一方、超長期債利回り
は上昇基調が続いている。日銀は超長期債利回りの水準について、保険や年金などへの影響を踏まえ判断す
るスタンスを示している。超長期債中心に投資する生命保険会社では、国債利回り低下に伴い予定利率引き
下げや保険料引き上げなどに向けた動きが見られる。日銀は更なる超長期債利回りの上昇を容認するだろう。
【 S&P500 指数と予想PERの長期推移 】
割高感が台頭する中でも上昇基調を強める米国株
(倍)
30
(Pt.)
2,500
25
2,000
20
1,500
15
1,000
10
予想PER
5
500
S&P500指数(右目盛)
0
0
95
97
99
01
03
05
07
09
11
13
15
17
(資料)Bloombergより、みずほ総合研究所作成
【解説】S&P500 指数が先週から今週にかけて 5 営業日連続で最高値を更新する等、米国株は上昇基調を強め
ている。政策期待が上昇をけん引しているが、予想PERは過去の平均である 14~15 倍を上振れ割高感が見
られる。一時的な調整を挟む可能性が高いと考えらえるが、90 年代後半から 2000 年代にかけて割高感があ
る中でも株価の上昇は続きその後の調整が長期化した展開も念頭に置いておくべきかもしれない。
1
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 17 日号)
【 通貨先物・円ネットポジションとドル円相場 】
ドルの調整局面がしばらく続く可能性
(円/ ドル)
(兆円)
130
▲ 2.0
通貨先物・円ネットポジション(投機筋)(右目盛)
ドル円相場
125
円売り
持ち高
▲ 1.5
120
▲ 1.0
115
▲ 0.5
110
0.0
105
0.5
100
95
15/1
15/4
15/7
15/10
16/1
16/4
16/7
1.0
17/1 (年/月)
16/10
円買い
持ち高
(資料)Bloomberg より、みずほ総合研究所作成
【解説】通貨先物相場では年初に入って以降、円の売り持ち高が縮小している。昨年末にかけて進んだドル
買いの動きが一服し、一部の投資家が利益確定のドル売りを進めているようだ。また米大統領の政策への不
透明感が根強いことも、ドルの先高感が足元高まりにくい要因になっているとみられる。先物相場ではいま
だ円の売り持ち超となっており、今後もしばらく調整局面が続く可能性がある。
【 中国の経済指標 】
上向く中国経済
(前年比、%)
(%)
100
80
中国の輸入金額
75
中国製造業PMI(右目盛)
70
60
65
40
60
20
55
0
50
▲20
45
▲40
40
▲60
35
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
17
(年)
(資料)Bloomberg より、みずほ総合研究所作成
【解説】新興国市場では株価の上昇基調が続いている。ダウ平均が最高値を更新するなど米国株が堅調に推
移していることに加え、新興国経済のファンダメンタルズが改善傾向にあることも追い風となっている。な
かでも注目されるのが中国経済である。中国経済については構造調整などに伴うリスクが依然払しょくされ
ていないものの、製造業PMIや内需を反映する輸入が持ち直しており、景気の循環的な回復が観測される。
2
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 17 日号)
Ⅰ.経済・金融市場動向
~金融市場見通し~
金融市場の関心は、FRB
今週の金融市場は米大統領の減税策への期待から米株が上昇した。一方
の金融政策から米大統領
で、米利上げ判断に影響を与える1月米CPIが上昇し、またFRB議長が
の政策に
議会証言で早期利上げを示唆したにもかかわららず、米大統領の政策運営
への不透明感から米長期金利は伸び悩み、ドルは上値が重い展開となった。
このことは、足元の金融市場では、FRBの金融政策よりも米大統領の政
策への関心がより高まっていることを端的に示している。
金融市場は米大統領の減
来週発表される主な経済指標としては、1月の米国住宅販売がある。中古
税策公表まで様子見が続
(2/22)
、新築(2/24)ともに増加を予想しており、米景気拡大の継続を示
く見通し
唆する結果となるだろう。また、来週には1月のFOMC議事録が公表される予
定だ。今後の利上げペースに関するFRBの認識に加え、米景気判断や新
政権の政策への評価などに注目したい。ただ金融市場の関心はFOMC議事録
よりも、米大統領が先週に示唆した減税策の中身にあるだろう。早ければ
来週にも公表される可能性があり、同内容の発表までは、金融市場は様子
見姿勢が続くとみている。
米大統領の減税策が市場
米10年国債利回りは、横這いの展開となろう。日本の10年国債利回りは
予想を下回れば、日米株下
0.1%前後でもみ合いの推移を見込む。米国株は、今週進んだ株価上昇が一
落、米金利低下、円高ドル
服し、上値が重い展開となろう。日本株は為替相場をにらみ、神経質な展
安が進む展開に
開が続くと予想する。ドル円相場はドルの上値が重いだろう。
ただし、トランプ氏の減税策が発表された後は、金融市場は大きく振れ
る展開が予想される。既に金融市場に政策効果が相応に織り込まれている
なかで、市場予想を下回るような内容となった場合には、日米株下落、米
金利低下、円高ドル安進展などの展開が予想されよう。
なお、ITサイクル改善などから先進国、新興国ともに製造業の景況感
が持ち直しており、世界経済は当面循環的な回復局面が続きそうだ。主要
国、特に米国への政策への思惑から金融市場が短期的に上下する局面は今
(有田賢太郎)
後も続くとみるが、過度に悲観的になるべきではないだろう。
【 来週の予想 】
項目
内外金利
内外株式
為 替
予想レンジ
USD LIBOR 3カ月(%)
米10年国債(%)
円 TIBOR 3カ月(%)
10年国債(%)
ダウ平均(ドル)
NASDAQ総合指数(ポイント)
日経平均(円)
TOPIX(ポイント)
円/ドル
ドル/ユーロ
円/ユーロ
3
1.040
2.30
0.03
0.05
20,200
5,730
18,900
1,530
111.0
1.040
118.0
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
1.080
2.60
0.07
0.15
20,800
5,850
19,700
1,600
115.5
1.085
124.0
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 17 日号)
~金融市場レビュー~
<内外金利動向>
先週末以降の米 10 年国債利回りはイエレン議長の議会証言(2/14・15)
米 10 年国債利回りはイエ
を受け一時 2.5%台に上昇したが、週後半にかけて買い戻され低下した。イ
レン議長発言を受け一時
エレン議長は「緩和解除を長く待ちすぎることは賢明ではない」と発言し、
2.5%台に上昇
年前半での利上げを示唆した。コアCPI(2/15)や小売売上高(2/15)
は予想を上回ったが米国債利回りの上昇幅は限定的だ。金利上昇を抑制す
る要因はトランプ米大統領の政策運営に対する警戒感と思われる。日本の
イールドカーブはスティープ化している。10 年国債が 0.1%近傍で推移す
る一方、超長期国債利回りは上昇し易い地合いが続いている。(野口雄裕)
<内外株式動向>
先週末以降の米株式相場は上昇した。先週発表されたトランプ大統領の
米株は減税政策への期待
大幅減税への期待が持続している。また今週はイエレン議長の議会証言に
が維持され連日最高値更
て 3 月の利上げの可能性も示唆されたが、新政権の政策による景気回復期
新、日本株は為替動向に
待は根強く、ダウ平均は 6 営業日連続、NASDAQ は 7 営業日連続で最高値を
敏感に反応し下落
更新した。日本株は下落した。週初は先週末の日米首脳会談を踏まえ、円
高に対する不安が一部払拭され上昇して始まったが、一時再び進んだ円高
に加え、大手電機メーカーの決算発表を巡る混乱と株価急落が投資家心理
を悪化させ、下落した。週後半は早期の利上げ観測の高まりによる円安が
好材料となり反発する場面も見られたが総じて軟調であった。(小池睦子)
<為替動向>
先週末以降のドル円相場はもみあう展開。先週末の日米首脳会談で為替
ドル円、ユーロドル共に
が議論の遡上に上らなかったことが好感され、週明けのドル円相場はやや
ドルの上値は重くもみ合
円安に振れた。その後 1 月米小売売上高、1 月米CPIが堅調に推移したも
う展開に
のの 1 月米鉱工業生産指数が市場予想を下回ったことから、米景気指標に
よるドル円相場への影響は限定的だった。週末にかけては米労働長官の指
名辞退などをうけ、米政権の政策運営への不透明感が意識されドルが売ら
れた。ユーロドル相場はもみあい。週前半はFRB議長が議会証言で早期
利上げを示唆したことが材料視され、ドル高ユーロ安が進んだ。しかし週
後半は米長期金利低下とともに、ドル安に戻す展開になった。(有田賢太
郎)
<新興・資源国動向>
引き続き株高基調を維持
新興国市場では株高基調が続いている。新興国経済のファンダメンタル
ズが改善していることに加え、米国の経済政策に対する期待が引き続き株
価の押し上げ要因となっている。直近では、先週に続いて税制改革に言及
したトランプ米国大統領の発言(2/15)も影響を与えている。また為替市
場ではトランプ大統領の発言がドル高の材料となり、新興国通貨の上値を
抑える要因となっている。新興国通貨は上昇基調を維持しながらも、持ち
直しの動きに歯止めが掛りつつあるようにみられる。トルコ政府は先週末
に憲法改正の是非を問う国民投票の 4 月実施見通しを示しており、今後大
統領の権限強化に対する懸念が通貨安を誘発するリスクもある。 (井上淳)
4
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 17 日号)
~内外経済指標の解説と予測~
<国 内>
今週発表された指標は、日本経済の回復を示す内容だった。
10~12 月期の成長率は 4
10~12月期の実質GDP成長率(一次速報、2/13)は、前期比+0.2%(7
期連続のプラス
~9月期同+0.3%)、年率+1.0%(7~9月期同+1.4%)と4期連続のプラ
スとなった。日本経済が緩やかな回復軌道を辿っていることを確認する結
果と評価している。内訳をみると、個人消費は天候要因による下押しから
ほぼ横ばいの動きとなったものの、世界的なITサイクルの改善や中国鉱
工業セクターの回復などを受けて、輸出・設備投資が持ち直した。
今後については、景気回復が続くと見込まれる。海外経済の回復が、引
き続き輸出・設備投資を押し上げるとみている。また、五輪やインバウン
ド関連などの案件が進捗することも設備投資の下支え要因になるだろう。
1 月の訪日外国人客数は
1月の訪日外国人客数(2/15)は、前年比+24.0%の229万5700人と1月の
大幅に増加
結果としては過去最高水準となった。ただし、中国の旧正月である春節が1
月末から始まった(昨年は2月8日から)ことによる押し上げが大きい点に
は留意が必要だ。先行きについては、クルーズ船や航空路線の便数の増加
などにより、緩やかに増加するとみている。
来週は、貿易統計や全産業活動指数などが発表される。
1 月の貿易収支は赤字幅
1月の貿易統計(2/20)は、輸出金額が前年比+7.1%、輸入金額が同
+4.9%、貿易収支が▲5,654億円の赤字と予測する。資源価格の回復など
縮小
から輸入金額がプラスとなるが、世界経済の回復などから輸出金額の伸び
が輸入を上回るため、貿易収支は前年(▲6,477億円)から改善しよう。
12 月の全産業活動指数は
12月の全産業活動指数(2/21)は、前月比▲0.3%(11月同+0.3%)と
前月比マイナス
予測する。鉱工業生産指数の回復は続いたものの、建設業活動指数や第3次
産業活動指数が弱含んだことから、全体では前月から低下するとみている。
(上里啓)
【 10~12月期実質GDP(一次速報) 】
【 輸出入金額の推移 】
(前期比、%)
2.0
(前年比、%)
輸出
20
輸入
予測値
15
1.5
民間設備投資 実質GDP
成長率
1.0
家計
(消費+住宅)
10
5
外需
0
0.5
▲5
0.0
▲ 10
▲ 0.5
▲ 15
公的需要
▲ 20
民間在庫投資
▲ 1.0
Q1
Q2
Q3
2015
Q4
Q1
Q2
Q3
Q4
2016
(期)
▲ 25
(年)
▲ 30
15/1
(資料)内閣府「四半期別GDP速報」により、みずほ総合研究所作成
15/5
15/9
16/1
16/5
16/9
17/1
(年/月)
(注)2016年1月の値は、みずほ総合研究所による予測値。
(資料)財務省「貿易統計」より、みずほ総合研究所作成
5
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 17 日号)
<海 外(米国)>
製造業の生産は回復
1 月の鉱工業生産指数(2/15)は前月比▲0.3%と 2 カ月ぶりに低下した。
温暖な天候により暖房需要が減少し、公益産業(電力及びガス)の生産指
数が大きく低下したことが主因である。一方、主力の製造業は、自動車関
連が減産となったが、素材や消費財を中心に幅広い業種の生産が回復した。
価格上昇が小売売上高の
1 月の小売売上高(2/15)は前月比+0.4%と 5 カ月連続で増加した。自
増加に寄与
動車ディーラーの売上が減少する一方で、幅広い業種の売上増加が全体の
押し上げに寄与した。1 月の結果は価格上昇が売上増加につながった面が大
きく、セントルイス連銀が公表する実質小売売上高は同▲0.2%となった。
コアCPI上昇率は加速
1 月のコアCPI上昇率(2/15)は前月比+0.3%と加速した。家具・家
庭用品や衣料品等の財物価が急上昇したほか、航空運賃が高い伸びとなっ
た。前年比では+2.3%に加速し、2016 年以降のレンジの上限(2.1~2.3%)
をつけた。また、エネルギー物価の上昇ペースが一段と高まり、ヘッドラ
インの前年比上昇率は+2.5%と、2012 年 3 月以来の上昇率となった。
イエレン議長の議会証言
イエレン議長は 14 日・15 日に議会証言を行った。従来の主張と大きく変
は特にサプライズはなか
わる内容ではなかったが、14 日の「緩和の解除を待ちすぎることは賢明で
ったが、金融市場はタカ
はない」等の発言が、金融市場でタカ派的と受け取られたようだ。イエレ
派的と判断
ン議長の景気に対する見方は、「最近の住宅ローン金利上昇が住宅市場を
やや抑制する可能性がある」と述べたことを除けば、総じて楽観的であっ
た。バランスシート政策については、向こう数カ月の間(coming months)
に議論を開始し、市場に対してガイダンスを提供したいとのことである。
住宅販売は増加する見通
来週発表予定の 1 月の住宅販売は新築(2/24)・中古(2/22)ともに前
し
月比増加すると予想する。中古住宅販売の先行指標である 12 月の住宅販売
留保指数は 11 月から反発していた。経済指標以外では、22 日に公表される
1 月 31 日・2 月 1 日の FOMC 議事録の内容が注目される。
【 小売売上高 】
【 住宅販売 】
(年率、千件)
(前月比、%)
2.0
1.5
(風間春香)
コア小売
自動車・部品
700
建材・造園
ガソリン
660
外食
小売売上高
1.0
0.5
(年率、千件)
5,800
中古住宅
販売件数(右目盛)
5,600
620
5,400
580
5,200
540
5,000
500
4,800
新築住宅販売件数
0.0
▲0.5
460
4,600
420
4,400
380
▲1.0
16/1
16/4
16/7
16/10
4,200
15/1
17/1
15/7
16/1
16/7
17/1
(年/月)
(年/月)
(注)1 月はみずほ総合研究所予測値。
(資料)米国商務省、全米不動産協会より、みずほ総合研究所作成
(資料)米国商務省より、みずほ総合研究所作成
6
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 17 日号)
<海 外(欧州)>
10~12 月期のユーロ圏成
10~12 月期のユーロ圏GDP成長率(2/14、2 次推計値)は前期比+0.4%
長率は小幅に下方修正
と、1 次推計値(同+0.5%)から小幅ながら下方修正された。とは言え、
成長率は 7~9 月期(同+0.4%)と同水準となり、ユーロ圏景気が堅調な
回復を続けたことを示す結果だった。
主要国の中では独・仏の
主要国の結果をみると、ドイツ(7~9 月期同+0.1%→10~12 月期同+
成長率が上昇
0.4%)の成長率が高まった。連邦統計庁によると、消費の改善や建設投資
の増加が成長率を押し上げたが、輸入の大幅増を背景に、外需寄与度はマ
イナスになったという。フランス(同+0.2%→同+0.4%)も消費を中心
に伸び率が高まった。イタリア(同+0.3%→同+0.2%)はやや減速した。
12 月のユーロ圏鉱工業生産(2/14)は、前月比▲1.6%と落ち込んだ。寒
12 月のユーロ圏生産は減
波などによるドイツの大幅減産(同▲3.1%)が主因であり、増産傾向は崩
少。ただし一時的の模様
れていないとみられる。ドイツ以外の主要国は小幅な減産にとどまった。
12 月のユーロ圏輸出金額(2/15)は、前月比+2.8%と増加を続けた。仕
12 月のユーロ圏輸出金額
向地別にみても全般に増加しており、特に中国向け(同+8.3%)は輸送機
は増加
械や電気機械を中心に 2 カ月連続で大幅増となった。
1 月のユーロ圏新車登録台数(2/16)は前月比+0.8%と 3 カ月連続で増
1 月のユーロ圏新車登録
加した。年明け後も消費の回復基調が続いていることが示唆される。ただ
台数は増加
し、今後は実質所得の伸び悩みを背景に、回復ペースは鈍化するだろう。
次回ユーロ圏財務相会合
今週末にかけて、ギリシャ国債利回りは高止まった。先週末(2/10)に
でのギリシャへの融資承
ギリシャ政府と債権者側が会談したことが伝わると、融資が承認されると
認は見送りの公算大
の期待が高まり、同利回りは低下した。しかし、週明け後にユーロ圏財務
相会合のダイセルブルーム議長が、次回会合(2/20)での承認に否定的な
コメントをしたことを受け、同利回りは上昇に転じた。
来週は、ユーロ圏PMI
来週は、2 月のユーロ圏PMI(2/21)などの経済指標が発表される。物
などが発表に
価上昇が消費の下押し材料になり、サービス業を中心に合成PMIは低下
する可能性がある。他方、海外経済の回復を背景に製造業は好調さを維持
するとみられる。その持続性を考える上では受注動向が注目だ。(松本惇)
【 ユーロ圏・主要国GDP成長率 】
【 ユーロ圏・主要国鉱工業生産 】
(前期比、%)
1.0
(2015/1=100)
108
0.8
107
0.6
106
105
0.4
104
0.2
103
0.0
102
▲ 0.2
101
▲ 0.4
100
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2014
15
ユーロ圏
ドイツ
イタリア
スペイン
99
16
フランス
2015/6
15/9
15/12
16/3
16/6
16/9
(年/四半期)
ユーロ圏
フランス
(資料) Eurostat より、みずほ総合研究所作成
ドイツ
イタリア
スペイン
16/12
(年/月)
(資料)Eurostat より、みずほ総合研究所作成
7
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 17 日号)
Ⅱ.トピックス
~2016・17・18 年度内外経済見通し(2017 年 2 月 14 日発表)~
回復モメンタム強まる世
界経済
足元までの世界経済を概観すると、
2016 年前半は新興国の減速が先進国へも
波及したことで、世界全体でも減速を余儀なくされた。しかし、2016 年後半か
ら徐々に回復に転じ、特に終盤以降は回復モメンタムが強まっているようであ
る。各国企業の購買担当者へのアンケートによって企業の業況感を知ることが
できる製造業PMIは、2016 年後半からグローバルに上昇基調に転じている。
同指標が先進国、新興国がそろって改善の動きを示すのは、2013 年後半から
2014 年前半にかけての回復局面以来である。
世界経済回復の背景にあ
る 3 つの要因
世界経済の回復の要因としては、①ITサイクルの改善、②中国の内需
回復に伴う輸入の持ち直し、③資源価格の上昇などが考えられる。
ITサイクルについては、2016 年後半から改善局面に転じているようで
ある。四半期ごとの世界半導体売上高をみると、2016 年第 2 四半期を底に
急増しており、グローバルなIT市況の改善を示唆している。また、グロ
ーバルなITサイクルと日本のIT関連需要の動向には強い関係性がみら
れるが、日本の電子部品・デバイスの出荷指数をみても、2016 年後半から
増加に転じている。一方で、在庫指数は大幅に低下しており、在庫出荷バ
ランスが大きく改善している。こうした在庫出荷バランスの改善を踏まえ
れば、当面生産増の動きが続きそうである。ちなみに、過去の電子部品・
デバイスの在庫循環図をみると、循環サイクルは 3~4 年、出荷拡大期は 2
~3 年程度となっている。2016 年後半から拡大期間が始まったとすれば、
過去の動きからは少なくとも 2017 年中は改善が続くことが見込まれよう。
次に中国の輸入の持ち直しについては、輸入数量の動きをみると、2016
年 10~12 月まで 5 四半期連続で前年比プラスとなっている。輸入増の背景
には、資源・素材部門などでの生産・在庫調整の進展があげられる。また、
住宅投資や携帯電話向けIT需要の拡大なども輸入回復に寄与したとみら
れる。今後については、生産在庫バランス改善による在庫復元の動きやイ
ンフラ投資による財政の下支えからしばらくは輸入の回復局面が続くとみ
られる。ただし、住宅購入抑制策の影響から住宅投資の減速が見込まれる
ことや生産能力過剰業種の調整が継続することなどを踏まえれば、回復の
勢いは徐々に鈍化していくことになろう。
3 点目の資源価格については、2014 年以降下落基調が続き、特に原油価
格の下落は資源国経済の下押し圧力になるとともに、金融市場の混乱を通
じてその他の新興国や先進国経済にとっても重石となっていた。しかし、
2016 年後半から OPEC による減産期待などを背景に原油価格は緩やかな上昇
に転じ、資源国経済の持ち直しに寄与するとともに、金融市場の落ち着き
によるマインド改善からグローバルにもプラスの影響を及ぼしているとい
えよう。原油価格は OPEC の減産を受けた需給バランスの改善から当面上昇
基調が続く見通しであり、金融市場の安定を通じてグローバル経済の下支
え要因となろう。
8
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 17 日号)
2017・18 年の世界経済は
拡大基調に
以上のことから、当面はITサイクルの改善や中国輸入の回復などを背
景に、世界経済の循環的な回復局面が続きそうである。こうした見方は、6
カ月程度先の景気動向を示す主要国の景気先行指数が 2017 年前半の景気改
善傾向を示唆していることとも整合的である。さらに、2017 年後半からは
米新政権による減税やインフラ投資などの財政拡張策が世界経済の下支え
要因として加わってくる見込みである。特に減税策については、上下両院
を制した共和党の政策とも合致することから、相応の規模での実施が期待
されよう。米財政拡張策の効果はより強く表れるのは 2018 年であることか
ら、2018 年にかけての世界経済は拡大基調が続くというのが、みずほ総合
研究所のメインシナリオである。
先行きの不確実性を高め
るリスク要因
メインシナリオは拡大基調であるが、①トランプ政権による保護主義政
策、②急速なドル高進行、③欧州政治の混乱、④中国金融リスクなど先行
きの不確実性を高める要因は多い。この中で、特に留意が必要と思われる
リスク要因は、①であろう。新大統領は就任早々に環太平洋パートナーシ
ップ協定(TPP)撤退や北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を表明し、
SNSを利用した個別企業への批判も頻繁に行っている。今後、国境調整
や為替政策への圧力などを含めて保護主義政策が一段と強まれば、グロー
バル貿易を通じて世界経済には下押し圧力が掛かることになろう。また、
米国経済自身も、輸出相手国の景気減速の影響に加え、国境調整による実
質的な輸入額の上昇による企業のコスト増や個人の実質所得の減少など、
保護主義が景気に大きな悪影響を及ぼす可能性がある。
(武内浩二)
※詳細は 2017 年 2 月 14 日公表の『2016・17・18 年度内外経済見通し~世界経
済は拡大基調へ、米国政策や欧州政治が波乱要因~』をご覧ください。
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_170214.pdf
【 図表 世界経済見通し総括表 】
(前年比、%)
暦年
予測対象地域計
日米ユーロ圏
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
(実績)
(実績)
(実績)
(予測)
(予測)
(%ポイント)
2016年
2017年
(12月予測)
2016年
2017年
(12月予測からの修正幅)
3.6
3.4
3.3
3.8
3.9
3.3
3.7
-
0.1
1.6
2.2
1.6
1.9
1.9
1.5
1.7
0.1
0.2
米国
2.4
2.6
1.6
2.3
2.3
1.6
2.2
-
0.1
ユーロ圏
1.2
2.0
1.7
1.5
1.6
1.6
1.3
0.1
0.2
日本
0.3
1.2
1.0
1.3
1.4
1.0
1.1
-
0.2
6.4
6.1
6.0
6.0
6.1
6.0
6.0
-
-
中国
7.3
6.9
6.7
6.5
6.4
6.7
6.5
-
-
NIEs
3.5
2.0
2.1
2.2
2.5
2.0
2.2
0.1
-
アジア
ASEAN5
4.6
4.8
4.9
4.9
5.0
4.8
4.7
0.1
0.2
インド
7.0
7.2
7.0
7.5
7.5
7.0
7.6
-
▲ 0.1
-
▲ 0.3
オーストラリア
2.8
2.4
2.4
2.2
2.7
2.4
2.5
ブラジル
0.1
▲ 3.8
▲ 3.4
1.0
2.0
▲ 3.4
1.0
-
-
ロシア
0.7
▲ 2.8
▲ 0.2
1.0
1.5
▲ 0.7
1.0
0.5
-
日本(年度)
▲ 0.4
1.3
1.2
1.4
1.3
1.2
1.2
-
0.2
93
49
43
57
65
43
55
-
2
原油価格(WTI,$/bbl)
(注)予測対象地域計はIMFによる2014年GDPシェア(PPP)により計算。
(資料)IMFより、 みずほ総合研究所作成
9
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 17 日号)
~日米経済対話では貿易摩擦再燃となるのか?~
無難に終わった日米首脳
会談
2 月 10 日に行われた安倍晋三首相とドナルド・トランプ米大統領の首脳
会談は、日本側にとって期待以上の成果を上げたと言って良いだろう。安
全保障面では、「揺らぐことのない日米同盟はアジア太平洋地域における
平和、繁栄及び自由の礎である」と共同声明で高らかに宣言し、主要全国
紙は揃って日本側にとって「満額回答」と言える結果と評した。
経済・通商面でも、ほぼ日本側が望んだ結果になったと言えるだろう。
安全保障問題と結びつけられて厳しい対日要求があるのではないかとの日
本側の懸念は杞憂に終わった。会談前には、米側から自動車貿易の「不均
衡」是正が議題とされ、為替問題についても議論が行われる可能性がある
との見通しが示されていたが、実際には主要議題とはならなかった。
日米 2 国間「経済対話」の
設置に合意
しかし、これをもって今後の日米通商関係が「凪」に向かうとみるのは
早計だろう。トランプ政権は、首脳会談前には財務長官や商務長官、通商
代表等の経済・通商を担当する閣僚が議会承認を得られておらず、実務を
担う事務レベルも陣容が整っていなかった(スティーブン・ムニューチン
財務長官は 2 月 13 日に議会承認)。それもあって、経済・通商面の問題は
すべて先送りされたとみた方が良い。
これらの問題は、今回の会談で設置することが合意された日米 2 国間の
「経済対話」で扱われることになる見込みである。同対話は、日本側は麻
生太郎副首相(兼財務相)、米側はマイク・ペンス副大統領をトップに据
え、①財政政策、金融政策などマクロ経済政策、②インフラ、エネルギー、
サイバー、宇宙などの協力、③2 国間の貿易に関する枠組み、の 3 項目を議
論するものとされている。マクロ経済、分野別協力、通商問題という柱立
ては、これまでの日米 2 国間対話でもみられたものである(図表)。
日本の金融緩和策には
一応の理解
同対話の「マクロ経済」トラックでは、金融政策と為替問題の扱いが注
目される。為替については、安倍首相が共同記者会見において、専門家た
る財務相間で緊密な議論を継続させていく、と説明している。これは同対
話の枠外で議論することを示唆したとされるが、いずれにせよ、麻生財務
相とムニューチン財務長官の間で今後議論されることになる。
【 図表 過去の日米 2 国間経済対話 】
(資料)外務省・経済産業省資料より、みずほ総合研究所作成
10
金融市場ウィークリー
(2017 年 2 月 17 日号)
今回の共同声明には、「国内及び世界の経済需要を強化するために相互
補完的な財政、金融及び構造政策という 3 本の矢のアプローチを用いてい
くとのコミットメントを再確認した」との文言が盛り込まれた。これは
G20 財務相・中央銀行総裁会議声明で用いられている文言とほぼ同じもの
である。トランプ大統領は会談に先立ち、日本の金融緩和策を円安誘導だ
と批判していたが、日本としてはこれをもって「金融緩和は国内の物価安
定目標のため」であることを共通認識として米側と確認できたとしている。
ただし、トランプ大統領は共同記者会見において、対中政策に関する文脈
で「通貨切り下げ」に強い不満を述べており、その矛先がまたいつ日本に
向けられるかもしれず、引き続き警戒が必要だろう。
「分野別協力」は日本企業
にもビジネスチャンス
「分野別協力」トラックでは、インフラやエネルギー分野での協力が例
示されている。会談前には、対米協力策として「日米成長雇用イニシアテ
ィブ」(仮称)を日本が提案すると報じられていたが、これは見送られた
ようである。10 年間で 4,500 億ドル(約 51 兆円)の市場と 70 万人の雇用
を創出するとされる同イニシアティブが今後提案されることになれば、日
本企業にもビジネスチャンスが生まれるだろう。安倍首相は、共同記者会
見でも日本の新幹線とリニア技術をアピールした。エネルギー分野での協
力により、米国から安定的にエネルギーを輸入できるようになれば、日本
のエネルギー安全保障に資するだけでなく、米国の対日貿易赤字の縮小に
もつながる。
日米貿易摩擦再燃の可能
性に要警戒
「貿易」トラックでは、日米FTA(自由貿易協定)締結交渉へと進む
かが注目される。共同声明では、「米国の環太平洋パートナーシップ
(TPP)離脱に留意し、両首脳は、共有された目的の達成のための最善
の方法を探求する」、これには「日米間で 2 国間の枠組みに関して議論を
行うこと」を含むと明記された。米国の「永久離脱」により、TPPが当
面発効しないことが確定したため、日本市場の開放を求める米国の畜産業
者や議会の有力議員は、日米FTAの早期締結を求めている。日本として
は、農産物を中心に、TPPの水準を超える市場開放の受け入れは政治的
に困難であり、交渉となれば、極めて厳しいものとなることが予想される。
個別分野では、自動車貿易の「不均衡」が取り上げられることはほぼ間
違いないだろう。安倍首相は共同記者会見でも、日本の自動車メーカーに
よる米国での現地生産が進み、「米国内に大きな雇用を生み出している」
ことを強調し、米側に理解を求めた。しかし、米国の対日貿易赤字の 7 割
前後を自動車分野が占めている現状では、貿易赤字を「悪」とみなし、製
造業による国内雇用創出を重視するトランプ政権が日本との自動車貿易を
問題視する可能性は高い。
トランプ政権は、制裁措置等をちらつかせながらの「力」を背景にした 2
国間交渉を志向しているとみられている。日本企業は、「対話」が厳しい
「交渉」へと発展し、貿易摩擦の再燃となる可能性も念頭に置いておくべ
(菅原淳一)
きだろう。
11
金融市場ウィークリー
(2017 年 2 月 17 日号)
Ⅲ.参考資料
今週の主要経済指標
経 済 指 標 等
日 付
2/10(金) 中 貿易収支(米ドル)(1月)
米ドル
+514億㌦
+485億㌦ R
+407億㌦
輸出総額(1月)
前年比
+7.9%
+3.2% R
▲6.2%
輸入総額(1月)
前年比
米 ミシガン大消費者信頼感指数(2月速報)
2/11(土) 日 建国記念の日(日本休場)
+16.7%
+10.0%
+3.1%
95.7
98.0
98.5
+0.2%
+0.3%
7~9月期
+0.3%
N.A.
101.0
今回実績
前回実績
予想
2/13(月) 日
GDP(10~12月期1次速報)
前期比
2/14(火) 日 黒田日銀総裁講演(2017北東アジア経済発展国際会議イン新潟)
設備稼働率(12月)
101.6
5年利付国債入札:最高利回り ▲0.085%、 平均利回り ▲0.089%、 入札倍率 4.26倍
中 消費者物価指数(1月)
米
生産者物価指数(1月)
[食品・エネルギーを除く]
前年比
+2.5%
+2.4%
+2.1%
前月比
前月比
+0.6%
+0.4%
+0.3% R
+0.2% R
+0.2%
+0.1%
▲0.3%
75.3%
0.0% R
75.4% R
+0.6%
75.6%
+18.7
+7.0
イエレンFRB議長講演(上院銀行委員会)
2/15(水) 米
鉱工業生産指数(1月)
設備稼働率(1月)
前月比
ニューヨーク連銀製造業業況指数(2月)
+6.5
小売売上高(1月)
前月比
+0.4%
+0.1% R
+1.0%
消費者物価指数(1月)
[食品・エネルギーを除く]
前月比
前月比
+0.6%
+0.3%
+0.3%
+0.2%
+0.3%
+0.2%
イエレンFRB議長講演(下院金融サービス委員会)
2/16(木) 日 黒田日銀総裁講演(預金保険機構・国際預金保険協会国際コンファレンス)
米
住宅着工件数(1月)
年率
124.6万件
122.6万件 R
住宅着工許可件数(1月)
年率
128.5万件
123.0万件 R
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(2月)
失業保険新規申請件数(~2/11)
尼 金融政策決定会合(14・15・16日)
127.9万件
122.8万件
+43.3
+18.0
+23.6
239千人
245千人
234千人
予想:情報ベンダー(Bloomberg、Reuters 等)の取りまとめた予想コンセンサス。
米国の経済指標は特に断りのない限り季調値。
R は改定値。
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ、中:中国、韓:韓国、印:インド、尼:インドネシア、
泰:タイ、比:フィリピン、伯:ブラジル、馬:マレーシア
12
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 17 日号)
来週の主要経済指標
経 済 指 標 等
日 付
2/20(月) 日
通関収支
貿易統計(1月)
輸出
輸入
米 ワシントン誕生日(米国休場)
2/21(火) 日 全産業活動指数(12月)
予 想
原数値 [▲5,654億円]
前年比
[-]
前年比
[+7.1%]
前年比
[+4.9%]
前月比
米 2年国債入札
欧 ユーロ圏合成PMI(2月速報)
2/22(水) 米 中古住宅販売件数(1月)
前 回
年率
前々回
+6,404億円
+360.9%
+5.4%
▲2.6%
+1,479億円
▲0.4%
▲8.8%
[▲0.3%]
+0.3%
0.0%
54.4
54.4
54.4
[560万件]
549万件
565万件
109.7
109.8
111.0
[240千人]
239千人
234千人
[57.0万件]
53.6万件
59.8万件
[96.0]
2月速報
95.7
1月確報
98.5
FOMC議事録(1/31・2/1)
5年国債入札
独 ifo景況感指数(2月)
伯 金融政策決定会合(21・22日)
2/23(木) 日 内閣府月例経済報告(2月)
20年利付国債入札
米 失業保険新規申請件数(~2/18)
7年国債入札
韓 金融政策決定会合
2/24(金) 米 新築住宅販売件数(1月)
年率
ミシガン大消費者信頼感指数(2月確報)
予想:[ ]はみずほ総合研究所予想、それ以外はコンセンサス(Bloomberg 等)。予定は変更になる可能性があります。
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ、中:中国、韓:韓国、印:インド、尼:インドネシア、
泰:タイ、比:フィリピン、伯:ブラジル、馬:マレーシア
13
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 17 日号)
2 月のスケジュール
国
内
米
1
新車販売台数(1 月)
1
2
消費動向調査(1 月)
10 年利付国債入札
日銀金融政策決定会合議事要旨(12/19・20 分)
2
3
3
4
4
5
5
6
毎月勤労統計(12 月速報)
7
国 他
米 FOMC(31・1 日)
製造業ISM指数(1 月)
英 英中銀金融政策委員会(1・2 日)
米 労働生産性(10~12 月期暫定)
米 非製造業ISM指数(1 月),雇用統計(1 月)
製造業新規受注(12 月)
6
景気動向指数(12 月速報)
10 年物価連動国債入札
8 日銀金融政策決定会合における主な意見(1/30・31 分)
国際収支(12 月速報)
景気ウォッチャー調査(1 月)
9 中曽日銀副総裁挨拶(高知県金融経済懇談会)
機械受注統計(12 月),マネーストック(1 月速報)
30 年利付国債入札
10 第 3 次産業活動指数(12 月)
企業物価指数(1 月)
11 建国記念の日(日本休場)
7
8
米 貿易収支(12 月)
3 年国債入札
米 10 年国債入札
9
米 30 年国債入札
12
12
13 GDP(10~12 月期 1 次速報)
13
10 米 連邦財政収支(1 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(2 月速報)
11
14 黒田日銀総裁講演(2017 北東アジア経済発展国際会議 14 米 イエレンFRB議長講演(上院銀行委員会)
イン新潟)
PPI(1 月)
設備稼働率(12 月),5 年利付国債入札
15
15 米 イエレンFRB議長講演(下院金融サービス委員会)
鉱工業生産・設備稼働率(1 月)
小売売上高(1 月),CPI(1 月)
ネット対米証券投資(12 月)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(2 月)
16 黒田日銀総裁講演(預金保険機構・国際預金保険協会 16 米 住宅着工・許可件数(1 月)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(2 月)
国際コンファレンス)
17
17 米 景気先行指数(1 月)
18
18
19
19
20 貿易統計(1 月)
20 米 ワシントン誕生日(米国休場)
21 全産業活動指数(12 月)
21 米 2 年国債入札
22
22 米 FOMC 議事録(1/31・2/1)
中古住宅販売件数(1 月)
5 年国債入札
独 ifo景況感指数(2 月)
23 米 7 年国債入札
23 内閣府月例経済報告(2 月)
20 年利付国債入札
24
25
24 米 新築住宅販売件数(1 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(2 月確報)
25
26
26
27
27 米 耐久財受注(1 月)
28 鉱工業生産(1 月速報)
商業動態統計(1 月速報)
住宅着工統計(1 月)
2 年利付国債入札
28 米 GDP(10~12 月期暫定)
シカゴPMI指数(2 月)
S&P/コアロジックCS住宅価格指数(20 都市・12 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(2 月)
*印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ
14
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 17 日号)
3 月のスケジュール
国
1
2
3
内
米
法人企業統計調査(10~12 月期)
新車販売台数(2 月)
10 年利付国債入札
1
消費者物価(1 月全国・2 月都区部)
消費動向調査(2 月),家計調査(1 月)
労働力調査(1 月)
3
4
5
5
6
6
30 年利付国債入札
米 製造業ISM指数(2 月),個人所得・消費支出(1 月)
ベージュブック(地区連銀経済報告)
2
4
7
国 他
米 非製造業ISM指数(2 月)
米 製造業新規受注(1 月)
7
米 貿易収支(1 月),3 年国債入札
GDP(10~12 月期 2 次速報)
景気ウォッチャー調査(2 月),国際収支(1 月速報)
景気動向指数(1 月速報)
9 マネーストック(2 月速報),毎月勤労統計(1 月速報)
5 年利付国債入札
10 法人企業景気予測調査(1~3 月期)
企業物価指数(2 月)
11
8
米 労働生産性(10~12 月期改訂)
10 年国債入札
12
12
13 機械受注統計(1 月),第 3 次産業活動指数(1 月)
13
14 20 年利付国債入札
14 米 PPI(2 月)
15 設備稼働率(1 月)
18
15 米 FOMC(14・15 日),小売売上高(2 月),CPI(2 月)
ネット対米証券投資(1 月)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(3 月)
16 英 英中銀金融政策委員会(15・16 日)
米 住宅着工・許可件数(2 月)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(3 月)
17 米 鉱工業生産・設備稼働率(2 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(3 月速報)
景気先行指数(2 月)
18
19
19
20 春分の日(日本休場)
20
21
21 米 経常収支(10~12 月期)
22 日銀金融政策決定会合議事要旨(1/30・31 分)
全産業活動指数(1 月),貿易統計(2 月)
40 年利付国債入札
23
22 米 中古住宅販売件数(2 月)
8
16 日銀金融政策決定会合(15・16 日)
日銀総裁定例記者会見
17 資金循環統計(10~12 月期速報)
欧 ECB政策理事会
米 30 年国債入札
10 米 雇用統計(2 月)
連邦財政収支(2 月)
11
9
24
23 米 イエレンFRB議長講演(ワシントン D.C.)
新築住宅販売件数(2 月)
24 米 耐久財受注(2 月)
25
25
26
26
27 日銀金融政策決定会合における主な意見(3/15・16 分) 27 米 2 年国債入札
独 ifo景況感指数(3 月)
28
28 米 5 年国債入札
S&P/コアロジックCS住宅価格指数(20 都市・1 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(3 月)
29 商業動態統計(2 月速報)
29
7 年国債入札
30 2 年利付国債入札
30 米 GDP(10~12 月期確定),企業収益(10~12 月期)
31 消費者物価(2 月全国・3 月都区部)
鉱工業生産(2 月速報),住宅着工統計(2 月)
労働力調査(2 月),家計調査(2 月)
31 米 個人所得・消費支出(2 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(3 月確報)
シカゴPMI指数(3 月)
*印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ
15
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 17 日号)
四半期スケジュール
4月
日 本 3
4
6
7
10
11
12
13
18
20
21
26
27
28
米 国 3
4
5
7
10
11
12
13
14
17
18
19
20
21
25
26
27
28
5月
日銀短観(3 月調査)
新車販売台数(3 月)
10 年利付国債入札
消費動向調査(3 月)
毎月勤労統計(2 月速報)
景気動向指数(2 月速報)
景気ウォッチャー調査(3 月)
国際収支(2 月速報)
10 年物価連動国債入札
機械受注統計(2 月)
マネーストック(3 月速報)
企業物価指数(3 月)
30 年利付国債入札
5 年利付国債入札
貿易統計(3 月)
20 年利付国債入札
第 3 次産業活動指数(2 月)
全産業活動指数(2 月)
日銀金融政策決定会合(26・27 日)
日銀総裁定例記者会見
日銀「経済・物価情勢の展望」(基本的
見解)
商業動態統計(3 月速報)
鉱工業生産(3 月速報)
2 年利付国債入札
1
8
10
11
製造業ISM指数(3 月)
貿易収支(2 月)
非製造業ISM指数(3 月)
FOMC 議事録(3/14・15)
雇用統計(3 月)
3 年国債入札
10 年国債入札
連邦財政収支(3 月)
30 年国債入札
PPI(3 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(4 月速報)
小売売上高(3 月)
CPI(3 月)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(4 月)
鉱工業生産・設備稼働率(3 月)
住宅着工・許可件数(3 月)
ベージュブック(地区連銀経済報告)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(4 月)
景気先行指数(3 月)
中古住宅販売件数(3 月)
新築住宅販売件数(3 月)
2 年国債入札
S&P/コアロジック CS 住宅価格指数(20 都市
・2 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(4 月)
5 年国債入札
7 年国債入札
耐久財受注(3 月)
GDP(1~3 月期速報)
シカゴPMI指数(4 月)
雇用コスト指数(1~3 月期)
1
12
15
16
17
23
30
31
1
新車販売台数(4 月)
消費動向調査(4 月)
景気動向指数(3 月速報)
景気ウォッチャー調査(4 月)
国際収支(3 月速報)
マネーストック(4 月速報)
企業物価指数(4 月)
第 3 次産業活動指数(3 月)
機械受注統計(3 月)
全産業活動指数(3 月)
商業動態統計(4 月速報)
鉱工業生産(4 月速報)
2
7
8
9
12
13
16
21
27
29
30
3
4
5
9
10
11
12
15
16
18
23
24
25
26
30
31
欧 州 27 ECB政策理事会
6月
製造業ISM指数(4 月)
個人所得・消費支出(3 月)
FOMC(2・3 日)
非製造業ISM指数(4 月)
貿易収支(3 月)
労働生産性(1~3 月期暫定)
雇用統計(4 月)
3 年国債入札
連邦財政収支(4 月)
10 年国債入札
PPI(4 月)
30 年国債入札
ミシガン大学消費者信頼感指数(5 月速報)
小売売上高(4 月)
CPI(4 月)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(5 月)
鉱工業生産・設備稼働率(4 月)
住宅着工・許可件数(4 月)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(5 月)
景気先行指数(4 月)
新築住宅販売件数(4 月)
2 年国債入札
FOMC 議事録(5/2・3)
中古住宅販売件数(4 月)
5 年国債入札
7 年国債入札
GDP(1~3 月期暫定)
企業収益(1~3 月期暫定)
耐久財受注(4 月)
個人所得・消費支出(4 月)
S&P/コアロジックCS住宅価格指数(20 都市
・3 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(5 月)
ベージュブック(地区連銀経済報告)
シカゴPMI指数(5 月)
11 英中銀金融政策委員会(10・11 日)
1
2
5
12
13
14
15
16
20
21
22
23
26
27
28
29
30
法人企業統計調査(1~3 月期)
新車販売台数(5 月)
消費動向調査(5 月)
景気動向指数(4 月速報)
景気ウォッチャー調査(5 月)
国際収支(4 月速報)
マネーストック(5 月速報)
第 3 次産業活動指数(4 月)
機械受注統計(4 月)
企業物価指数(5 月)
法人企業景気予測調査(4~6 月期)
日銀総裁定例記者会見
日銀金融政策決定会合(15・16 日)
全産業活動指数(4 月)
資金循環統計(1~3 月期速報)
商業動態統計(5 月速報)
鉱工業生産(5 月速報)
製造業ISM指数(5 月)
労働生産性(1~3 月期改訂)
貿易収支(4 月)
雇用統計(5 月)
非製造業ISM指数(5 月)
連邦財政収支(5 月)
3 年国債入札
10 年国債入札
PPI(5 月)
30 年国債入札
FOMC(13・14 日)
小売売上高(5 月)
CPI(5 月)
鉱工業生産・設備稼働率(5 月)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(6 月)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(6 月)
住宅着工・許可件数(5 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(6 月速報)
経常収支(1~3 月期)
中古住宅販売件数(5 月)
景気先行指数(5 月)
新築住宅販売件数(5 月)
耐久財受注(5 月)
2 年国債入札
S&P/コアロジック CS 住宅価格指数(20 都市
・4 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(6 月)
5 年国債入札
7 年国債入札
GDP(1~3 月期確定)
企業収益(1~3 月期改訂)
個人所得・消費支出(5 月)
シカゴPMI指数(6 月)
8 ECB政策理事会
15 英中銀金融政策委員会(14・15 日)
*印は期日未定を示す〔予定は変更の可能性があります〕
16
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 17 日号)
今週の金融市場の動き
[海外金利]
2/9
ドルLIBOR 3M(%)
ユーロドル金先(Jun17)
2/10
2/13
2/14
2/15
2/16
2/17
前週末比
1.03372
1.03622
1.03900
1.03733
1.04178
1.05650
0.02028
98.780
98.765
98.755
98.740
98.715
98.725
▲ 0.040
米国債(10年、%)
2.395
2.407
2.436
2.470
2.493
2.447
0.039
スワップ金利(10年、%)
2.321
2.337
2.370
2.402
2.428
2.390
0.054
独国債(10年、%)
0.312
0.320
0.331
0.366
0.373
0.349
0.029
英国債(10年、%)
1.246
1.256
1.293
1.310
1.297
1.259
0.003
[内外株式]
2/9
ダウ平均(㌦)
2/10
2/13
2/14
2/15
2/16
2/17
前週末比
20,172.40
20,269.37
20,412.20
20,504.41
20,611.86
20,619.77
350.40
S&P500指数
2,307.87
2,316.10
2,328.25
2,337.58
2,349.25
2,347.22
31.12
NASDAQ総合指数
5,715.18
5,734.13
5,763.96
5,782.57
5,819.44
5,814.90
80.77
18,907.67
19,378.93
19,459.15
19,238.98
19,437.98
19,347.53
19,234.62
▲ 144.31
1,513.55
1,546.56
1,554.20
1,539.12
1,553.69
1,551.07
1,544.54
▲ 2.02
日経平均(円)
TOPIX(Pt.)
出来高(百万株)
1,933.51
2,242.76
1,880.56
2,104.67
2,104.59
2,027.95
2,029.29
▲ 213.47
売買代金(億円)
22,457.06
27,569.64
22,682.32
24,041.32
22,945.49
22,549.85
20,121.91
▲ 7,447.73
2,880.99
2,888.57
2,903.41
2,905.98
2,907.32
2,912.22
2,923.58
35.01
2/9
2/10
2/13
2/14
2/15
2/16
2/17
日経JASDAQ平均(円)
[円金利]
TIBOR 3カ月(%)
0.05600
0.05600
0.05600
0.05600
0.05600
0.05600
0.05600
前週末比
0.00000
ユーロ円金先(Mar17)
99.945
99.945
99.945
99.945
99.945
99.945
99.945
0.000
新発国債(10年、%)
0.085
0.085
0.090
0.090
0.090
0.095
0.090
0.005
長国先物(Mar17)
149.98
149.92
149.85
149.86
149.90
149.85
149.91
▲ 0.010
スワップ金利(5年、%)
0.106
0.111
0.114
0.115
0.116
0.118
0.116
0.005
[為替]
2/9
2/10
2/13
2/14
2/15
2/16
2/17
前週末比
円/$
113.25
113.22
113.74
114.26
114.16
113.24
113.39
0.17
$/EUR
1.0655
1.0643
1.0598
1.0578
1.0601
1.0674
1.0671
0.0028
円/EUR
120.67
120.48
120.54
120.86
121.02
120.87
121.00
0.52
(注)前週末比は、海外などについては現時点での直近値と前週末値との比較。
東京市場の発行日表示値は終値もしくは 15:00 時点値。
米国 10 年債、米金利スワップ 10 年物は Bloomberg の終値。
日本株出来高・売買代金はそれぞれ東京証券取引所第一部出来高・売買代金。
TIBOR は全銀協発表のユーロ円 TIBOR 平均値。
新発 10 年国債は日本相互証券発表の気配値。
金利先物は東京金融取引所(TFX)のユーロ円 3 ヵ月金利先物。
独・英 10 年国債は Bloomberg の提示する終値。
為替は NY 時間終値(発行日のみ東京時間 15:00 時点、出所:Bloomberg)
。
17
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 17 日号)
最新リポート一覧
<みずほインサイト>
2017 年 2 月 16 日 農産物輸出の拡大に向けて~産地間連携や輸出先の規制等への対応が鍵~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/pl170216.pdf
2017 年 2 月 15 日 世界経済は循環的な回復局面~3L の世界に変化の兆し~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/gl170215.pdf
2017 年 2 月 14 日 少子化対策は 20 歳代向けが重要~近年 30 歳以上の出生率がやや上昇も力不足~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/pl170214.pdf
2017 年 2 月 14 日 任期折返しを迎えるインドネシア現政権の改革は道半ば
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/as170214.pdf
<内外経済見通し>
2017 年 2 月 14 日
2016・17・18 年度 内外経済見通し
~世界経済は拡大基調へ、米国政策や欧州政治が波乱要因~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_170214.pdf
2016 年 5 月 10 日
MIZUHO Research & Analysis no.1
特集 グローバル経済の中長期展望と日本産業の将来像~パラダイムシフトと日本の針路~
http://www.mizuho-fg.co.jp/company/activity/onethinktank/vol001/pdf/all.pdf
執筆担当者
・市場調査部
武内浩二
野口雄裕
井上 淳
大塚理恵子
坂中弥生
03-3591-1244
03-3591-1249
03-3591-1197
03-3591-1420
03-3591-1242
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
・欧米調査部
小野 亮
吉田健一郎
松本 惇
風間春香
03-3591-1219
03-3591-1265
03-3591-1199
03-3591-1418
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
・経済調査部
有田賢太郎
大野晴香
佐藤 高
上里 啓
高瀬美帆
03-3591-1419
03-3591-1243
03-3591-1294
03-3591-1284
03-3591-1416
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
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〒100-0011 東京都千代田区内幸町 1-2-1 TEL.03-3591-1296
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金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 17 日号)