茨城県住生活基本計画 (案)に対するご意見と県の考え方 NO. 該当項目 意見の内容 ○ つくば市内には,当初は1,300戸を超える世帯が住 県の考え方 県では,住宅を今後どのように循環させていくのかにつ んでいたが,現在では年数が経過し,空き家が100戸以 いては,人口減少社会である現在において向き合うべき重 上に増加している大規模な住宅団地がある。その団地で 要な課題であると考えており,基本方針Ⅳにおいて『持続 は,世帯数の減少により小学校の児童数も減少し,さらに 可能なまちづくり』という方針を掲げています。 スーパーが閉店してしまうなど,住宅団地としての活力が 低下していると感じている。 この方針の中では,空き家や既存住宅の活用促進のほ か,市町村の地域特性に対応した取り組みを促進し,地域 ある集落では,多くの人が出て行ってしまっている状 らしいまちづくりの実現に向けた住まいのあり方を目指 ○ 況。理由としては,実家に入りたくない,人間関係が煩わ すこととしています。 しい,といったことが挙げられると思う。定住のためには 1 - 特に,団地再生に向けた取り組みにつきましては,『地 働く場の確保等ももちろん必要だと思うが,それ以前に, 域コミュニティの維持・再生に向けた取り組みの促進』と 地元に対する愛着や結婚観など,住む人の考え方そのもの して,62~63ページに推進すべき施策を掲げておりま が変わってきているのではないかとも感じている。 ○ 例えばつくばエクスプレス沿線の大規模な新規住宅 す。 コンパクトなまちづくりの推進や各種助成制度に係る 団地では,今後30年程度経過すると世代が変わり,空 情報提供等を通じて,地元における地域コミュニティの維 き家が発生することも懸念される。 ○ 持・再生に向けた機運醸成を図るほか,空き家の利活用や 団地再生の考え方も視野に入れて住宅を適切に循環 定住促進に関する助成制度の活用を促進することにより, させ,持続可能なまちづくりを推進していってほしい。 多様な住まい方の普及啓発を図り,将来にわたって持続可 能なまちづくりを進めてまいります。
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