2017年2月 ハウスビュー - 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント

2017年2月 ハウスビュー
⾦融商品取引業者 関東財務局⻑(⾦商)第351号
加入協会/一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント ハウスビュー
基準日:2017 年 2 月 8 日
経済・⾦融市場⾒通し: 国内
経済環境
株式市場
• 日本経済については、個人消費は引き続き伸び悩むものの、生産は改善傾
向にあり、政府の大型経済対策による財政政策も下支えとなるため、景気は
緩やかな持ち直し傾向が継続すると考えます。
• 1月の国内株式市場は、トランプ政権への期待と不安が交錯するなか、12月
末並で着地しました。
• 物価については、12月の消費者物価コア指数(除く生鮮食品)の前年⽐
は▲0.2%(11月▲0.4%)とマイナス幅が縮小しました。今後は、原油価
格の底打ちなどを受けて前年⽐でプラスの伸び率になっていくと考えます。
• 当面の国内株式市場は、トランプ政権の保護主義的な政策への懸念などか
ら不安定な動きとなることも想定されますが、一方では財政拡大や規制緩和
等のポジティブな政策も控えている点、国内外経済は好調を維持するとの予
想から、下値余地は限定的と⾒ています。
• ⾦融政策については、日銀は消費者物価上昇率が安定的に2%を超えるま
で⾦融緩和を継続するとしています。消費者物価上昇率は依然として低水
準にあり⾦融緩和は継続されると予想します。
• 国内企業業績は、10-12月期において前年⽐増益に転換しました。今後も、
循環的な景気回復の継続や円⾼の悪影響⼀巡などを背景に業績改善は続
き、良好な株式需給環境とともに、株式市場を下支えすると予想します。
債券市場
• 1月の国内債券市場の利回りは、景況感改善などを背景に上昇傾向が継
続しました。
• 今後については、超⻑期ゾーン中⼼に国内債券利回りは緩やかな上昇基調
が継続すると予想します。
• 景況感改善や期待インフレ率上昇を背景に、国内債券利回りは上昇圧⼒
がかかりやすいと考えます。ただし、日銀の「⻑短⾦利操作」政策のもと、⻑期
ゾーンまでの⾦利上昇余地は限定的と考えます。
■本書は、情報提供の⽬的で損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社が作成した資料です。■本書は、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが、各種の一般に信頼できると考えられる情報に基づいて作成したもの
ですが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。本書に記載された内容、意⾒や予測は今後予告無しに変更される場合があります。■本書に使用した運用成績等は、過去の実績に基づいたものであり、将来の運
用成績を保証するものではありません。■本書は、法令に基づく開⽰書類ではありません。■本書は、ご紹介したプロダクトの約定等をお約束するものではありません。
1
損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント ハウスビュー
基準日:2017 年 2 月 8 日
主な経済指標・⾦融市場の推移: 国内
15.0
(日本)実質GDP 前期比年率
(%)
10.0
9.5
5.1
4.4
4.3
5.0
0.0
0.3
-0.5
-1.6 -1.8
-5.0
6.3
4.9
2.4
-0.8
2.8
2.1
-0.8
0.8
1.3
1.8
-0.5
-1.8
-7.1
-10.0
-15.0
-20.0
純輸出
公的需要
⺠間在庫
設備投資
住宅投資
個人消費
2012/9/30
55
2
50
1
45
0
40
-1
2014/9/30
2015/9/30
2016/9/30
2012/1/31
TOPIX
1,800
1.50
1,600
1.25
1,400
1.00
(%)
(日本)消費者物価コア指数 前年同月⽐
-2
製造業購買担当者景気指数
非製造業購買担当者景気指数
30
2013/9/30
3
35
実質GDP(前期⽐年率)
2011/9/30
(日本)購買担当者景気指数
60
2013/1/31
2014/1/31
2015/1/31
2016/1/31
2017/1/31
2011/12/31
(日本)10年国債
(%)
消費者物価コア指数(除く生鮮食品)
消費者物価コア指数(除く生鮮食品・エネルギー)
-3
2.00
2012/12/31
2013/12/31
2014/12/31
2015/12/31
2016/12/31
2016/1/31
2017/1/31
(日本)20年国債
(%)
1.80
1.60
1.40
0.75
1,200
1,000
1.20
0.50
1.00
0.25
0.80
800
0.60
0.00
0.40
600
400
2012/1/31
-0.25
2013/1/31
2014/1/31
2015/1/31
2016/1/31
2017/1/31
-0.50
2012/1/31
0.20
2013/1/31
2014/1/31
2015/1/31
2016/1/31
2017/1/31
0.00
2012/1/31
2013/1/31
2014/1/31
2015/1/31
2017年2月8日現在
Bloombergより損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが作成
■本書は、情報提供の⽬的で損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社が作成した資料です。■本書は、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが、各種の一般に信頼できると考えられる情報に基づいて作成したもの
ですが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。本書に記載された内容、意⾒や予測は今後予告無しに変更される場合があります。■本書に使用した運用成績等は、過去の実績に基づいたものであり、将来の運
用成績を保証するものではありません。■本書は、法令に基づく開⽰書類ではありません。■本書は、ご紹介したプロダクトの約定等をお約束するものではありません。
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損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント ハウスビュー
基準日:2017 年 2 月 8 日
経済・⾦融市場⾒通し: 米国
経済環境
株式市場
• 米国経済については、堅調な雇⽤環境を背景に個人消費は引き続き底堅く
推移すると思われます。インフラ投資拡大等による財政政策の下⽀えも⾒込
まれることから、景気回復基調が続くと予想します。
• 1月の米国株式市場は、トランプ政権の政策を巡る不透明感はあったものの、
好調な経済指標や、情報技術を中心に10-12月期の企業業績が事前予想
を上回って推移したことを背景に、上昇基調を継続し、月中にはNYダウが
20,000ドルを突破しました。
• 物価については、1月の時間当たり賃⾦が前年⽐2.5%(12月は2.8%)
となり、引き続き2%を超える水準にあります。今後、トランプ政権の財政政
策や保護主義的な通商政策により、物価上昇圧⼒が⾼まる可能性がありま
す。
• 好調な企業業績はサポート要因ですが、株式市場は割⾼な状況にあり、トラ
ンプ政権の政策に対する懸念が⾼まる局面では、不安定な展開になると考え
ます。
• 2月のFOMC(連邦公開市場委員会)では、市場予想通りに⾦融政策の
据え置きを全会一致で決定しました。今後については、物価上昇傾向が続く
と考えるため利上げを⾏っていくと予想します。
• トランプ政権が掲げる、インフラ拡大、法人税減税、規制緩和等の政策は株
式市場にとってポジティブな側面は大きいですが、議会との調整が必要なうえ、
保護主義的な政策によるインフレ懸念や地政学リスクの⾼まりも考えられ、政
策効果については慎重に⾒極めたいと考えます。
債券市場
為替市場
• 1月の米国債券市場は、景況感の改善や期待インフレ率の上昇が利回り上
昇要因となりましたが、トランプ政権の政策を巡る不透明感から、概ね横ばい
圏での推移となりました。
• 1月のドル円相場は、12月にかけての大幅なドル⾼の反動や、1月中旬にトラ
ンプ大統領が「ドルは強すぎる」と発言したことなどを背景に、円高ドル安となり
ました。
• 今後については、米国債券利回りは中期ゾーン中⼼に上昇すると予想します。
• 今後については、当面は円⾼ドル安が継続すると予想します。
• FRB(米連邦準備理事会)は誘導⾦利の⻑期⾒通しを3%とするなか、
⻑めの⾦利に関しては同水準を織り込みつつあると考えます。一方で、景況
感が良好に推移するなか、物価上昇傾向が続くため、利上げ観測は⾼まり
やすいと考えます。今後の利上げを反映する形で、中期ゾーンの⾦利は、上
昇基調が継続すると想定します。
• 実効為替水準から⾒てドルは割⾼な水準にあります。また、トランプ政権の通
商政策の方向性や、ドル高を牽制する動きから、ドルは下落しやすいと考えま
す。
■本書は、情報提供の⽬的で損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社が作成した資料です。■本書は、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが、各種の一般に信頼できると考えられる情報に基づいて作成したもの
ですが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。本書に記載された内容、意⾒や予測は今後予告無しに変更される場合があります。■本書に使用した運用成績等は、過去の実績に基づいたものであり、将来の運
用成績を保証するものではありません。■本書は、法令に基づく開⽰書類ではありません。■本書は、ご紹介したプロダクトの約定等をお約束するものではありません。
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損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント ハウスビュー
基準日:2017 年 2 月 8 日
主な経済指標・⾦融市場の推移: 米国
6
(米国)実質GDP 前期⽐年率
(%)
4.6
4
4.0
4.0
2.8
1.9
2
0.1
0
0.9
0.8
1.4
1.9
0.8
2.5
55
50
1.5
-2
-6
純輸出
設備投資
実質GDP(前期⽐年率)
2011/12/31
2012/12/31
公的需要
住宅投資
2013/12/31
2014/12/31
2015/12/31
1.0
45
⺠間在庫
個人消費
2016/12/31
S&P500
2,400
0.5
ISM製造業景況感指数
ISM非製造業景況感指数
40
2012/1/31
5.00
2013/1/31
2014/1/31
2015/1/31
2016/1/31
2017/1/31
(米国)10年国債
(%)
1,600
1,000
105
2.50
100
2013/1/31
2014/1/31
2015/1/31
2016/1/31
2017/1/31
2016/1/31
2017/1/31
2015/1/31
2016/1/31
2017/1/31
ドル円為替
(円)
95
90
85
1.00
80
0.50
75
0.00
2012/1/31
2015/1/31
110
3.00
1.50
1,200
2014/1/31
115
2.00
1,400
2013/1/31
120
3.50
1,800
2012/1/31
125
4.00
2,000
0.0
130
4.50
2,200
800
2012/1/31
(米国)時間当たり賃⾦ 前年同月⽐
2.0
-1.2
-4
(%)
3.0
2.0
2.0
0.5
60
2.6
2.3
4.0
3.5
3.5
3.1
2.7
(米国)ISM景況感指数
65
5.0
2013/1/31
2014/1/31
2015/1/31
2016/1/31
2017/1/31
70
2012/1/31
2013/1/31
2014/1/31
2017年2月8日現在
Bloombergより損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが作成
■本書は、情報提供の⽬的で損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社が作成した資料です。■本書は、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが、各種の一般に信頼できると考えられる情報に基づいて作成したもの
ですが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。本書に記載された内容、意⾒や予測は今後予告無しに変更される場合があります。■本書に使用した運用成績等は、過去の実績に基づいたものであり、将来の運
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損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント ハウスビュー
基準日:2017 年 2 月 8 日
経済・⾦融市場⾒通し: 欧州
経済環境
株式市場
• 欧州経済については、内需主導の緩やかな回復基調が続いています。⾦融
緩和継続に加えて財政面での下支えも考えられることから、緩やかな景気回
復基調が続くと考えます。ただし、今後、フランスの大統領選挙やドイツの総
選挙を控えており、景況面に対する不透明感が増す可能性があります。
• 1月の欧州株式市場は、上値が重い展開となりました。各国の景況感が改善
傾向を示す一方で、政治イベントが改めて意識されました。特に、英メイ首相
がEU離脱に関して、EU単⼀市場アクセスよりも移⺠制限を重視する姿勢を
示したことが注目されました。
• 物価については、1月の消費者物価指数は前年⽐で1.8%とプラス幅が大
幅に拡大しました(12月1.1%)。今後、エネルギー価格の下押し圧⼒の
解消から物価上昇が⾒込まれるものの、ここからの上昇は賃⾦の伸び悩み
等から緩やかなものにとどまると予想します。
• 欧州においても、景気や企業業績の改善が株式市場のサポート材料となる
一方で、株式市場の割⾼感や政治の不透明感が、上値を抑える要因になり
そうです。
• ECB (欧州中央銀⾏)は、今後も経済環境等に大きな変化が⾒られる
まで、緩和的な⾦融政策を継続していくものと考えます。
• オランダの3月の総選挙では反ユーロを掲げる自由党の動向が注⽬されていま
す。欧州各国は政治的に不安定になっており、今年度は主要国であるドイツ
とフランスで選挙が⾏われることから、株式市場は欧州域内の政治イベントや
⾦融政策を意識した展開が続くと⾒ています。
債券市場
為替市場
• 期待インフレ率や米国債券利回り上昇等を背景に、1月のドイツ債券市場
の利回りは上昇しました。
• 1月のユーロ円相場は、⾦融緩和政策継続予想のもと動意に乏しく、ほぼ横
ばい圏での推移となりました。
• 今後については、ドイツの債券利回りは、⻑期ゾーン中⼼に緩やかな上昇基
調が継続すると予想します。
• 今後については、ユーロ円相場は軟調な展開を予想します。
• ECBによる量的緩和から、ドイツの短めの⾦利は引き続き低水準での推移を
予想します。一方、⻑めの⾦利については、エネルギー価格の持ち直しから消
費者物価指数が上昇しており、期待インフレ率が上昇しやすいことから、上昇
圧⼒がかかりやすいと考えます。
• 今後、フランスの大統領選挙やドイツの総選挙を控えており、政治リスクが意識
されやすいと考えます。
■本書は、情報提供の⽬的で損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社が作成した資料です。■本書は、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが、各種の一般に信頼できると考えられる情報に基づいて作成したもの
ですが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。本書に記載された内容、意⾒や予測は今後予告無しに変更される場合があります。■本書に使用した運用成績等は、過去の実績に基づいたものであり、将来の運
用成績を保証するものではありません。■本書は、法令に基づく開⽰書類ではありません。■本書は、ご紹介したプロダクトの約定等をお約束するものではありません。
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損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント ハウスビュー
基準日:2017 年 2 月 8 日
主な経済指標・⾦融市場の推移: 欧州
6
(欧州)実質GDP 前期⽐年率
(%)
4
3.3
1.8
2
0
-1.4
-0.8
-2
-1.3
1.3
0.8
1.3
1.4
1.8
0.7
1.5
2.0 2.0
1.1
1.8
(%)
(欧州)消費者物価指数 前年同月⽐
4
2.0
1.2
3
55
2
-0.6
50
-1.2
1
-1.7
45
0
欧州製造業購買担当者景気指数
欧州圏サービス業購買担当者景気指数
40
-6
450
5
60
-4
2011/12/30
(欧州)購買担当者景気指数
65
2012/12/30
2013/12/30
2014/12/30
2015/12/30
2016/12/30
(欧州)ストックス・ヨーロッパ600指数
2012/1/31
2.50
2013/1/31
2014/1/31
2015/1/31
2016/1/31
-1
2017/1/31
(ドイツ)10年国債
(%)
2012/1/31
180
2013/1/31
2014/1/31
2015/1/31
2016/1/31
2017/1/31
ユーロ円為替
(円)
170
2.00
400
160
150
1.50
140
350
130
1.00
120
300
0.50
250
110
100
0.00
90
200
2012/1/31
2013/1/31
2014/1/31
2015/1/31
2016/1/31
2017/1/31
-0.50
2012/1/31
2013/1/31
2014/1/31
2015/1/31
2016/1/31
2017/1/31
80
2012/1/31
2013/1/31
2014/1/31
2015/1/31
2016/1/31
2017/1/31
2017年2月8日現在
Bloombergより損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが作成
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損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント ハウスビュー
基準日:2017 年 2 月 8 日
経済・⾦融市場⾒通し: 新興国
経済環境
株式市場
• 中国は、2017年1月の国家統計局の製造業PMI(購買担当者指数)が
51.3と好調を維持しました。中国財政部が公表した2016年の財政⾚字は
対GDP比3.8%と政府目標を大きく上回りました。2017年も構造改⾰を進
めるなかで拡張的な財政スタンスが続くと思われます。
• 1月の新興国株市場は、上昇しました。中国人⺠元の反発を受けて、アジア
株が上昇したほか、利下げを実施したブラジルや、通貨リラが下落するなかで
株式市場が上昇したトルコなど、多くの市場が上昇しました。
• ブラジルは、インフレ率の低下にともなって経済環境は落ち着きつつあり、1月
11日に昨年10月来3回⽬の利下げを実施しました。テメル政権が財政再
建を進めるなか、景況感は悪化しており、さらなる利下げによる景気の下⽀え
が期待されます。
• 当面の新興国株市場は、米国の財政・通商政策や、⾦融政策の動向を意
識した展開が続くと思われます。
• 世界的に⾦融政策から財政政策への転換が⾒られ、⾦利が反転し始めたこと
から、一部の新興国にはマイナスの影響が及ぶことも考えられます。トランプ政
権の保護主義的な政策の影響度合いも国によって異なるため、新興国株の
なかでもリターン較差が生じそうです。
債券市場
為替市場
• 1月の新興国債券市場の利回りは、低下しました。特にブラジルについては、
インフレ率の低下や景気回復の遅れを背景に政策⾦利の引き下げを実施し
たことから、利回りが大幅に低下しました。
• 1月の新興国通貨は、トランプ大統領による他国への通貨安誘導批判などを
背景にドルが下落したことから、全般的に対ドルで強含みで推移しました。特に
メキシコペソは、投機的な売りが一服したことに加えて、利上げが実施されると
の思惑などから上昇しました。
• 今後については、欧米の⻑期⾦利は上昇基調を想定していますが、新興国
債券市場の利回りは概ね横ばい圏で推移すると予想します。
• 多くの国において、慎重な財政運営と通貨の強含みが期待できることから、イ
ンフレ率は低下ないし安定推移するものと⾒られ、先進国より⾼い実質⾦利
は魅⼒的と考えています。
• 新興国通貨は、全般的に割安な水準にあると考えられるため、対ドルでは強
含みで推移すると予想します。また、対円での下落幅は限定的と考えます。
• 各国の国際収⽀に改善が⾒られ、また、米国のドル安政策への転換の兆候
や、コモディティ価格の上昇傾向が新興国通貨をサポートすると考えています。
■本書は、情報提供の⽬的で損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社が作成した資料です。■本書は、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが、各種の一般に信頼できると考えられる情報に基づいて作成したもの
ですが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。本書に記載された内容、意⾒や予測は今後予告無しに変更される場合があります。■本書に使用した運用成績等は、過去の実績に基づいたものであり、将来の運
用成績を保証するものではありません。■本書は、法令に基づく開⽰書類ではありません。■本書は、ご紹介したプロダクトの約定等をお約束するものではありません。
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損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント ハウスビュー
基準日:2017 年 2 月 8 日
主な経済指標・⾦融市場の推移: 新興国
16
(中国)実質GDP 前年同期比
(%)
6
14
4
12
2
10 8.8
8.1
8
6
8.1
7.6
7.5
7.9
7.9 7.6
7.4
7.7
7.5
7.2
6.9
7.0
6.7
6.8
6.7
6.8
2.5 2.5
2.7
3.5
2.8
3
2.6
1.0
2013/12/31
2014/12/31
3.2
3.0
2
-2
2.9
2.7
2.1
2015/12/31
2016/12/31
MSCI 新興国株式指数(現地通貨ベース)
7.50
1.8
1.9
2.0
1.7
2.0
1.5
1.5
1.2
-2.9
-1.8
-0.1
-3.6
-4.5
0.7 0.7
0.8
0.5
0
-3.0
-1
-5.8 -5.4
-8
2011/9/30
2.5
2.4
1
-0.3
-0.6
-6
0
2012/12/31
(南アフリカ)実質GDP 前年同期比
(%)
2.2
-4
2
120,000
2.6
1.7
-0.4
6.7
4
2011/12/31
4.0
3.5
4
0
7.0
7.1
(ブラジル)実質GDP 前年同期比
(%)
-2
2012/9/30
2013/9/30
2014/9/30
2015/9/30
2016/9/30
JPMorgan 新興国債券指数(利回り)
2011/9/30
10,000
2012/9/30
2013/9/30
2014/9/30
2015/9/30
2016/9/30
JPMorgan 新興国通貨指数(対円ベース)
9,500
110,000
7.00
9,000
100,000
6.50
8,500
90,000
8,000
6.00
80,000
7,500
5.50
70,000
60,000
2012/1/31
7,000
2013/1/31
2014/1/31
2015/1/31
2016/1/31
2017/1/31
MSCI EM Index
5.00
2012/1/31
2013/1/31
2014/1/31
2015/1/31
2016/1/31
2017/1/31
JPMorgan GBI-EM Global Diversified Composite Yield to Maturity
6,500
2012/1/31
2013/1/31
2014/1/31
2015/1/31
2016/1/31
2017/1/31
JPMorgan Emerging Market Currency Index Live Spot
2017年2月8日現在
Bloombergより損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが作成
■本書は、情報提供の⽬的で損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社が作成した資料です。■本書は、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが、各種の一般に信頼できると考えられる情報に基づいて作成したもの
ですが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。本書に記載された内容、意⾒や予測は今後予告無しに変更される場合があります。■本書に使用した運用成績等は、過去の実績に基づいたものであり、将来の運
用成績を保証するものではありません。■本書は、法令に基づく開⽰書類ではありません。■本書は、ご紹介したプロダクトの約定等をお約束するものではありません。
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損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント ハウスビュー
基準日:2017 年 2 月 8 日
アロケーション戦略
国内債券
国内株式
外国債券
外国株式
新興国債券
新興国株式
短期資産
今月
-
+
-
-
++
-
+
前月
=
+
-
-
++
-
+
上表の⾒⽅・注意事項
・上表は、当社アセットアロケーションチームが、各資産の中期的魅⼒度、短期的魅⼒度を勘案して決定した動的アロ
ケーション戦略を⽰しています。
・この動的アロケーション戦略は、短期資産を除く6資産(外貨資産は為替ヘッジなし)で構成する仮想マルチアセット・
ポートフォリオを想定しています。各資産均等ウェイトと仮定した基準ウェイトに対する現時点のポジションを下表の符号
により示したものです。
・実際に運⽤する個々のアロケーション戦略は、お客様のリスク許容度により異なります。
++
+
=
-
最大オーバーウェイト
オーバーウェイト
ニュートラル
アンダーウェイト
■本書は、情報提供の⽬的で損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社が作成した資料です。■本書は、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントが、各種の一般に信頼できると考えられる情報に基づいて作成したもの
ですが、その情報の正確性、完全性を保証するものではありません。本書に記載された内容、意⾒や予測は今後予告無しに変更される場合があります。■本書に使用した運用成績等は、過去の実績に基づいたものであり、将来の運
用成績を保証するものではありません。■本書は、法令に基づく開⽰書類ではありません。■本書は、ご紹介したプロダクトの約定等をお約束するものではありません。
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[投資⼀任契約に際しての⼀般的な留意事項]
● 投資一任契約に係るリスクについて
投資一任契約に基づく運用は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象とし投資元本が保証されていないため、当該資
産の市場における取引価格の変動や為替の変動等により運用資産の価値が変動します。従ってお客様から受託した資産の当初の評価額(元
本)を下回ることがあり、さらに元本を超えて損失を被るおそれがあります。
投資一任契約の投資対象は、個別の投資一任契約毎に投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リス
クの内容や性質が異なりますので、ご契約に当たっては契約締結前交付書面等をよくご覧下さい。
● 投資一任契約に係る費用について
[ご契約頂くお客様には以下の費用をご負担いただきます。]
■投資一任契約の期間中に直接または間接的にご負担いただく費用
…… 投資一任報酬をご負担いただきます。適⽤する料率は、運用の対象となる資産、契約資産残高、契約内容等に応じて異なりますので、
料率、上限額等を表示することはできません。契約締結前交付書面等でご確認下さい。
■その他の費用等
…… 上記以外に保有期間等に応じてご負担頂く費用があります。「その他の費用等」については、運用 状況等により変動するものであり、
事前に料率、上限額等を表示することができません。契約締結前交付書面等でご確認下さい。
※当該投資一任契約に係る費用の合計額については、契約期間等に応じて異なりますので、表示することができません。
《ご注意》
上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資一任契約を想定しております。投資一任契約に係るリスクや費用は、それぞ
れの投資⼀任契約により異なりますので、ご投資をされる際には、事前によく契約締結前交付書面等をご覧下さい。
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[投資信託をお申込みに際しての留意事項]
●投資信託に係るリスクについて
投資信託は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象とし投資元本が保証されていないため、当該資産の市場における
取引価格の変動や為替の変動等により投資一単位当たりの価値が変動します。従ってお客様のご投資された⾦額を下回ることもあります。
又、投資信託は、個別の投資信託毎に投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が
異なりますので、ご投資に当たっては投資信託説明書(交付⽬論⾒書)や契約締結前交付書面をよくご覧下さい。
●投資信託に係る費用について
[ご投資頂くお客様には以下の費用をご負担いただきます。]
■申込時に直接ご負担いただく費用・・・・・・申込⼿数料上限3.78%(税抜3.5%)
■換⾦時に直接ご負担いただく費⽤・・・・・・信託財産留保⾦上限0.7%
■投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用・・・・・・信託報酬上限2.052%(税抜1.9%)
■その他費用等・・・・・・上記以外に保有期間等に応じてご負担頂く費用があります。
「その他の費用等」については、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を表示することができませ
ん。交付⽬論⾒書、契約締結前交付書面等でご確認下さい。
当該⼿数料等の合計額については、ご投資家の皆様がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示することができません。
《ご注意》
上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費⽤の料率につきましては、損保ジャパン日本興
亜アセットマネジメントが運用するすべての投資信託のうち、徴収するそれぞれの費⽤における最⾼の料率を記載しております。投資信託に係るリ
スクや費用は、それぞれの投資信託により異なりますので、ご投資をされる際には、事前によく交付⽬論⾒書や契約締結前交付書面をご覧下さ
い。
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