第10次愛媛県卸売市場整備計画書(案) 愛 媛 県

目 標 年 度
平 成 3 2年 度
第 10次 愛 媛 県 卸 売 市 場 整 備 計 画 書 (案 )
愛
媛
県
平成○年○月
1
目
次
第1 目標年度……………………………………………………………………………………… 1
第2 卸売市場の適正な配置の方針……………………………………………………………… 1
1 生鮮食料品等の流通事情……………………………………………………………………
1
(1) 需要の現状と見通し……………………………………………………………………
1
(2) 供給の現状と見通し……………………………………………………………………
2
(3) 卸売市場の流通及び市場外流通の現状と見通し……………………………………
4
2 品目別流通圏の設定…………………………………………………………………………
6
3 卸売市場の配置計画…………………………………………………………………………
6
(1) 整備の方針………………………………………………………………………………
6
(2) 配置の目標………………………………………………………………………………
7
(3) 卸売市場配置計画………………………………………………………………………
8
第3 近代的な卸売市場の立地並びに施設の種類、規模、配置及び構造に関する指標…… 10
1 立地に関する事項…………………………………………………………………………… 10
2 施設の種類に関する事項…………………………………………………………………… 10
3 施設の規模に関する事項…………………………………………………………………… 11
4 施設の配置、運営及び構造に関する事項………………………………………………… 11
第4 卸売市場における取引及び物品の積卸し、荷さばき、保管等の合理化に関する事項 13
1
取引の合理化に関する事項…………………………………………………………………
13
2
物品の積卸し、荷さばき、保管等の合理化に関する事項………………………………
15
3
物品の品質管理の高度化に関する事項……………………………………………………
15
第5 その他卸売市場の整備を図るために必要な事項………………………………………
16
1
卸売業者及び仲卸業者の経営の近代化の目標……………………………………………
16
2
その他…………………………………………………………………………………………
18
参考資料
1
青果物・花き・食肉卸売市場一覧…………………………………………………………
19
2
青果物・花き・食肉卸売市場配置図………………………………………………………
20
3
水産物卸売市場一覧…………………………………………………………………………
21
4
水産物卸売市場配置図………………………………………………………………………
22
5
卸売市場の年次取扱実績……………………………………………………………………
23
2
第1 目標年度
この計画は、平成 26 年度を基準年度とし、平成 32 年度を目標年度とする。
第2 卸売市場の適正な配置の方針
1 生鮮食料品等の流通事情
(1) 需要の現状と見通し
本県の人口は 139.5 万人であるが、少子・高齢化の進行に伴い、目標年度には、
132.9 万人と基準年度に比べ 6.6 万人減少すると予測されている。一人あたりの
年間需要量は、食肉を除き減少すると推測され、総需要量は総じて減少すると予
想されている。
また、社会構造の変化に伴い食の外部化など消費者ニーズは多様化しており、
量販店の大型化、産地直売所の人気、加工・業務用需要の拡大など、卸売市場を
取り巻く情勢は大きく変化している。
このような中、今後も卸売市場の取扱量は減少傾向が続くとみられるが、多種
多様な生鮮食料品を公正かつ効果的に流通させるために欠かせない機能を有して
いる。毎日の食卓に欠かせない生鮮食料品を安全かつ安定的に供給するため、生
産者の販路の確保、また、小売や外食産業事業者の調達先など地域活力の基盤と
しての重要な役割を果たす。
卸売市場間の連携、産地との協力した品質管理の徹底、加工処理や個装パッケ
ージ、貯蔵による需給調整・配送拠点機能、生産者の高齢化に配慮した巡回集荷
など付加機能の充実など、社会が求める期待へ応えるべく食品流通の拠点として
の機能を強化・高度化していく。
表1 生鮮食料品等の需要量見通し
平成 26 年度(基準年度)
区 分
野
果
人 口
1人当たり
平成 32 年度(目標年度)
総需要量
年間需要量
人 口
1人当たり
年間需要量
総需要量
菜
実
水 産 物
食
肉
(牛肉・豚肉)
花
き
(切花)
1,395 千人
106.5kg
148,556t
101.0kg
134,229t
47.0kg
65,565t
42.0kg
55,818t
49.4kg
68,913t
40.8kg
54,223t
28.1kg
39,200t
29.0kg
38,541t
42.7 本
59,567 千本
1,329 千人
42.0 本 55,818 千本
注:1 人口は、平成 26 年は総務省公表、平成 32 年は国立社会保障・人口問題研究所による推計
2 1人当たり年間需要量は、平成 26 年は食料需給表(粗食料)、平成 32 年はすう勢に
よる推計、花きは「花きの現状について」(農林水産省)から推計
3 総需要量:1人当たり年間需要量×人口
1
(2)供給の現状と見通し
① 野 菜
基準年度では、本県の野菜生産量は 99,071tで、このうち 46,928t(総需
要量の 34%)が県内に供給されている。愛媛県野菜振興計画によると、近年
生産量は減少傾向にあるが、加工・業務用の需要拡大を受け、農協、集落営
農組織や法人が生産拡大に取り組んでいるほか、主要振興野菜 21 品目を選定
し、施設化の推進による高品質化、省力低コスト化等による産地拡大を目指
していくとしているが、全体として生産量はやや減少していくと推測される。
②
果 実
基準年度では、本県生産量 204,998t のうち 23,332t(総需要量の 41%)が
県内に供給されている。愛媛県果樹農業振興計画によると、優良品種の導入、
担い手の確保・育成、優良園地の若返り、基盤整備・園地整備の推進、農繁
期の外部労働力の活用等により、産地の維持を図るとしており、全体として生
産量は維持していくと推測される。
③ 水産物
基準年度では、本県生産量 137,289tのうち 42,506t(総需要量の 61.7%)
が県内に供給されている。愛顔のえひめ水産振興プランによると、資源の回
復や養殖生産の安定化、魚価の向上や消費拡大、漁業就業者の確保のための
施策を展開することにより、現状の生産量を維持するが県内向け供給量は減
少していくと推測される。
④
食肉
基準年度では、本県生産量 29,549tのうち 17,448t(総需要量の 44.5%)
が県内に供給されている。今後、担い手の確保や施設・機械の整備等による
畜産生産基盤の確保を図るとともに、生産性の向上や高品質化の促進等によ
り、現状の生産量を維持していくと推測される。
⑤ 花 き
基準年度では、切花については、本県生産量 23,734 千本のうち 6,472 千本
(総需要量の 12%)が県内に供給されている。愛媛県花き振興指針によると、
高齢化の進展、燃油高騰等の影響から切り花の主力であるキク、ユリの減少
が著しく、枝物類の生産が増えているが、全体として生産量は減少していく
と推測される。
2
表2 生鮮食料品の供給の状況
区
野 菜
果
水
畜
実
産
産
(牛・豚)
花
卉
(切花)
注
1
2
3
4
5
分
面積・頭数
生産量
県内向け
平成 22 年比
出荷量
(生産量)
平成 22 年度
5,400ha
107,778t
51,132t
-
平成 23 年度
5,439ha
106,638t
50,442t
98.9%
平成 24 年度
5,319ha
104,083t
47,215t
96.6%
平成 25 年度
5,271ha
101,774t
48,053t
94.4%
平成 26 年度
5,100ha
99,071t
46,928t
91.9%
平成 22 年度
17,450ha
205,982t
30,510t
-
平成 23 年度
17,114ha
226,204t
29,332t
109.8%
平成 24 年度
16,278ha
201,863t
23,631t
98.0%
平成 25 年度
16,029ha
216,394t
23,549t
105.1%
平成 26 年度
15,753ha
204,998t
23,332t
99.5%
平成 22 年度
-
143,129t
42,598t
-
平成 23 年度
-
141,033t
41,352t
98.5%
平成 24 年度
-
149,803t
46,701t
104.7%
平成 25 年度
-
143,238t
43,716t
100.1%
平成 26 年度
-
137,289t
42,506t
95.9%
平成 22 年度
358,427 頭
31,566t
17,482t
-
平成 23 年度
360,115 頭
31,610t
17,640t
100.1%
平成 24 年度
349,942 頭
30,604t
16,593t
97.0%
平成 25 年度
365,437 頭
31,775t
17,926t
100.7%
平成 26 年度
342,803 頭
29,549t
17,448t
93.6%
平成 22 年度
253ha
30,540 千本 10,293 千本
-
平成 23 年度
249ha
29,104 千本
9,995 千本
95.3%
平成 24 年度
255ha
26,951 千本
8,541 千本
88.2%
平成 25 年度
245ha
25,350 千本
7,567 千本
83.0%
平成 26 年度
212ha
23,734 千本
6,472 千本
77.7%
野 菜:野菜類生産販売統計による
果 実:果樹統計、果樹栽培状況等表式調査による
水産物:愛媛農林水産統計年報による
食 肉:畜産課調べによる
花 き:花き類生産統計による
3
(3) 卸売市場の流通及び市場外流通の現状と見通し
① 県内卸売市場の流通の現状と見通し
近年、卸売市場の流通を取り巻く状況は、少子高齢化に伴う人口減少、消費
者ニーズの多様化、農林水産物の生産体制の変化、市場外流通の拡大、生鮮食
品流通の国際化など大きく変化している。
県内の市場流通の動向については、総じて取扱量は減少傾向にあり、開設者
や卸売事業者の経営は厳しい状況にあるが、引き続き生鮮食料品等を安定的か
つ円滑に供給するため、機能強化を図っていく。
② 市場外流通の現状と見通し
市場外流通は、大型量販店や外食・中食産業による産地との契約取引、直売所
の人気の高まり等により増加傾向にある。これらの流通は、中間経費の削減や安
定的な取引、消費者の食の安全・安心への関心の高まりといった点から、本県に
おいても今後拡大していくことが予想される。
③ 卸売市場に求められる姿
卸売市場が本来有している生産者に対する販路の確保、消費者ニ-ズや市況の
情報提供、小売業者・加工業者等に対し産地間連携による需給調整機能の発揮、
公正な価格形成と迅速確実な決済に一層努める。
今後も、更なる集荷力の向上や流通の円滑化、広域化への的確な対応を図り、
近隣市場と連携した多様な品目の調達・安定供給に努めるほか、生鮮食料品の低
温管理など高品質で効率的な流通ネットワークの構築、産地情報の提供、国産農
林水産物の新たな販路開拓、流通の基幹としての役割を引き続き果たしていくこ
とが求められている。
時代の変化に対応し、生産者の卸売市場への出荷負担を軽減するために産地へ
の巡回集荷の実施、小売業で成長しているコンビニエンスストアへの販売促進活
動を行うなど、新規需要の開拓に取り組み、市場の活性化に努める。
4
表3 目標年度市場別取扱量の推計
区
分
平成 26 年度
平成 32 年度
(基準年度)
(目標年度)
総取扱量
84,634t
64,062t
中央卸市場
60,938t
51,858t
72.0%
80.9%
23,653t
12,204t
27.9%
19.1%
43t
-
0.1%
-
総取扱量
87,605t
83,476t
中央卸市場
27,940t
19,731t
31.9%
23.6%
59,561t
63,745t
68.0%
76.4%
104t
-
0.1%
-
総取扱量
51,337t
46,405t
地方卸売市場
43,569t
39,294t
84.9%
84.7%
7,768t
7,111t
15.1%
15.3%
総取扱量
1,414t
959t
地方卸売市場
1,414t
959t
100%
100%
総取扱量
25,939 千本
22,758 千本
地方卸売市場
25,939 千本
22,758 千本
100%
100%
総取扱量に占める割合
野菜
地方卸売市場
総取扱量に占める割合
その他市場
総取扱量に占める割合
総取扱量に占める割合
果実
地方卸売市場
総取扱量に占める割合
その他市場
総取扱量に占める割合
水産物
総取扱量に占める割合
その他卸売市場
総取扱量に占める割合
食肉
総取扱量に占める割合
花き
総取扱量に占める割合
注:松山市中央卸売市場年報、地方卸売市場実態調査(県調べによる)
5
2
品目別流通圏の設定
高速道路の整備、低温輸送の進展等により、本県においても、生鮮食料品等
を市場間で連携して調整するなど機能強化が図られており、流通が広域化して
いる。
したがって、生鮮食料品流通圏は、現状における流通の実態と調和させ、青果
物、水産物、食肉、花きともに県下全域を1流通圏として設定する。
表4
流
品目別流通圏における市場からの供給量の推計
区
通
圏
域
流通圏人口
平成
平成
総需要量
平成
平成
市場供給率
平成
平成
市場供給対象人口
平成
平成
市場供給量
平成
平成
26 年度 32 年度 26 年度 32 年度 26 年度 32 年度 26 年度 32 年度 26 年度 32 年度
千人
t
t
%
%
千人
148,556 134,229
45.6
38.2
636.1
507.7 67,707 51,250
65,565 55,818
53.4
59.8
744.9
794.7 35,042 33,390
1,329 水産物
68,913 54,223
37.2
42.8
518.9
568.8 25,669 23,203
38,541
3.6
2.5
50.2
59,567 55,818
34.8
32.6
485.5
千人
千人
t
t
野菜
果実
県
県下 1,395
下
全
20
域
市町
食肉
39,200
33.2
1,414
959
切花
(千本) (千本)
注
1
2
433.3 20,751 18,206
(千本) (千本)
市場供給率は、総需要量に占める市場供給量(市場取扱量から県外への転送量を差し引い
た量)の割合。
市場供給対象人口は、流通圏人口に市場供給率を乗じたものである。
3 卸売市場の配置計画
(1) 整備の方針
目標年度の平成32年度において、県民の生鮮食料品等の総需要量や生産量、市
場取扱量は減少傾向となっており、卸売市場を取り巻く環境は厳しくなる見通し
であるが、卸売市場は依然として生鮮食品の基幹的流通であり、生産者の販路確
保、小売りや外食産業事業者の調達先など地域活力の基盤として重要な役割を担
っており、また、その役割は、今後ますます多様化していくことが予想される。
このため、国においては、「卸売市場法(昭和46年4月3日、法律第35号)の
第4条に基づき第10次卸売市場整備基本方針を平成28年1月に策定した。
この方針に基づき、生鮮食料品の円滑な流通を確保するため、流通の実態を
6
踏まえ、原則として、同一都市区域において1市場を配置することにより、生
産者や買参人が利用しやすい市場ネットワークを構築し、市場の経営体質の強
化を図るものとする。
① 市場形態による分類
ア 中央卸売市場
松山市中央卸売市場については、中央卸売市場整備計画に基づき整備する。
イ 地方卸売市場
地域における円滑な流通を確保する観点から、市場機能強化に向け市場間の連
携や統合整備を進め、大型化を図る。
なお、地方卸売市場愛媛青果においては、卸売市場整備基本方針に基づき、
市場の集荷力を更に強化するため、地域拠点市場と位置付け、四国中央市の
青果市場と連携し、地域の中核として集荷・販売活動を行う。
ウ その他市場
生鮮食料品等の流通の効率化及び市場経営の安定を図る観点から、地域の実
情に則し地方卸売市場等との統合による整備を進める。
② 取扱品目による分類
ア 青果・花き市場
県内産地の形成と地域流通の拡充に資するため、卸売市場間の協力体制の構
築や統合に向けた協議を進める。
生産者の負担軽減のため、産地への集荷協力により集荷力の向上に努める。
特に当県の主力である柑橘については流通の主力としての役割を発揮する。
イ 水産市場
産地市場関係事業者の経営の改善・安定化を図る観点から、漁協合併や漁業
の操業形態、水産物の物流・商流等、立地・機能に応じた市場間における役割
分担と連携強化を進める。
ウ 食肉市場
今後とも供給の安定に資するため、食肉センター、と畜場等の食肉処理施設
との連携に留意しつつ、生産動向、流通の実態等を勘案し整備する。
(2)配置の目標
目標年度における卸売市場の配置の目標は表5のとおりとする。
表5 目標年度の卸売市場数
(平成32年度目標)
区
分
市場数
中央卸売市場
1
地方卸売市場
24
その他の市場
7
計
32
形
青果・花き
態
別
青果
市
場
水産
数
食肉
花き
1
7
4
11
1
1
1
1
7
7
5
7
18
(参考 平成28年4月現在)
区
分
市場数
中央卸売市場
1
地方卸売市場
31
その他の市場
14
計
46
形
青果・花き
態
別
青果
市
水産
場
数
食肉
花き
1
5
5
7
17
1
13
9
30
1
1
1
1
(3)卸売市場配置計画
目標年度における卸売市場の配置計画は表6のとおりとする。
表6 卸売市場配置計画
(青果物・花き)
当 該
青果
配置
花き
位置
市町名
流 通 圏 既 存 市 場
市
場
名
区 分
四国中 四国中央 1 川之江青果協同組合地方卸売市場
央市
市
西条市 3 地方卸売市場愛媛青果
今治市
今治市
松山市
県下
全域
伊予市
大洲市
八幡浜
市
宇和島
市
愛南町
(民)
2 伊予三島中央青果株式会社地方卸売市場
西条市
整
(民)
(民)
4 今治地方卸売市場
(民)
5 菊間青果市場
(小)
備
市 場 の
整備計画
統合推進
1~2と
連携強化
方
区 分
(民)
(民)
統合推進
(民)
針
取扱
青果物
花き
青果物 地域拠点
花き
花き
存置
(中)
青果物
松山市 7 松山市公設花き地方卸売市場
(公)
存置
(公)
花き
松山市 8 伊予青果海産協同組合地方卸売市場
(民)
伊予市 9 伊予連合農協青果地方卸売市場
(民)
連携強化
(民)
大洲市 10 地方卸売市場愛媛たいき農業協同組合青果市場
(民)
存置
(民)
青果物
11 地方卸売市場株式会社八幡浜青果市場
(民)
12 地方卸売市場株式会社丸八農協青果市場
(民)
連携強化
(民)
青果物
13 丸協宇和島青果販連地方卸売市場
(民)
14 地方卸売市場株式会社宇和島青果市場
(民)
連携強化
(民)
存置
(民)
愛南町 15 愛南町地方卸売市場
(民)
8
市場
青果物
(中)
宇和島市
考
品目
松山市 6 松山市中央卸売市場
八幡浜市
備
青果物
花き
青果物
花き
青果物
施設整備を
計画
(食肉)
食肉
県下
全域
当
配置
位置
松山市
市町名
該
流
通
市
松山市 1
圏
既
存
市
場
場
名
愛媛食肉地方卸売市場
整
区 分
(民)
備
市 場 の
方
区 分
整備計画
存置
(民)
針
取扱
備
考
備
考
品目
食肉
(水産)
水産
当 該
配置位
置
市町名
流 通 圏 既 存 市 場
市
場
名
整
区 分
1 川之江水産物地方卸売市場(産)
(民)
四国中央 四国中央 2 三島漁業協同組合地方卸売市場
(民)
市
市
西条市
今治市
松山市
伊予市
水産物
存置
(民)
水産物
連携強化
(民)
水産物
(民)
存置
(民)
水産物
(小)
存置
(小)
水産物
連携強化
(小)
水産物
存置
(小)
水産物
連携強化
(公)
水産物
連携強化
(民)
水産物
統合推進
(公)
水産物
統合
(公)
水産物
統合推進
(民)
水産物 転。地方市場
(小)
6 多喜浜漁業協同組合魚市場
(小)
7 新居浜市垣生漁業協同組合地方卸売市場
(民)
8 新居浜漁業協同組合地方卸売市場
(民)
9 西条市漁業協同組合地方卸売市場
(民)
10 河原津漁業協同組合鮮魚介類共同販売所(産)
(小)
11 西条魚市場株式会社地方卸売市場
12 株式会社秋山魚市場
13 今治漁業協同組合魚市場
(小)
今治市 14 桜井漁業協同組合魚市場
(小)
15 森松水産冷凍株式会社今治港片原卸売市場
(小)
16 松山市公設水産地方卸売市場
(公)
17 北条市漁業協同組合鮮魚介類共同販売所(産)
(小)
18 伊予市地方卸売市場
(民)
伊予市 19 上灘漁業協同組合鮮魚介類共同販売所(産)
20 下灘漁業協同組合地方卸売市場(産)
大洲市 21 長浜町水産物地方卸売市場(産)
八幡浜市 八幡浜市 22 八幡浜市水産物地方卸売市場(産)
西予市 23 八幡浜漁業協同組合三瓶地方卸売市場(産)
宇和島市 宇和島市
愛南町
(民)
5 新居浜市大島漁業協同組合鮮魚介類共同販売所
松山市
(小)
(民)
(民)
(公)
(民)
24 愛媛県漁業協同組合連合会宇和島地方卸売市場
(民)
25 株式会社宇和島魚市場地方卸売市場
(民)
26 愛南漁業協同組合南内海支所(産)
(小)
27 愛南漁業協同組合本所深浦地方卸売市場(産)
(民)
愛南町 28 愛南漁業協同組合東海支所(産)
品目
統合推進
(小)
全域
取扱
水産物
4 土居町漁業協同組合魚市場
県下
整備計画
区 分
針
(民)
(民)
西条市
市 場 の
方
統合推進
3 寒川漁業協同組合地方卸売市場(産)
新居浜市 新居浜市
備
(小)
29 愛南漁業協同組合西海支所(産)
(小)
30 久良漁業協同組合地方卸売市場(産)
(民)
施設整備を計
画
26を廃止し移
へ機能強化
注1 市場名欄中、(産)は水産物市場のうち産地市場をいう。
2 区分欄中、(中)は中央卸売市場、(公)は公設地方卸売市場、(民)は民営地方卸売市場、(小)は中央・地
方卸売市場以外の卸売市場をいう。
9
第3
近代的な卸売市場の立地並びに施設の種類、規模、配置及び構造に関する指
標
県は、次に掲げる事項に留意して、卸売市場施設等の整備の指導に努める。
1 立地に関する事項
(1)周辺の土地利用との調整に考慮し、都市計画等との整合性を確保する。特
に、流通業務施設の整備に関する基本方針との関連性に配慮する。
(2)道路等関連公共施設の整備計画との整合性が確保され、交通事情が良好な
場所である。
(3)各種施設が適切に配置され、施設利用の効率性が確保され得る地形である。
(4)生鮮食料品等の安全・衛生上適切な環境にある地域である。
2
施設の種類に関する事項
卸売市場の機能を果たす施設は、次に示すとおりとし、商品・小売の形態、
取引方法の変化・多様化、情報化の進展、物流技術の進歩、食品の安全・安心
に対する要請の高まり及び環境に対する社会的関心の増大等に対応して必要
となる施設を計画的に整備するとともに、整備された施設の効率的な利用、維
持管理の適正化に十分配慮するものとする。
〔施設例〕
施
設
例
示
売場施設
卸売場、低温卸売場、仲卸売場、配送センター、買荷保管・積込
所、低温販売設備、活魚販売設備
駐車施設
貯蔵・保管施設
輸送・搬送施設
駐車場
倉庫、自動倉庫、冷凍・冷蔵庫、ラック
自動荷さばき設備、自動搬送設備、フォークリフト、エレベー
ター、コンベア
衛生施設
発泡スチロール処理設備、じんあい処理設備、汚水処理設備、食品検
査室
情 報 ・ 事 務 処 理 入荷量・卸売価格表示設備、せり機械設備、情報処理センター、
施設
見学研修設備
管理施設
管理事務所、業者事務所
加工処理施設
加工室、小分け・包装設備
福利厚生施設
医療設備、休養室、更衣室
関連事業施設
関連商品売場
以上の施設に附 受電設備、給電設備、給油所、空調設備、計量設備、製氷施
帯する施設
設
(注)水産物産地市場については、以上のほかに海水浄化施設、水揚・選別機械設備、計
量施設等を実情に応じ整備するものとする。
10
3
施設の規模に関する事項
施設の規模については、別記に基づき算定する規模を確保する。
4
施設の配置、運営及び構造に関する事項
施設の配置、運営及び構造については、生産者や実需者の顧客ニ-ズに的確
に対応する必要があることを踏まえ、卸売市場で取り扱う生鮮食料品等の品質
管理の向上や、加工処理等の機能の強化、環境問題への積極的な取組みなど、
特に次の事項に留意するとともに、施設整備についてはPFI事業の活用、施
設管理については適切なメンテナンスを計画的に実施し、施設の長寿命化を図
るほか、民間委託の推進等により市場使用料の抑制等、市場流通コストの低減
に努めるものとする。
(1)卸売市場施設については、その導入に当たっての費用対効果や市場経営に
及ぼす影響、共同施設の利用に関する卸売業者、仲卸業者等の市場関係業者
間の調整、それら業者の経営への影響等を考慮しつつ、当該卸売市場の経営
戦略に即した計画的な整備・配置を推進する。
(2)周辺の卸売市場と連携した流通を行う拠点的な役割を担う中央卸売市場に
おいては、大型車両にも対応可能な保管・積込施設、全国の産地や卸売市場と
の間での情報の迅速な処理を行うために必要な情報処理施設等の整備・配置
を計画的に推進する。
(3)産地との連携強化により魅力的かつ特色ある商品の品揃えを充実させ、そ
れらに係る集荷・販売力を強化するため、農業者の負担軽減のため集荷作業
の協力など集荷力の向上、高品質な生鮮食料品等の円滑かつ効率的な集荷、
選果・選別等に対応可能な貯蔵・保管施設、輸送・搬送施設等の整備・配置
を計画的に推進する。
(4)よりきめ細かなサービスを求める大規模小売業者、専門小売業者、外食産
業事業者等のニーズへの対応を強化するため、他市場と連携した多様な品揃
えの充実、提供する多様なサービスに応じた加工処理施設、貯蔵・保管施設、
輸送・搬送施設等の整備・配置を計画的に推進する。また、施設の配置に当
たっては、関連企業の市場近隣への誘致、関連ノウハウを有する加工業者等
の市場外業者との連携も考慮する。あわせて、消費者ニーズに応える商品供
給のため市場関係業者が一体となって行うリテイルサポート(小売支援活動)
等の取組みに配慮した施設の運営に努める。
(5)コールドチェーンの確立を含めた卸売市場における品質管理に対する生産
者及び実需者のニーズに対応するため、低温の卸売場や荷さばき場、温度帯
別冷蔵庫等の低温(定温)管理・多温度帯管理施設や、衛生施設等の品質管
理の高度化に資する施設の整備・配置を計画的に推進する。その際、HACCP
(食品製造等に関する危害要因を分析し、特に重要な工程を監視・記録する
システム)の考え方を採り入れた品質管理や、外部監査を伴う品質管理認証
の取得に取り組む卸売市場にあっては、必要となる施設の早急な整備・配置
11
に努める。また、施設の整備・配置に当たっては、取扱物品の構成、生産者
や実需者のニーズ、施設整備に伴う場内物流の効率性への影響、卸売業者や
仲卸業者のコスト負担、立地条件、地域性等を勘案した導入の効果や必要性
等も考慮しつつ、卸売市場ごとに低温(定温)管理施設の整備に係る数値目
標や方針を事前に策定すること。さらに、施設運営に当たっては、コールド
チェーンシステムの確立を含めた取扱物品の品質管理の観点から、適切な温
度管理の徹底に十分配慮する。
(6)新規需要の創出を通じた市場関係業者の経営体質の強化、さらには市場取
引の活性化を図る観点から、立地条件等を踏まえつつ、卸売市場が国産農林
水産物の輸出に係る拠点としての機能を発揮するため、必要に応じて、輸出
先が求める品質管理、小分け・包装、多品目混載等に対応可能な施設を整備・
配置する。
(7)太陽光発電等による新たなエネルギーの産出とその活用、LED照明、高
効率冷蔵機器への更新等の省電力設備の導入のほか、食品廃棄物、容器包装
等のリサイクルに資する施設や塵埃及び汚水の処理施設の整備・配置、さらに
は通い容器の導入等による物流業務の効率化に努めるとともに、管理棟の木
質化を推進する。また、新たな投資についての卸売業者や仲卸業者の負担を
考慮しつつ、実態を十分に踏まえ、卸売市場ごとに、温室効果ガスや廃棄物
の削減など環境負荷の低減に係る数値目標や方針を事前に策定した上で、計
画的に取り組む。
(8)取扱数量の増大が見込まれる卸売市場にあっては、各種施設の増設余地の確
保、施設の立体化等に努める。
(9)大規模増改築等卸売市場施設の新設に当たっては、原則として外気の影響を
極力遮断する閉鎖型の施設とする。
(10)施設配置に当たっては、場内搬送経路の最適化を十分考慮するとともに、必
要に応じて自動搬送施設の導入等を行うこと。また、場外における交通渋滞等
を緩和するため、車両誘導の効率化等を図ること。
(11)卸売市場の運営の効率化と卸売市場における物流業務の効率化を図るため、
① 生産者や実需者とのデータ連携や取引の効率化に資する生鮮EDI標準(受発
注等の情報を電子的に交換する方法の標準的な取決め)の導入及び電子タグ
(メモリ機能を有する極小のICチップとアンテナを内蔵した荷札(タグ))
等の情報通信技術の活用
② 産地や実需者と連携して、流通コストの削減や流通における環境負荷の軽減
に資する通い容器等の導入に積極的に取り組むこととし、必要に応じて市場
内におけるLAN(構内情報通信網)や通い容器に対応した搬送施設の整備と通
い容器の一時保管場所の確保に努めること。
(12)卸売市場施設の構造については、流通事情の変化や情報通信技術の進展に柔
軟に対応できるものとする。
(13)卸売市場に対する理解醸成とともに、卸売市場の多様な機能の発揮を図る観
12
点から、必要に応じて、展示・見学施設、研修施設、多目的ホール、アメニテ
ィー機能(快適性)を持つ施設等関連施設の整備を図るほか、周辺環境との調
和を図る観点から可能な限り緑地帯等を設置する。
第4
卸売市場における取引及び物品の積卸し、荷さばき、保管等の合理化に関す
る事項
県は、次に掲げる事項に留意して、卸売市場の取引及び物流の合理化の指導に
努める。
1 取引の合理化に関する事項
卸売市場における透明で公正な取引を確保しつつ、流通コストの削減や生産
者、実需者のニ-ズに的確に対応することを通じた卸売市場の取引の活性化が
図られるよう、特に次の事項に留意する。
(1)各卸売市場においては、当該卸売市場の経営戦略に即した機能の強化等に
向けた取組みを的確に遂行するため、市場取引委員会の場等を活用して十分
な議論を行い、卸売業者と仲卸業者との連携の下、それぞれの卸売市場に適
合したバリューチェーン(生産から加工、流通、販売に至るまで、各事業が
有機的につながり、それぞれの工程で付加価値を生み出していくプロセス)
の構築やサプライチェーンマネジメントシステム(商品供給最適管理システ
ム)の確立等による市場流通の効率化に積極的に取り組む。
(2)卸売市場の集荷力の低下や産地と実需者間における直接取引の拡大に対応す
るため、高齢化する生産者のニーズに対応した巡回集荷や集荷の共同化、双方
向・相互融通での荷揃え、販売の相互連携等の複数の卸売市場間における効果
的な連携や新商品の開発等のための産地や実需者との連携を推進し、集荷・販
売力の向上を通じた市場取引の活性化を図る。なお、市場間連携に取り組むに
当たっては、卸売市場における取引秩序に混乱を来すことのないよう、市場取
引委員会の場等を活用して利害関係者の意見を十分に聴くとともに、協定等の
締結や資本関係の構築等を積極的に行うことにより、卸売市場ごとの強みを十
分に発揮した共存・共栄関係の構築に努める。
(3)卸売市場における売買取引の方法については、各卸売市場の経済的な地歩、
取扱品目の性質、売手・買手の特徴等の実態を反映するとともに、実需者の要
望や地元生産者及び中小買受人の安定的な取引機会にも配慮しつつ、卸売市場
及び品目ごとの特性に応じた合理的な方法を設定し、これを遵守する。また、
売買取引の方法については、市場取引委員会の場等において不断の検証を行い、
必要に応じて見直しを行う。
(4)生産者や実需者のニーズに対応した迅速かつ的確な取引を推進するため、必
要に応じて、法令で定められた取引ルールに係る例外措置の適切な活用を図る。
特に、商取引を含む社会全体の電子化の進展に対応して卸売市場の売買取引に
13
おける情報通信技術の利用を一層推進するため、電子商取引の導入を推進する
とともに、電子商取引に係る商物一致原則の例外措置の適用が可能な売買取引
においては、その活用に努める。
(5)開設者においては、売買取引に係る事務手続について、市場取引委員会の場
等を活用して利害関係者の意見を十分に聴き、当該卸売市場の経営戦略も踏ま
えて、法令の範囲内でより迅速かつ簡易なものとする等柔軟な運用に努める。
特に、生産者や実需者のニーズへの的確な対応と卸売業者や仲卸業者の負担軽
減を図るため、法令に基づかない事前承認、各種書類の提出・報告の義務付け
等について、その必要性を十分に検証した上で、法令に規定されていない事務
手続の原則廃止、法令に規定されている事務手続と密接な関連を有する事務手
続の電子化への移行等を積極的に講じ、事務手続の簡素化を徹底する。また、
生産者から実需者に至るまでの流通全体を通じた情報通信技術の活用や生鮮
EDI標準の導入、様式・書式の統一等による事務の効率化に向けた取組みを推
進する。
(6)相対取引が増加している中で、卸売市場における価格形成の透明性を維持、
向上し、公正な取引を推進するため、あらかじめ、開設者、卸売業者、仲卸業
者等の市場関係者間において十分な議論を行った上で、開設者や卸売業者は、
日ごと、月ごとの時系列で整理したデータの提供やインターネット上における
検索機能の充実、データ保存期間の延長等、仲卸業者や専門小売業者その他の
実需者、生産者等幅広い関係者のニーズや利便性にも可能な限り配慮した取引
情報の提供に努める。
(7)大規模小売業者等の優越的な地位の濫用により、卸売市場における価格形成
において需給以外の要素で価格が形成されることのないよう、各卸売市場にお
いては、取引条件の明確化、書面化の促進等について積極的に取り組むととも
に、優越的な地位の濫用が疑われる行為があった場合に行政の相談窓口の積極
的な活用を図ることにより、卸売市場における適正な取引環境の形成に努める。
(8)卸売市場における売買取引について、円滑・確実な決済を確保すること。ま
た、各卸売市場においては、それぞれの取引実態等をよく踏まえた上で、決済
事故に対するリスクを軽減する方策について十分な議論を行う。
(9)市場関係者の専門的な知見を十分に活用しつつ、公正な取引と機動的かつ効
率的な市場運営を確保するため、開設者は、各卸売市場の実態に応じて、市場
取引委員会について、実務担当者からなる部会の設置等による機動的・弾力的
な開催や、卸売市場全体の利益を考えることができる幅広い視野を有する学識
経験者等への委員委嘱等を通じ、適切な調査審議がなされるよう努めるととも
に、経営戦略的な視点から卸売市場全体としての統一的な意思決定を的確に行
うよう努める。
(10)取扱物品に対する消費者等の信頼を確保し、その安心につなげていくため、
① 原産地表示の徹底等による公正な取引の確保
② 生産履歴情報等の適切な確認・伝達
14
③ 食品衛生上不良な食品の流通防止に向けた検査体制の充実
④ 生鮮食料品等の仕入先及び仕入日、販売先及び販売日等の入出荷に係る記録
の適切な作成・保存を通じたトレーサビリティの確保
に取り組む。なお、その際には業務の効率化を通じたコストの削減に最大限
努力する。
(11)卸売市場に対する生産者、実需者、さらには消費者の信頼の確保と向上に向
けて、卸売市場関係業界における自主行動計画や、卸売業者及び仲卸業者にお
ける企業行動規範の策定を推進すること等により、コンプライアンス(法令遵
守)の徹底に努める。
2
物品の積卸し、荷さばき、保管等の合理化に関する事項
商品管理の適正化、食品衛生の確保、ロジスティクス(戦略的物流管理シス
テム)の展開方向、市場労働の省力化等に配慮し、特に次の事項に留意する。
(1)商品形態の変化、多温度帯流通の進展、卸売市場の休業日の増加等に対応
した施設の整備を図るとともに、商品の特性に応じた荷さばき、保管等に努
める。
(2)加工処理施設、貯蔵・保管施設及び輸送・搬送施設の整備に当たっては、電
子商取引、予約相対取引や見本取引の進展等取引方法の変化、小売形態の変
化、荷さばき、保管、搬送等の効率化等に配慮する。また、場外保管施設の
適切な活用を推進する。
(3)自動荷さばき・搬送システム、パレット輸送システム、自動倉庫等の体系
的利用により、荷役労働の省力化を計画的に推進する。
3 物品の品質管理の高度化に関する事項
開設者、卸売業者、仲卸業者その他の市場関係者業者は、温度管理による生鮮
食料品等の鮮度保持、市場内の施設や用具の洗浄・殺菌、場内搬送車両の無公
害化、品質管理の責任者の設置と責務の明確化を図るとともに、次の事項に留
意し、品質管理の高度化に取り組むものとする。
(1)荷受け段階
① 卸売場にトラックを進入させない荷下ろし体制の整備、荷下ろし時におけ
るアイドリングの禁止
② 物品の鮮度や外観、容器の破損や衛生状態等の確認
③ 物品が結露しないための輸送温度、場内温度の設定
④ 必要に応じた輸送業者に対する輸送条件等の記録の提示
(2)卸売段階
① 低温卸売場での取引や見本ぜりの活用
② 物品の床への直置きや引きずりの禁止
③ 卸売場の衛生的な利用、喫煙や飲食の禁止
④ 取引後の速やかな物品の搬出
15
(3)仲卸段階
① 腐敗に結びつく部位や物品、混入異物の除去
② 低温倉庫や冷蔵庫での保管期間の短縮
③ 花き(切花)にあっては、清潔な容器や水の維持
(4)配送段階
① 買荷保管所又は積込所等における滞留時間の短縮
② 保冷・冷凍車両の利用の推進
③ 物品ごとの望ましい輸送温度に配慮した荷積みの推進
(5)その他
①青果物にあって通い容器を利用する場合には、洗浄・殺菌の徹底
②水産物及び食肉を取り扱う卸売市場においては、食品衛生法(昭和22年法律
第233 号)に基づく公衆衛生の見地から必要な施設の基準や公衆衛生上講ず
べき措置の基準を遵守する。
③食肉におけると畜段階においては、と畜場法(昭和28 年法律第114 号)等に
基づく構造設備の基準や衛生管理の基準の遵守、食道や直腸の結紮(さつ)や
ナイフの消毒等に取り組む。
④花きにあっては、直接的な冷暖風からの遮断、品質保持効果の高い切花のバ
ケット(専用容器)流通の推進
⑤卸売市場における品質・衛生管理の質的向上を図り、その機能と信頼を向上
させる観点から、各卸売市場においては、基本的な衛生管理の徹底のみなら
ず、HACCPの考え方を採り入れた品質管理や外部監査を伴う品質管理認
証の取得等を通じたより組織的・体系的な品質管理体制の構築を図る。特に、
輸出に取り組む卸売市場にあっては、輸出先の法令で求められるHACCP
に基づく衛生管理の導入等の品質管理の高度化に取り組む。
第5
その他卸売市場の整備を図るために必要な事項
県は、次に掲げる事項に留意して、卸売市場の体制の整備等の指導に努める。
1 卸売業者及び仲卸業者の経営の近代化の目標
(1)卸売業者
① 卸売の業務の適正かつ健全な運営を確保し、十分な卸売機能を果たしていく
ため、経営規模の拡大及び経営体質の強化を図ることとし、特に資本の充実、
従業員の資質の向上、省力化システムの導入等による生産性の向上に努める。
その際、市場間、市場内、市場外流通等による競争実態、情報システムの整備
状況等を踏まえつつ、合併や営業権の譲受け等による統合大型化や株式上場に
よる資本強化、さらには卸売市場を越えた卸売業者間の資本関係の構築等によ
る連携関係の強化を図る。
この場合において、救済合併等の場合を除き、原則として、目標年度におけ
る従業員1人当たりの取扱金額の水準(次ページ表)を達成することを目安と
16
するとともに、異なる卸売市場や取扱品目を異にする卸売業者同士の統合大型
化や連携強化も視野に入れた対応を行う。
(単位:百万円)
部類別
市場別
地方卸売市場
青 果 物
卸売業者
水 産 物
卸売業者
花
き
卸売業者
130
160
90
(水産物産地市場を除く)
(注)この表に示す水準は、平成25 年度の価格水準で、経営コストの低減や取引規模の拡
大を図る観点から示したものである。
② 経営状況の悪化に対処し、経営の健全性を確保し、卸売市場に対する信頼性
を高めるため、増資等により財務体質の強化を図るとともに、経営再編による
コストの低減や経営多角化による経営改善に取り組む。
また、卸売業者の経営の安定を図るため第三者による適時適切な経営評価の
実施に努める。
③ 管理部門について、計画的な経営管理システムの整備、責任体制の確立等を
図り、事業の計画的かつ一体的な運営の確保と経営コストの縮減に努める。
④ 卸売業者の経営は、手数料収入に大きく依存している場合も依然としてある
ことから、その提供する機能・サービスの充実に努め、それに見合った手数料
収入を通じて経営体質の強化に努める。
(2)仲卸業者
① 仲卸しの業務の適正かつ健全な運営を確保し、十分な仲卸機能を果たしてい
くため、経営規模の拡大及び経営体質の強化を図ることとし、その際、各卸売
市場や取り扱う商品の実態、従業員の高齢化、後継者の有無等を踏まえ、合併
や営業権の譲受け等による統合大型化を図るとともに、必要に応じて仲卸組合
の共同事業として廃業する仲卸業者の営業権の取得等に取り組む。
② 経営状況の悪化に対処し、経営の健全性を確保し、卸売市場に対する信頼性
を高めるため、財務体質の強化を図るとともに、経営改善に取り組む。その際、
開設者が定める財務基準等を踏まえ、経営状況の評価と経営の早期改善を図る。
③ 今後、成長が見込まれるコンビニ等の小売業者、外食産業事業者等の業務用
食材の仕入ニーズの適切な把握に努め、これに対応した商品の小分けや事前処
理、保管・配送等の販売業者機能を強化することにより、小売業者への支援を
図ること。また、就労体系の整備等により小売業者等の営業の動向に対応した
卸売市場の休業日における営業の実現に努める。
④ 情報通信機器の活用等による経営管理システムの確立や、経営再編等による
経営合理化、共同配送等により、コストの削減を進める。
17
2
その他
卸売市場の運営等については、次の事項に留意して行う。
(1) 情報化は、取引の公開性を高め、多様な取引方法の導入に資するなど、迅
速かつ的確な取引を推進する前提となることに加えて、市場行政の効率化、
取引事務のペーパーレス化、物流の省力化等市場運営及び関係業者の経営の
合理化に直結することから、早急にその推進を図る。
(2) 最新の物流システムの導入、福利厚生施設の充実等卸売市場の労働環境の
改善を通じた魅力ある職場づくりに努める。
(3) 関連事業者については、卸売市場が食料品総合卸売センターとしての機能
や、加工、配送、保管等のニーズに対応した機能の充実を図る上でも重要な
ことから、その体質改善と経営の活性化を図ること。
(4) 災害時等の緊急事態に際し卸売市場が果たす機能の重要性に鑑み、防災性
に配慮した施設整備を行うとともに、協定締結等を通じた自治体等関係機関
との連携強化や災害発生時に備えた複数市場間におけるネットワーク構築等
を通じて、緊急事態に際しても、卸売市場の機能が可能な限り維持されるよ
う努めること。特に、開設者、卸売業者、仲卸業者等は、緊急事態に際して
も業務を確実に継続できるような体制を確立するため、BCP(事業継続計画)
の策定に取り組む。また、食の安全に係る事件、事故等が発生した場合でも、
客観的事実や科学的根拠に基づき、公正な取引の確保及び適切な価格形成に
努める。
(5) 市民のための卸売市場の役割を重視し、卸売市場への理解を醸成し、
「食」
や「日本食文化」に関する卸売市場の知見を消費者に効果的に提供する観点
から、食のイベント、学校教育のための市場見学会等の市民と卸売市場との
交流を深める機会の確保や消費者を対象とした表示等に関する講習会、料理
教室等の機会の提供等の取組みを推進する。その際、卸売市場は生鮮食料品
等の卸売を行う場であることを前提としつつ、卸売業務への影響や市場内の
衛生管理、入場者の安全の確保等に十分留意するとともに、市民の入場可能
時間の設定も含めて事前に関係者間で十分な調整を図る。また、卸売市場が
生鮮食料品等を地域内に安定的に供給するための基幹的な社会インフラであ
るとの認識の下、地域社会との共生や地域の小売業者等との協働にも配慮す
る。
(6) 卸売市場に関する情報については、取引結果及び卸売業者の財務を適切に
公表するとともに、広く消費者に対し卸売市場の役割、生鮮食料品等に対す
る知識、消費者の市場信頼向上に向けた市場関係者の取組状況等について発
信・普及するため、インターネット等を活用し、卸売市場に関する様々な情
報を効果的・効率的に広く公開・提供するよう努める。
18
〔参考資料〕
1
青果物・花き・食肉卸売市場一覧
青果物・花き
区分
所在市町
中
松山市
央
市
場
名
卸
売
業
者
地図番号
丸温松山中央青果(株)
松山市中央卸売市場
1
松山青果(株)
松山青果(株)
松山市公設花き地方卸売市場
愛媛中央花き農業協同組合
愛媛中央花き農業協同組合
四国中央市 伊予三島中央青果株式会社地方卸売市場
伊予三島中央青果㈱
②
新居浜青果(株)
地
西条市
西条青果(株)
地方卸売市場愛媛青果
③
(協)愛媛青果食品流通センター
方
今治市
今治地方卸売市場
丸今青果(株)
④
伊予市
伊予連合農協青果地方卸売市場
(株)伊予連合農協青果
⑤
丸協宇和島青果販連地方卸売市場
宇和島青果販連農協連合会
⑥
宇和島市
青果物
区分
所在市町
市
場
名
卸
四国中央市 川之江青果協同組合地方卸売市場
松山市
大洲市
地
方
地方卸売市場愛媛たいき農業協同組合
青果市場
業
者
地図番号
川之江青果協同組合
⑦
伊予青果海産協同組合
⑧
愛媛たいき農業協同組合
⑨
八幡浜市
地方卸売市場株式会社八幡浜青果市場
(株)八幡浜青果市場
⑩
八幡浜市
地方卸売市場株式会社丸八農協青果市場
(株)丸八農協青果市場
⑪
宇和島市
地方卸売市場株式会社宇和島青果市場
(株)宇和島青果市場
⑫
愛南町地方卸売市場
愛南町青果市場組合
⑬
(有)菊間青果市場
⑭
愛南町
そ
の
他
伊予青果海産協同組合地方卸売市場
売
地
方卸売
今治市
菊間青果市場
市場
食肉
区分
所在市町
市
場
松山市
愛媛食肉地方卸売市場
名
卸
売
業
者
地図番号
地
方
愛媛食肉公社(株)
19
⑮
2
青果物・花き・食肉卸売市場一図
⑭
④
1
⑦
②
⑮
③
1
1
1
⑧
v
⑤
1
1
⑨
1
⑪
⑩
1
⑥
⑫1
⑬
20
1
1
3
水産物卸売市場一覧
水産物
区分
地
方
所在市町
市
場
名
卸
売
業
者
四国中央市 川之江水産物地方卸売市場(産)
川之江漁業協同組合
1
四国中央市 三島漁業協同組合地方卸売市場
三島漁業協同組合
2
四国中央市 寒川漁業協同組合地方卸売市場(産)
寒川漁業協同組合
3
新居浜市
新居浜市垣生漁業協同組合地方卸売市場
新居浜市垣生漁業協同組合
4
新居浜市
新居浜漁業協同組合地方卸売市場
新居浜漁業協同組合
5
西条市
西条市漁業協同組合地方卸売市場
西条市漁業協同組合
6
西条市
西条魚市場株式会社地方卸売市場
西条魚市場㈱
7
松山市
松山市公設水産地方卸売市場
伊予市
伊予市地方卸売市場
伊予漁業協同組合
9
伊予市
下灘漁業協同組合地方卸売市場(産)
下灘漁業協同組合
10
大洲市
長浜町水産物地方卸売市場(産)
長浜町漁業協同組合
11
八幡浜市
西予市
松山魚市場㈱
(株)マツスイ
八幡浜市水産物地方卸売市場(産)
八幡浜漁業協同組合三瓶地方卸売市場(産)
八幡浜漁業協同組合
玉岡水産(株)
八幡浜漁業協同組合
方
13
14
宇和島市
株式会社宇和島魚市場地方卸売市場
15
(株)宇和島魚市場
愛南町
愛南漁業協同組合本所深浦地方卸売市場(産) 愛南漁業協同組合
16
愛南町
久良漁業協同組合地方卸売市場(産)
久良漁業協同組合
17
土居町漁業協同組合
18
新 居 浜 市 大 島 漁 業 協 同 組 合 鮮 魚 介 類 共 同 販 売 新居浜市大島漁業協同組合
所
他
12
愛媛県漁業協同組合連合会宇和島地方卸売市場 愛媛県漁業協同組合連合会
市師
新居浜市
の
地
8
宇和島市
四国中央 土居町漁業協同組合魚市場
そ
地図番号
19
新居浜市 多喜浜漁業協同組合魚市場
多喜浜漁業協同組合
20
西条市
株式会社秋山魚市場
(株)秋山魚市場
21
西条市
河原津漁業協同組合鮮魚介類共同販売所(産) 河原津漁業協同組合
22
今治市
今治漁業協同組合魚市場
今治漁業協同組合
23
今治市
桜井漁業協同組合魚市場
桜井漁業協同組合
24
今治市
森松水産冷凍株式会社今治港片原卸売市場
森松水産冷凍株式会社
25
松山市
北条市漁業協同組合鮮魚介類共同販売所(産) 北条市漁業協同組合
26
伊予市
上灘漁業協同組合鮮魚介類共同販売所(産)
上灘漁業協同組合
27
愛南町
愛南漁業協同組合南内海支所(産)
愛南漁業協同組合
28
愛南町
愛南漁業協同組合東海支所(産)
愛南漁業協同組合
29
愛南町
愛南漁業協同組合西海支所(産)
愛南漁業協同組合
30
21
4
水産物卸売市場一覧
23
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8
9
10
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11
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14
15
28
16
30
17
29
22
22
21
19
5 4 20
7 6
18
3
2 1
5
卸売市場の年次取扱実績(数量)
区
野 菜
果 実
水 産
畜 産
(牛・豚)
花 卉
(切花)
分
その他
地方市場
平成 22 年度
65,962t
35,727t
121t
101,810t
-
平成 23 年度
66,470t
28,730t
136t
95,336t
93.6%
平成 24 年度
63,348t
28,483t
98t
91,929t
90.3%
平成 25 年度
61,554t
25,887t
49t
87,490t
85.9%
平成 26 年度
60,938t
23,653t
43t
84,634t
83.1%
平成 22 年度
32,469t
69,346t
120t
101,935t
-
平成 23 年度
31,732t
48,994t
121t
80,827t
79.3%
平成 24 年度
31,486t
68,350t
93t
99,929t
98.0%
平成 25 年度
28,775t
65,334t
169t
94,278t
92.5%
平成 26 年度
27,940t
59,561t
104t
87,605t
85.9%
平成 22 年度
-
45,704t
7,485t
53,189t
-
平成 23 年度
-
43,921t
8,372t
52,293t
98.3%
平成 24 年度
-
46,863t
7,138t
54,001t
101.5%
平成 25 年度
-
41,732t
7,637t
49,369t
92.8%
平成 26 年度
-
43,569t
7,768t
51,337t
96.5%
平成 22 年度
-
1,891t
-
1,891t
-
平成 23 年度
-
1,891t
-
1,891t
100.0%
平成 24 年度
-
1,701t
-
1,701t
90.0%
平成 25 年度
-
1,644t
-
1,644t
86.9%
平成 26 年度
-
1,414t
-
1,414t
74.8%
平成 22 年度
- 31,330 千本
- 31,330 千本
-
平成 23 年度
- 25,568 千本
- 25,568 千本
81.6%
平成 24 年度
- 30,016 千本
- 30,016 千本
95.8%
平成 25 年度
- 27,606 千本
- 27,606 千本
88.1%
平成 26 年度
- 25,939 千本
- 25,939 千本
82.8%
松山市中央卸売市場年報、地方卸売市場はブランド戦略課、漁政課調べ。
23
合計
平成 22 年比
中央市場
(%)
【別記】
卸売市場施設規模算定基準
1
売場施設の必要規模
目標年度における売場施設(卸売場、仲卸売場及び買荷保管所又は積込所)の
必要規模の算定は、過去の取扱数量等を基に、目標年度における1日当たりの市
場流通の規模を推定し、次の算式により行うものとする。
gt・fi
Si
=
+
Ri
μi
Si:目標年度における売場施設の必要規模
gt:目標年度における1日当たりの市場流通の規模
fi:売場施設経由率
μi:目標年度における売場施設単位面積当たり標準取扱量
Ri:売場施設通路面積
i:各売場施設
2
その他の卸売市場施設の必要規模
その他の卸売市場施設の必要規模の算定は、実情に応じて行うものとする。
3
駐車場の必要規模
目標年度における駐車場の必要規模の算定は、目標年度における1日当たり市
場流通の規模に基づいて、自動車による搬入及び搬出の状況、場内運搬車の利用
状況、販売開始時間、買出しの状況、従業員の自家用車利用状況等を考慮して次
の算式により行うものとする。
gt
St
=
25㎡・(
+
M)
μo
St:目標年度における駐車場の必要規模
gt:目標年度における1日当たり流通の規模
μo:1台当たり積載数量
M:その他業務用及び通勤自動車台数
4 市場用地の必要規模
目標年度における市場用地の必要規模の算定は、目標年度における各施設の必
要規模の合計に駐車場の必要規模及び円滑な市場内交通を確保する建物外部の通
路の必要規模を加算して得られる規模と市場の立地条件、市場流通の見通し等を
考慮した増設余力を見込んで次の算式により行うものとする。
24
S
=
(1+a)・(ΣSi+St+R)
S:目標年度における市場用地の必要規模
a:増設余力指数
Si:各施設の必要規模
St:駐車場の必要規模
R:建物外部の通路の必要規模
25