別紙１ 所管課：文化交流部 吉國、久保田 TEL：078-322-6453 内線 3985 １．公募外施設 神戸文化ホール（神戸市中央区楠町４丁目２番２号） ２．選定した指定管理者候補者 神戸市中央区楠町４丁目２番２号 公益財団法人 神戸市民文化振興財団 理事長 服部 孝司 ３．指定期間（予定） 平成 29 年４月１日～平成 34 年３月 31 日 ４．選定理由 神戸文化ホールの指定管理者候補者選定については、神戸市の「公の施設の指定管理者制 度運用指針」 、「３ 指定管理者（候補者）の選定の手続」における公募の例外事由⑦「市の 施策推進の観点から合理的な理由がある場合」に該当するものとして、非公募選定とした。 神戸文化ホールは、 「市民の文化の向上及び福祉の増進」 （神戸文化ホール条例第1条）を目 的に設置され、市の文化振興施策を実現する基幹施設の役割を担ってきた。これは、市の展 開する主要施策と密接不可分であり、当該施設における事業の企画・立案等を、施設管理者 と本市が一体となって実施する必要がある施設であるとともに、市の施策目的に照らし、長 期的な視野に立った事業運営、人材育成、ノウハウの蓄積を特に必要とする施設であると言 える。 一方、候補者である公益財団法人神戸市民文化振興財団は、「神戸市民の文化活動の振興に 資する事業を行い、もって個性豊かな魅力ある神戸文化の創造に寄与する」（定款第3条）こ とを目的に、市が関与して設立した団体である。長年にわたりその専門性と機動性を活かし、 本市の文化振興施策の実施機関として、神戸文化ホールの運営をはじめとする市の文化政策 の実現を担ってきた。組織としては平成24年4月に公益法人化し、収支等の透明性が確保され ているとともに、平成28年4月には公益財団法人神戸市演奏協会との合併により、理事長に芸 術文化への造詣と経営ノウハウを兼ね備えた民間人材を迎え、評議員、理事の刷新を図り、 団体としてのガバナンス（統治能力）を一層強固にしている。また、高い演奏水準を誇る神 戸市室内合奏団と神戸市混声合唱団を財団演奏部に迎えるとともに、専門スタッフの育成に も努めており、他に代えがたい実績と今後の可能性を有する、神戸市民の財産であると考え られる。 候補者の事業計画は、こうした組織や人材の強みを活かし、神戸文化ホールを文化芸術の 創造発信拠点として強く認識し、地元アーティスト、地元芸術団体との緊密なネットワーク を活かし、神戸の芸術を育成・発信していくことを提案するものであった。インリーチ、ア ウトリーチをはじめとした文化振興事業を広く平等に実施していくことと、都市の文化やブ ランドを発信していくことは、地元文化に精通し、専門人材を有する候補者であればこそ成 し得ることであり、 「公益財団法人 神戸市民文化振興財団」を、非公募選定により指定管理 者候補者とすることは適当である。
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