紀元節復活反対! - 広島県原水禁・広島県平和運動センター

2月11日(土曜日)
午前10時から
自治労会館3階ホール
2月11日の「建国記念の日」は、神話をもとに明治政府が制
定し、侵略戦争を美化し天皇を賛美する象徴的な日だった戦
(西区民文化センターの南)
講演「台頭する差別・排外主義」
講師
◆2月11日は「建国記念日」とされています。
前の「紀元節」を、1967年にときの政府・自民党政権が各界
の反対を押し切って制定した日です。私たちは紀元節復活に
~人権を基底に置いた社会を~
反対し、平和・民主主義・人権を発信する日として毎年、「集い」を開催しています。
岡田英治(部落解放同盟広島県連合会副委員長)
◆平和と人権の危機は同時にやってくる
殺伐とした事件や被差別少数者を標的にした差別は、その時代や社会の歪みを映し
出します。ヘイトスピーチを公然化させた安倍政治。アメリカでの人種差別・排外主
プロフィール
義、女性蔑視の大統領出現。ヨーロッパでの移民、難民排斥の極右政党台頭など、
◇1952年生まれ。高校時代から部落解放運動
暗雲が世界を覆っています。これらの背景には、グローバリゼーションによる格差の
に参加。大阪市職員を経て部落解放同盟広
拡大がもたらした多くの人々の不満・鬱積があります。その不満・鬱積が社会的弱者
島県連合会職員に。
に向けられる状況と「戦争法」強行採決に象徴される
◇これまで、部落解放同盟広島県連合会青年部
長、同中央本部中央委員、衆議院議員政策
平和の危機的状況は同時にやってきます。
担当秘書、広島女学院大学「平和と人権」特
◆危険水域に達した日本の人権状況
別講師などを務める。
世界人権宣言(1948年)は、その前文において「差別
◇現在、部落解放同盟広島県連合会副委員長、
を撤廃し、あらゆる人々の平等な権利を擁護すること
(財)ヒロシマ人権財団理事、世界人権宣言の
が恒久平和の基礎である」とし、人権と平和が分かちがたく結びついていることを謳っ
実現を求める広島県実行委員会副委員長。
ています。言いかえれば人権破壊(差別)が戦争へと突き進む一里塚となることを表し
主 催=戦争をさせないヒロシマ1000人委員会
連絡先=広島県平和運動センター
広島市西区横川新町7-22 自治労会館1F
電話 082-503-5855
FAX 082-294-4555
ています。世界人権宣言の精神を改めて確認し、宣言を具現化するための国連人権
守ろう9条
活かそう憲法
関係諸条約と日本政府への勧告、そしてヘイトスピーチや相模原における障がい者
殺傷事件、繰り返される政治家の暴言・差別発言などを通して、危険水域に達した日
本の人権状況を共に考え、人権を基底に置いた社会をめざしていきたいと思います。
疲弊、貧困化する日本社会
や生活保護受給者などに対する怨嗟を
◆この20年余り、グローバリゼーション
巧に助長・誘導し、バッシングに走らせ
が叫ばれ、市場原理 に基づく熾烈 な競
るという分断社会の風潮が強まってい
争が強いられてきました。結果、非正規
ます。
雇用労働者は4割におよび、過酷労働
「分断社会」を温床に
による生命と権利の破壊が進み、日本
突き進む「戦争への道」
全体で疲弊と貧困が加速しています。
◆この競争をテコとした分断社会を温床
◆とくに中間層の低所得化、低所得層
に、偏狭なナショナリズムが台頭し、平
の貧困化が顕著です。世帯収入はピー
和と民主主義を脅かし、人権を蹂躙し、
クだった1994年に比べ18%、120万
「戦争への道」を突き進んでいます。
円低下。年収100万円以下の世帯は2
◆こうした状況に無関心であったり、傍
割に達し、生活保護受給者は215万人
観することはできても、決して、逃れるこ
を超えています。一方、年収2千万円以
とができません。 私たちは、「安らかに
上は僅か0.4%です。
眠ってください。過ちは繰り返しませぬ
◆「勝ち組」「負け組」、それは1%と99
から」と誓った広島県民として、毎年2月
%の人々を隔てるキーワードです。しか
11日、「紀元節復活反対!2.11ヒロ
も子どもの貧困は6人に一人、「奨学金
シマ集会」に集ってきました。
ローン破産」に苦しむ若者・・・・など、
今年は「台頭する差別・排外主義
「貧困の連鎖」は深刻な社会問題です。
~人権を基底に置いた社会を~」
◆心身とも疲れ果て、将来への希望が
持てない状態が、さらに弱い者への非
難へと向かわせています。高齢者支援
をテーマに考え合いたいと思いま
す。多数、ご参加いただきますよう!
全国から機動隊700名。「シナ人」「土人」との
暴言を発し地元住民を排除。高江の「やん
ばるの森」を傷つけヘリパッド建設強行。
オスプレイの墜落事故を「不時着」と強弁。
配備撤回を求める県民の声をよそに、原因
解明もせずに飛行再開。
県の「埋立承認取消」をめぐる辺野古裁判。国の意向
に沿った福岡高裁判決、最高裁の上告棄却。「三権分
立」はどこへ!? 再開された辺野古基地建設工事。