５ 道路も、そのうち完全に見えなくなった。当たり 前だが、よこやまの道は山道だった。平地はほと んどない。11 月でも容赦なく蚊に刺される。ここ で筆者、チャリンコで来たことをモーレツに後悔。 なんせ、よこやまの道は長～いので、往復のこと も考えて、どこからでも帰れるようにチャリンコ を押して来たのだが。いや～、参った。ここが東 京とは。まるで別世界。皆さんにはぜひ、徒歩で 来られることをお勧めしたい。 あなたは「よこやまの道」を知っているだろうか。 端から端まで走破したことがあるだろうか。四季折々 で全く表情を変える、よこやまの道。さあ、飲み物片 手に、この魅力的な道を散策しよう！ まず、東のスタート地点に立つ。多摩東公園の陸上 競技場から弓の橋を渡り、尾根幹道路の南でキョロキ ョロしていると、あった！ もっと坂の上に、よこやま の道の東端が。立派な看板もある。いざ、スタート！ 11 月も末なのに、ハイキング中の家族連れ、仲良しグ ループもあちこちに見かける。少し歩くと、すぐにさ くらの広場が。ソメイヨシノ他、たくさんの桜が咲く らしい。ここはぜひ、４月に 訪れたい。 「多摩丘陵の桜あれ これ」と書かれた看板も、し っかりチェックしておこう。 秘密基地か？・・・ もう少し行くと、根株移植の 森が。ここは、「萌芽更新」と いう、雑木林の若返り技術を使 って、「根株移植」という最先 端の林の再生を行っている、ものすごい場所なのだ。 知らなかった！さらに足を進めると、右手に不可思議 な枝の山が。ぎょっ!! これって、秘密基地か何か??… ではなかった。さっきの根株移植の森で切り落とした 枝を材料にした、落ち葉囲いだった。落ち葉をゴミに せず、腐葉土に再生して、また木に与える。使い切れ なかった枝は、チップ化して遊歩道へ。なるほど、う まくリサイクルされてるなぁ。ここまでゆるゆる歩い て、10 分ちょっと。風がさわさわ、心地いい。 寒くなっても〇がいる・・・ 枝の山を後にし、さらに進む。山道、砂利道、ガタ ガタ道、木の根っこにがけっぷち。両側に見えていた ｢風船隊バルバル｣ 《 サークル作品紹介： クリスマスリース 好奇心を満たす看板達が・・・ あれ？「火の用心」の看板が、そこここに。 「な ぜ木を切るの？」の看板も。切る理由は、強風の 被害を受けやすいから。山火事延焼防止やナラ枯 れ病等の対策にもなるそうだ。とにかく、至ると ころに立つ看板が、旅人の好奇心を満たしてくれ る。やがて、黒川・はるひ野へ左折する交差点に。 黒川の炭や柿を運ぶために使われた道。黒川の名 前の由来は、川底が黒く見えたためだとか。わー、 ますます物知りになるなぁ♪ もみじの広場に着いた。ベンチも３つあり、老 若男女が休憩中。珍しく、自転車の男性と遭遇。 おっ、チャリンコ仲間じゃないか。勝手に親近感 を覚えながらすれ違うと、向こうから「出身ど こ？」「えっ、大阪です！」あわてて返事すると、 なんと柿を１つ、おすそ分けしてくれた。おお、 これって、黒川の柿だったりするのかな。大阪じ ゃなかったら、どういう展開になっていたんだろ う。これだから、旅は面白い。 （楽） 》 （多摩市のHPでは、 カラーでご覧になれますよ！） 多摩ボランティア・市民活動支援セ ンターで、毎月第 4 水曜日に活動して います。会費は年 1,000 円。 現在、会員募集中！！ お問合せは、多摩ボランティア・ 市民活動支援センターまで。 ℡042-373-6611 キャラクター大集合 人が好き、文章やイラストを描くのが好き、パソコンが得意などなど、自分たちの手で楽しい紙面を作りま せんか？ 興味をお持ちの方は公民館にご連絡ください。 編集会議は、月１回程度です。
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