「ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現

「ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト基本計画(案)」に対する
パブリックコメント募集の結果について
平成29年2月9日
NEDOロボット・AI部
NEDO POSTにおいて標記基本計画(案)に対するパブリックコメントの募集を行いました結果をご報告致します。
貴重なご意見を頂き、有難うございました。
1.パブリックコメント募集期間
平成29年1月19日~平成29年2月1日
2.パブリックコメント投稿数<有効のもの>
計11件
3.パブリックコメントの内容とそれに対する考え方
ご意見の概要
全体について
[意見1]
ドローンが正確にミッションを遂行するためには、シス
テム化と同時に位置姿勢高度等を正確に把握できる技術
開発も必須と考える。
ご意見に対する考え方
基本計画・技術開発課題
への反映
[考え方と対応]
[反映の有無と反映内容]
ご意見ありがとうございました。
特になし。
無人航空機の位置高度の精度の高い把握
も重要と認識しており、P13 研究開発項
目②2(1)3)に記述のとおり、準天頂衛星
システムの補強信号を含む高精度な位置
情報把握の技術開発を行います。
1
[意見2]
市販されている光学センサや慣性センサ等では性能が限
られているため、それぞれ、新しい高性能なセンサ技術の
開発研究が不可欠であり、また、ソフト開発とハード開発
の研究が協同することで初めて、省エネに資する性能を
持つドローン技術を生み出すことが可能になると思う。
[考え方と対応]
ご意見ありがとうござました。
P10 研究開発項目①2(2)に記述のとお
り、無人航空機等の省エネルギー性能等
を向上させるために各種ロボットに実装
する周辺システムの研究開発を実施しま
す。
[意見3]
[考え方と対応]
AI に情報を取り込むセンサ等のデバイスの革新はモノづ ご意見ありがとうございました。
くりの原点であり、地味で時間のかかるもので、何らか センサ等のデバイス開発は重要であるた
のブレークスルーが必要になります。本プロジェクトで め、P15 研究開発項目②2(2)1)に記述の
はもちろん、多くのロボットへの取り組みの中で、考慮 とおり、無人航空機に搭載する各種セン
すべき点であると考えています。
サの研究開発も実施します。
[意見4]
[考え方と対応]
安全性の観点、システム安全としてのドローンのリスク ご意見ありがとうございました。
アセスを入れた方がよいと考える。
無人航空機の機体の安全性においては、
P10研究開発項目①3で記述のとおり、安
全性に関する性能評価基準と検証方法を
定めることとしています。
[意見 5]
[考え方と対応]
本プロジェクトの位置付けを教えてほしい。また、研究 ご意見ありがとうございました。
開発終了後の運用に関する制度設計を検討する委員会も 本プロジェクトは P2 研究開発の目的・
必要ではないか。
目標・内容の(1)④に記述のとおり、社
会実装を目指した研究開発です。なお、
制度設計の検討においては、関係機関と
連携を図りながら推進していきます。
2
[反映の有無と反映内容]
特になし。
[反映の有無と反映内容]
特になし。
[反映の有無と反映内容]
特になし。
[反映の有無と反映内容]
特になし。
[意見 6]
昨今特に米国・中国の隆盛、各国法改正の動き、機体及
び通信システム等自体の進化が早いこともあり、研究開
発・実証のスピード感を損なわないでもらいたい。
[考え方と対応]
[反映の有無と反映内容]
ご意見ありがとうございました。
特になし。
P18 研究開発項目③2(1)に記述のとお
り、国際的な検討状況等も把握すること
に加え、本事業の検討状況を国際的に発
信する取組も行い、海外の動向とも歩調
を合わせる取組を行います。
1. 研究開発の目的・目標・内容
研究開発の目的
その他重要事項
[意見7]
[考え方と対応]
P7 5(1)①の「共通基盤」に該当する技術として、例えば ご意見ありがとうございました。
どのような成果を想定しているか。
P18研究開発項目③2(1)に記述のとおり、
性能評価基準案や運航管理システムのア
ーキテクチャ、共通API等を想定して
おります。
[意見8]
[考え方と対応]
P7 5(1)①の「共通基盤技術」の研究開発項目間での共有 ご意見ありがとうございました。
については、どのようなプロセスで行われるのか。
P18研究開発項目③3(1)に記述のとおり、
ワーキンググループを設置した上で推進
します。
[意見9]
[考え方と対応]
P7 5(1)②の国際標準化の推進方法や仕組みはどうなっ ご意見ありがとうございました。
ているのか。また、助成事業にて得られた成果について P18研究開発項目③2(1)に記述のとおり、
は、標準化対象外か。
平成31年度を目途に国際標準化の継続活
動のための施策を立案することとしてお
ります。また、助成事業の成果反映にお
いては、事業者と協議していきます。
3
[反映の有無と反映内容]
特になし。
[反映の有無と反映内容]
特になし。
[反映の有無と反映内容]
特になし。
[その他]
PMやPL、技術検討委員会の設置に関するコメントを
いただきました。
別紙1 研究開発計画書
[意見 10]
運航統合管理機能については、利用者側のユースケース、
規模、地域性、管轄、SLAによって要件・仕様・コストも
異なってくるため、硬直的にならず、拡張性・柔軟性・連
携性等を考慮したシステムデザインを行うべき。
[意見11]
情報提供機能が連動する「有人航空機の関連システム」に
て、現状想定されている既設システムはあるか。
[意見12]
研究開発項目③のデジュール・スタンダードの取組みが
平成33年度まで実施される一方、研究開発項目①、②は
平成31年度で終了となる。
平成32~33年度間の外部動向の変化により、研究開
発項目①、②成果物の国際標準化に向けた見直しが必要
となった場合、どのようにフィードバックをかけるのか。
[意見 13]
無人航空機の運行管理には、機体の運航と電波の運用を
統合的に管理するシステムが必要です。これを構築する
ためには、関連する規制官庁との協議・調整が不可欠とな
り、個社での対応は厳しいと考えるが、どのような方針で
望むのか。
[考え方と対応]
ご意見ありがとうございました。
P15研究開発項目②2(1)5)に記述のとお
り、国内外の関係者を構成員とする委員
会を構成し検討します。
[考え方と対応]
ご意見ありがとうございました。
現段階で想定している既設システムはあ
りません。
[考え方と対応]
ご意見ありがとうございました。
P18 研究開発項目③2(1)に記述のとお
り、平成 31 年度を目途に国際標準化の
継続活動のための施策を立案する際に検
討していきます。
[反映の有無と反映内容]
特になし。
[反映の有無と反映内容]
特になし。
[反映の有無と反映内容]
特になし。
[考え方と対応]
[反映の有無と反映内容]
ご意見ありがとうございます。
特になし。
本プロジェクトの推進に際して、関連す
る規制官庁との協議・調整が必要になる
場合は、個別に対応します。
4
[意見 14]
運航管理機能において、災害時に備えて常設可能なドロ
ーン自動運用に関する研究開発も必要ではないか。
[考え方と対応]
ご意見ありがとうございます。
P13 研究開発項目②2(1)2)に記述のとお
り、多様な運航管理機能を開発します。
[意見 15]
[考え方と対応]
ロボット以外の電波利用者との共用検討や運用調整に対 ご意見ありがとうございます。
する取組方針を教えてほしい。
P14 研究開発項目②2(1)4)の情報提供機
能で記述している「電波情報の提供」に
て対応することを想定しております。
[意見 16]
[考え方と対応]
離島対応の運航管理機能において、マルチ GNSS や衝突
ご意見ありがとうございます。
回避技術のみでなく、無線通信が必要になると思う。ま P14 研究開発項目②2(1)3)で記述のとお
た、物流・災害対応の運航管理機能において、マルチ
り、離島間物流のように単独で長距離飛
GNSS や衝突回避技術も必要になると思うが、考え方を教 行を行うことを想定しており、本土及び
えてほしい。
離島間での試験飛行を経て有効性を評価
します。
[意見 17]
[考え方と対応]
無線基地局を介した目視外飛行は、災害対応時などでも ご意見ありがとうございます。
活用が期待されているため、災害時を想定した実証も実 P16 研究開発項目②3(1)で記述のとお
施したほうが良い。
り、災害対応は、商用通信ネットワーク
の輻輳や回線断が発生した場合を想定し
た試験飛行の実施を想定しています。
[意見 18]
[考え方と対応]
バッテリーの充電や取得データのアップロードなども含 ご意見ありがとうございます。
めた「運用」に関しても自動化できているかの基準が必 研究開発推進過程において検討していき
要と思われる。
ます。
5
[反映の有無と反映内容]
特になし。
[反映の有無と反映内容]
特になし。
[反映の有無と反映内容]
特になし。
[反映の有無と反映内容]
特になし。
[反映の有無と反映内容]
特になし。
[意見 19]
米航空宇宙局(NASA)によって提唱され且つ既に実験が
行われている無人航空機の航空管制システムを念頭に置
いた技術開発が有効である
[考え方と対応]
ご意見ありがとうございます。
P15 研究開発項目②2(1)5)に記述のとお
り、国際的な検討状況との整合を図るた
めに、国内外の関係者を構成員とする委
員会を構成し検討していきます。
[意見 20]
[考え方と対応]
運航管理統合機能に、運航管理機能から提出される全て ご意見ありがとうごいざいます。
の飛行計画情報の取得・管理や、災害等の緊急時に、全て P12 研究開発項目②2(1)1)に記述のとお
の運航管理機能に対し緊急制御指令を指示する等の機能 り、「その他、多数の無人航空機の安全
を追加することを提案する。
な飛行を実現するために必要な機能」で
包含します。
[意見 21]
[考え方と対応]
運航管理機能同士の連携においても、共通 API を実装す ご意見ありがとうございます。
ることを提案する。
P15研究開発項目②2(1)5)に記述のとお
り、共通APIは、運航管理システムの各機
能間も対象にしており、各種試験に反映
させます。
6
[反映の有無と反映内容]
特になし。
[反映の有無と反映内容]
特になし。
[反映の有無と反映内容]
特になし。
[意見 22]
運航管理機能において、「・管理下にある複数の無人航
空機と有人航空機の飛行計画、機体情報及び利用する電
波の情報、ならびに地図情報及び気象情報等の様々な情
報をもとに、安全の観点から最適な飛行計画を作成す
る。・承認済みの飛行計画について、状況の変化に伴う
変更(例えば、気象の急変に伴う飛行の中止、優先すべ
き飛行計画の提出に伴う飛行経路の変更等)を指示す
る。・飛行中の無人航空機の情報を収集し、安全の観点
から適切な指示(例えば、衝突の危険性を検知したとき
の飛行経路の変更等)を行う。」を追加すべき。
[考え方と対応]
[反映の有無と反映内容]
ご意見ありがとうございます。
特になし。
P12研究開発項目②(1)2)に記述のとお
り、運航管理機能は、運航管理統合機能
及び情報提供機能を利用しつつ運用する
ことを想定していますので、運航管理統
合機能が有する機能として例示していま
す。
以上
7