IASB - 新日本有限責任監査法人

保険IFRSアラート
2016年11月
IASB は IFRS 第 17 号
「保険契約」の適用日を
2021年1月1日に設定
重要ポイント
• IASBは、IFRS第17号の強制適用日を2021年1月1日
に設定した。企業がIFRS第9号及びIFRS第15号を適用
する場合は、早期適用も認められる。
• IASBは、集約のレベル、移行措置、ビルディング・ブロッ
ク・アプローチ及び変動手数料アプローチの適用要件を
変更することで、フィールドテストの際に提起された懸念
に対応している。
概要
国際会計基準審議会(以下、「IASB」又は「審議会」)は、11月に
行われた会議で、IFRS第17号「保険契約」のフィールドテスト及
び草案作成の際に提起された課題のいくつかを討議し、同基準の
適用日に関して合意した(IFRS第17号は、IASBの保険契約プロ
ジェクトであるIFRS第4号フェーズIIの過程で開発が進められてい
る新たな基準名である)。
これまでの経緯
IASBのウェブサイトでは、この会議に先立つ保険契約の会計モ
デルに関する暫定的な決定について、以下をはじめとする情報を
掲載している。
• 同プロジェクトのこれまでの進捗に関する全体の要約と暫定的
決定の概要を記述した、審議会のカバー・ノートと本文
• 同プロジェクトとモデル案に関するさらに詳細な情報
IASBはIFRS第17号「保険契約」の
適用日を2021年1月1日に設定
CSMの集約のレベルと不利な契約の
判定
IASBは、IFRS第17号の強制適用日に関
するスタッフの勧告に合意した。すなわち、
企業は2021年1月1日以降に開始する事
業年度から(IFRS第17号が2017年上半
期に公表されるという見込みのもとで ) 、
IFRS第17号の適用が求められる。
参加者は、IFRS第17号の草案の文言に基
づくと極めて多数の契約グループを設定しな
ければならないと考えていたため、フィール
ドテストを通じて、このトピックが参加者に
とって最大の懸念事項となった。また、参加
者は発生する運用上の複雑さとコストからみ
て、提供される情報の有用性を正当化でき
るかどうかについても疑問を呈した。参加者
は、集約のレベルの粒度によっては、それ
が企業の経済的な状況や業績管理の方法
を適切に反映していない場合、他に収益性
の高い契約があるにもかかわらず、特定の
契約について損失を報告することになる可
能性があることを疑問視した。
これにより、IFRS第17号の公表から適用
までに3年半の猶予期間があることとなる。
審議会メンバーの中には、他の基準と比べ
て適用までの期間が長いと指摘したメン
バーもいたが、これは草案の複雑さや必要
な作業を考えると、必要な期間であろう。企
業は、IFRS第9号「金融商品」及びIFRS第
15号「顧客との契約から生じる収益」も適
用することを条件に、2021年1月1日以前
からIFRS第17号を適用することも認めら
れる。
フィールドテストへの対応
IASBは、2016年7月から9 月にかけて、
12名の参加者による、保険契約の新基準
の草案における提案について対象を絞った
フ ィ ー ル ド テ スト を 実 施 し た 。会 議 で は 、
フィールドテストと草案作成プロセスの双方
から浮かび上がったいくつかの課題につい
て 意 見 が 交 わ さ れ た 。 IASB ス タ ッ フ は 、
フィールドテストの概要を報告するとともに、
参加者からの指摘事項への対応策を提案
した。
フィールドテストは、企業がIFRS第17号の
草案の要求事項を一貫して解釈できそうか
どうか、そして要求事項を適用する際に直
面する潜在的な運用上の難しさに焦点を当
てたものとなった。参加者は、さまざまな地
域を代表し、幅広い商品がテストされるよう
選ばれた。
フィールドテスト参加者から最も多くコメン
トが寄せられたトピックは、契約上のサー
ビス・マージン(以下、「CSM」)の測定に関
する集約のレベルと移行措置についてで
あった。
IASBスタッフと審議会は、基準案に関する
参加者の解釈により大量のサブポートフォ
リオが生じたことに注目した。数名の審議会
メンバーは、このように粒度の高い状況は
意図したものではなく、全てのポートフォリ
オが収益性の高い契約から構成されている
場合には、多くの場合、集約のレベルの粒
度の細かさが財務諸表に重大な影響を与
えることはないだろうとコメントしている。契
約が不利な状態に近づくと、粒度は特に重
要となる。
この課題に対応するため、審議会は、CSM
を測定し、これにより不利な契約を識別する
ことを目的として、契約を集約するための要
求事項について、多くの変更を行うことを決
定した(審議会メンバーのうち賛成10名に対
し、反対1名)。変更の主なポイントは以下の
通りである。
• IFRS第17号の草案の「ポートフォリオ」
の定義は維持する。ポートフォリオとは、
類似するリスクに晒され、単一のプールと
してまとめて管理される契約グループで
ある。IFRS第17号ではガイダンスが規定
される予定で、この中では、各保険種目
(例えば、年金保険又は終身保険)の契
約は類似のリスクを有することが見込ま
れる。したがって、異なる保険種目の契
約が、同じポートフォリオに含まれること
は見込まれない。
• 企業は、契約開始時に、不利な契約と不
利でない契約とを分類することを求めら
れることになる。
2
| 保険IFRSアラート 2016年11月
審議会は、企業が契約開始時に入手可
能な情報に基づいて特定の契約を他の
契約と一緒にグルーピングすると決定し
た場合に、契約をまとめて測定すること
ができることを明確にするようスタッフに
求めた。
• 企業は、契約開始時に不利でない保険
契約について、少なくとも2つのポート
フォリオ、すなわち不利な契約となる重
大なリスクはない契約グループと、その
他の収益性のある契約グループに分け
て測定することが求められる。IFRS第
17号は、不利な契約グループに含まれ
る契約の実効性のあるリスク評価に基
づくグルーピングが実施できるよう、以下
のガイダンスを設けることになるだろう。
• 見積りの変更に関する企業の内部報
告と整合的な方法による評価
• 発生した場合には当該契約が不利と
なる見積りの変更につながるような履
行キャッシュ・フローの感応度に基づ
いた評価
• 企業は、同一年度内に締結した契約しか
同一のグループに分類することができな
い(すなわち、これにより、企業は、締結
時期が1年以上離れている契約を同一
のグループに分類することはできない)。
また、審議会は、企業が収益性のあるポー
トフォリオを2つ以上のグループに分類でき
ることを明確にした。例えば、企業内部での
報告において、契約のより細かなレベルで
契約が不利になる異なるリスクを識別する
情報が報告されている場合、企業はポート
フォリオをより多くのグループに分けること
を選択しても良い。また、企業は期間1年未
満のコホート(契約群団)を設定することも
できる。
審議会メンバーは、上述のアプローチは測
定の粒度が粗くなる可能性があるものの、
不利な契約及び不利になるリスクがある契
約を識別するという第一の目的を満たすも
のと認識している。また、審議会メンバーは、
上述のアプローチが、原則主義に基づくア
プローチや、集約における「類似するリス
ク」及び「類似する収益性」という概念から
逸脱するものの、実施可能性及び対応コス
トに関する懸念と、達成すべき目標との間
でバランスがとれている点にも同意している。
審議会メンバーは総じて原則主義に基づく
アプローチを指示するが、それに反して年
次のコホートによる分類を規定することは、
企業が保険負債の繰入れ、戻入れが可能
な永続的な入れ物としてCSMを用いること
を防ぐ、より明確で安全な方法であろうとい
うのがメンバーの見解である。
IASBスタッフは、相互扶助(mutualisation)
について、CSMを測定し、不利な契約を識
別することに関連し、契約に含まれる強制
力を持つ要素としてこれを適用する方法に
ついて、草案により多くのガイダンスを組み
入れる予定である。
審議会は、契約グループのCSMが、時間の
経過に基づいて当期及び予想残存保険期
間にわたって配分される必要があることを
確認した。その配分は、グループ内の予想
デュレーションと規模を反映したカバー単位
に基づいたものでなければならない。
また、審議会は、利息計算に関し、企業に
最長で期間を1年とする加重平均割引率の
使用を認めることを決定した。これには審議
会メンバーの全員が賛成した。
移行措置
フィールドテスト参加者の大半は、基準の
当初適用日に存在する契約に対してIFRS
第17号の要求事項を適用することの実施
可能性に懸念を表明していた。こうした懸念
に応えて、審議会は既存の移行案のいくつ
かの側面を状況に合わせて変更することを
決定した。既存案では、完全遡及アプロー
チを用いることが求められているが、それが
実務上不可能な場合、簡便的な遡及アプ
ローチを用いることが可能である。さらに、
この2つのアプローチが実務上不可能な場
合、移行時の負債とCSMを決定するために
公正価値アプローチを用いることが可能で
ある。審議会はフィールドテスト参加者から
寄せられた4つの主要な懸念に対応するた
め、以下の変更に同意している。
課題1‐修正遡及アプローチ及び公正
価値アプローチを用いる前に、完全遡
及が実務上不可能であることを示す必
要性があること
• 企業は、実務上不可能でない限り、IAS
第8号「会計方針、会計上の見積りの変
更及び誤謬」に準拠し、IFRS第17号の
要求事項を保険契約のグループに遡及
適用すべきである。
• 企業は、グループを遡及的に識別できな
い保険契約、及び遡及適用が実務上不
可能な保険契約のグループに関して、
修正遡及アプローチと公正価値アプロー
チの2つから選択することが認められる。
しかし、修正遡及アプローチの適用が実
務上不可能な場合には公正価値アプ
ローチを適用しなければならない。
課題2‐遡及適用の簡便化
• 修正遡及アプローチ(以前、IASBは簡
便的な遡及アプローチと称していた)の
目的は、合理的で裏付けのある情報を
用いて、可能な限り遡及適用に最も近い
結果を得ることである。
• 企業には多くの修正を行うことが認めら
れているが、それらは過度なコストと労
力をかけずに上記の目的を達成するた
めに必要な最低限の修正に留めるべき
である。例えば、企業は発行時期が1年
超離れている契約を同じグループに分
類することを禁止されない。
• 修正遡及アプローチを適用する際、企業
は完全遡及アプローチを適用するため
に用いられたであろう情報を最大限に利
用するが、それらは過度なコストと労力
をかけずに入手可能な情報のみとすべ
きである。
課 題 3‐ 直 接 連 動 の 有 配 当 契 約 の
CSMを決定する基準日
• 企業は、(当初適用日ではなく)最も早い
表示期間の開始時に決定された、変動
手数料アプローチに認められている修
正を用いて、CSMを決定しなければなら
ない。
課題 4‐公正価値アプローチに対する
懸念事項
• 企業は契約の開始時又は公正価値アプ
ローチに基づいて表示される最も早い期
間の開始時のいずれかにおいて、以下
の評価を実施することが認められる(修
正遡及アプローチで提案される修正と整
合的に)。
• 契約が変動手数料アプローチに適格
か否か
• どのように契約をグルーピングするか
• 一般モデルの対象となる契約の見積
りキャッシュ・フローに対する裁量権
の影響をどのように決定するか
• 企業は、契約開始時、又は最も早い表
示期間の開始時のいずれかにおいて、
上記の評価を実施することが可能であ
る。契約開始時に上記の評価を行う場
合には、その時点での契約条件と市況
のもとで企業が決定したであろう合理的
で裏付け可能な証拠に基づいて評価を
行う。
• また、修正遡及アプローチで提言される
修正と整合すべく、企業が公正価値アプ
ローチを適用する際には:
• 発行時期が1年超離れている契約を
同じグループに分類することを禁止さ
れない
• 以下の場合に、最も早い表示期間の
開始時における割引率を用いること
が認められる
保険IFRSアラート 2016年11月 |
3
• 一般モデルを適用する契約グループ
に対して生じるCSMの利息の発生及
び修正のため
• 無配当契約の金融収益又は費用を
分解して、純損益とその他の包括利
益(以下、「OCI」)のどちらに計上する
かの会計方針を選択する際に、純損
益に計上する金融収益又は費用を決
定するため
審議会メンバーの全員が、上記の決定に賛
成票を投じた。
審議会はIASBスタッフに対し、企業はでき
る限り完全遡及アプローチの適用に近づけ
るよう努力すべきであると草案の中で強調
するよう求めた。審議会メンバーの中には、
修正遡及アプローチと公正価値アプローチ
の間で選択できることなどのいくつかの決
定が、提案に加えられた大幅な変更である
として、こうした変更は極めて大幅な譲歩だ
と捉えるメンバーもいた。このため、審議会
はIASBスタッフの勧告に従い、以下の保険
契約について、IFRS第17号ではCSM、保
険契約収益及び保険金融収益又は費用に
ついての開示を別途求めることを決定した。
• 最も早い表示期間の開始時に存在した
保険契約
• 最も早い表示期間の開始時以降に引き
受けた保険契約
また、審議会は、企業がIFRS第17号を初
めて適用した際に最も早い表示期間の開
始時に存在する保険契約について、開示が
行われる全期間にわたって移行時の測定
をどのように決定したかを説明すべきであ
ると決定した。これらの説明は、用いられた
手法の性質及び重要性並びに適用された
判断を財務諸表の利用者が理解できるよう
にすることを意図したものである。さらに企
業は、OCIを通じて公正価値で測定される
金融資産が、企業のALMにおいて保険契
約に関連しており、かつ、(契約開始時の割
引率でなく)最も早い表示期間の開始時に
おける割引率を用いて当該保険契約の金
融収益又は費用を決定した場合、それらの
金融資産について、OCIに含まれている累
計金額の期首残高と期末残高との調整を
開示しなければならないであろう。
4
| 保険IFRSアラート 2016年11月
実績調整
財務リスクの低減
フィールドテストの参加者の中には、将来
キャッシュ・フローの現在価値の見積りの変
更が、当期に発生した実績調整に関連した
ものかどうかを決定することが難しいと感じ
る者もいた。仮にその場合には、実績調整
の影響は、CSMで認識される。一般モデル
では、実績調整の多くは将来キャッシュ・フ
ローの現在価値の見積りの変更をもたらし、
(純損益で認識されるのではなく)CSMが調
整されることになるとコメントした者もいた。
さらに、これは審議会が意図したことなのか
どうかという疑問を呈する者もいた。また他
にも、例えば見積りの変更理由が把握され
ない場合には、これは運用上困難であると
する者もいた。
IFRS第17号の草案では、企業が変動手数
料アプローチを適用し、潜在的な会計上の
ミスマッチを避けるためデリバティブにより
財務リスクを低減する場合、金融オプション
や保証による変動の影響を、CSMではなく、
純損益で認識することを認めている。フィー
ルドテスト参加者は、(金融オプションや保
証など)特定の財務リスクの影響をCSMに
含めないという選択肢は有益であると認め
たものの、参加者からは、これを変動手数
料アプローチの対象範囲外の契約にも拡
大するよう求める声があるなど、IASBに対
しアプローチの対象範囲を拡大するよう要
請があった。
これに応じて、審議会は、実績調整が将来
キャッシュ・フローの現在価値の見積りの変
更の直接の原因となる場合に、当期の実績
調整と将来キャッシュ・フローの現在価値の
見積りの変更の影響の合計は、CSMの修
正ではなく、純損益で認識されるべきである
と決定した。審議会は、実績調整が将来
キャッシュ・フローの現在価値の見積り変更
の直接の原因となるのは、将来の権利と義
務の変更の原因となる場合のみであって、
既存の権利と義務に係る測定だけに変更
が生じる場合はこれには該当しないことを
説明するガイダンスを新基準に加えること
に合意した。したがって、既存の権利と義務
のみの測定を変更する場合、実績調整が
直接の原因で生じるものではない。
同様に審議会は、変動手数料アプローチで
測定される契約について、基礎となる項目
に影響を与えない非財務リスクから生じる
実績調整による修正や、将来キャッシュ・フ
ローの現在価値の見積りに直接発生した変
更は、CSMを調整せず、純損益において認
識されるべきであると決定した。
審議会は、変動手数料アプローチの対象範
囲内の契約にその適用を制限することを決
定した。しかし、変動手数料アプローチに基
づいて会計処理される保険契約から発生す
る財務リスクを低減するためにデリバティブ
を用いる企業に対し、特定の基準が満たさ
れる場合に、こうした変動の影響をCSMか
ら除外することを認めることを決定した。こ
の決定により、金融オプションと保証に関連
するリスクから、変動手数料アプローチに基
づいて会計処理される保険契約に反映され
る全ての財務リスクへと、リスク低減オプ
ションが拡大される。
審議会メンバーの全員がこれに賛成票を投
じた。
その他の注目すべき課題
IASBスタッフは、草案作成及び外部による
フィールドテストで生じた他の21件の課題
を提起している。
審議会はスタッフの勧告に合意したものの、
今後の審議会でその議題を取り上げるよう
スタッフに提起することはなかった。
EYの見解
IASBは11月の会議で決定を下したことで、何年も検討を重ねた後に再審議に付すこ
とに終止符を打ったとみられる。これは、2017年上半期の最終基準の公表に向けて、
IASBが力を注いでいるという明確なシグナルであろう。
11月の会議で下された決定の多くは、明らかにフィールドテストのフィードバックを反
映したもので、審議会による提案の明瞭性と実施可能性に関するフィードバックを検討
し、それに応えようとする審議会の意向を表していた。集約のレベルに関する改訂案
は、契約開始時における不利な契約の識別や基準のドラフティングの過程で検討の必
要のある相互扶助(mutualisation)の適用に関しては未確定な部分もあるものの、契
約のグルーピングを決定するためのアプローチについて、トップダウンで進めようとす
る審議会の明確な意向が見て取れる。移行措置の要求事項は引き続き複雑だが、企
業ごとの状況に合わせてより適切に基準を適用できるよう、より多くの選択肢を企業に
与えている。
今後の展開
本会議で行われた決定を受けて、審議
会はIFRS第17号に関する再審議を完
了した。IASBスタッフは2016年11月
の会議で下された決定をIFRS第17号
の改訂案に反映させるため引き続き作
業に取り組み、外部識者にIFRS第17
号改訂案の重大欠陥の有無について
のレビューを依頼する予定である。
審議会は2017年上半期にIFRS第17
号の公表を予定している。
2017年上半期の最終基準の公表に基づいて、適用開始日が2021年となることで、
保険会社にはおよそ3年半の導入期間が設けられる。IASBはこの導入までの期間を
他の基準と比べれば比較的長いとしているものの、IFRS第17号は複雑なため、企業
に待つ余裕はなく、導入に向けた準備を直ちに開始する必要があるだろう。
保険IFRSアラート 2016年11月 |
5
EY | Assurance | Tax | Transactions | Advisory
コンタクト先
新日本有限責任監査法人|金融部|シニアパートナー
小澤 裕治 (Yuji Ozawa)
Tel: 03 3503 1088
[email protected]
新日本有限責任監査法人|金融部|シニアパートナー
臼倉 健司 (Kenji Usukura)
Tel: 03 3503 1261
[email protected]
新日本有限責任監査法人|金融部|パートナー
羽柴 則央 (Norio Hashiba)
Tel: 03 3503 1885
[email protected]
新日本有限責任監査法人|金融部|パートナー
山野 浩 (Hiroshi Yamano)
Tel: 03 3503 1664
[email protected]
新日本有限責任監査法人|金融アドバイザリー部|エグゼクティブディレクター
川﨑 俊彦 (Toshihiko Kawasaki)
Tel: 03 3503 1088
[email protected]
EYについて
EYは、アシュアランス、税務、トランザクションお
よびアドバイザリーなどの分野における世界的
なリーダーです。私たちの深い洞察と高品質な
サービスは、世界中の資本市場や経済活動に
信頼をもたらします。私たちはさまざまなステー
クホルダーの期待に応えるチームを率いるリー
ダーを生み出していきます。そうすることで、構
成員、クライアント、そして地域社会のために、よ
り良い社会の構築に貢献します。
EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッ
ドのグローバル・ネットワークであり、単体、もしくは複数
のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的
に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グロー
バル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、
顧客サービスは提供していません。詳しくは、ey.comを
ご覧ください。
EY Japanについて
EY Japanは、EYの日本におけるメンバーファー
ムの総称です。新日本有限責任監査法人、EY税
理士法人、EYトランザクション・アドバイザリー・
サービス株式会社、EYアドバイザリー・アンド・コ
ンサルティング株式会社などから構成されており、
各メンバーファームは法的に独立した法人です。
詳しくはwww.eyjapan.jpをご覧ください。
© 2017 Ernst & Young ShinNihon LLC.
All Rights Reserved.
EYG No. 04023-163Gbl
ED None
本書は一般的な参考情報の提供のみを目的に作成されており、
会計、税務およびその他の専門的なアドバイスを行うものではあ
りません。新日本有限責任監査法人および他のEYメンバーファー
ムは、皆様が本書を利用したことにより被ったいかなる損害につ
いても、一切の責任を負いません。具体的なアドバイスが必要な
場合は、個別に専門家にご相談ください。