農についての知識を深めよう 「日本農業検定」2級に

一般社団法人全国農協観光協会機関紙
第12号
つなぐ
か
ん
2017年
い
2
月発行
❶コマツナは害虫の被害がほとんどないので、防虫網は使わない。
❷ 種を1週間おきくらいに、ずらしてまくと収穫期間を長くすることができる。
❸ 種は発芽しにくいので、1カ所になるべく多くの種をまく。
❹ 種は株間25cmの点まきにする。
解答・解説
種まきを1回だけにすると、
短期間に収穫が集中します。1週間から10
日おきにずらして種まきをすると、長期間収穫を楽しむことができます。
平成29年度
❶ 本葉が3枚程度までの生育期に害虫被害に遭うと
致命的になります。ナノアオムシやコナガを防ぐため
に防虫ネットや不織布を張って栽培します。
❸ 発芽しやすい野菜なので、種を多くまきすぎると間引
きの手間がかかるため少なめにまきます。
❹ 種は直まきで、条間25cm、深さ1cm程度のすじまき
にします。
コマツナ(小松菜)の由来
冬になると江戸の将軍達が江戸川区の村をたびたび鷹狩りに
訪れています。ある時、鷹狩りに来た五代将軍綱吉の昼食時に
東・西小松川戸村あたりで採れた冬菜をすまし汁にして出したとこ
ろ、将軍が気に入り名前を尋ね
ました。名前が特に付いていな
いと村 人が答えると、将 軍はこ
の 村 の 名 前を付けなさいと言
い、
コマツナ(小松菜)になった
と伝えられています。
日本農業検定2級テキスト P48 主な作物の栽培例「コマツナ」
より
旅行業務に関わる各種研修会
国家試験対策講座のご案内
JA 旅行センターをはじめとする旅行業関係従業員の資格の拡
充と、担当職員の資質向上のために、全国各地で国家試験対
策講座を開催しています。公益事業として開催していますので、
専門学校のような入学・入会金は一切徴収せず、受講料のみで
誰でも参加できます。国内/総合の各講座とも当協会専任講師
が親切ていねいな講義を行い、わかりやすいとご好評をいただい
ていますので、この機会にぜひご利用ください。
今年度(平成28年度)国家試験対策講座受講生からの
アンケートをご紹介します(一部抜粋)
余裕をもって早めに国家試験の準備を始めたい方に、お勧めいたします。
【平成29年度】国内旅行業務取扱管理者国家試験対策講座
【全科目(3日間)コース】2会場にて開催予定
内容/旅行業法令、約款、国内旅行実務(運賃・料金・地理)
※希望により、業法・約款
(2日間)
、国内旅行実務
(1日間)
の選択もできます。
東京会場 日程/平成29年2月17日(金)~19日(日)
大阪会場 日程/平成29年2月10日(金)~12日(日)
総合対策
03 ―5297 ―0260
5
1
問題 コマツナの栽培方法として正しいものは次のうちどれですか。
解説
国内対策
発 行 /一般 社 団 法 人 全 国 農 協 観 光 協 会 発 行 人 / 齊 藤 豪
編集人/寺澤 健
造
〒101 ―0021 東 京 都 千 代田区 外 神田1 ― ―8 Nツアービル4F
03 ―5297 ―0321
将来的には、全国で援農隊が活
動できるようにめざして参ります。
本件に関するお問い合わせは
■事業部体験交流課
☎︎
03 5
- 297 0
- 323
16
3
チューリップ花摘み隊(富山県高岡市)
日本農業検定は、平成 25 年度からスタートして今年で 4 年目を
迎え、JA の内定者や入職 3 年未満の若手職員への自己研鑚・職
員教育として、過去 3 年間で約 3000 名の方が受検されました。今
年度も約 2000 名の方が受検され、一定の評価をいただき、全国の
JA に普及しつつあります。
当検定は、日常業務の中で農業や食に関する基礎知識が求めら
れる JA の若手職員にとって、知識を深めるまたとない機会となるこ
とと思います。皆様の JA におかれましても「日本農業検定」の導
入をぜひご検討ください。
今回は 2 級の練習問題として主な作物の栽培例より、葉菜類アブ
ラナ科のコマツナの栽培についての問題をご紹介します。
正解 ❷
No. 12
農業ボランティア
か
「 快 汗! 猫の手 援 農 隊 」 とは、
高齢化や担い手不足の農業・農村
に、 都 市 住 民がボランティアで中
間 作 業や植 付 け、 収 穫、 片 付 け
11
などを支援する取り組みです 。
年 間 続いている長 野
15
年 新 潟 県 南 魚 沼 市での
平成
「八色西瓜収穫隊の取り組み」 を
皮 切りに、
25
県 中 野 市の「 りんご援 農 隊( 摘
果・収 穫 )」 など、現 在 までに
未実施県
品 目の援 農 隊 を 実 施 し、
実施県
府県
実施県
約6500名の参 加 者が活 躍して
「快汗! 猫の手援農隊」
きました。
これ までに援 農 隊 を 実 施 し た
府 県 は 下 記の通 りで す( 日 本 地
図 )。 従 来 は 参 加 者の多い関 東・
関 西 近 郊での実 施 が 中 心でし た
が、 近 年 で は 山 形 県、 富 山 県、
愛 媛 県、 熊 本 県 などでも 援 農 隊
を 実 施 。 少 し ずつ活 動 範 囲 を 全
国に広 げており、 農 業ボランティ
ア を 通 じて 都 市 住 民 と 農 村・農
家との交流に取り組んでいます 。
農業ボランティア
50
「快汗! 猫の手援農隊」の
取り組みについて
〜 緑をつなぎ、笑顔をつなぎ、未来へつなぐ。〜
農についての知識を深めよう
「日本農業検定」2級に挑戦!
●配点や時間配分について意識付けができました。初めてのテ
ストですが頑張ります。
●短時間で集中した内容でしたが、ていねいに教えていただき
対策やコツ等がわかりやすかった。
●合格のためには「戦略・作戦」があるのだとわかりました。
●旅程管理研修を受講し、
わかりやすかったので「間違いない、
安心できる」
と思い申し込んだ。
●少人数でじっくり学べた。
●自分の苦手な部分(勉強しなければならないポイント)
が判明
した。
●独学では絶対にわからない「 国際航空運賃 」が得意科目に
なった。
●短期間でこのような研修をしているところは他にはないから。
受講料/27,000円(3日間)、21,000円(2日間)、15,000円(1日間)
【平成29年度】総合旅行業務取扱管理者国家試験対策講座
【海外1(2日間)コース】東京にて開催予定
内容/出入国法令、出入国実務、海外旅行実務
東京会場 日程/平成29年3月4日(土)~5日(日)
受講料/23,000円
詳しくは 全国農協観光協会
検索
阿蘇甘藷援農隊(熊本県西原村)
4
〜 本 会 が 取 り 組 む 産 学 連 携の事 例 を ご 紹 介 し ま す 〜
ば や し
(パンフレット内容の策定)
て
● 広報活動の立案・実施(運営)
た
●ワークショップの実施
ら
たなレシピ集のみならず、旬の農 産 物が一
[成果物]ぽんぽこPRレシピ集
う
広 報 活 動の主 な 目 的は、農 産 物 直 売 所
「ぽんぽこ」の売り 上 げ 拡 大 を 通じて、生
ントや食 育ソムリエの資 格 取 得 を 推 進 する
●トータルコーディネ ート内 容
お
産 者の所 得 向 上 をめざ すことです 。 本 会
「ぽんぽこ」の特 徴や取り 組みなどを 掲 載
ものが多い一方、女 性 会からは難しい調 理
レシピが完成するまで
JA邑楽館林女性会と食糧学院の産学連携の
取り組みをトータルコーディネートしています
はその新 た な 取 り 組 みとして、 食 を 学 ぶ
する予 定です 。
昨 年 度 よ り 本 会 は 、群 馬 県・邑 楽 館 林 都 市 農 村 交 流 協 議 会( 事 務
局 : JA 邑 楽 館 林 )と 連 携 し なが ら 都 市 農 村 交 流 事 業 に 関 す る 受
入 体 制 整 備 に 取 り 組 ん で き まし た 。さ ら に 今 年 度 は 、邑 楽 館 林 都 市
農 村 交 流 協 議 会 のみ な ら ず JA邑 楽 館 林 女 性 会( 以 下 、女 性 会 )と
学 校 法 人 食 糧 学 院( 以 下 、食 糧 学 院 )にご 協 力いた だ き 、JA邑 楽 館
林 農 産 物 直 売 所「 ぽんぽこ 」の 広 報 活 動 を 実 施し ていま す 。
学 生の視 点 を 参 考にして、 新 た な 食 材の
パンフレットの対 象 者 は 直 売 所で買い物
を する主 婦 層 とし、① 親 子で料 理 を した
器 具 を 使わず、手 軽に食べやすいものにな
実習後再度グループワークにて協議し、
レシピが完
成します。
レシピ名:栄養満点! ゆず味噌風味の白
菜こうやドーム
❶ グループワークにて協議し、レシピを練り上げます。
目でわかる出 荷カレンダー、さ らにはイベ
楽しみ方 を 提 案した『ぽんぽこPRレシピ
食 糧 学 院の 学 生 が 考 案 し たレシピは、
季 節ごとに 旬の食 材 を 使って 作 る もので、
く なるレシピ、 ② 野 菜 を 使ったスイーツレ
ました。
るよう な、 主 婦 目 線の意 見が多 く 挙がり
集』
(パンフレット)の制 作 を 提 案しました。
シピ、③ 邑 楽 館 林 地 域の特 産 品 を 使ったレ
どれ も 食 欲 を そ そる、 見 た 目 が 華やかな
シピの3つのテーマで料 理 を 紹 介 す ること
にしました。
味しい、今 までにないレシピなどが完 成し
こうして両 者の考 えや意 見から、作って
楽しい、見た目が華やか、そして食べて美
パンフレット 内 容 は 前 述 したテーマを も
とに、 学 生 が 中 心 と なって 考 案 。 女 性 会
づきや発 見があり、とても 楽しい」
案 を 学 生から受 けると、新たな 気
女 性 会 か らは、「 普 段 とは 違 う
視 点からアレンジされたレシピの提
つつあり ま す 。
学 生にとって、レシピ作 成 をメー
ルでや り 取 り す ることや、 共 同 調
理 実 習での女 性 会との連 携などは、
学 校では経 験できないことから「 就
❹
● 共同調理実習に
という 感 想 が あ り ま し た。 ま た、
共同調理実習を行い、試食会。
一緒に意見交換をします。
● 共同調理実習の実施(運営)
● 意見調整
関する打ち合わせ
●スケジュール調整
● 意見調整
若い人 た ち との交 流 も 新 鮮で、 自
3
学生が考えたレシピに対して、
事前に女性会から意見を伺います。
❸
❷
全国農協観光協会
邑楽館林地域の魅力ある農産物を取り上げ、
●スケジュール調整
分 が 学 生 時 代に 戻ったよ う な 感 覚
になるそ うです 。
女性会
共同調理実習
食糧学院
産 学コラボ研 究 会
の学生
JA邑 楽 館 林
職 後の仕 事 を す る 姿 が イメージで
きた」 という 感 想があり ました。
女 性 会 のメリット
と一緒 に 考 案 し た 地 元 農 産 物 を 使った 新
食 糧 学 院( 学 生 )のメリット